◆空気を読むピカチュウ◆

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ポケモンタワーの結界の小ネタの動画に、 Sasaraさんからこのような興味深いコメントをいただきました。

「GBピカチュウ版の些細な小ネタなんですが、 以下の条件でピカチュウが勝手に移動するのを確か見たことがあります。動画を拝見していたら懐かしくて思い出しました…

・おつきみやまで化石を選ぶ時にピカチュウを主人公の隣に配置。すると、トレーナー(りかけいのおとこ?)がピカチュウを吹っ飛ばして残った化石を取る。

・グレンジムのクイズマシーンで回答を間違えると、トレーナーとバトル発生。 その際にピカチュウをトレーナーの視線の前に配置していると、バトル発生前にピカチュウが移動してトレーナーを避ける。」


情報ありがとうございます!mjd。(←マジで。と読む)

今までピカチュウバージョンをプレイしていて、この現象が起きたこと…あったか!?なかったのではないだろうか…! 起こりそうだけど、起きたことがないと思う!これはやってみなければ。 ピカチュウバージョンをつけてみたら丁度「ふたごじま」にいたのでグレンタウンへ行ってみました。

グレンジムのクイズマシンは正解すれば扉が開いてトレーナーと戦わずに進める。 しかし不正解だった場合はクイズマシンの隣にいるトレーナーとのバトルになる。

だが初プレイ時は「クイズ」がどこで出されるのか全く分からず、 視線が合ってもバトルにならないトレーナーたち全員に話しかけてバトルして勝利し、 扉を開いて次の部屋へ進んでいったものです。

カツラ自身がクイズを出してくるわけでもないし、「熱血クイズおやじ」って、なにが?どこが??であった。 まあ今となってはカツラはシルフのチーフなんだけれども…。

…って、まあ今はその話ではなくピカチュウが移動する、という小ネタを実行してみる時。 ではグレンジムの最初のクイズに挑戦だ!

「かじばどろぼう」の左を通ってクイズに挑戦。 「ポケモン キャタピーが進化するとバタフリーになる?」 とのことですが、キャタピーは進化するとトランセルになるんだ! だからこれは間違い!「いいえ」を選択だぜ!!

だが無情にも不正解。しかも罵られた。 確かにキャタピーは2回進化するとバタフリーになる。 これは「キャタピーが進化するとゆくゆくはバタフリーになる?」 という意味だったのか!しまった!!

すると「かじばどろぼう」が1歩左に移動して 主人公に話しかけに来てバトルになるわけですが、 主人公と「かじばどろぼう」の間にはピカチュウがいます。

「かじばどろぼう」が迂回する…のではなく、 ピカチュウが空気を読んで移動。下に1マス、左に1マス動いてから、 いつも通り「かじばどろぼう」が1歩左に向かってきます。

ピカチュウバージョンではまさかのそんな演出があったとは…!!

トレーナーが下からやってくるパターンでは、 トレーナーはこの位置関係ならば上に2歩移動すれば主人公に話しかけられます。

しかしピカチュウはトレーナーが歩きたいと思っている方向を察知。 そそくさと右に1歩、上に1歩移動してトレーナーの邪魔にならないように動いてくれるのです。 そもそも邪魔にすらなっていないというのに、なんて良い子なのでしょう!!

次にところ変わって「オツキミやま」。 でっかいカセキが二つ、道をふさいでいます。 ロケット団もハナダ側から来れば即発見できただろうに、惜しいことです。

というわけで「りかけいのおとこ」がカセキを独り占めしようとしているので、 主人公はバトルで分からせます。

発見者としての権利を譲ってくれる心優しい「りかけいのおとこ」。 カセキを1個ずつ分けることになりました。さて、どっちにしましょう。

右にある「かいのカセキ」にしようかな。 1歩上に移動し、「かいのカセキ」を選んで「はい」を選ぶと…。

「りかけいのおとこ」が1歩上へ移動し、 「それじゃ、これはぼくのものだ!」と言って「こうらのカセキ」を手に入れます。 これが本来のイベントの動きといえるでしょう。

だが…ここで悩みに悩み、カセキの前でついついうろうろしてしまいました。 「こうらのカセキ」にしようか…いや、やっぱり「かいのカセキ」にしよう!決めたぞ!!

というわけで「こうらのカセキ」の前から右に移動し、 「かいのカセキ」を手に入れた場合、「こうらのカセキ」の前にピカチュウが立つことになります。 通常ならば「りかけいのおとこ」が上に1歩動いて「こうらのカセキ」を手に入れるところだが…。

なんとピカチュウがボーンと吹っ飛んだ。 「かいのカセキ」があったマスへピカチュウが移動し…。

そして「それじゃ、これはぼくのものだ!」って、 ピカチュウを吹っ飛ばしておいてノーコメントか!! おおピカチュウ、怖かったね…!酷いことをする人もいるもんだね…!!

では逆に「こうらのカセキ」を主人公が取り、「りかけいのおとこ」が「かいのカセキ」を取る場合はどうだろう。 「かいのカセキ」の前にピカチュウを置き、「こうらのカセキ」を下から取ると…。

「りかけいのおとこ」が歩き出すに ピカチュウがボーン。 「こうらのカセキ」があったマスへ、ピカチュウが吹っ飛んでから「りかけいのおとこ」が右へ1マス、 上へ1マス動いて「かいのカセキ」を取りました。

ピカチュウがボーンしたとき、「りかけいのおとこ」はピカチュウと隣接していない。 ということはピカチュウは「りかけいのおとこ」に吹っ飛ばされたのではなく、 素早く空気を読んで自ら飛び退いたのだろうか…!?

ピカチュウ版のピカチュウ、なんと空気の読める良い子なのでしょう。 これはますますピカチュウを大事にしてあげるしかありませんね。



そして恒例の蛇足。

壁抜けアイテムを使って、カセキを二つとも取ってみました。 独り占めはダメだぞ!と言われた気がするけど気のせいです。二つともぼくのだ〜。いえーい。

と、思ったら二つのカセキを取って「りかけいのおとこ」が歩き出す床に乗ると、 「りかけいのおとこ」が上へ歩き出し…。

「それじゃ、これはぼくのものだ!」とピカチュウをGET。 いかーん!!すんませんでした!ホントすんませんでした!調子乗ってました!!カセキは1個ずつですよねえ!!

「ぼくのものだ!」と言われてもピカチュウがフィールド上から消えたり、 ましてや「りかけいのおとこ」にピカチュウを奪われるなんてことはないので安心しよう。

ちなみに、「りかけいのおとこ」が「今から歩く先にピカチュウがいるか」を 判断してピカチュウが移動しているのかと思いきや。

壁抜けアイテムを使ってピカチュウと少し距離を置いて、 そして通常プレイでも無理のない位置からカセキをGET。この場合、左のカセキの前に ピカチュウがいるのでピカチュウはどのような動きをするのか?

と思ったら「りかけいのおとこ」がピカチュウの上をのしのし。 なんと、ピカチュウがそこにいるかどうかは関係なく主人公が立っている位置で ピカチュウ移動イベントが起こるかが決まるようでピカチュウと離れていたらピカチュウが踏まれてしまいました。

おおよしよし、可哀想に…。

トレーナーの動線をいち早く察して邪魔にならないように 道をあけるという気遣いができる良い子のピカチュウ。困らせたり、奪われたり、踏まれたりしないためにも 壁抜けアイテムなんて使ってピカチュウから1マスでも離れることがないように気をつけましょう。

2023年03月17日


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