「シルフのチーフ」について、あちこちのページでしゃべっているのにまとめたページがありません。 だからちゃんと調べようかなと思ったんだけど・・・別のことが気になり、それを調べてしまったのだ・・・。 ポケモンの検証ではよくあることです。でもシルフのチーフの話も なくはないです。 ポケモンバトルの後にもらえる賞金ってどうやって額を決めているんだろう?と思いました。 ジムリーダーや四天王、あと大人系のトレーナーは高い気がする。 逆に「むしとりのしょうねん」や「かいパンやろう」はすごく少ない。 出してくるポケモンのなにかの合計値が関係していたらややこしくなるので、 まずは手持ちポケモンが1匹だけのトレーナーと戦って計算してみることにしました。 マサラタウンの下辺りを泳いでいたら、ポケモン1匹しか持っていない「かいパンやろう」を発見。 賞金もポケモンもどこに持っているのか?帽子の中か、水中眼鏡の中か・・・。・・・・・・深く考えないでおこう。 彼の手持ちポケモンは、レベル37のスターミーでした。 もらった賞金は「185円」。しけてやがるぜ・・・。 これはまた別の人。比較のために3匹持っているトレーナーにしました。 ニョロゾ、メノクラゲ、シードラの3匹を出してきました。 3匹ともレベル32でした。そして賞金は160円。あれ、さっきより安い。 レベル37のスターミーだと185円。レベル32のニョロゾ、メノクラゲ、シードラだと160円。 いっぱいポケモンを倒した方が賞金が高いのかと思っていたんですが、どうやら違うようです。 他にも何人か、かいパンやろうと戦ってみました。 レベル31のシェルダー、レベル31のパルシェンという2匹を倒したところ、賞金は155円。やっすい。 ヒトデマン、ドククラゲなど5匹のレベル27のポケモンを倒したところ、賞金は135円。どんどん安くなる。 これらのポケモンのレベルで賞金を割ってみたところ・・・。 185÷37=5 160÷32=5 155÷31=5 135÷27=5 という、全部「5」という数字が出ました。 つまり逆に考えると、出してきたポケモンのレベル×5=かいパンやろうの賞金 となります。 で、何匹出してきたかは賞金に関係はなく(調べてビックリ)、レベルだけが関係します。 一般トレーナーの方々はみんな持っているポケモンのレベルは1匹目もラストも同じなので 星のカービィのスコア計算のときのように無理やり公式を書くと・・・。 ポケモンのレベル × トレーナーのお金持ちレベル となります。 なんのことはない、至極単純な計算でした。 そしてみんなと必死こいて戦いに行きやっと全種類のトレーナーのお金持ちレベルを調べました。
「かいパンやろう」は単独で金持ちレベルが最低でした。 「むしとりのしょうねん」と「サイキッカー」が同じだというのにも驚き。 金持ちレベルが上がるに連れて大人が増えていきますが、最高レベルが火事場泥棒って・・・。 どうしてそんなに金を持っているかは言わずもがなである・・・。 例えばこのレベル34のヒトカゲとリザードを出してくる「かじばどろぼう」。 賞金は3060円でしたが、公式に当てはめて計算すると 34(ポケモンのレベル)×90(お金持ちレベル)=3060となります。 ・・・しかし、これは一般のトレーナーの方々の話です。 ボス的なトレーナーの方々、つまりジムリーダーと四天王、そしてライバルは違うのです。 カスミが出してくるポケモンは2匹。 ご存知ヒトデマンとスターミーですが、2匹のレベルが違います。 ヒトデマンはレベル18、スターミーはレベル21です。 んで、賞金の2079円をヒトデマンのレベルの18で割ると115。スターミーのレベルの21で割ると99でした。 マチスが出してくるポケモンは3匹。 ビリリダマLv21、ピカチュウLv18、ライチュウLv24。賞金は2376円でした。 賞金をそれぞれのレベルで割ると、ビリリダマは113、ピカチュウは132、ライチュウは99。 他のジムリーダーでも計算してみた結果、やっと分かりました。 ついでに四天王も同じでした。ラスボスのライバルも同じでした。 切り札ポケモンのレベル × 99 という計算で賞金が決まっているようです。 (最後に倒したポケモンではなく、順番的に最後の手持ちのポケモンのレベルです) ライバル最終戦ではフシギバナ、リザードン、カメックスの3匹のどれかが切り札ですが、 どのパターンでもレベル65と決まっているので、賞金は65×99=6435円となります。 ・・・さらに、もう一つ例外が。ライバルはストーリー上、何度か戦うことになります。 ポケモンを選んだ直後、ハナダシティ、ポケモンタワー、シルフカンパニーなどなど。 服装が違ってライバルも3段階の形態を持つわけですがそれぞれの形態でお金持ちレベルが違います。 序盤の服装のライバルだとお金持ちレベルは35。「やまおとこ」や「つりびと」と同じです。 中盤の服装だとお金持ちレベルは65。さっきの表に当てはまらない、独自の数値です。終盤はジムリーダーと同じで99です。 切り札ポケモンのレベル×99がジムリーダーの賞金でしたが、 一般トレーナーの賞金の式に当てはめるとすると、つまりはジムリーダーたちのお金持ちレベルが「99」いうことになります。 さらに、一般トレーナーは手持ちのレベルがみんな同じですが、 それならば「最後に出すポケモンのレベル」で計算しても同じということです。 というわけで、一般トレーナーもジムリーダーもみんな含めた賞金の計算式は、 切り札ポケモンのレベル × お金持ちレベル としてOKだと思います。 で、そのお金持ちレベルをちゃんと表にしてみると。
こんな感じ。人数にばらつきがあるから見栄えが悪い。がんばったのに。 新しいポケモンではどういう計算になっているか分からないけど、 初代における賞金の計算方法はコレで合っていると思います。 さて、ここでかなり前にした話が戻ってきます。そう、それは輝く「シルフのチーフ」。 元はシルフのチーフについて調べているときに賞金の計算方法の検証に行ってしまったのです。 なんと、没トレーナーであるシルフのチーフにもちゃんとお金持ちレベルが設定されています。 そのお金持ちレベルは30です。 「はぐれけんきゅういん」は50です。なんとチーフなのに敗北しています。 まあ「はぐれけんきゅういん」はシルフカンパニー以外にもいるんですが、シルフのチーフを上司と仰ぐ人物もいたことでしょう。 それなのに、チーフは経済力で敗北していたのです・・・。 この辺りになんか、シルフカンパニーで裏切った社員が続出した企業のヤミが垣間見えます。 ロケット団の方が研究を自由にさせてくれる、ポナヤツングスカ支店に飛ばされた恨みなどなど・・・。 そして彼ら研究員の頂点にいる「シルフのチーフ」は安月給。 ・・・確かに、暴動が起こるのも頷けるのかもしれません。シルフカンパニー、ブラック企業疑惑です。 シルフカンパニー内にいるロケット団とお金持ちレベルが同じってところも、 チーフの安月給設定はわざとなのでは・・・という気がします。 さて最後に もひとつおまけ。 没トレーナーには「シルフのチーフ」のほかにもう一人「オーキドせんせい」というのもいます。 「オーキドせんせい」のお金持ちレベルは、安心と信頼の99です。 やはり一般トレーナーとは違う、ボス的な存在で出るかもしれないトレーナーだったのだろう・・・。 以上、トレーナーの賞金の計算方法とシルフのチーフのお給料事情でした。 チーフ、社長に昇給の相談に行ったらどうですかね・・・。 |