「バグアイテム」と呼んでいるもののバグ名称ではなくちゃんとした名前のアイテムは、 本来ゲームをやっていても出てこないアイテム名つまり「没データ」です。 さらにそのアイテムを使って効果があるものは「没アイテム」です。 ポケモン攻略ページではこれらのバグアイテム、没アイテムもごく普通に使って攻略をしますが、 没データ紹介のページのためにもこのページで没アイテムをまとめて説明をします。データ番号順にご紹介。 ◆?????(07) ?????の検証ページで詳しく解説している、「なみのり」ができるアイテムです。 元はポケモンに乗って移動するわけではなかったのか、 これがあることによってポケモンに乗れるようになるという 免許的なアイテムだったのか・・・? ◆サファリボール(08) 厳密に言うと没アイテムではありませんが、アイテム欄には本来入らないアイテムです。 サファリゾーンのルールが決まる前は、アイテム欄にボールを入れる予定だったのかもしれません。 スーパーボールと同じ性能のボールとして使えますが、複数個持っていても個数表示がありません。 ◆ポケモンずかん(09) これも厳密には没アイテムではなくメニュー画面に表示されることになったアイテムではありますが、 戦闘中にも使えてさらに1ターン消費するアイテムです。 初代には戦闘中にそのポケモンを捕まえたかが分かるマークがないので、使えると便利かも・・・。 ◆グレーバッジ(15)、◆ブルーバッジ(16) グレーバッジは「○○は エサを なげた!」、ブルーバッジは「○○は いしを なげた!」という サファリゾーンのときと同じ表示が出て、BGMが変わるアイテム。 戦闘中ならば確かちゃんと相手のポケモンの「捕まえやすさ」の値が変化していたと思います。 (ただし、捕獲してしまうとポケモン固有の数値に戻るので戦闘中だけの効果) バッジを本来はアイテム欄に入れていく予定だったのか、 バッジおじさんの説明のメニューの1項目が表示されているのかもしれませんが、効果があるのがナゾです。
そのほかのリーグバッジの項目もアイテム欄に入りますが、使えず売れずの無意味なアイテムです。 ◆?????(2C) なみのりアイテムと同じ名前だが使えず売れずの無意味アイテム。 何か効果を設定する予定だったのか・・・? ◆ポイントアップ(32) なぜか「ポイントアップ」という名前なのに使えない無意味アイテム。 「ポイントマックス」の効果のアイテムの予定・・・なんてワケはないよな・・・。 ◆コイン(3B) 説明書では一項目のアイテムとして紹介されているアイテム。 1つ5円で売れるのでゲーム内の本来の値段と同じだが、元はコインケースというアイテムはなく、 コインを買ったらアイテム欄にコインが増える予定だったのか・・・?99枚ずつしか持てないが・・・。
各施設のエレベータの項目もアイテム欄に入りますが、使ってもほとんどフリーズするだけ。 「ちか4かい」と「ちか2かい」「ちか1かい」はロケット団アジトの項目だがやけに離れているので、 もしかして「ちか4かい」は後から足された・・・?などと邪推をしてしまいます。
「バッジ」ではなく謎の「バッヂ」系のアイテムたち。 使ってもほとんどがフリーズするだけで効果は設定されていませんが、 明らかに全て「設定されている」名前です。 でんき、みず、ゴースト、ひこう、こおり、ノーマル、くさ、ほのおタイプに それぞれ対応しそうな名前ですが、元はジムリーダーはそのタイプのポケモンを 使ってくる予定だったのか?そもそもリーグバッジの概念はあったのか・・・? 海外版ではこれらのバッヂに対応する名前はありません。出してもバグ名称です。 非常に役立つ効果のバッジもありますがそれは恐らく偶然そうなっただけなので、 どうしてこんな名前のアイテムを作ってデータとして入れたのかは全くの謎です。 ◆ゴールドバッヂ(6A) リーグバッジは8つで、バッヂアイテムも8つありましたが9つ目のゴールドバッジと名前がかぶっている、 謎のバッヂ系アイテム「ゴールドバッヂ」。はみ出ているし名前かぶりしているし本当に謎の存在です。 他のバッヂ系アイテムは使ってもフリーズするものが多いですが、このゴールドバッヂだけは 店の効果が出たりポケモンセンターの効果になったりと挙動が安定していることもあります。 偶然なのかデバッグ用に効果を変えられたのか、便利だけど謎多き没アイテムです。 ◆たまご(6B)、◆ひよこ(6C) MOTHER2には「うみたてたまご」を持っているとやがて「ヒヨコ」になり、 さらに「にわとり」になったら売ることができるという小ネタがありました。 そのアイテムに名前が似ているような気もするが、「にわとり」はありません。 