まだまだ続く金銀の体験版レポート。やっと最初の町「サイレントヒル」から出ます。 個々のポケモンについてはベータ版ポケモン図鑑をご覧ください。 |
2ページ目に引き続き金銀ベータ版の「体験版」の紹介で、 スペースワールド'97でプレイできたと思しきゲームの内容を追っていっています。やっと主人公が住んでいる町 「サイレントヒル」から出て、左にある野生のポケモンが出現する道路へ繰り出せました。 ワカバタウンの左は「29ばんどうろ」でしたが、 サイレントヒルの左は「1ばんどうろ」です。 カントーにも行ける、それどころか全国へ行けるのが金銀のウリでありノリであったはずですが、 サイレントヒルの左を「1ばんどうろ」としてしまってよかったのか? 「カントー地方の1番道路とは別」としてカウントが始まる予定だったのか、 体験版のために作られた道路だからなのか…。 「1ばんどうろ」にいる人は「モンスターボールはポケモンを弱らせてから投げるのが基本」とか、 「夕方に変わったポケモンを見た」ということを教えてくれます。人々の歩行パターンは初代や金銀と違い 結構歩く感じがします。1歩1歩で立ち止まらずに連続で歩くことも結構ある感じ。 小さな草むらがいくつかあり、下の段を行くと 「いあいぎり」で切れる木と同じのが1本生えています。 でも調べても「この木は「いあいぎり」で切れそうだ!」みたいなメッセージは出ません。 草むらからは「コラッタ」、「ハネコ」、「キリンリキ」、「ポッポ」が出ます。 コラッタはカントーの「1ばんどうろ」と違ってレベル8のも出てくることがあり、 逃げないと危ないときもあります。 サイレントヒルからまっすぐ左に来ると看板が一つあり、 「この先 しずかなおか 野生のポケモンに注意」と書かれています。 だが左はどう見てもただの岩山です。入り口っぽいものがなにもありません。 「トキワのもり」に入るときのようなゲートもないし、 「オツキミやま」に入るときのような岩山の入り口の穴もなし。 …ですが、画像より後2歩左に進むと突然画面が切り替わります。 BGMは初代の「1ばんどうろ」のままですが、 「しずかなおか」という場所へマップが切り替わります。 画像で見ている看板には「しずかな おか サイレントヒル は こちら」とあります。 入り口には体験版では判明しないけど後の「エリートトレーナーのケン」であり ベータ版における主人公の兄が立っています。 (白黒だから断定はできないけどまあそうだろう…) この丘のポケモンは弱い!だからここで修行しているトレーナーも多いよ。 みんなバトルが好きだから、腕試しをするといい と教えてくれますが彼と戦うことはできません。 野生のポケモンはコラッタ、ハネコ、レディバ、キャタピーが出現。 かなりの低確率でトランセルが出てきます。 地形は「トキワのもり」よりも初代のサファリゾーンっぽい感じ。 アイテムは一切落ちていません。「キズぐすり」で回復すればHPは何とかなるが、 PPが回復できないのがキツいです。
…という5人のトレーナーがいます。トレーナーの名前は全てひらがなで、姿は初代の絵ではなく金銀のものです。 大分低レベルのポケモンを出してくるのに賞金がちょっと高めになっているようで、 「じゅんいち」が1071円、「めぐみ」と「あきと」は1530円、「そうすけ」は1377円。 「てつや」だけが333円という割と普通な額でした。「むしとりしょうねん」なんて100円程度のイメージがあるが…。 ぐねぐねと段差混じりの丘を進むと出口っぽいマップの端に着きます。最上段の横一行全てが出口の床になっています。 看板には しずかな おか オールドシティ は こちら と書かれています。 サイレントヒルの次の町がもうオールドシティのようです。 オールドシティはエンジュシティのポジションだと思っていたんだが、 ヨシノシティやニビシティぐらい序盤の場所だったとは…。 「しずかなおか」を抜けるとこんな場所に突如出現します。 スペースワールド'97の動画で見た地形と全く同じです。 