◆金バージョンのポケモン図鑑比較◆
これでラスト。エンテイ、ライコウ、スイクンやホウオウとルギア、さらにセレビィのターンです。 「ウバメのほこら」で舞い降りてきたのがコレだったら、神秘的ってかホラーかもしれん…。



99年ベータ版の金銀と、金のポケモン図鑑だけ見て違うところとちょろっと話すページ、 5ページ目に引き続きついにラストページです。

というわけで次はポリゴン2。目が!目が!! 97年版ではその姿に全米が湧いた わけですが、99年ベータ版の時点で今のポリゴン2の姿にはなったようです。

だがドット絵は結構違っていて、目が血走っているようにも見える…? 足とかのハイライトも微妙に違っているし、金銀の方が少し首が長いです。

図鑑説明は金銀では「惑星開発ができるようポリゴンをバージョンアップしたが、まだ空も飛べない。」で、 99年ベータ版では「プログラムが高度になり、 一度にたくさんの計算ができるようになった。」となっていました。計算機なのかキミは。

高さと重さも違っていて、金銀では0.6mで32.5kgだったのが99年ベータ版では0.8mの36.5kgでした。 ちょびっとだけ大きくなってます。首は金銀の方が長いが…。

さて、また図鑑テキストだけが違うポケモンたち。「新型図鑑モード」ではフシギダネとかが最後の方になってます。

フシギダネ
金銀:「えいようが たっぷり。たねは」 99年ベータ版:「えいようが たっぷり。 たねは」

フシギバナ
金銀:「大きな花びらを広げ、太陽の光を浴びていると体に元気がみなぎっていく。」
99年ベータ版: 「フシギバナから、枯れそうなハナもたちまち元気になるという不思議な香りが漂っている。」

ヒトカゲ
金銀:「シッポで燃える炎は生命力のあらわれ。元気がないと炎は弱まる。」
99年ベータ版: 「シッポの炎は生命力のあらわれ。雨風では消えないが、元気がないと炎は弱まる。」

カメール
金銀:「長生きのシンボルとされている。甲羅にコケがついているのは、特に長生きのカメールだ。」
99年ベータ版: 「長生きのシンボルとされているポケモン。甲羅にコケがあるのは特に長生きのカメールだ。」

カメックス
金銀:「噴射した水の勢いに負けないように、わざと体重を重くしているのだ。」
99年ベータ版: 「噴射した水の勢いで飛ばされないように、わざと体重を重くしているのだ。」

サンダー
金銀:「きらめくハネで羽ばたくと激しい雷が発生する、伝説の鳥ポケモンの一つ。」
99年ベータ版: 「雷雲に包まれている。だから姿を見られないと伝えられる、伝説のポケモン。」

ハクリュー
金銀:「全身からオーラが出されると、辺りの天候が見る見るうちに変わっていくという。」
99年ベータ版: 「雨を降らせる力を持つため、昔から畑仕事を守るポケモンとしてまつられている。」

次はライコウ。97年版では「ライ」という名前で デザインも全く違いましたが、99年ベータ版でもまだ「ライ」 という名前のままでした。しかし…何だそのキバは…。

赤い牙を持っていたということなんだろうけど、ツヤがあるのでなんかに見えて怖いです。 あと足の開き具合も違って金銀よりも横に長いため、シッポの先端が見切れています。 右の最後の一列がないのです。

まあポケモン図鑑で表示されたら黒い四角で囲われているし、バトル画面でも右端だから困らないのかもしれないが…。 図鑑説明はライコウは「雨雲を背負っているのでどんなときでも雷を出せる。雷と共に落ちてきたという。」で、 ライは「雨雲を背負っているのでいつでも雷を出せるという、 伝説の移動ポケモン。」となっていました。ほとんど同じ…97年版の頃のストーリーが分かるような 説明文を期待したんだが…!

さて次はエンテイ。97年版では「エン」 という名前で、やっぱり99年ベータ版でも「エン」という名前のままでした。

でもライとライコウほどデザインの違いはなく、胸元が明らかに違う、あとは足が間違い探しレベルで 位置が違うという感じです。あと鳴き声も違いました。エンの方が高く、キングドラにちょっと似た感じ。

図鑑説明はエンテイは「吠えると火山が噴火する。みなぎる力を抑えきれず、道という道を駆け巡る。」で、 エンは「周りの空気が暖かいため、いつも陽炎に包まれながら大地を駆け巡るポケモン。」でした。 97年版の頃も、駆け回りポケモンだったんだろうか…?

スイクンはやっぱり97年版のときと同じく「スイ」という名前で、 スイクンが「オーロラポケモン」だったのに対してスイは「あまのがわポケモン」という分類でした。 もしかして「オーロラポケモン」になったのがギリギリのときで、だから金銀ではオーロラビームを覚えなかったのか…!?いや、まさかな…。

図鑑説明はスイクンは「一瞬で汚くにごった水も清める力を持つ。北風の生まれ変わりという。」で、 スイは「汚くにごった水も一瞬で清めるという、神々しい移動ポケモン。」でした。設定は変わってないようです。

次はカイリュー。久々の初代のポケモンですが、なんと頭のヤツの色が違う…! 赤緑青ピカ版と、頭のソレは色がついていなかったと思うんだが、なぜ99年ベータ版では塗られていたんだろうか…!?

