◆名前すら不明な没ポケモンの紹介◆

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前半戦のページに引き続き、 名前も分からない没ポケモンたちの紹介ページの中盤戦です。 めっちゃいるのでどんどん行きましょう。



No.331
中盤戦のはじめを飾りしは、最強のポケモン。 ポケモンなのか?なんか別のキャラクターではないのか?そう思いそうになりますが、 このオバケちゃんもまぎれもなくポケモンとしてデザインされた誇り高き存在なのです。

今の時代に見るとビックリデザインだが、初代ポケモンにゴーストタイプのポケモンとして 普通に出現したとしたら、受け入れられただろうか…いや、無理なような気が…。 姿、デザイン、人魂に可愛い目があること、全てにおいて謎が謎を呼ぶポケモンです。

No.344
動画でも紹介した巨大っぽい「ガレー」っぽいポケモン。 コメントで「頭のデザインがホウオウっぽい」とも教えてもらいました。 なのでこのガレーちゃんが金銀にもし登場するとしたら、頭のデザインは変えられていたかもしれません。

ラプラスと双璧を成す「のりものポケモン」となっていたかもしれない船のようなどっしりとした安定感。 世が世ならポケモンのアニメの「オレンジ諸島編」はガレーちゃんに乗ってサトシたちは旅をし、 エンディングテーマも「ガレーちゃんにのって」となり、ぬいぐるみはおろか プールで使う「浮き輪」のグッズにもなってウハウハな世界になっていたかもしれない…。

…ただ、実際にガレーちゃんを使って戦うとなるとあまりに船っぽさが勝っていて あんま動けなさそうなのはちょっと困るかも。この大きな体を生かした「のしかかり」すら 繰り出せなさそうです。「とっしん」や「すてみタックル」も無理そう。

いけっ!ハイドロポンプだ!そして激しく勢いよく上向きに噴射される水。 や、やっぱりポケモンにはもうちょい生物感が必要か…。

No.349
動画で紹介した神々しいポケモン。コメントで「シーサー」っぽいという 意見を頂きましたがまさにそんな感じ。「狛犬」にも似た、重要なポジションにいそうなポケモンです。 犬っぽい、風のように走るor風に乗って移動しそうなところから、 もしかしたら後の駆けまわりポケモンであるエン・ライ・スイの原型だったりするのかもしれません。

No.350
動画でも紹介した元祖ピカ亜種枠っぽいポケモン。 色が分からないのでタイプも分からないけど、黄色ければ「でんき」っぽくなるし 赤ければ「ほのお」っぽくなる、黒の模様がいい味を出しているデザインです。 コメントで「エレキッド」っぽい、とも言ってもらったので エレベビーの初期デザインという可能性もアリです。

No.351
動画では紹介していない、おめめパッチリのカワイイヘビのポケモン。 シンプルなデザインで、お腹の模様は少しガレーちゃんの背中の模様に似ているだろうか…? 頭にはインディアン的な羽があるイカしたデザインですが、ヘビのポケモンは アーボとアーボックがいるし、金銀ではノコッチが確定していたせいか没になってしまったのでした。

確かに進化したらアーボック的なデカいヘビになるだろうから、イメージ被りが起きそうか… きっとハブネークに生まれ変わったんだと信じたい…!

No.352
動画で紹介した「カカシ」+「鳥」っぽいポケモン。 カカシだから足が1本ってことなんだろうけど、それって鳥の足なのか…?? それともこれはホーホーみたいに「片足で立っている」だけであり、 足を入れ替えるところは素早すぎて誰も見たことがない、という設定なのかもしれません。

そしてその設定はホーホーに受け継がれ、このカカシちゃんは没に。なんていう経緯があったとかなかったとか。 人と共存しやすいモチーフな気もするけど、これだけでは登場できなかったか…。

No.353
動画で紹介したばかりかサムネイルにもさせてもらった、 個人的には「ポケモンらしいデザイン」と思える恐竜っぽいポケモンさん。 尾が鋭そうで、「きりさく」とか覚えそうです。化石ポケモンなのか、 怪獣系なのか…カッコいいけどゲームに登場するとしたらちょっとポジショニングが難しそう。

あとこういう鎌を持つポケモンってストライクやカブトプスが既にいるから、 それらのポケモンに競り負けたっていう可能性もなくはないのかもしれません。

No.354〜No.356
動画で紹介してない3段階進化ポケモン。どどーん。 これらのポケモンを見た時、 ものすごくやっぱりね と思いました。

一番左にいる小さなマンボウポケモンは、97年ベータ版に存在していたご存じ「マンボー1」ちゃん。 その時代はマンボー1はイカリに進化し、さらにグロテスに進化することになっていたわけだが 「なんでマンボウからサメに、そしてウナギになるのだろう」という違和感がバリバリしていました。

だが今回紹介しているこの名無し時代。マンボー1ちゃんの次にプリンのような大きな目を持つ マンボー1より大きなマンボウポケモンが存在していた。 さらに進化した姿と思しき角の生えた巨大なマンボウポケモンまでいる。

正確な作られた時期や没になった時期が分からない、と最初に言ってましたが これに限っては間違いないだろう。マンボー1は元はグロテスやイカリに進化するポケモンではなく、 マンボー2(仮)やマンボー3(仮)に進化するポケモンだった。 そしてグロテスはシラスちゃんから進化するポケモンだった。

…が、97年ベータ版ではそれらのポケモンが(半ば無理やり)関連付けられ、 元は全く別の進化系を持っていたマンボー1、イカリ、グロテスの3体が進化の関係となった。 ってことなんじゃないだろうか。

それを踏まえるとイカリのデザインも明らかに浮いているので、 イカリにも別で進化前や進化後が存在していたのかもしれません。

そしてマンボー1の頭のくるんとしたのは何なんだろうな、と思っていましたが マンボー2(仮)でその部分が角になり、マンボー3(仮)になると角はさらに大きく鋭くなっている。 成長前の器官だったからそんな形だったと分かって非常にスッキリです。

ところで、97年ベータ版攻略の「マンボー1」のページ「「マンボー1」が「マンボウ系のポケモンの1匹目」という仮の名前だとすれば大分納得できる」と 言ったが、もしかしたらその仮説は当たっていて、名無し時代からマンボー1はマンボー1だったりする…のか?

