これを早くまとめてみたいと思っていました。ベータ版にはいなかったが金銀には登場したポケモン、
つまりベータ版⇒製品版の過程で作られたポケモンということです。
ベータ版にはデータ的に251匹きっちりポケモンが入っているため、
ベータ版にいたポケモンを削ってまで製品版に入れなければいけなかったポケモンということです。
（ちなみに252番目と254番目のポケモンはバグポケモン、253番目は「タマゴ」、255番目はバグトレーナーの挙動でした）
まず、ホノオグマ、ボルベアー、ダイナベアが消されて代わりに入ったヒノアラシ、マグマラシ、バクフーン。
ホノオグマたちが消えればそのポジションにヒノアラシが入らねばならないので作られるのは必然。
ホノオグマが没になった理由は…ホノオグマがなんとなくライチュウに似ていたから、ダイナベアがウインディに似ていたからだろうか？
スペースワールド'97で多くの人が目にしたであろうポケモンを没にするというのはよっぽどのことだろう…。
そしてクルス、アクア、アクエリアが消えた代わりにワニノコ、アリゲイツ、オーダイルが追加されました。
クルスが消えた理由は…アクエリアがラプラスに似ているから？今後のアニメの展開などから、
地上を歩いたり駆けたりするポケモンのほうが都合が良かったから？
序盤に登場するコラッタとラッタのポジションにオタチ、オオタチが作られました。
最初の草むらで登場するのはポッポとコラッタ…ではなく、コラッタのポジションに弱めの可愛いポケモンが必要だったのでしょう。
体験版ではキリンリキやハネコがサイレントヒルの左の草むらに出ましたが、ノーマルタイプの小さなポケモンの方が相応しそうです。
進化後として追加されたポケモンにトゲチック、グランブル、マリルリがいます。
トゲピー、ブルー、マリルしかいなかったベータ版でしたが、進化後を作ることによって弱さの意味と
育てる楽しみを追加してくれたのだろうか…？
ギョピンやプチコーン、ベトベビーなどのベビィポケモンが削除されまくった中、
進化前として追加されたポケモンはヒマナッツ、ウパーがいます。
どちらも「初代ポケモンの進化前」ではなく金銀の新ポケモンの進化前です。
サニーが太陽ではなくヒマワリのポケモンになって存在することになり、ヒマワリの種のポケモンとしてヒマナッツが、
ミズウオが進化後のポケモンとして存在するために進化前のウパーが作られたのかもしれません。
ベータ版にいたポケモンとは違うがそれらのポケモンのポジションを獲得したと思われるポケモンは
ムウマ、ウリムー、イノムー、ヘラクロスです。
ムウマはノロワラとキョンパン、ウリムーとイノムーはウルフマンとワーウルフ、ヘラクロスはプラックス（ヘラクロスはカイロスの進化前ではないが一応）。
その法則で行くとチョンチー、ランターンはマンボー１、イカリ、グロテスの位置を得たのかもしれません。
影も形もないところから登場したポケモンも多く、まずヨーギラス、サナギラス、バンギラスは
ミニリュウ、ハクリュー、カイリューのポジションにいます。ゲームの終盤も終盤の「シロガネやま」にしか出ないヨーギラス。
非常に強いポケモンだがカイリューのようにチャンピオンが出してくることもないバンギラス。
なぜ作られたのか…？終盤も終盤の後に、まだ育てる楽しみを作ってくれたのだろうか…？
ギミックとして作られたのかもしれないウソッキーも、
ベータ版には存在していませんでした。カビゴンのようにシンボルエンカウント＋特殊アイテムがないと通れない
という微妙にオイシイ位置づけです。ポケモンをどかして進めるようになる場所はベータ版にはなかったのだろうか？
クヌギダマ、フォレトス、マグマッグ、マグカルゴはどのポケモンが没になったから
入れられたのかはよく分かりません。クヌギダマは「ウバメのもり」のために、「ずつき」ができる木というギミックのために
作られたポケモンかもしれないが、マグマッグが出るのはクリア後にしか行けないサイクリングロード辺り。
四天王が出してくることもないし、なぜクリア後＝エンディング前の旅に連れて歩けない位置にしか会えないポケモンにしたのか、
そんなポケモンを作ったのか…？謎である。
ヒメグマ、リングマはゴマゾウとドンファンの対になるように
山や洞窟の近くに登場するケモノ系ポケモンとして作られたのかも。クマモチーフのホノオグマ〜ダイナベアが没になったのでクマが選ばれた可能性もありそう。
ヤンヤンマ、ソーナンス、グライガー、ノコッチ、ツボツボ、オドシシ、サニーゴは
ベータ版にいた大量のベビィポケモンを削ってできたところに入れるために作られたポケモンだろうか。
残る２体のうちの片方、ルギアはスペースワールド'97の時点でいなかったというのは有名な話らしく、
映画のために作られたポケモンで「ポケモン金銀」の発売延期に伴って銀バージョンのパッケージを飾るポケモンとしても爆誕したという話を聞いたことがある。
最後に、ミュウポジションのセレビィが作られてベータ版にいなかったポケモンたちは全員集合。
セレビィは金銀にはデータはあるが入手する正規の方法は特になく、クリスタルで「ウバメのほこら」に登場するというイベントが作られました。
金銀の時点で既にセレビィは何らかの方法で入手できるようにすることが決まっており、
クリスタルが作られることになって「モバイルアダプタGB」でセレビィを配布することになった…のではないかと勝手に思っている。
モバイルアダプタGBが作られなかった、クリスタルが作られなかったとしたら、
ミュウのようにセレビィをあちこちの施設で配布する予定だったのかも。
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