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GBとの違いにいろいろ驚きながら次の日になり、今度は町へ出てみることにしました。

自宅から左に行くときっと町があるんだろう。GBでは自由に歩き回れるのではなく行き先を選ぶだけ、 「そらをとぶ」の選択画面みたいな町なのか微妙なものでしたがスーファミ版は歩き回れるということは 没データを検証したときに教えてもらったので一応知っています。いざ町へ!と思ったら謎の通路が。な、なんだここは!

左にニワトリの像みたいなのがあり、上に道が伸びている。左に行くと本当に町らしい。 上は「うらやま」だったか、お山があるようだ。Switchの持ち主曰く、山ブドウだかをそこで採取しては売って資金にしていたらしい。 ほうほう、それではレッツ山ブドウを収穫しにレッツゴーだぜ!!

そこで思い出す。そういえばぼくがコレをプレイすることになったのは「家の増築の仕方が分からないから」だった。 そしてその裏山マップには大工さんがいるらしい。町の方にはいないんだ。切り株の中に家があるらしい。 ゼルダの伝説神々のトライフォースをなんか思い出したぞ…。

中には大工のおじさんが。あれ、さっき外にも同じ人がいたけどどうなってるんだ。 話しかけるとこんなことを言われた。

「夏の間に家を増築するといいものがもらえるキャンペーン中だ」と。 ほうほう、それは実に興味深い。現在は夏なので、そのキャンペーンに是非ともあやかりたいものです。 だがそのセリフを送ると、ウィンドウが閉じる。大工のおじさんの発言が終わる。

あれ?「キャンペーン中だ。家の増築をするか?」「はい・いいえ」の流れじゃないのか? まあいいか、もう1回話しかければいいんだろう。そう思ったが同じセリフ、キャンペーン中だから夏の間に増築を、としか言わない。 5回ぐらい話しかけたが、増築する方法が分からん。本当だ、なんだこれ…増築がマジでできないぞ。どういうことだ。

とりあえず大工のおじさんの家の外に。看板を読んだり、裏山の他の場所も調べる。左下にも右上にも大工のおじさんと 同じグラフィックのキャラがいる。ご兄弟いっぱいいたんですね。存じ上げませんでした。

右上には釣りができるエリアもある。GBでは「つりざお」はご褒美アイテムだったが、スーファミ版ではこんな早い段階で釣りができるのか! さらに山を登ると、頂上に着いた。「モノポリー2」のバルコニーみたいなマップだ。 特に何も得られず帰還。

コロボックルの居住ゾーンみたいなのも見た。なんか作業台みたいなのがある。 あ〜…そういうことだったのか。めちゃなるほど。

というのもGBで「カマはよく切れるかい?」とコロボックルに尋ねられ、「はい」と答えると「それボクが作ったんだ」と言われたが なんで?どうやって??と思いつつもカマを渡し、代わりにスーパーカマにしてくれる、というようなイベントがありました。

だがコロボックルは非力な小人ではなく、道具、武器みたいなのを作る技術を有するいわゆる「ドワーフ」みたいな 位置づけのキャラだったのか!GBでは同じ場所に立っているだけでキノコをあげると喜ぶ謎の小人でしかなかったので 道具を作る技術も道具も持っている描写にすごく納得です。

さて、帰り際にもう1回、大工の家に入ってみる。何か、受付みたいな場所が家の中にあるだろうか。 さっき入った時も調べられそうなところは全部調べたが…と、おもいつつ一応おじさんに話しかけたら 「家の増築をするのか?」と言われた。どゆこと!?

…これはおそらく、キャンペーンのセリフが優先されていたんだろう。家から1回出ないと 通常のセリフが表示されない設定になっているんだろう…キャンペーンが終われば、 つまり夏が終われば最初に家に入って話しかけたときに増築するか尋ねられそうだが、 そのときはキャンペーンが終わっているということだ。う、う〜ん…。

ともあれ、この「牧場物語」を代わりにプレイしてと言われた原因の部分は何とかなりそうだ。 と、思ったら増築に必要なのは5000Gなのに3000Gしかない。なんですと!!

これはいけない…稼がねば。GBでは夏になったら死ぬほどトウモロコシを出荷しまくり 所持金がカンストしたような気がするんだが、どうだっただろう。さすがに夏は早すぎか?

でもトマトが植わっているのが18マスしかないのはよくないだろう。まだ夏の5日目、今から植えても トウモロコシの収穫には間に合うだろう!町へ急げ!!

というわけでさっきは裏山に行ったけど左のマップ、町へ突入。一番手前の店が「はなや」のようで、 種を売っていました。赤と黄色の種がある。これがトマトとトウモロコシか…色で分かるっていいね。 「ぼくそうのたね」らしき緑色の種も言っている。色で分かるっていいね。

とはいっても、GBで種の判別に困ることは無かった。模様で区別できたので問題なしです。

さてちょっと高かったけどこれは投資。600G支払ってトウモロコシの種を2つGETです。 クワでいそいそと地面を耕し、トウモロコシの種を2つまく。

ぼくは水やりと収穫するときのスピードを重視するため畑は9マスのうち上の3マスと下の3マスだけに種をまきます。 真ん中の3マスは通路にしてしまいます。まだ「うまのカバン」どころか馬がいないようだが、 出荷箱へと水場への動線はこれでまっすぐになっていい感じのはずだ。

と、思ったら水をやるだけで主人公が疲れ果てるという事態に。体力なさすぎ…!?

