◆開発中のポケモンスナップの画像◆


すーんげーしょーもないんだが、存在しているのだから話すだけ話そう。 NINTENDO64のソフト「ポケモンスナップ」の話です。

リアルタイムでゲームを買うことはないからこのゲームが何年に出たのかも よく知らなかったんだけど、任天堂の「ポケモンスナップ」のページによると 発売されたのは1999年3月21日のことらしい。ジャンルは「カメラアクション」らしい。 そのページをチラリと見てみたけど開発中のゲーム画面などは掲載されていませんでした。

「ポケモンアイランド」の説明のページで堂々と、 ポケモンだけが住む世界でも珍しい島! と書かれているんだけど、 そういう島結構多くない?ってかそういう島ばかりじゃない?

続編でそういう設定が増えていったとかそういう話ではなく、 そもそも初代の「ふたごじま」がそういう島じゃない?珍しくなくない?なくなくない?

まあそれは特に今回の話題ではないのでスルースルーとして、 「任天堂スペースワールド」の公式HPを見ていたら「ポケモンスナップ」を発見。

だが動画はなく、このスナップショットが一つあるだけ。 ピカチュウが満面の笑みを浮かべてど真ん中を陣取っていらっしゃいます。 だが製品版「ポケモンスナップ」にはこんなステージはないし、 ピカチュウの体つきやらもなんだかそもそも違う感じです。

この時点では「カメラアクション」というジャンルは決まっていなかったようで「???」になっていて、 発売予定日は1998年の秋とある。実際に出たのは1999年の春だからちょっと延期したらしい。

それもそのはず、ポケモンスナップが紹介されているのが「NINTENDO64 DD 出展ソフト」の一覧で、 64ではないのである・・・元は64DDで遊ぶために開発されていたが後に64に移行した。 つまり「64DDのポケモンスナップ」は開発中止になったということでもある。

ポケモンスナップはオーキド博士が作った「ゼロワン号」という ブレーキを搭乗者がかけられず前進しかできないという致命的な欠陥を抱えたメカに乗り ポケモンアイランドを走り回り飛び回りポケモンを撮影してまわるゲームです。

だが98年の64DDの段階では、 フィールドを歩きながらポケモンを探し、彼らのスナップ写真を撮影するのが目的だ。 とあるため元は自由に歩き回れたと考えてもいいのではないだろうか・・・?

イヤイヤボールとかを投げて飛び出させる必要もあるっちゃあるけど ただゼロワン号にふんぞり返って座っているだけで ある程度のポケモンは探さずとも出現はする。

でも元は歩き回って草むらがガサッとなったらそこにポケモンがいる! よし、このイヤイヤボールを投げよう!ポケモンが飛び出してきたぞ! シャッターチャンスだ!!すかさずカメラを構えて撮影!!・・・みたいなゲームだったのか?

・・・だがそれだと「1ゲーム」をどこで終えるのか? 「ピカチュウげんきでちゅう」のように暇な博士に「そろそろ家に帰れ」と言わせて 無理やり帰宅させる、ぐらいしかカメラ少年は帰宅しなさそうだったんだろうか。

だから勝手に進み勝手に1ゲームを終了させる「制限時間」の役割も兼ね備えた致命的メカに 主人公をのっけて決められたレールの上を走らせるほうが都合が良かったのかもしれない。 新しいジャンルのゲームを作るのはとっても大変なんだなあということを感じたのであった。

その開発中の画像1枚だけで。






ここからは開発中とかは関係のない蛇足トーク。 ポケモンスナップの公式ページに「プロローグ」が書かれていました。



ワシは今、ポケモンだけが住む島<ポケモンアイランド>の研究をしているのじゃが、 その調査に君の力を貸してほしいんじゃ。ポケモントレーナーにたのもうかとも思ったんじゃが、 もし彼らがポケモンゲットしまくってしまうと、この島のポケモンの数が減ってしまう。 それではせっかくポケモンだけが住んでいる<ポケモンアイランド>の貴重さが失われてしまうからのう。

そこでカメラマンの君に、この島にいる自然な姿のままのポケモン写真を撮影してきてほしいんじゃ!




なんかもうツッコミどころしかない。

ポケモントレーナーに頼んだら生態系が崩れるほど乱獲すると思っているのか。 信頼をおけるトレーナーをあなたが選んだらいいではないですか。 1種類につき1匹でいい、レポートを書いたらリリースすればいいではないですか。

そこで白羽の矢が立ったのがトレーナーではないカメラマンの少年。 野生のポケモンしかいない危険な島にトレーナーではない人間を一人で探検させるのか。

家からたったの数マスの、近所の草むらに入ろうとした少年を、 あなたはイベントを起こしてまで制止したではないですか。

致命的メカがあるから大丈夫だと博士が思って手紙を書いたとしても、 少年が身の危険を感じてそんな島に行かないとは思わなかったのか。

岩石も焼けるような灼熱の炎を吐いて山火事を起こすことがあるポケモンとゼロ距離で遭遇し、 自然な姿のままのポケモンの写真を撮影してこいと・・・暇な上に、鬼かあなたは・・・。

それならポケモントレーナーに撮影の技術を培わせた方がいいんじゃないか。 もしかしたら今まで何人かカメラマンを派遣していたけど全員死んだのではないか?

人命よりも、ポケモンアイランドの生態系を重視した博士により幾度となく犠牲者を出してきた此度の調査。 悲しい事実は隠蔽され続け、ついに主人公の元へも恐ろしい誘いの手紙が届いたのだった…。 博士にとってはレポート(写真)が揃えばカメラマンは用済み。カメラマンに万が一のことがあれば、功績は博士が独り占め。

…ハッ、ゼロワン号が欠陥だらけのマシンなのって、そういう………

2017年3月22日


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