◆99年ベータ版と実際の金銀の違いツアー◆



7ページ目に引き続いて8ページ目に突入、 そしてゲームクリアです。チャンピオンロードを通って四天王に挑む…!?


「やまおとこのカツヒロ」のセリフが違う

金銀だと「ポケモン鍛えてるか見せてみろ!」と言いますが、 ベータ版だと「修行してるか見せてみろー!」 となっています。修行とポケモンを鍛えるのは別のこと、ということか…!?

バトル後も「氷の抜け道に戻って鍛えなおすとするか」ではなく、 ベータ版では「氷の抜け道に戻って修行しなおすか」 となっていました。「やまおとこ」は修行よりトレーニング(鍛える)の方が似合うかも…?


「きのみ」の種類が違う・45番道路編

金銀で「ふしぎなきのみ」が見つかる木には、ベータ版では「きぼんぐり」がなっていました。 左の2本の木は金銀では「きのみ」と「まひなおしのみ」ですが、 ベータ版では「まひなおしのみ」と「あかぼんぐり」になっていました(「まひなおしのみ」は わざわざ違う木に設定)。

ついでに私事ではございますが、先ほどこれらの検証中に出現した野生のイシツブテがなんと色違いだったので いそいそと捕まえようとしましたが「じばく」により夢はついえました。南無。


滝を調べたときのメッセージが違う

金銀では「大きな音を立てて、水が流れ落ちている!」と表示されますが、 ベータ版ではその後に「普通じゃのぼれなさそうだ…」 というメッセージが出ます。普通じゃ確かに上れなさそうだが、他の秘伝技にのっとれば 「ポケモンの技でのぼれるかも?」にするとか…。


「すなあらし」の技マシンをくれるおばあさんの位置が違う

金銀ではテーブルの左、ベータ版では右に座っていました。 変えなければならぬことだったか…!?こういうこだわりが大事なんだろう…。 ついでに、回復してくれるお姉さんの色が金銀では青、ベータ版では赤でした。


「うずしお」を使うときのメッセージが違う

金銀では「うずしおを使いますか?」とシンプルでしたが、 ベータ版では「秘伝技うずしおをポケモンに使わせますか?」と なっています。金銀はかなりシンプル。


「きのみ」の種類が違う・26番道路編

金銀では「こおったきのみ」がとれましたが、ベータ版ではただの「きのみ」。 きのみやぼんぐりもことごとく違うけどもう攻略にはそこまで関係なさそうなので 「きせきのみ」が取れる!?ぐらいのビックリ変更をピックアップしていくことにします。 ついでに、このマップの左下にいる「エリートトレーナーのレイカ」がベータ版だと1マス左にいました。


曜日兄弟の家のノートの位置が違う

曜日兄弟の名前がベータ版ではひらがな表記であることは前述したとおりですが、 それぞれがどこにいるのかが記されたノートの位置が1マス違いました。 ベータ版は右に置いてある…な、なぜ!!

ちなみにノートの中身は名前がひらがなであること以外は金銀と完全に同じでした。


26番道路の地形が違う

トレーナーが主人公を見つける範囲が1マス違うというのは結構あったんだけどそこまで 特筆せず。だがこの地形は明らかに全然違うのでピックアップです。 金銀だと段差で構成されているこの場所が、ベータ版だと水場になっていました。 変更の必要があったということなのか…!


バッジチェックの係員のセリフが微妙に違う

金銀では「どうぞお通りください!」でしたが、ベータ版では 「どうぞ通ってください!」となっていました。 まあ「お通りください」の方が自然か…!


「セキエイこうげん」のポケモンセンターがちょっと違う

テレポートで主人公を家までぶっ飛ばしてくれるケーシィとおじいさんが、 ベータ版にはいません。それと併設されているフレンドリィショップ的な店のラインナップに 「げんきのかけら」がベータ版にはありませんでした。微妙に困る…。

それとパソコンの画像がちょっとだけ違い、金銀の方が少しだけ横長です。


ポケモンリーグが違う:イツキ編
まず、イツキの部屋が全然違います。金銀でもなぜか氷みたいなので構成されている部屋でしたが、 ベータ版ではまるでチョウジジムのようにツルツルです。 バトル中の画像がサカキになるのはトレーナーの違いのページで言ったとおりです。

