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ポケモンリーグのいよいよ最終戦、ライバルとの戦いです。こちらの手持ちポケモンは全員レベル53とレベル54という低さだが、 ライバルの初手はピジョット、レベルは驚異の59!1匹目がこれって、先が思いやられるぞ!

セルゲイ「相手は「ひこう」タイプ…我の出番か」
ケミカ「いけっ!ビスマス!!」
セルゲイ「えっ?」
ビスマス「はいっ!」
ケミカ「温存してきたビスマスの「れいとうビーム」のPPをここで使おう!2発で倒したいところだけど…!」
ビスマス「ピジョットが出してきたのは「つばめがえし」…!!」
ケミカ「飛行系ユニットに特効の剣…!!」
アルキル「ハイハイ、ゲームが違うわ。ビスマスにはまあまあのダメージが入っちゃうわね…」
ケミカ「1回「ねむる」で全回復してから「れいとうビーム」で何とかなるかな…」
ビスマス「「フェザーダンス」と「すなかけ」を一度ずつ受けちゃいましたけど、ピジョットを倒せました…!!」
ケミカ「ありがとうビスマス!次はフーディンか…よし、セルゲイ!」
セルゲイ「我の「かみつく」の威力、思い知るが良い!!」
ケミカ「半分ぐらいのダメージか…フーディンのサイコキネシスは、半分以下のダメージだね。 次の「かみつく」で倒せるか微妙かな…「ひるみ」が引けたら…!」
セルゲイ「フッ…灼熱の唯一王たる我に死角無し…」
ケミカ「すごい!二発で倒しちゃった…!僅かにHPが残って回復されちゃうかと思ったけど… 次に出してくるのはサイドンか…ここはフッソで!」
フッソ「俺?ランタンかと思った…ってかサイドンのレベル59って!俺まだレベル53なんだぞ!」
ケミカ「サイドンの技は低威力で命中不安の「みだれづき(タイプ不一致)」、 舐めプ技の「にらみつける」、舐めプ技の「しっぽをふる」、素早さ低いから効かない「つのドリル」だけだから大丈夫!」
フッソ「どう考えてもそんな時代は終わってるだろ!「みずのはどう」を撃つからな!!」
ケミカ「それでお願いします!……あっ、一撃……」
フッソ「技を見ずに終わったな…。」

ランタンの「なみのり」ではなくフッソのタイプ不一致「みずのはどう」でも一撃でサイドンを倒せました。 次に出てきたのはレベル59のウインディ。いよいよやばい…!!

ケミカ「ウインディは、低威力の「ひのこ」、 タイプ不一致の「とっしん」、舐めプ「にらみつける」、無意味技「ほえる」だから…」
フッソ「だからその時代は終わって…うわっ、「かえんほうしゃ」じゃん!だから言っただろ!だから言っただろ!!」
ケミカ「エレメがウインディに「かえんほうしゃ」を覚えさせてるなんて…! ってことは、ガーディをレベル49まで育ててから進化させたんだ…頑張ったね〜…!」
フッソ「そんなのはいいから、どうすんだよ?!また「コスモパワー」を積みゃいーのか?!」
ケミカ「え、ええと…ここは「みずのはどう」の「こんらん」狙いで行こう…!!」
フッソ「運任せ過ぎねーか…?あちちち…」

大人しくアルキルに交換すればいいのだが、ここはもうちょいフッソで粘ってみる。 ウインディは「しんそく」と「かえんほうしゃ」を連発してくるのでヤバくなったら「すごいキズぐすり」で回復。 フッソの最大HPは180なので全回復できます。

相手も「かいふくのくすり」でなんと3回も全回復してきました。 3回目の回復の時は丁度「みずのはどう」で混乱していたんだが、 ファイアレッドの「かいふくのくすり」はきっちり混乱も回復するとは…!

だがついにフッソの「みずのはどう」で倒しきりました。最後の一撃はまたHPが微妙に残るかと思ったんだが、 高乱数を引いたらしい…!ウインディをちまちま削り、全回復され、こちらも全回復し、を繰り返していたので ネタバレすると最も時間がかかったのはこのウインディでした。つっよ…。

ケミカ「な、長かった〜…! あとちょっとで倒せるって時に「かいふくのくすり」なんだもんね…!!」
エレメ「それを言うならケミカだって回復薬使いまくってるだろ。 ピクシーをせっかく「やけど」させたと思ったら「かいふくのくすり」で全回復してただろうが、おあいこだぜおあいこ」
ケミカ「違うよ…この件に関しては、私は圧倒的に勝利してる…」
エレメ「な、なんだと?」
ケミカ「エレメは状態異常になっていなくても使うのは「かいふくのくすり」。 私はHPを最大まで回復させる目的で使うのは「すごいキズぐすり」…そう!コスパでは私が勝ってます!!」
エレメ「けちけちすんなよ、最終戦なんだから…!!」

次に出してきたのはナッシー。「たまなげ」、「さいみんじゅつ」、「ふみつけ」だけではないんだろな…。 もしそうだとしてもレベル61のナッシーの「さいみんじゅつ」からの「ふみつけ」連打は 今のパーティではかなり痛い。ここで出すのは…。

