◆名前すら不明な没ポケモンの紹介◆

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中盤戦のページから引き続き、 名も無き没ポケモン紹介の終盤戦です。これらのポケモンが草むらから飛び出し、 トレーナーが出してくる…そんな様子をイメージしながらご覧ください。 違和感がバリバリすることでしょう…。



No.386
動画で紹介したコアラ的なポケモン。 普通のコアラに見えなくもないですが、耳が輪になっているので 現実世界のコアラとは少し違うようです。

後に「ネッコアラ」になったと思われる可愛いコアラちゃんだけど、 しがみついているこの枝を使って戦うとしたら意外とアグレッシブだったのかもしれません。 枝を「たたきつける」とか。枝を振り回して「あばれる」とか。可愛いコアラちゃん…?

No.387
動画でも紹介した最強ポケモンの一角です。 明らかに「かちかち山」がモチーフであり、とりあえず荷物を置いたらいいんじゃないかと 思ってしまうようなタヌキのデザインです。

ご存じの通り、実際のタヌキには尻尾にシマシマはないので、 きっとこのポケモンは「たぬきポケモン」ではなく、背負っている荷物が燃えているのもただの偶然なのでしょう。

ところでコメントで「火事場泥棒に似ている」と教えてもらいましたが確かにめっちゃ似てる。 頭身が低めなところ、なにかを背負っているところ、歩いているポーズ、「ほのお」に関係しているところ、 何もかもが似ています。

というわけで恐らくこのカチカチポケモンはトレーナーの「かじばどろぼう」に作り直されたのでしょう。 ポケモンになるのではなく、トレーナーに生まれ変わるという非常にレアなケースです。

No.392
動画でも紹介した、口がラッパっぽい形になっている鳥ポケモン。 「ケララッパ」に似ている、というコメントを頂きました。 こんな形の口だと地面に落ちたエサをついばむのも一苦労な気がしますが、 きっと水鳥で水中のエサをシュゴオオオオと水ごと吸い込むのでしょう。

それと「おかあさんといっしょの人形劇 「ブンブンたいむ」 に出てくる「ごじゃえもん」に似てますね」 とも教えてもらいました。

検索してみた。似すぎ…。392ちゃんの口も ラッパというよりは拡声器(メガホン)のようで、鳥としてのデザインも 南国にいそうな派手な模様で、白黒だから色は分からないけど多分カラフルっぽい。 もしかしたら開発者様の中にこの「ごじゃえもん」のイメージで ポケモンをデザインした、ということがあるのかもしれない…!情報ありがとうございます!!

ということはこの392ちゃんの名前は、メガホン、ごじゃえもん…メガえもん。多方面から怒られる。

No.393
動画では紹介していないポケモンですが、 どう見ても97年ベータ版金銀にいた「ボムシカー」ちゃんです。 ツラララシ(仮)と同じく、名前が判明しちゃってるタイプです。

サイトイチオシの没ポケモンであるボムシカーちゃんですが、 97年ベータ版金銀とは違うドット絵になっています。どちらが先なのか分からないんだが、 手足の先が黒いのは変わっていないしコンセプトもそのまんまのようです。 白黒で表示させることに特化しているのが赤緑時代だろうから、97年ベータ版よりも 前のドット絵なんじゃないかと思うけど、そこは全く不明です。

No.397
動画で紹介していない、カエル的なポケモンです。 ただの現実世界のカエルと同じデザインのキャラクターかと思いきや、 よく見ると鼻の上にトゲというか角みたいなのがあります。

ニョロトノの没デザインなのか、ニョロモ系列とは全く無関係なカエルポケモンなのか。 ニョロモ系列には角がないけど、進化したらつく予定だったのか、角がある別のおたまポケモンがいたのか…?

No.400
動画で紹介していない獣系のポケモン。 イカした髪形の…カバっぽいポケモンです。でも体の模様は「バク」っぽい。 カバなら後の「ヒポポタス」、バクならスリープに競り負けたのか、 あとはシルエットが少し「スカタンク」に似ているような気もします。

No.401
動画でも紹介した、衝撃の骨ポケモン。 ポケモンの骨はゲーム内にも登場するが、当然そのままでは戦うことはできずただのアイテムです。 その骨を復元してお肉をつけ、ポケモンとして復元することによって 仲間になるわけですが、このポケモンは骨のまま余裕で動けるようです。

目だけが光っている辺り、骨に何者かがとりついて動かしているのでは、というコメントも頂きました。 だとするとゴーストポケモン、骨なら誰でもよかったという可能性もあり、 骨によって違う姿にだってなれる…?うーん、フクザツになってしまいそう…。

他にも「デジモンのスカルグレイモンに似ている」というコメントももらいました。 もしこのポケモンが赤緑ではなく金銀の時代に 考えられたものだったとしたらデジモンとかぶる要素があってはならないので没になる、 という流れもあったのかもしれません。

No.402
動画では紹介してない、大きなお耳で手がなく 首元に宝石のようなものがある可愛い獣系のポケモン。 「星のカービィディスカバリーのエフィリンに似ている」という コメントを頂いたので調べてみました。

うわっ、似すぎ…?大きな耳、可愛い系のデザイン、 シルエットがそっくりです。402はモチーフはウサギか、耳が閉じると貝にも見えるだろうか… まだ自分は「エフィリン」についてはよく知らないのですが、 姿があまりに似ているのは見て分かります。

ポリゴン2同様に 偶然似ているだけだとは思いますが、お二人にそっくりで賞を贈呈します。えっ、いらないですか?そうですか…。

No.403
動画で紹介していない、昆虫的なポケモン。 こんなデザインの生き物は存在しないが、 ポケモンかと問われると…う〜ん…。ポケモンというより、「虫」だなあ…。

