◆ゲーム本編の紹介◆
主人公とライバルの名をつけ最初のポケモンをもらい、ライバルとバトル…初代のような展開だったのか…。 ライバルは泥棒でもなんでもなかったのか…。



前編のページに引き続き、ゲーム本編のカケラの紹介です。 ちゃんとこの続きのデータもあったんだろうけど、体験版を作るに当たって削除されているんだろうなという感じ…ともあれ、 主人公は研究所と思しき建物にオーキド博士を見つけられませんでした。

というわけでサイレントヒルの中には博士はいないので外へ出ようとすると、  ちょい待ち!待ってよ!待てってば!君は全く、 なんにも知らないんだね!草むらでは野生のポケモンが飛び出す!自分もポケモンを持っていれば 戦えるんだ…あっ!ひょっとして君は…ちょっと、ぼくについてきて! と呼び止められて連行されます。

姿は知ってる。その姿のキャラは知っている。だがお前は誰だ。

一人称が「ぼく」になっちゃってる。ボンジュールのボの字も出てこない。お前は誰だッ!? 改造でも施されたのか!?

大人しく連れ去られるといつの間にか博士が出現しています。奥の鍵がかかっていた部屋にいたのか? なんにしても呼びつけたなら来客の気配を察するべきだと思うんだが…ライバルはオーキド博士を初めて見たようで こんな老人なのかと驚きます。

そして「1年前カントーで少年二人に図鑑作成を頼み、150種のポケモンを見つけたが、 サイレントヒルに研究の場所を移して新ポケモンを探すことにした」というようなことを言われます。

そして奥の部屋へ主人公とライバルだけが連れて行かれ、3匹のポケモンのうち1匹ずつやろう!と初代と同じようなことを言われて ポケモンを選ぶことになります。

ライバルのキャラ変は相変わらずスゴイですが、初代のライバルと同じようなことを言います。 ポケモンを選ばずに外へ出ようとすると「どこへ行く、帰ってこんか!」と言われず、 その代わりに扉が開かず部屋から出られません。

博士より主人公たちの方が後に入ってきたから、扉のロックがオートなのか、 初代ライバルが外から鍵をかけたのか…恐ろしい密室状態です。

ボールには左から順にホノオグマ、クルス、ハッパが入っています。 ライバルも主人公に応じたポケモンをもらいます。が、ポケモンをもらっても机からボールが消えません。 調べると「これ!よくばっちゃいかん!」と怒られますが…空のボールを取ろうとしたからか…??

ちなみにこの部屋の本棚にもぎっしりとポケモンの絵本が並んでいます。

部屋から出てくると自動で初代ライバルのところへ歩いていき会話イベントが始まります。

ぼくは、かつてポケモントレーナーの頂点を目指したことがあるんだ。 そのとき、いい気になっていたぼくの天狗の鼻をへし折った奴に君はどことなく似ている。 あいつのおかげでぼくは心を入れ替えて、じいさんの研究を手伝うようになったのさ。……さあ! これがポケモン図鑑だ! と言ってポケモン図鑑をくれます。

初代ライバルがそこまで言うと博士も部屋から後れて出てきて(多分ポケモン絵本を読んでいたのでしょう)、 この図鑑を二人に預ける、これはポケモンの歴史に残る偉大な仕事じゃー、と盛り上がられた後に移動できるようになります。

その後初代ライバルに話しかけると ぼくも昔やったけど、なかなか大変だよ…頑張ってね! と 応援してくれますがキャラが違いすぎて違和感ババリバリッシュです。心を入れ替えてこうなったと説明してくれたが、 よっぽど有頂天になっていたということなのか。本来のあなたのキャラがむしろこっちだったのか…!?

そして研究所の外に出ようと下へ歩くとライバルが話しかけてきて初バトルになります。 いつのまにか助手もいます。ホウオウの捜索に駆り出されていた人でしょうか。

こうしてライバルとのバトルになるわけですが、ライバルの手持ちポケモンのデータが正しく読み込まれず、 ホノオグマを選ぶと6匹のバグったポケモン、クルスを選ぶとレベル10のニャース、ハッパを選ぶとレベル9のヤドキングを出してきます。

こちらのポケモンのレベルは体験版と違ってレベル5なので、つまりは勝てないのです。 ホノオグマを選んだときはレベル178のクルスとか出してくるし、そのクルスが10まんボルトとか放ってくるので まず勝てません。しかも本編をプレイしているとはいえ体験版がベースになっているので全滅=タイトル画面なのです。

ニャースやヤドキングが出てきたとしても「ねこにこばん」や「ねんりき」を使われたら2発で死にます。 なのでやっぱりどうあがいても勝てません。

というわけでこちらのクルスに「りゅうのいかり」を 根性で習得してもらい、それを使ったら何とかニャースを倒すことができました。 ヤドキングでも何とかなります。バグポケパーティは相手にしないが吉です。

ライバルが負けたときの あれー?お前のポケモンにすりゃあよかったのかなあ? とか こちらが負けたときのセリフは金銀の没テキストとしても残っていました。

すごくどーでもいいけど、ポケモンを選んだ後にライバルが歩き出すまでに ちょっとだけ隙があるようで、ボタンを押しっぱなしにしていると1歩だけ移動できます。

そしてクルスを選んだからライバルがハッパを選ぶ、ホノオグマを選んだからライバルがクルスを選ぶ、というときに 右に歩いているとライバルが主人公の下にもぐりこんでポケモンを入手します。

ライバルは元気よく研究所から出て行き、主人公も外に出ようとすると初代ライバルの姉「ナナミ」さんが話しかけてきます。 初代ではまだ名前がなく、金銀で名前が判明した(はず)の彼女ですが、ベータ版からちゃんと名乗ってくれたようです。

