◆没になったポケッチアプリと旧名称◆
このページを書いた時点ではまだダイパを自力クリアしていないという… なので「思い出」的なエピソードはあんまりないけど、攻略ページなので「資料」的な感じでご覧下さい。



とっても便利な「ポケモンウォッチ」略して「ポケッチ」。「ポケっち」ではありません。なんか別のものっぽくなってしまうからです。 下画面をタッチすれば次々にアプリが切り替わり、時計にも電卓にもなる素晴らしき腕時計。現実にあったらほしいですね!!

そのポケッチアプリには内部コードという意味ではなくちゃんとアプリのナンバーがついており、 例えば1,2,4,5と入手していたら3が抜けてるんだ!どこで入手するんだろう!という風にワクワクできます。

…で、開発中の資料をホケーと見ていたら、ポケッチアプリの名称もやはり技などと同じく 途中で変わったものがあることがわかりました。さらに、没になったものまで。どんなアプリがさらに登場する予定だったのか…!?

まず、ナンバー02は「電卓」ですが開発中の02は「ストップウォッチ」だったようです。 なぜ没になってしまったのか。乱数調整では現実のストップウォッチが大活躍するわけだが、 通常プレイ中にストップウォッチを使われたら何かマズイことでもあったんだろうか? それとも何かのイベントで配布するために取っておいた?いや、でもそれならストップウォッチじゃなくて他のが選ばれそう…? (「ストップウォッチ」というポケッチアプリは、実際のダイパのゲームのデータ内に ちゃんと使える形で残っているらしい…が、このページは「没データ紹介」ではないので触れないでおきます)

お次はナンバー12…というか「本来ポケッチアプリのナンバー12になるはずだった」という意味ではなく、 ややこしくて申し訳ありませんがこれば「データの並び的に12番目」という方の意味です。 12番目は「かんたんマップ」というもの。

タウンマップのようなカラーで広く詳しく表示されるのではなく、 ポケッチの画面に初代ゲームボーイのような色で表示されるマップだったのでしょう。 「かんたん」というところは、どういう意味だろう。簡略化されているということだろうか? 「マーキングマップ」に統一されたのかもしれません。

お次はナンバー13、「メニューボタン」という名前のアプリ。 ハートゴールドでは下画面に常に「ずかん」や「ポケモン」などのメニューが表示されているものだが、 そういったメニューがポケッチの画面に表示されていたということなんだろうか。だとしたら常に「メニューボタン」にしそうだが…。

その次はナンバー14、「たいせつなものボタン」という名称。 恐らく「べんりボタン」に登録しているアイテムをセレクトボタンではなくポケッチをタッチすることによって使える、 さらにその登録されているアイテムの画像が表示されている、みたいな感じだったんだろうと思います。

もしも複数登録できて、例えばポケッチの画面が4分割なんてされていてそれぞれをタッチして使えたりなんてしたら…便利です。 ハートゴールドでは「べんりボタン」に登録してあるものと、常に下画面に表示されてワンタッチで使えるアイテムの 二つが登録できるので、ある意味後に似たような機能が実装されたといえたりして…。

その次はナンバー26、「ラジオ」という名のアプリ。 金銀ではポケギアで聴けたラジオですが、ダイヤモンドパールでもラジオの機能が実装される予定だったのか…! 大量発生の情報が、ポケッチで聞けるはずだったのかもしれない…。

ナンバー28は「おべんきょうボタン」という名のアプリ。 なんだろう…ポケモンというゲームの基礎を学べる、「おしえテレビ」のようなアプリだったんだろうか。 そこのお前!オレンの実に含まれるビタミンCは、オレンの実1個分だぜ!!

今回見つけられた没になったポケッチアプリの名前は以上。 ですが、名称が変更になっていたものもいくつかあったのでそれもご紹介。

まず、「メモようし」は「メモちょう」 という名前だったようです。まあ、そりゃそうだよなという気はします。 「メモ帳」だと複数枚ある感じだけど、画面にあるのは1枚のメモ用紙というイメージだろうか。

お次は「そだてやチェッカー」。元は「そだてやカメラ」 という名前だったようです。育て屋さんにカメラが設置されていて、それの映像をポケッチに送っている という設定だったのか…!?

その次は「きのみチェッカー」。また「チェッカー」がつくアプリですが、 こっちは「きのみサーチャー」という名前でした。 木の実がなっている場所をチェックできるのは確かだが、木の実がなっている場所をサーチする、ということになったのか… 英語のニュアンス難しい…。

お次はほぼ同じなんだけど一応。「マーキングマップ」は「マップマーキング」 という名前だったようです。マーキングができるマップか、マップにマーキングができるアプリか。 どっちでも同じ気がしますが、開発中にその単語が逆になったようです。

そして最後に。イベントで配布されていたけど今は入手不可なので実質没データといえるアプリ、 「あいしょうチェッカー」。なんと元は「ラブテスター」 という名前だったようです…どこかで聞いたような名前です。

…そう、「ラブテスター」とは天下の任天堂が 発売した、いわゆる「二人の愛情を数値化する機械」のオモチャの商品名である。後に色んなゲームに登場しているらしい。

ウィキペディア様によると愛情度は「センサーを握る手のひらの温度上昇や発汗による電気抵抗の変化の度合いを表したもの」らしいが、 筆者は非常に体温が高くいつも手が温かいため誰とでもラッブラブな結果が出そうである。 好きになりたてだとドキドキしたり温度が上昇したりしそうだが、強い愛情で結ばれた二人は 手なんてしょっちゅう握っており今更それだけで心拍数は上昇しないわ、という場合もあるんじゃないだろうか。 なぜラブテスターについて語っているのか。ここはポケモンの攻略ページである。

まあとにかく開発中の「あいしょうチェッカー」の名前が「ラブテスター」だったということは確かです。 そこにNintendo要素を入れたということだったのでしょう…しかしその名称は残念ながら没となり、 代わりにポケモンの相性をチェックできるアプリとして分かりやすい名前になったのかもしれません。

またごちゃっとしてしまったので作ったまとめの表です。


ゲームのデータ内には「ストップウォッチ」の他にもう一つ「アラーム」という没アプリがあるそうですが、 没になった名称としては「アラーム」という文字列は発見できませんでした。 そしてストップウォッチと同じく没データ紹介ではないので 自分でそのアプリを出して検証、ということはしていません。

もしかしたら没になった「ラジオ」などのアプリの位置に後に「アラーム」が入った、 初期にはそれがなかった、そしてアラームも結局没になった、という流れだったのかも…と思ったら、 また別のポケッチアプリの機能別の資料を見たらまた違う名称のアプリがあったので今度は内部番号順に表にしました。

順番はこんな感じでした。空欄はいわゆる「けつばん」で、49個まで ポケッチアプリの領域が確保されていましたが使われているのはほとんどが前半です。

青は没になったアプリ、黄色は実際のアプリと名前が変わったもの。 こちらの資料では、没アプリ「アラーム」は「アラーム時計」という名前で存在していました…が、 「きのみチェッカー」や「ポケモンヒストリー」、「マーキングマップ」などいくつかのアプリがありません。

それらのアプリはこの表の空欄の番号のところに入ったのかもしれません。 「トレーナーランチャー」というアプリが 初めて見る単語で、他に対応するのが今のところなさそうなのでそれも没アプリなんだと思います。



以上、「没になったポケッチアプリ」と「開発途中で名称が変更になったポケッチアプリ」の話でした。 後のハートゴールドに要素として受け継がれているっぽいのが垣間見えたのでした。 「メニューボタン」はほしかったかもしれん…。

2020年8月22日


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