No.360
動画でも紹介したムササビ忍者ポケモン。 額の手裏剣は外せるのか、投げられるのか。背負っている剣は本当に鞘の中に刃があるのか、 その手の長さで剣が抜けるのか。ムササビ体型を生かして「ムササビの術」で飛ぶのか、 その剣重そうだけど浮けるのか。

いかにも初期も初期なポケモンっぽいデザインのムササビちゃん。 ネギを武器にするカモネギに競り負けたのかもしれないでござるな…。

No.364
動画でも紹介した衝撃のポケモン。 その姿はどう見てもヒノアラシ、だが背負いしものはどう見ても火ではない。 白黒のデータなので色は分からないが、赤や緑に塗ってみてもしっくり来ず、 青が一番デザイン的に合っていると思います。

名無し時代で数少ない「後に何というポケモンになったのか」が明確な没ポケモンです。 だから厳密にいうと没ポケモンじゃない気もするんだが、そこは御愛嬌。

明らかに元は「ヒノアラシ」として作られたポケモンではないことが 一目見て分かるデザインってのもスゴイです。仮に色は青で、仮に背負っているものがツララで、 仮に「こおり」タイプであるとしたらまず御三家ではないし、 金銀で「こおり」タイプのポケモンが出るとしたら「こおりのぬけみち」ぐらいで、 あんまり目立つポジションのポケモンではなかったはず。

それが、御三家の1体であったホノオグマが 一般ポケモンのヒメグマに作り直されているときに背中のツララを捨て去り、 「ほのお」を吹き出すという大胆イメチェンをすることにより 御三家ポジションに収まることに成功したヒノアラシ。

華々しいポケモン界も、水面下では厳しい生存競争があるということをを知ることができる 貴重な一体です。ところでコメントでたくさんの方から 「アローラサンドパンに似ている」と教えてもらいました。 このページを書いている時点ではアローラサンドパンを知らなかった。

検索してみたら、まあ似てること似てること…! このツララヒノアラシの構想をいつか使おうと思っていた開発者様がおられたのか、 サンドとサンドパンが「こおり」タイプになったのが偶然なのかは定かではないが、 もしも前者なのだとしたらこのある意味没になったツラララシ(仮)も長い時を経て復活を遂げたのかもしれません。

No.377
動画でも紹介した細長い獣系ポケモン。 胴や尻尾が長いところがオオタチっぽいのだろうかと思いきや後ろ足が見当たらない。 コメントでは「結界師に出てくる白尾に似てる」と教えてもらい、検索してみたら確かに似ている!!

さらに「管狐にも似ている」と教えてもらったので調べてみたら、そういう妖怪がいるらしい…。 「大神」にも出てきたらしい…実況プレイをしたのに全く覚えてないらしい…。 つまりこのポケモンはオオタチ的なものではなく、妖怪的なものでありゴーストタイプだったのかもしれない…?

No.378
動画でも紹介したコウノトリポケモン。 よく見ると頭も「お母さんの髪型」っぽいデザインに見えるので、 ガルーラと対を成す親子勢力ポケモンだったのかもしれません。 袋に入っている子供がちょっと目が怖いのが気になるが…。

No.380
動画では紹介していない、イカ的なポケモン。 両手がドリルっぽくなっており、頭もドリルっぽくなっています。 タコ的なポケモンとして金銀でオクタンが登場したので 同時期にイカ的なポケモンが作られようとしていたとしたらそれは自然です。

赤緑ベータ版にはイカ的なポケモンの存在が確認されているので、 もしかしたらオクタンよりも先に作られたポケモンなのかもしれません。 攻撃力高そうな頼もしいドリルを持っているが、「つのドリル」は覚えただろうか…? 手にあるのは「つの」ではない気がするが…??

No.382 & No.383
動画で紹介していない虫的なポケモン。 連番だし、頭のウサギの耳みたいなのがどちらにもあるので恐らく進化の関係にある2匹だと思います。

「いもむし」や「けむし」の形態は見つかりませんでしたが、その次と思われる「みのむし」と 羽化した姿、という感じ。ミノムシ状態で既に目は見えているしお耳(触角)があり、 羽化してもまだお腹にミノがちょっと残っているような気がします。

小さい両手足がちょっとアゲハントっぽいだろうか。黒い顔や体、というところはバタフリーっぽくもあります。 コクーンはもしかしたらチョウやガに 進化するポケモンだったかもしれないことが判明しているが、 コクーンの進化先候補の一つだったりするんだろうか…。



またまたここでいったん一区切り。 ポケモンのタッチで描かれているし、確かにポケモンなのだがポケモンではない感じがするのは やはり没ポケモン特有のものなのか、それとも没ポケモンだと思って見ているからなのか…?

中盤戦も終わり、いよいよ終盤戦のページに続くようです。

2022年8月16日


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