ナナミさんはオーキド博士が渡し忘れているという「最新型ポケモンリュック」というものをくれます。 このリュックにはボールをまとめて入れられる「ボールホルダ」と、わざマシンを入れられる「わざマシンホルダ」がついていると教えてくれます。

さらに モンスターボール6個と技マシン一つはオマケしておくわ。 ホルダに何にも入ってないと寂しいもんね! と言ってくれて、ボールと技マシンが入った状態でリュックをくれます。

母親が心配するといけないから挨拶をしてから出かけるようにとも進言してくれます。 金銀ではそれを言ってくれるのはウツギ博士でしたが、ベータ版でもちゃんとお母さんに一言告げてから出かけるもののようです。

さてさてそれはいいとして、リュックを見てみましょう。なんの「わざマシン」を入れてくれたんだろう? 「わざマシン01」かな!

だが「わざマシン」なんて入ってなかった。 な、なぜに!入ってないよナナミさーん!なんの技マシンくれるはずだったんですかあああー!

しかも「ボールホルダ」も「わざマシンホルダ」もついてません。ただモンスターボールが6つ。 これが入っていただけでもまあ…いいか…。

この時点でもらえる技マシンとすれば、主人公ポケモン3匹が覚えられる技だろうか。 まだ何番の技マシンをあげることにするか決まっていなかったから「技マシン○○の中身は○○よ!」みたいな セリフもなかったってことなのか…?

ちょっとガッカリしつつも、モンスターボールはもらえたのでいよいよ旅に出かけましょう。 その前にママに一言声をかけないとな。じゃあオーキド博士、お邪魔しました〜。

外に出た瞬間に鍵をかけられました。 し、閉め出された…そんな、客が外に出たら秒で施錠するか?鍵をかけたのは誰だ… 助手よりナナミさんの方が扉から近い位置にいたが、まさか…。

家に戻ってみましたが、ママが出現していました。「私もポケモン嫌いってワケじゃないし頑張るのよ!」という 体験版で見られるセリフを言ってくれました。主人公の部屋もパソコンを調べるとヨロイドリのニュースになっており、 体験版の開始時と同じ状態になっているようです。

ライバルの家に行ってみたら…なぜかケン兄ちゃんがライバルの母の隣に座っている。 な、なにしてるんだ…?

ななな、なんだ、○○じゃないか!俺はちょっとあのー、学校の宿題を 教えに来てるんだ! とのこと。いや、でもライバルは一足先に旅に出ちゃったし、誰に教えるつもりなの?

ライバルのお母さんは相変わらず「色違いのポッポ見かけたわ〜」と独り言しか呟かない状態。 ケン兄ちゃんは えっ、マップ?そうか、そんな約束もしてたな。 分かった、トレーナーギアを貸してみな。スロットにマップのカセットを挿し込んでっと… よし、これでマップが見れるぞ! と言って、主人公のトレーナーギアをバージョンアップしてくれました。

ポケギアもカードを入れて機能を増やすものでしたが、トレーナーギアもカセットを入れて色々できるようになっていくものだったようです。 そういえばトレーナーギアは一度も開いてなかったな。マップを見てみようかな!

そんな項目はなかった。そういえば、レポートも「ポケギア」に 相当するコマンドもメニューになかったんだった…。

でも、もしメニューからトレーナーギアが開けるとしたらなんという項目名になるだろう。 やっぱり略してトレギアだろうか。今となってはそんなウルトラマンがいるが…。

デバッグメニューでは時計を変えるコマンドが「ツールギア」だが… それとも「ポケモントレーナーギア」の略だ、ということになって「ポケギア」だったりするかもしれません。

話しかけると もしオールドに行くなら、 マサキって奴に会うといい。俺の友達で、すごいポケモンマニアだ! きっとお前の手助けをしてくれるぜ。 と話してくれます。
その話をしてくれるのは一度だけで、それ以降話しかけると図鑑作り頑張れよ、ということを言うようになるだけです。

ケン兄ちゃんはマサキとも友達ということが判明した上に、マサキはオールドシティにいるということまで分かりました。 金銀でもマサキに初めて会うのはエンジュシティだったが…ベータ版でも「タイムマシン」の調整をしているのか? マップを見る限り、普通に家にいるようだが…。

各マップを見て分かることは別の話なのでここでは多くを語らずにおき、 とりあえず「1ばんどうろ」や「しずかなおか」へ行ってみましょう。 …と思いきや、サイレントヒルで起こるイベントの分のデータしかなく「1ばんどうろ」以降は体験版とほぼ同じモノとなっています。

ゲートの前にライバルもいて、話しかけられたら死と同じなのも変わらず。 しかも最初に主人公とライバルの名前を入力したにもかかわらず、 ライバルの名前はシゲルに、主人公の名前はサトシになっていることになって会話がなされます。

根性でオールドシティへ入ったとしてもテキストデータがないので 誰も会話をしてくれず、やっぱりストーリーが分からないままです。おもむろにアイテムボールが置いてありますが、 それすら拾えません。

…と、いうわけで「本編のイベント」を少しだけプレイしてみた記は残念ながら 体験版と同じくオールドシティの手前で終了です。

オーキド博士と助手、初代ライバル、ナナミさん、そして主人公の兄のケンさんが登場し、 ポケモンをもらうイベントは初代とソックリだったとか、初代ライバルも金銀ライバルもすさまじい路線変更があったとか、 そういうことが判明したのでした。

色々思うところはあるけれど…初代ライバルの素はどっちなのか、金銀ライバルはサカキの息子なのか、 そしてケン兄ちゃんはライバルの家で何をしていたのか…。全ては謎に包まれているし謎のままの方がいいのかもしれない…。
2019年12月15日


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