初日に牧場を見て回った際に花壇があり、「ちからのきのみ」を食べた分だけ花が咲いているようでした。 その花壇はGBでは自宅内にあったんだけど、とりあえず2つぐらい花が咲いていたような…?0ではありませんでした。

というわけで「ちからのきのみ」を探すのも大事だと悟る。「すで」で行う収穫はいいけど、 体力を消耗する「ジョウロ」が使える回数を少しでも増やさねば。

毎日、ニワトリ小屋でタマゴ収穫+餌やり、畑のすべてのマスにジョウロで水やり、で主人公は 地面に座り込むほど疲労。残りの体力で荒れ果てた牧場の右側の地面を耕し、「ちからのきのみ」を探す。 しかし10数マス掘ったら体力がなくなって倒れる。そうなったら帰宅、就寝。

これをしばらく繰り返しました。ジョウロで水やりしている間にガチで日が暮れるので、 朝起きたらまずニワトリ小屋に行きます。

そして元から植わっていたトマトを収穫。だが5000Gには足りない。 裏山に行ってサカナを釣って行商人に300Gぐらいで売った日もあったけど、 基本的に畑仕事してたら夜になるのでイレギュラーな行動をとっている余裕が全くない。

トウモロコシ12マスを一気に植えたのは多かったかな、と思っていたんだがついに収穫の日。 せっせと出荷箱にトウモロコシを運び込む。ニワトリ小屋でタマゴも出荷。 ジョウロで水やり。あっという間に夜になる。貧乏暇なしとはよく言ったもんだ。

どうやらこのゲームには恋愛要素もあるらしく、花などをNPCにプレゼントしたり 女のことはゆくゆくは結婚できるみたいなんだがそんな暇は1秒たりともない。 マジで畑を増やし過ぎたと後悔しつつもトウモロコシとトマトに追われる日々です。

ついに5000Gを超えた所持金、改めて大工さんに話しかけ、1回家を出て、もう1回家に入って話しかけ、 家の増築の見積もりに来てもらうことになりました。よしよし、これでぼくがプレイしている意義が、 目標が、達成されるぞ…!

道具屋とか動物屋とか教会とかにも入ってみました。一通りいろんなものを調べたけど 少し経ったら早々に立ち去る。昼に来ないと店が開いていないので日中に来るんだが、 そんなことをしていると出荷に間に合わない。

トウモロコシは12個同時に植えたので収穫する日も12個同時に収穫しなければいけません。 だがその12個を1つずつ持ち上げて出荷箱に走り、また畑に走り、1つ収穫、出荷箱へ、 を繰り返しているだけで夜になる。業者さんが来る時間となり、出荷のタイムリミットが訪れます。

野菜を収穫する日はタマゴの出荷はあきらめるしかありません。

あとはなんかやたら畑が汚いなとか変な形の「しざい」があるなあとか思っていたんだけど 台風のせいだったらしい。GBでは台風は1日家から出られないので動物が不機嫌になるだけのイベントでしたが スーファミ版では畑がランダムで吹き飛ぶらしい。

収穫間近だった野菜も容赦なく吹き飛ぶ。耕していただけの何も植えていないマスもランダムで 通常のマスに戻ってしまうので、「いのちのきのみ」のためにどこまで耕したかが厳密には分からなくなる。

で、変な形の「しざい」も台風の影響でひん曲がったらしく、ハンマーで壊せると教えてもらいました。 ハンマーの存在意義、大きな岩を砕く以外にあったんやな…。

さて、野菜の収穫と水やりをしていたら夜が更ける生活をしていたんだけど大工さんたちがやってきて 家の増築の工事を開始してくれました。おじさんとご兄弟たちが家の周りでせっせと作業をしている。 ドアの横をおもむろにのこぎりで切っている。その作業、今なのか??

なんか家を破壊しようとしているだけに見えますが、家を作ってくれるおじさんたちに文句を言ってはいけません。 ぼくはぼくの仕事をすべき。おじさんたち、頼みます。

そしてついに家が1段階増築できました。大きな家になると結婚もできるようになるらしい。 ぼくがプレイする目的は達せられ、ゲームは終了。続きは女の子に頑張ってもらうこととなりました。 そろそろ夏が終わるから、秋の野菜を植える時は9マスみっちり植えるんじゃありませんよ…。

スプリンクラーが出れば水やり効率が跳ね上がるんだが、ジョウロでアナログに水やりしているのもそれはそれで楽しい。 GBではそれはそれは夢中でカブやジャガイモに毎日水をやって成長を楽しんだものだけど、 こんなすぐ夜になったっけ。1日が短すぎる気がしました。

だが「牧場物語」の最初がこれならば、これを最初にやったのならば、これを何の疑問もなく受け入れたはず。 ポケモン金銀の後に初代ポケモンを初めてプレイする、なんてことになったら方向転換が難しいし 図鑑や手持ちポケモンの切り替えが上下キーでできないし「ボックスせいり」もないし 捕まえたポケモンか戦闘画面じゃわからないし残り経験値を表すバーはないし その他もろもろビックリポイントだらけかもしれないが、初代ポケモンを先にやればそれらは全く気にならないはずです。

これも、GBを遊びまくったからこそ感じるんだろう。 自分でも初めからプレイしてみたら新しい発見や得心がいくことがありそうです。 とりあえず、最初から始めなかった初プレイはこれにて終了。

夜になるのがあっという間、1日がめっちゃ短いことにもまあビックリしたが、 「しざい」が資材入れに入れられないことに一番驚いたかもしれん…。
2023年06月22日


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