図鑑説明は金銀では最後の文が「いつも飛び回っているという。」というところが、 99年ベータ版では「いつもパトロールするという。」となっていました。

◆2020年9月追記◆
なめさんからこんな情報をいただきました。


よーく見てみると…確かに、角がない!頭のアレの色が違うことばかりに気を取られていた…のか…!? ニドラン♀についても同じように角がないという情報を頂いて、赤緑にはあったのに青で角が消えているという結論に至りました。

まさか、カイリューについても同じことが言えるなんてこと、ないよな。青のカイリューの頭にはちゃんと角が…

ない。 青版のカイリューにも、角がない!!角度的な問題ではない、これはどう考えてもないぞ…!!

初代の後姿は本当に角度的な関係で角が見えていない感じでしたが、 99年ベータ版金銀の後姿は金銀と同じで、頭のアレの色も白いしちゃんと角がありました。

ところでこの追記を書いている時点ではページで紹介をしていませんが、 97年ベータ版のカイリューの絵はこんな感じです。角が…。 後姿は角度の関係といえなくもないが、正面からの図はどう見ても角がありません。

もしかしたら、97年ベータ版の初代からの続投ポケモンは青版の絵を参考に描かれた可能性が…!? そして、頭のアレの色が修正されていたことから、99年ベータ版金銀のカイリューの後姿は 「修正」がされたものであり、正面の方の絵は修正が入る前の状態のもの…ということなのかも。

まさか、ヒトカゲの背びれやフーディンの額の模様、シャワーズのヒレのように今はなかったことになっているパーツのように カイリューの角を青からなかったことにしようとしたわけはないだろうし…。

しかし、こういう赤緑と金銀で同じなのに青で違うデザインになっているポケモン、他にもいそうです。 ともあれ、情報どうもありがとうございました!!指摘してもらわないと気づかなかった…! ―追記部分終了。

次は、ヨーギラス…だよな…?

絵だけまだできてなかった感がスゴイ。でもニュアンスは伝わります。 こののっぺりちゃんを見せられて、どのポケモンに一番似ているかと問われたら ヨーギラスとなりそうです。

サナギラスは金銀で「強く暴れると」が99年ベータ版では「すごく暴れると」になっていたぐらいしか違いナシ。 あと鳴き声が微妙に違いました。

次は97年版には影も形もなかったルギアさん。 絵はほとんど同じですが、背中のアレの数が違います。あと口元も描き替えられているようです。

数ドット違うだけで印象が変わる、ような気がする…!銀バージョンを担う伝説のポケモン、 細部までこだわっているということなのでしょう…。

そしてホウオウ様。なんと画像に違いがなかったので画像ナシでお送りします。 恐らく1ドットも違いがないと思います。見比べまくったが同じだった…これで図鑑テキストにも違いがないと 完全スルーとなるところでしたが、図鑑の説明だけは違いがありました。

金銀は「七色の見事な翼で世界の空を飛び続けると神話に伝えられるポケモン。」でしたが、 99年ベータ版では「七色の羽をきらめかせ、 大空高く飛んでいくという神話に伝わるポケモン。」でした。そこまで違いはない…?

ミュウはほぼ違いナシ。足跡だけ微妙に違いました。99年ベータ版の方がちびっと大きいです。

さて、ついに251匹目のポケモンにたどり着きました。長らくお待たせいたしました。 97年版にはルギア同様影も形もなかった、あの幻のポケモン。 99年版には存在していたのです!それでは登場していただきましょう!251匹目を飾る…!

誰!! おかしいですね、セレビィさんをお呼びしたんですが…!

…というわけで、99年ベータ版ではまだセレビィは作っている途中だったのか名前もなく、 「みてい12」という名前で、 セレビィと色は違うが微妙に雰囲気は似ている謎の生物なのであった…。

そのデザインはどこかの精霊さんとかを髣髴とさせる感じで、目の回りが黒いところや小さな体が セレビィと似ています。セレビィは「ときわたりポケモン」だったのに対し、「みてい12」ちゃんは 「プラントポケモン」となっているので、 なんとなく「くさ」タイプになりそうではあります。

図鑑の説明はセレビィは「時間をこえてあちこち彷徨う。セレビィが姿を現した森は、草木が生い茂るという。」で、 「みてい12」は「存在はウワサされるものの、 誰も詳しいことは知らない。現在徹底調査中。」となっています。

字数もしっかり合っているし、幻のポケモンの説明として意味は通る…が、これが決定稿だとしたら セレビィの情報がない…そしてクリスタルで足される予定だった…とかなのか?



…以上、な、長かった〜…ポケモン図鑑を見て分かることだけをズラララッと話したのでした。 覚える技やタイプ、種族値や後姿、アイコンなど、ポケモン図鑑だけでは分からないことはまだ調べてないけど ポケモンの種類や姿を見るにはポケモン図鑑がイチバンです。

銀の方にもまだかなりビックリポケモンはいるんだけど、とりあえず金の方はこれにて終了です。 …と、思ったけど最後に。

こちら、金銀の「タマゴ」様です。 一応99年ベータ版における姿は見たことはあったんだけど、 ここまで見事に灰色だったとは…。

ニワトリのタマゴのように縦長で、模様が全くありません。 トゲピーと模様が似てないけど、このタマゴからトゲピーが孵ったら灰色のトゲピーになるのか? それとも中にあのトゲピーが入っているのか?だとしたらタマゴの殻が二重に…?!

と、疑問は尽きませんがとにかく金銀と99年ベータ版ではタマゴのグラフィックも違ったということでした。 銀の方もツッコミどころはいっぱいなので、また話すかもしれないです。とりあえずはここまで。

2020年5月22日


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