◆アイテムの検証◆
金銀と比べるとアイテムの種類は全く違う。ベータ版の情報が出てきたときすぐには検証できなかったんだけど なんとか「アイテムを少しだけ紹介」のページだけは書きました。そして1年半後、やっと全種類のアイテムを調べられたのでした。



ベータ版でも金銀でもアイテムを使うには「リュック」という項目を選びましたが、 金銀では左右のボタンを押すことによって「ポケットを選ぶ」ということができました。

回復アイテムやポケモンに「もたせる」こともできる「どうぐ」のポケット、 「じてんしゃ」などが入っている「たいせつ」ポケット、 「わざマシン」が入っている「わざマシン」ポケット、 それと「ボール」ポケットがあります。

これはマリオスタジアム64の動画 のページに掲載している動画を撮影させてもらった画像ですが、 この動画の金銀のバージョンはこのサイトで検証している「ベータ版」や「体験版」よりも 恐らくもっと古いものです。

ですがその頃から既にわざフォルダボールフォルダという項目が アイテムの中にあり、「ポケット」ではなく「フォルダ」ごとにアイテムを 分けておくという構想が初期の頃からあったようです。

そして本編のイベントを無事にこなしていくと 初代ライバルの姉「ナナミ」さんからリュックをもらえますが、 その時点でリュックには「わざマシンホルダ」がついているはずでした。

他にも「どうぐ」、「ボールホルダ」、「だいじなどうぐ」、 「わざマシンホルダ」というポケット的なものもデータ的には存在していますが、 開発の途中で「フォルダ」から「ホルダ」という 表現に変わったようです。

ポケモンにアイテムを持たせられるというのは スペースワールド'97の頃からの新しい要素でありウリだったようですが、 アイテムを選んでも「つかう」と「すてる」という初代と同じ項目しかなく、 「もたせる」がありません。

ポケモンが自分で使うアイテムで「つかう」を選んでも、暇人の声が響いてくるだけです。

ベータ版では「ポケモン」を選んで そうびという項目から 「装備をする」を選んでアイテムを選んで装備させ、「装備を外す」を選んで持ち物を預かるというシステムになっていました。

「もたせる」だと持ち物を手で持っていてもらうイメージがあるけれど 手がないポケモンはどうするのとか戦うときに邪魔じゃないかなどという ギモンが確かに湧きそうではあります。

「そうび」ならば普通のRPG感がすごいですが、例えば「ハチマキ」なら「そうび」すればちゃんと頭に巻きそうです。 ちなみにアイテムを装備しても「ポケモン」で見るアイコンが変化して「このポケモンはアイテムを装備している」ということが ポケモンの一覧で分かるようになっているということはありません。ステータスを見て確認するしかないようです。

装備系のシステム自体は完成しており、装備したらそのアイテムはちゃんとリュックから減るし、 装備を外したらそのアイテムはちゃんとリュックに戻ります。 アイテムを装備中に別のアイテムを装備させようとすると「既に○○を装備しています、取り替えますか」 というようなメッセージが出るし、取り替えた場合も外したアイテムはリュックに戻っています。

さらに、持ち物がいっぱいのときは「道具がいっぱいで装備を外せません!」というメッセージも出ます。

個数が表示されない「大事なもの」は「すてる」ことはできず、 「そうび」で選ぶことはできず、さらに「とうろく」という項目も出現し 金銀と同じように「べんりボタン」に登録することができます。

…が、SELECTボタンを押しても使えません。そういや何も登録してないときも 金銀みたいに「道具を便利ボタンに登録できます」とか出ないし、そこはまだ作られていないようです。

さてアイテムのコード順に検証をしていくわけですが、並び順は金銀とまあまあ同じ感じです。 最初がボール、次に普通のアイテム、中間にバグアイテム、最後に技マシン。 番号は初代ではなくて金銀が近いです。

(らんくるさんからの頂き物テキストであるアイテム「しようきんし」についてのページに 「しようきんし」の話は詳しく書かれているので、この「アイテムの検証」のページでは「しようきんし」は飛ばしています。「しようきんし」についてはそちらのページでどうぞ。)

06は「タウンマップ」ですが、金銀には存在していないアイテムです。 というか本編のイベントでケンお兄ちゃんが「トレーナーギア」にマップを見る機能を つけてくれることになっていたので、トレーナーギアの機能が決まる前に作られたアイテムということなのか?

タウンマップを使うと現在地の地名は表示されないしカーソルもないですが一応世界のマップが表示されます。

しかしAボタンやBボタンを押してマップを閉じようとするとフィールド画面に戻ってフリーズします。地図を見たら世界が終わるので気をつけましょう。

07は「じてんしゃ」で、金銀と同じです。 説明文は 2倍の速さで移動できる。室内では乗ることができない  となっています。金銀では後半が「折りたたみ式自転車」なので微妙に違います。

外で使えば「○○は自転車に乗った」と出て自転車に乗れます。 よおし、これで快適な移動が可能になったぜ!初代でも金銀でも、大抵は自転車に乗って移動したものだ。

と思いきや移動速度は歩くのと同じ。遅ッ!! 歩くモーションじゃないから逆に遅く感じます。三輪車か!!