ケミカ「ビスマス、PPが1だけ残ってたよね!「れいとうビーム」!!」
ビスマス「はいっ…!やった、ナッシーが凍り付きました…!!」
ケミカ「ここに来て「こおり」が引けた…!でも誰で攻撃しよう?ファイアレッドの「こおり」って 途中で溶けるのかな?攻撃を受けると溶けるとかそういう仕様かな?どうしよう、全然わかんない…」
ビスマス「とりあえず私の最大打点の「のしかかり」で攻撃しますね。えいっ」
ケミカ「うーん、ナッシーとのレベル差が既に10近いからあんまり入らない…!」

ビスマスがナッシーを凍らせてくれたが高威力の技が出せない。 少しずつ「のしかかり」でダメージを与えていたが、HPが少なくなった時点で…。

ケミカ「あー!「かいふくのくすり」でHP全回復+「こおり」も治しちゃった…! せっかくここまで削ったのに…!!」
エレメ「コスパ的に最適なアイテムの使い方しただけだろ!」
ケミカ「アイテムで治されちゃったら「こおり」がファイアレッドで自然治癒するのか分からないじゃん…」
エレメ「毎ターン5分の1の確率で溶ける!!なんで俺が教えてんだよ!!」

回復後のナッシーの「ねむりごな」はビスマスには当たらず、だけどもう「れいとうビーム」のPPが尽きてしまっているので アルキルに交代し、「タマゴばくだん」も外れたので「かえんほうしゃ」で倒してもらいました。 そして、最後の1匹は…。

ケミカ「カメックス…レベル63!?ど、どうしよう… アルキルもさすがに「ハイドロポンプ」は耐えないよね…?!」
アルキル「うーん、耐えられたとしてもこちらから有効打がないわね… セルゲイの「10まんボルト」でも一撃は厳しいかしら?」
ルニット「ここは私が参ります」
ケミカ「ルニットのレベルは53、カメックスとは10も違うけど…大丈夫かな…」
ルニット「「ねむりごな」で眠らせ、「はなびらのまい」で混乱する前にカメックスを削り切ります。行かせてください」
ケミカ「分かった、ルニット頑張って…!!」

ナッシーは2回も「ねむりごな」を外していたが、ルニットはきっちり「ねむりごな」を当て、 「はなびらのまい」で2ターンでカメックスを撃破。うおおお、レベル差をものともしない…!!

ケミカ「やったー!勝ったー!!みんなありがとう! レベルはかなり違ったけど、勝てたね…!!」
エレメ「…そりゃ、こっちを1体倒したら次に俺が出すポケモンに合わせて ケミカも入れ替えられるんだから有利だよな。俺だってケミカのポケモンを倒したら その都度ケミカが次に出すポケモンを見てから入れ替えられないとフェアじゃねえだろ。 それに、俺は「かいふくのくすり」を4回しか使えないんだぞ。ケミカは無限に回復させられるけど…」
ケミカ「えっと……やったー!勝ったー!!
エレメ「無視すんなよ!」

どこからかやってきた暇人が初代と同じようにライバルに説教し、主人公を殿堂入りの部屋へ。 オーキド博士が殿堂入りの部屋に入れるし記録させる権限を持っているってことは…どういうことだってばよ。

「オーキドせんせい」とバトルするはずだったタイミングはいつなのか… などと思っていたらエンディングというかスタッフロールが流れ出しました。 ライバルがセキエイ高原から出て行き、オーキド博士がそれを追いかけ、主人公もしばらくしてから走り出す。

主人公が左に向かってひたすら走って行く大きなアニメーションが表示され、 人物がいないマップを映しながら画面がスクロール。「みさきのこや」へ向かう道とか、 タマムシシティの中とか、カントーの中のあちこちが順番に映し出されます。

最後にマサラタウンが映り、主人公の家に到着しておしまい。 ということは今までの町や道路が映されていたのは主人公が実際に走っていたということか。 セキエイ高原から走り出し、めちゃめちゃ寄り道をし、マサラタウンに帰ってきたのか…まっすぐお家に帰ろうぜ…。

ケミカ「ただいまー!」
フッソ「いやー、無事にポケモンリーグ制覇できてよかったな〜」
ケミカ「みんなが本当にがんばってくれたからね…!とりあえず私の部屋でみんな休憩しよう」
ランタン「………。」
アルキル「ら、ランタン?どうしたの?あなたが静かなのは本当に不気味なんだけど…思いつめたような顔で、何かあった?」
ランタン「ケミカさんが気づいておられないなら!あえて私が口を出さない方がいいと、そう判断したんですわっ」
アルキル「き…気づいてない?」
フッソ「ケミカが気づいてないこと…なんだ?殿堂入りの前に自動でレポートは書かれるからセーブ忘れってことはねーし、 ポケモンリーグ内に落ちてる隠しアイテムなんてないし…」
ケミカ「え、なに?どうしたのみんな?」
ランタン「いいえ!せっかくのお祝いムード!これに水を差すようなことは言っちゃいけないって、私にだって分かってますわ!私は気遣いできるギャラドスですものっ!」
ケミカ「ランタンだって、四天王戦ですごく頑張ってくれたよね…?ないがしろに扱った場面なんてなかったと思うんだけど…私、何かしちