◆99年ベータ版と実際の金銀の違いツアー◆



実は全然自分では検証をしていなかった(ポケモン図鑑や技を見た程度)のですが、 改めて自分でも少し調べてみることにしました。全てを網羅することはきっとできないけど、 ザザザと見ながら進んでみて、違うなあー、と思ったところをちょこりちょこりとピックアップしてみます。

「あさ」の区分が違う

ゲームが始まってすらいませんが、午前10時は「ひる」ですが ベータ版では「あさ」の扱いでした。ポケモン金銀をプレイする主な年齢層にとっては、 午前10時は朝か昼か…?!


タンバシティが島になっていない

タウンマップなどで見ると、タンバシティに陸がありません。 実際の金銀では左に陸地が続いているように見えるほど大きく描かれているタンバシティですが、 地図で見ると無いような場所扱いだったとは…。


マップのカーソルの順番が違う
「44番道路(チョウジとフスベの間)」の次は、金銀だと攻略順番と同じく「こおりのぬけみち」⇒「フスベシティ」⇒ 「りゅうのあな」⇒「45番道路」となっていましたが、ベータ版だと44番道路の次に「フスベシティ」⇒「りゅうのあな」⇒ 「こおりのぬけみち」⇒「45番道路」となっており、「りゅうのあな」と「こおりのぬけみち」の登場順が逆になっています。

まさか本当に攻略順が元は逆だったということはないだろうし…あと金銀とベータ版どっちにもいえるんだが、 序盤で入れる「くらやみのほらあな」が「46番道路」の次なのもちょっと謎です。 元は終盤で攻略するダンジョンだった…?!んなアホな…。


主人公の家のテレビを調べてもメッセージが出ない
ゲーム開始直後、2階では「テレビだ!」とも出ないし、1階も何の番組もやっておらず調べても無反応です。 一般の民家では「テレビだ!」とちゃんと出るのだが…。

…と、思ったら「ふしぎなタマゴ」をもらってワカバタウンに戻ってきたらメッセージが出るようになっていました。 しかし1階も2階もどちらのテレビも「テレビだ!」としか出ず、「汽車の窓から星が見える…」のあのメッセージではありませんでした。


ポケギアの説明のママのセリフが違う

電話のかけ方を覚えていると答えた時ののママのセリフが金銀だと 「ポケモンギアのスイッチを入れてアイコンを選ぶだけなんでしょ?」でした。

ベータ版では「本当?じゃあ使って見せてよ。ポケモンギアのスイッチを入れて電話アイコンを選ぶんでしょ?」 となっており、使い方を覚えているというのを信じてくれていない…?!ママ感はあるが…。

しかし最後に「○○、遅くなるなら電話してね。」という 金銀にはないセリフがあり、ママへの連絡の大事さを思い出させてくれます。 …このセリフは、あってもよかった気も…?げほげほっ


ウツギ博士の息子のセリフが違う

金銀では「ぼく、大きくなったらお父さんのお手伝いをする!そして、すごいポケモン博士になるんだ!」 と言っているウツギ博士の息子君。

ベータ版では「ぼくだっておつかいできるもん!ぼくもポケモンほしいのにな……」と嘆いており、 金銀で主人公にお使いを頼んだことを息子君が知っているのかは分かりませんがちょっと切ない感じになってしまっています。 キミより小さな子でも、普通にポケモントレーナーいるしな…よしよし可哀相に…。


探検の心得その4が違う

ウツギ研究所の「探検の心得」の本の4つ目で、金銀では「つかえるわざ」と表記されていますが ベータ版だと「もちわざ」になっていました。97年ベータ版の頃の用語のままという感じかも。


29番道路の「キズぐすり」が見えない道具になっている

29番道路の右上にアイテムボールが置かれており中には「キズぐすり」が入っていましたが、 ベータ版では同じ位置に見えないアイテムとして落ちていました。最序盤じゃすぐさま必要になるだろうし、 見えれば拾いにいくだろうし、アイテムボールになっているのはとても納得。


おまち DO SUMMER

この時点ではまだ修正されていなかったようです。ついでに、回復後のお姉さんのお辞儀のタイミングが金銀では自動で起き上がりましたが、 ベータ版ではメッセージウィンドウを閉じないと頭を上げませんでした。


ポケモンセンターの2階が違う

配達員がいるカウンターがなく、パソコンが中央に置かれています。 それと、各部屋やタイムカプセルの前にいるお姉さんが「ナナミさん」と同じお姉さんです。


「ひっかく」のPPが違う
このページでは「フィールドで操作して分かるものやセリフの違い」をピックアップしているので 全部の技を検証しているわけではないですがワニノコをもらって「つよさをみる」をしたら気づいたので一応。 初代でPPが35だった「ひっかく」ですが、ベータ版ではなぜか30に減らされていました。変更予定だったのか…?


バトル時のHPバーの挙動が違う
これもバトル中のハナシなのでオマケ的な項目ですが、「たいあたり」などのポケモンの画像自体が横にスライドするような技のとき 金銀ではHPバーが消えてからポケモンが動きましたが、ベータ版ではHPバーが表示されたままポケモンと一緒に横に動いていました。


ポケモンじいさんの家の横の「きのみ」が違う

金銀ではこの木からは「どくけしのみ」が見つかりましたが、 ベータ版では「はっかのみ」になっていました。ビードルから「どく」を食らうというのは厄介だし、 先に「どくけしのみ」になるのはとても納得です。


そしてここで、ROTFさんからこんな情報をいただいたので掲載してしまおう…。


電話のことをすっかり忘れていた…!情報どうもありがとうございます!!盗難直後にウツギ博士に電話をかけると、 金銀では「ああ、○○くん……ポケモン盗られちゃったんだ……なんてことだろう……」と少し落ち着いて説明をしてくれますが、 ベータ版では「ああ、○○くん……なんてぼくはついてないんだろう、 珍しいポケモンだったのに……」というセリフに変わっていました。危ない、気づかなかった…。

ポケモンじいさんの家から出た直後はひたすら狼狽していて何が起こったか教えてくれず、ただ早く帰ってきてというウツギ博士。 そしてベータ版でも「珍しいポケモンだったのに」と落ち込んでいるだけで「盗まれた」ということはまだ電話では明かされていません。 「珍しいポケモンを盗まれたから」というのを落ち込む理由にしないために「盗られちゃったんだ」というセリフに 変更されたんだろうか…?「大切なポケモンだったのに」とか言うのもアリだった…?

なんにしてもウツギ博士、その超絶珍しいポケモンをどこで見つけたのですか。 我々トレーナー全員は、それが知りたいと思っております。


盗難後も窓のメッセージが変わらない

金銀では「ここから入ってきたんだ」に変わるウツギ博士の背後の窓ですが、 ベータ版ではメッセージが「窓が開いている、風が気持ちいい!」のメッセージのままでした。


ライバルの賞金額が違う
まだ全部のトレーナーの賞金は調べていませんが、先日ぬるぽんさんから頂いた情報の通り トレーナーの賞金が違っており、ライバルとの初戦では金銀は300円でしたがベータ版では640円になっていました。


29番道路の上のゲートの中の人が違う

29番道路の上のマウンテンロードに続く(ただし通れない)ゲートにいる人が変わっていて、 ベータ版だと扉の前を左右に歩く青い服の青年、金銀では右のカウンターの前を縦に歩く緑の服の青年。 …なぜ変更を…?色と歩くエリア、必要な変更だったということか…!!

カウンター内にいるお兄さんは金銀では赤色ですが、ベータ版では青。他のゲートでも青でした。


序盤の「おかあさん」の電話のセリフが違う
ビミョーな違いですが、金銀では「あら、○○。ウツギ博士から用事を頼まれたんだって?頑張ってね!」でしたが、 ベータ版では「あら、○○。おつかい頼まれたんだって?頑張ってね!」となっていました。 (ROTFさんからウツギ博士の電話の違いを教えてもらわなかったらスルーするトコだった…)

意味は同じですが金銀でちょっと単語が足されている感じです。



ゲームスタートからウツギ博士に「ふしぎなタマゴ」を渡すところまでの金銀との違いをピックアップしてみましたが、 違いまみれでエンディングまでにあとどんだけページを要するのか!?レベルです。ここまで出来上がっていても、さらなる調整が行われまくっていたのか…!!

ひとまずここで一区切り。次のページに続くのでありました。

2020年10月25日


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