ところでベータ版の世界では「壁にぶつかってマップを切り替える」ということはなく、 「マップが切り替わる床に乗る」ことによってマップ間の移動を行います。 「乗る」行為をしない場合はマップが切り替わらないのです。どういうことかというと、 例えば上の画像の場所と1マス右は「しずかなおか」への入り口ですが、そこから下を押してもマップは切り替わりません。 壁にぶつかるだけです。「しずかなおか」へ行きたければ右を押さなければいけないのです。 家の出入りも同じで、玄関マットみたいな床の模様の場所に「乗る」と家の外に出るようになっているので 家に入って横に歩くと家の外に出てしまうという現象が起こります。マップが切り替わったらまずは 主人公が向いている方へ直進しないと直前のマップへ戻ってしまうのです。 逆に、マップが切り替わってすぐに戻りたいときは「戻る」方向のキーを押すのではなく一度そのマスから離れて またその床に「乗る」か、横へ歩くしかありません。ちょっと不思議な仕様でたまに困るので、金銀では 初代と同じ仕様に戻されたのかもしれません。 「しずかなおか」の出口の左右には草むらがあり、 コラッタ、ポッポ、ハネコ、アーボ、そしてヨロイドリが出現します。 ヨロイドリの出現はかなり低確率だと思います。 上へ進むとかつで動画で見た水路に挟まれた地形が広がっており、 レベル10のピッピを出してくる「まいこはんの こうめ」が勝負を仕掛けてきます。賞金は1530円。 仕掛けてくるとはいってもベータ版のトレーナーたちは主人公が視界に入っても「!」を出して近づいてくることはなく、 こちらから話しかけないとバトルにはなりません。さらにこちらが勝った時のセリフもナシ。無言です。 さらに上へ進むと「GATE」と書かれた建物があり、 その前にはライバルが立っています。彼に話しかけるか画像の位置に立つと自動で話しかけられます。 おっ、サトシじゃないか!なんとかここまで来れたって感じだな。 実力がないのに無理するなよな。もっとポケモン集めるとか、色んなポケモン育てるとか、やることあるだろ? ここで引き返したほうがいいぜ!じゃあな と言われて、引き返すことはできず、タイトル画面へ戻されます。 当然セーブデータなどないので最初からやり直しになってしまいます。 途中で死んでもタイトル画面からになりますが、それと同じことになります。 つまりライバルとの会話=死亡と同じということです。今まで育てたポケモンも捕まえたポケモンも完全に消滅です。 というわけで、体験版であの日プレイできたのはここまでだったようです。 主人公の名前はサトシ、ライバルの名前はシゲルで固定、博士から夢の中でレベル8のポケモンといくつかの道具を授かり、 「1ばんどうろ」を経て「しずかなおか」へ行き、オールドシティへ行こうとするところでゲーム終了。 トレーナーとのバトルや野生のポケモンとのバトルがあり、でもポケモンセンターで回復はできず。 言い忘れていましたが博士からもらったリュックの中にはモンスターボール×5個、キズぐすり×10個、 なんでもなおし×10、しげきだま×1、きあいだま×1が入っています。 「なんでもなおし」を使う機会があまりありませんが、「ひふきやろうのあきと」のブビィが「スモッグ」を使ってくるので 「どく」になったらそれで治す…というのは考えられます。「まいこはんのこうめ」のピッピは「てんしのキッス」を 使ってきますが、なんと「なんでもなおし」で「こんらん」は治らないので無意味です。 もっと状態異常にしてくる野生のポケモンを追加してもリュックの内容を変えなくてすむようにしていたのだろうか? とにかく、ライバルが「GATE」の前で鉄壁のガードを固めているため、これ以上進むことはできません。 体験版は残念ながらここでおしまいなのです…。 …が、今の我々には文明の利器がついています。ライバルがオールドシティへ向かうことを阻止していますが、 その1マスさえ越えられれば「GATE」へ入ることができ、オールドシティへも入れます。 次のページで、あの日、体験版では体験できなかった禁断の領域へ足を踏み入れてみましょう…というほどもでもないけど…。 |