そしてマップ上のキャラクターがまだ出来ていないからかベータ版ではそこら辺にいる普通のお兄さんと同じ。 バトル前のセリフは金銀だと「ようこそ、ポケモンリーグへ!ボクの名前はイツキ。 世界を旅してまわり、エスパーポケモンの修行に明け暮れた。そして、ようやく四天王の一人になったんだ。 ボクはもっと強くなる!ここで負けるわけにはいかない!」となっていました。

で、ベータ版だと…。

「ようこそ、ポケモンリーグへ!ここは最高の腕を持つトレーナーが集まる場所。 最初の相手はボク、エスパーポケモン使いのイツキ!今までのチャレンジャー、全員打ち負かしてきたよ! さて、きみはどうかな?なんとなく強そうだけどね。では、勝負を始めよう!」 …となっています。

今までのチャレンジャー、全員打ち負かしてきたってそれは強すぎやしないか…!? 最初の相手って自分で言っているし、四天王とは連続で戦うことがルールだし、 イツキが四天王に就任してから後の四天王は全く仕事がないということに…。たまに順番変えたりしてたんだろうか?

バトル後は金銀だと「…… まいったよ」、「負けたからといってボクのやることは変わらない。トレーナーの頂点に立つため、戦い続けるだけ。 君は次に進んで、本当の四天王の怖さ 確かめるがいい!」でした。

ベータ版だとまず「……参りました」と言うんだが、 そのときに出てくる画像がサカキ様なのでなんかちょっと面白いことになっています。

次に、「挑戦者としての君の実力、認める。だがボクはまだ四天王になったばかり。 本当の四天王の怖さ、こんなものじゃない。先に進んで確かめて!」 と言います。 金銀とセリフの内容はそこまで違いはありません。ちょっとカタコトっぽい気もするがそれは仮ということなのでしょう。


ポケモンリーグが違う:キョウ編
イツキの部屋同様、部屋で使われているマップチップが全然違って ベータ版はまるでフスベジムです。マップ上の画像も同じかと思いきや 金銀では青色ですがベータ版では茶色。そしてバトル中の画像がキョウではなく キクコさんになっているのも別ページで話したとおり。

しかし、この部屋に元々キクコさんがいたとするならば部屋の雰囲気が合わなさすぎるので、 二人目がシバで部屋が作られ、二人目がシバではなくなり、キクコがリストラされてキョウになり… という、その変更の作業のまさに途中なのかもしれません。

ところでセリフは金銀とベータ版で完全に一致。手持ちポケモンはまだフォレトスが完成していないからか マタドガスになっていましたが、それ以外もポケモンの種類・レベルは全く同じでした。キョウはほぼ完成していた…!!

ござるではなかったでござるか…。


ポケモンリーグが違う:シバ編
ベータ版のシバの部屋はロケット団アジトのような無機質な感じ。 金銀のシバの部屋はさっきのベータ版のキョウの部屋とソックリです。 マップ上の絵は同じだけど金銀では茶色、ベータ版が赤色になっています。髪を染めてイメチェンを図った のかもしれません。

金銀では手持ちポケモンはカポエラー、サワムラー、エビワラーがLv42. イワークがLv43、カイリキーがLv46という構成でしたがベータ版ではカポエラー、サワムラー、エビワラーの レベルが43、カイリキーが47と微妙に1だけ高く、イワークの代わりにニョロボンを出してきました。

金銀ではイワークだけ「かくとう」タイプじゃないが初代でも出していたのである意味納得でしたが、 もしニョロボンだったら「かくとう」タイプでコンプだったのでそれはそれで統一感があってイイ感じです。 セリフにはまったく違いはナシ。


ポケモンリーグが違う:カリン編
ベータ版のカリンの部屋はやたらとファンシー。 カリンの画像はカンナのものだけど、カンナや他のどの四天王のイメージにも合わない、 コガネジムのような部屋になっています。そしてマップ上では青色のポニーテールのお姉さん。

カンナは後ろで一つ結びだけど、もしやこれは97年ベータ版の四天王だったと思われるカスミの 名残なのではないかと勝手に地元では疑っています。カスミ⇒カンナ⇒カリンという変遷を辿り、 この部屋の配置やマップチップだけはカスミの頃のまま…だとしたら水のある部屋になりそうだけど…うーむ。