だからこそ没ポケモンなんだと思うが、とにかくたくさんのキャラクターを作ってそこから絞って 練って作り上げていっているんだなあ…としみじみしてしまうほど、虫。 少しスピアーに似てはいるんだが…なんか、腕にとまって血を吸いそうというか…弱そうというか…。

No.404
動画でも紹介した、一つ目の植物的なポケモン。 首の周りに葉があり、根っこは足のようになっている…みたいなデザインです。 いかにも「モンスター」な感じで、動画でも言ったけどサニー(キマワリ)に似ている気もします。

「目に見える部分は舌なのでは」というコメントもいくつかいただきました。確かにそういう風にも見えます。 そこが口だとすると、目と思われる部分に暗い色の1ドットがあるのでそこが目ということに。 急にめっちゃ可愛くなったな…。

No.405
動画で紹介してない、403の蚊ポケモンと 対になっていそうな虫的なポケモン。こちらの方が少しポケモン度がUPしているように感じます。 蚊ポケモンより鋭そうな羽、愛嬌ある目、だけど羽は一対しかなく足も4本しかないように見える…。

まあ、「こんちゅうポケモン」のコンパンすら、手足2本ずつと体が頭と腹しかないどころか 分かれてすらいないから、現実の昆虫の掟を当てはめるのは野暮です。 体の色からレディバやハッサム、アリっぽいところはアイアント、初期に登場する虫枠として アリアドス…辺りに少しずつ影響を与えたりしているのかもしれません。

No.406
動画で紹介した、頑丈そうな頭と尻尾を持つ恐竜的なポケモン。 後にズガイドスやラムパルドになったのでは、と思いましたがコメントで 「タツベイ」にも似ている、と教えてもらいました。硬そうな頭、という点ではそれもアリそう…!

しかしこのデザインとして、頭のそれは体の一部なのか?なんか後からかぶっているようにすら見えるんだが、 だとしたら「骨をかぶっている」というカラカラにポジションを譲った…ということもあったりするのだろうか。

ゲームに今も登場していたら「アイアンテール」とか「アクアテール」とか覚えそうで、 隠れ特性で「尻尾を使う技の威力・効果が上がる」みたいなのをもらって 「しっぽをふる」の効果が2倍になったりしないかななどと考えたけど夢を見過ぎです。

名前は…パキケファロサウルスから…ぱっ…ぱき……パッキィ…?!

No.407
動画で紹介した、チェリムとは似て非なるポケモン。 顔はトサキント似。チェリムのトサフォルムです。 名前は「サクラビス」が合いそう、とか「魚っぽい」というコメントも頂きましたが、確かに浮いているというよりかは 花びらもふっくらつやつやしているので水の中を泳いでいるようにも見えます。

現サクラビスが出てくる前、このチェリム:トサフォルムがサクラビスと呼ばれていた…なんてことは 大いにありそうです。姿から「ソーラービーム」も覚えるけど、「とくせい」は「すいすい」で 絶妙にかみ合わず使いにくいみたいなポジションになりそう。個人の想像です。

No.415
動画で紹介していない、恐竜系のポケモン。 尻尾に丸いのがついてるところがアンキロサウルスっぽいだろうか… さっきのパッキィも尾の先は丸かったが、まさか関係が…!?でもタッチが違いすぎるしな…。

金銀にこのまま出られそうな新しめの絵のタッチで、ガレーちゃんと対にもなれそうで、「なみのり」とかしてくれそうで 戦うこともできそうでポケモンらしい顔をしていますが、分かりやすいデザインになるにはあと一歩、という 感じだろうか…!?

No.416
動画で紹介してない、鳥系のポケモン。 しかし翼と足以外はどう見てもであり、アジみたいな魚に翼と足がついているようなデザインです。 海にすむけど空を飛ぶ、という意味ではハネエイに ポジションを譲ったといえるのだろうか…?

名前は…飛ぶ魚だから、フライ…フィッシュ…魚の形が「アジ」っぽいから… アジフライ……。

以上、名無し時代のポケ…あ、1匹忘れてた。あぶねえ。 最後を飾るポケモンとして残しておいたポケモンがいたんだった。 いまとなっては別に最後に残しておかなくてもアジフライちゃんがラストでも別に よかった気もするけど、せっかく残しておいたので満を持してご登場いただきましょう。

No.300
動画で紹介した、セレビィです。 そう…セレビィがなぜか名無し時代のポケモンの最初に位置している(No.300)のです。 金銀における幻のポケモンであるセレビィが、名無し時代の最初。 番号に意味はないと思うけど、それすらもよく分からないというのは 重要ポケモンが最初にいる、ということも原因の一つです。

赤緑ベータ版のポケモンとそっくりそのまま同じのものは一つもいないので、 ポケモンというものが作られる前、最初期の没ポケモンたちではないと思うんだが、 最初期じゃないと作られないんじゃないか?というようなデザインのポケモンも多いので (最強のポケモン(オバケちゃん)とか、「かじばどろぼう」になったと思しきタヌキちゃんとか)、 やっぱりこれはいつごろ没になった、と考えずにまるごと「分からない」とした方がよさそうです。

つまり、このココペリセレビィも99年ベータ版の時点では名前もないし もしかしたら幻のポケモン枠ですらなかったかもしれないし、 それも含めてすべては「分からない」。

というわけで、これで最初にみんなで復唱した言葉が活きてきましたね。 これらの名無し時代のポケモンたちを見て抱く感想は、 「こんなデザインのポケモンもいたんだ〜」のみにしておきましょう。

これらの没ポケモンたちも、いつかゲームに出られるときが来るのかも…しれない? 最強のポケモンも、いつか……。うーん…ないか……。

2022年8月17日


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