今回の2020年の年始の帰省では何があったか…えー、どこから話そうか。まず、おばあちゃんは何のゲームをしていたか。 まず話すのがそれなのか。でももはや定番になっちゃってるものな…。

おばあちゃんは「テイルズオブリバース」をプレイなさっていました。夜中までバッチリやっておられる。 リビングで全員でのんびり和菓子食べながら駅伝見てても、気づいたらおばあちゃんだけいない。 プレイステーションをプレイする部屋のコタツに入って、せっせと遊んでいらっしゃいました。

そしておばあちゃんが進めなくて困っていると次の日のご飯のときに言っていたので、後でやってみようか?と言いました。 「燭台に火をつけるんだけど、全部つけてもいつの間にか他のが消えちゃっててよく分からない、 地面に模様があるけどそれも消えているので分からない、翼と心がどうとか言われるけどよく分からない」とのこと。

ぼくが皿洗いをするので食後にすぐにプレイはできず、ちょっとしてからプレステの部屋に行ってみるとめっちゃゲームがついており、 しかもバトル中。うおお、どうやって戦えばいいのか分からない。ポーズ状態になってはいるようだが、 このバトルを乗り越えないと燭台云々はできないぞ…?

だがおばあちゃんは、燭台のナゾを解こうとして歩き回り、バトルが発生しまくり、レベルだけが上がっていくと言っていた。 つまり、このパーティは大分レベルが高くなっちゃってるってことだ。それなら、ぼくが適当に「たたかう」だのを押していれば勝てるんじゃないだろうか。 もしくは「にげる」を選べば逃げられる確率も高いだろう。

そう思って、ポーズ状態を解除してみた。なんか左右にサソリがいる。あれこれボタンを押してみる。画面の中のキャラがダメージを受けている。 勝手に魔法とか放っている。殴っている人もいる。だけどどのキャラを動かしているのか分からない。メニューが開いた。「にげる」コマンドがない。 なかったと思う。逃げられない。十字キーを押してどのキャラかは分からないが動かそうとする。というかサソリから逃げようとする。

…そうこうしていたら、周りのキャラが倒してくれたらしい。あ、あぶねえ…なんとかバトルには勝利できたようです。 するとおばあちゃんは部屋に入ってきて、説明をしてくれました。このボタンで火をつける、燭台はそこにある、逃げるにはこのボタンを押し続ける…と。なるほど。

「にげる」コマンドを選ぶのではなく、画面外に向かって移動ボタンを押し続けることによって逃げられるようだ。 よしよし、とんずらの方法さえ分かればバトルに入っても戦わなくてもいい=戦う方法は分からなくてもOKということ。よし、燭台のナゾを解くぜ…。

おばあちゃんはまた別の部屋へ行ってしまい、ぼくは一人で挑むことになった。てっきり「神殿」みたいな室内の謎解きなのかと思っていたんだが 広い砂漠みたいなフィールドで、「マヤ文明」のピラミッド「チチェン・イッツァ」(出典:太陽の神殿)みたいなのが点在しており、 それに燭台が一つずつあるのでマップが切り替わって歩いていって燭台に火をつけ、また砂漠フィールドに戻ってくる、というような感じ。

そしてまあ、火を全部につけてみるか、と右下から反時計回りにつけていってみる…が、何も起こらない。それどころか、 最初につけていたところが消えてしまっている。もっと早くつけないとダメなのか?でも、敵からは全部逃げたから大分早そうだぞ…。

燭台に火をつけられるのは赤い髪の少年のようなんだが、彼が燭台の近くに行くと頭の上に吹きだしみたいなのが表示される。どのボタンを押しても何も起きない。 これはどういう意味なんだろう。この吹きだしが出るところでだけ火をつける、とかだったらどうしよう。そうだ、説明書を読もう。

そしてケースから説明書を取り出そうとすると、説明書の上に小さな紙が挟まっているのが見えた。 紙には「12月3日 エンディング見た」というおばあちゃんによるメモ書きが。何年の12月3日かは分からないが、 おばあちゃんはこのゲームをクリアしたことがあるようだ。ということは、この燭台のナゾも自力で解いたことがあるってことだよな…。

まあそれはいいとして、とにかくおばあちゃんが今困っているのは事実。ぼくがこの燭台のナゾを解かなければ。 しかし、何周しても全部の燭台に火をつけることは無理っぽい。どうすれば…そういえば、マヤ文明のピラミッドの地面の模様が全部鳥みたいな形になっている。

その模様が、あるピラミッドは全部クッキリと、あるピラミッドは右下がかすれている、みたいな感じになっている。 おばあちゃんが言っていた「消えているので分からない」というのはこれか。クッキリした模様のピラミッドだけ火をつける、とかだろうか?

そう思ってそれを実行してみる…が、やっぱりダメ。模様のクッキリさは関係がないらしい。あとおばあちゃんが言っていたのは、 「翼とか心がどうとか」である。そのヒントをもらった場面を知らないので、ぼくにとっての謎解きのヒントはおばあちゃんのその言葉のみだ。

翼と、心…考えろ。そう、考えろ。コタツの上に置いた餓狼MOWの説明書から手をはなせ。読んでんじゃねえ。

もう少し砂漠を歩き回ってみたところ、なんと今まで一周したと思っていた範囲よりも実はもっと燭台があったということが判明。 しかもよくよく地面を見てみると、うっすらと地面にも模様がある。そういやおばあちゃんが言ってた…「地上絵みたいなのが消えている」と。

てっきり、各マヤ文明のピラミッドの地面の模様のことなのかと思っていたが、地上絵ってのはこのフィールドの地面の模様のことか! しかもしかも、斜めってはいるけれど燭台の位置は左右対称になっており、地上絵も左右対称の大きな鳥っぽい絵にも見える。

ここから、おばあちゃんの「翼と心」というワードを組み合わせると…翼と、心、つまり「中心にある燭台」に火をつければいいんじゃないか!? というわけで、サソリとエンカウントしては逃げまくりながら翼の先端の位置にある燭台にまず火をつけ、中央のに火をつけてみた。

すると…フィールド画面でイベントムービーが!巨大な火の鳥みたいなのが地上からゴゴゴゴと出てきて、 火をつけていた赤い髪の男の子が驚きの声を上げ…画面はフィールドに戻った。無念、ストーリー分からず。

おばあちゃんにこのシーンのことだけを伝え、続きはおばあちゃんにしてもらわなければいけないものだ。ぼくがこれ以上進めてはいけない。 ぼくに課せられた使命は、燭台のナゾを解き一つのイベントを進行させることだったのだから…。

というわけでおばあちゃんに「進んだよ〜」とだけ伝えて、ぼくのテイルズオブリバースは終了したのだった。 次の日におばあちゃんが「神殿の中もずっと頭使うのよ〜」と言っておられた。まだまだ謎解きは続くらしい…。 分からなかったら電話してね。また調べるぜ。

そして2020年の年始のゲームのプレイ日記は、餓狼MOWへ続くのであった。
2020年1月5日


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