「ひよこ」がなければ、ポケモンのタマゴという構想がこの頃からあったのか?と思えるんだが・・・。 ◆ブロンズ(6D)、◆シルバー(6E)、◆ゴールド(6F) アイテム名だけで何も設定されていません。銅、銀、金の順番に並んでいるが何に使う予定だったのか・・・? 「ブロンズ○○」のように功績によって授けられる嬉しいアイテムを作るつもりだったんだろうか・・・。 ◆プチキャプテン(70)、◆キャプテン(71) ブロンズ〜ゴールドのように、低い⇒高いのグレード順に並んでいるが、アイテム名だけで効果はない。 アイテムというより称号っぽいし、これも功績によってプチキャプテンからキャプテンになれたのか? ◆プチマスター(72)、◆マスター(73) ゲーム内に「ポケモンマスター」という言葉は出て来ずアニメ独自設定だが、 それはこの「プチマスター⇒マスター」という称号の変化が由来しているんだろうか・・・? マスター、キャプテンというのはどうもアイテム名というより項目名、 もしくは得られる称号っぽいんだが、どれぐらい決まってからアイテム名を入れたのか気になります。 ◆わざマシン51 〜 ◆わざマシン54(FB〜FE) 「いあいぎり」〜「かいりき」の秘伝技が入っているわざマシン。 「フラッシュ」が入った「わざマシン55」も存在しますが、 番号がFFなのでアイテム名は「やめる」になります。 元は「ひでんマシン」はなかったのか?と思いそうになりますが、 「わざマシン」より「ひでんマシン」の方が先に入っています。 (バグアイテムの欄に後から入れた可能性もなくはないのか・・・?) ◆2021年8月15日追記⇒このような見解を頂きました。 「没アイテムのたまご〜マスターですが、主人公がこの姿だった頃の名残かもしれません。 この頃は図鑑評価が無くて、代わりに捕まえた数で称号がグレードアップしていく感じですかね? たまごは「弁護士のたまご」ひよこは「ヒヨッコ」的なニュアンスだと思います。」 なるほど!「たまご」や「ひよこ」もそのものズバリのものと捉えなければ称号っぽい! ましてや97年ベータ版金銀には「ひよっこ」というトレーナーもいるし、 世界観的にもそのネーミングは大いにありそうです。 …だとすると、もしかしたら「たまご」、「ひよこ」だけでなくその次の「ブロンズ」、「シルバー」、 「ゴールド」も称号だったりするんだろうか…?「たまご」から「マスター」…もしかしたらその次の 「エクセレント」も、プレイヤーに与えられる称号なのかもしれない…!? アイテムとして「かいじゅうずかん」が開発初期から存在していたことから、ポケモン図鑑の 埋まり具合によって称号が得られたというのは割と有力な説だと思う…。 その称号が表示されるのはひょっとしたらこういう セーブデータが表示される場面かも。「ポケモンずかん」の項目に「マスター」などが 書かれていたとしたら自然です。 もしかしたらもしかしたら、「ブロンズランク」とか「マスターランク」とか、 そういう表記になるはずだったのかも…? でもまだ「キャプテン」と「ゴールド」ならどっちが上っぽいかなど、その単語や順番で確定しているという感じではない気もします。 そしてポケモンが151匹ということが知れ渡っている今、ポケモン図鑑が何匹なのかを明確にセーブ画面に表記した方が 分かりやすいという気もします。 「ひよこ」と「たまご」がアイテムだと思い込んでいたせいで、じゃあ「たまご」が先じゃないのはどうしてだろうなどと考えていましたが まさかの称号だという見解を頂いたことで「ブロンズ」や「シルバー」の謎も割と解けたのだった…情報ありがとうございました!! ―追記部分終了。 赤緑青ピカ版で全て同じ名前になる没アイテムは以上です。 そのほか、「トレードセンター」、「おわり」、「どうぐ」、などの選択肢がアイテムとして表示されたり、 ソフトによって変わる「レッド」、「グリーン」などの主人公の名前の選択肢もアイテム名になります。 デフォルト名についてのページでも紹介した「やまぐち」や「いしはら」などの主人公の隠しデフォルト名、 かつてポケモン青のバグ遊びで紹介していた「パパ」という謎のアイテム名、 「ざんねんながら」、「つうしんじゅんびちゅう!」、「のなまえは?」などのメッセージ系など、 75〜C3のバグ名称のアイテム群はさまざまな名前になることがあります。 名前は設定されているのに効果は設定されていないアイテムたちはどういう効果がつく予定だったのか、 どこで使われる予定だったのかが気になるところです。 いつもはバグらせて出して遊んでいるが、このゲームって没アイテムがめっちゃあるな・・・。 |