なんにしても想像の域を出ないのでやめときますが、セリフは金銀のカリンと全く同じ。 そして手持ちポケモンはベータ版ではブラッキーがいない代わりにアーボックを出してきて、 先発はラフレシアになっていました。


ポケモンリーグが違う:ワタル編
部屋のマップチップの違いはナシ、セリフも手持ちポケモンの違いもなく、 ワタル戦はベータ版の時点で完成されています。お見事。 ただワタルがいる場所までの距離がベータ版の方が画面一つ分ほど短く、金銀の方が 長い距離を歩いてワタルに会いに行く感じでした。

クルミちゃんの色が違いますがセリフも動くタイミングも全く同じです。


殿堂入りのときもちょっと違う
殿堂入りルームのマップチップがちょっと違います。 ワタルのセリフはまったく同じ。「この部屋に入るのも久しぶり」って、 ワタルがいた部屋から行けるのはカリンの部屋と殿堂入りの部屋だけだから ご飯食べるときとかはカリンの部屋を通って外に出ていたのだろうか…不便だ。 それとも従業員用の見えないドアがあるのか。

それと金銀にはあった、殿堂入りデータをセーブしているときのメッセージがベータ版にはありませんでした。 (セーブはされていました)


エンディングもちょこちょこ違う
キレイハナやトゲピーが上下に表示されてピョコピョコ動き、中央にスタッフロールが表示されるのは 同じですが、金銀に比べてベータ版はポケモンの動きがめちゃ早い。 2倍ぐらいのスピードで絵が切り替わっているように見えます。オタチなんてもうぐるんぐるんです。

スタッフ様も名前がなかったりなんだりというのがあったり上下に表示されるポケモンが 切り替わるタイミングが違ったりというのはありましたがそこまで大きな違いはナシ。 登場ポケモンとアニメーションは全く同じでした。

…が、最後に表示される文字が「THE END」ではなく、没テキスト紹介のページで 紹介した「おしまい」という普通の文字。 元は使われていたが、画像になったからその4文字は没テキストとなっていたのだった…!


ウツギ博士のセリフが違う
殿堂入り後、ベータ版ではポケモンが全回復しておらず初代と同じ仕様になっていました。 ウツギ博士からの電話があり、呼ばれたし研究所に行こうと思って歩いて野垂れ死ぬ ということもなくはない…?

そして金銀だと「ふねのチケット」をくれるときのウツギ博士のセリフは 「やあ○○くん、待っていたよ!今日君を呼んだのは、あげたいものがあるからなんだ! ほら!船のチケット。これでカントーのポケモンも捕まえられるようになるね!」 というものでした。

ベータ版だと、「やあ○○くん、待っていたよ! 今日君を呼んだのは、お話があるからなんだ!あのオーキド博士が是非君に会いたいって、 これを送ってきたんだよ」となっており、暇人がチケットを寄越したという設定になっています。

しかしベータ版でも既にオーキド博士には主人公は会っているわけで、 それならわざわざ会いたいからといって船のチケットを渡してくるのは…なぜ?みたいになるからか変更されたのか? それと金銀にはあった「カントーに行ったらオーキド博士によろしく!」というセリフの「カントーに行ったら」が ベータ版にはありませんでした。


「こうそくせん」の名前が違う
みんな知ってる「こうそくせん アクア号」。 ベータ版では「ようこそ!高速船コウジ号へ!」 …って、コウジ号!?いかにも仮の名前という感じです。…だ、だよな…?

そして金銀では「乗船しますか?」と尋ねられて乗らないことも選ぶことができましたが、 ベータ版では「はい」と「いいえ」の選択肢が出ずにチケットを見せることになり、 そのまま乗船することになりました。「ふねのチケット」は「たいせつなものなので、 船着場のお兄さんの前に立ったらもう拒否権はありません。


ラフレシア 42 アーボック ゲンガー ヤミカラス ベータ版 ブロムヘキシン かいふくのくすり ハイパーボール ピーピーマックス ポイントアップ エフェクトガード



 


…というところまで2020年11月に書いて検証をやめたようです。 (ラフレシアとかアーボックってのはこのページのファイルに書き残していたメモっぽい) パソコンも新しくなり検証できる環境がなくなってしまったので書いた部分までをとりあえず 上げてしまいましたが、いつか検証を再開するかもしれません。

2020年11月9日(公開したのは2021年7月3日)


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