まだ2倍の速度で走るという挙動は作られていなかったということなのか…。 初代の使い回しではなく改めて作っていた…のか?!そういえば「室内で乗れない」という挙動はちゃんとしており、 室内で乗ろうとしても乗れません。

でも乗った状態で建物に入っても乗ったまま。 「室内で乗ることができない」という説明はそこをスタートにはできないという意味であって なにも外で乗っていたときは室内に入ろうと降りる必要はないよ、ということだったようです。

逆に、降りられないのか?とちょっと焦りましたがアイテムから「じてんしゃ」を選んで使えばまた降りられました。

ただし室内では降りられませんでした。

13は「あなぬけのヒモ」で金銀と同じだけど 説明文が ダンジョンから抜け出す という、 そのものズバリな感じになっていました。金銀だと「洞窟などから抜け出せる」です。

試しに「しずかなおか」で使ってみましたが、初代よりも大分早くふわりと浮き上がってワープしました。 回転しながら画面上部へ⇒入り口へワープという挙動はちゃんとできていました。

だがダンジョン外で使うと「ここでは使えません!」と出るんだけどメッセージを送ると一瞬だけ「ダンジョンから抜け出す」 という説明文が見えたかと思うと突然の暇人の語りがあります。つまり流れるメッセージは「ここでは使えません!」⇒「オーキドの言葉…○○よ!」ってことになります。 「ここでは使えません!」が出るなら暇人が出てくる必要はないので、ここも作っている途中だったようです。

14は「むしよけスプレー」。初代から続投している子ですが 説明文が 100歩の間、弱いポケモンとエンカウントしなくなる  というこれまたそのものズバリな感じになっています。エンカウントとか言うんだ…。

使うとフリーズしたりせずちゃんと「○○は虫除けスプレーを使った!」と出ますが、ただそれだけです。

ポケモンが出てこなくなるようなことはないし、100歩移動して「スプレーの効果が切れた」とも出ません。

15は「ピーピーマックス」です。説明文は ポケモン1体のピーピー全てを全回復する というもの。 ピーピーってカタカナになってます。ちなみに金銀だと「全ての技のポイントを」です。

使ってみると「どの技のポイントを増やす?」と尋ねられ、 技が表示されます。えーと、じゃあどれにしようかな…って、それってポイントアップじゃないッスか?

選ぶと「○○の技ポイントが増えた!」と表示されます。

「もちわざ」を見てみたらPPの最大値が増えていた。 これってポイントアップじゃないッスか??

何度も使っていると「○○はこれ以上増やすことができません」という ポイントアップをこれ以上使えないというときのメッセージも出ました。

「ほのおのいし」とかは問題なさそうかな、 と思っていたらよく考えたら「とうろく」がどのアイテムも選べるので 「かみなりのいし」を便利ボタンに登録することができました。意味はありません。

タウリンやブロムヘキシンはちゃんと「○○の基礎ポイントを上げる」 という説明になっていたんだが、マックスアップだけ 体力の最大値を増やす  という普通のRPG的な感じになっていました。

使えば普通にマックスアップで、「体力の基礎ポイントが上がった!」と出てその通りのことが起きていました。

25は「ピッピにんぎょう」。金銀だと 「遭遇した野生のポケモンから必ず逃げられる」でしたがベータ版では  エンカウントしたポケモンから必ず逃げられる になっています。

というわけで、野生のポケモンとエンカウント!しかしこちらの分が悪い!ここは逃げなければ! この「ピッピにんぎょう」を使って確実に逃走をするぜ!!

…と、思ったら「使い時があるのじゃ!」と怒られて使えず。どう考えても、使い時は今だろ!! 今じゃなかったらいつだよ!!

26の「なんでもなおし」はまだ「こんらん」は治せないという初代仕様でした。

29は「エフェクトガード」。初代では「しろいきり」の効果でしたが、 説明文は 使用した戦闘中だけ特殊防御が上がる となっています。 確かにタマムシシティの看板には「炎や水、電気など特殊な攻撃からポケモンを守ってくれる」とあったので、 特殊防御が上がるというのは本来の正しいエフェクトガードの効果といえます。

そして「エフェクトガード」を使ってピカチュウの「でんきショック」を食らってみましたが、 使用前後でダメージは変化せず。そして使用後は「なきごえ」が一度も上手く決まることはありませんでした。 ベータ版でも「しろいきり」でした。

2Cは「クリティカッター」です。使用すると急所に当たる確率… 「クリィテカッター」になっている!!

くりーてかったー、と読むのか!?テとィが逆になってしまっています。 そして使ってみても特に急所に当たりやすくはなりませんでした。だろうな…。初代でこういうことが起きてたしな…。

ページが長くなってきてしまったので一旦ここで終了、次のページに続きます。
2019年12月16日


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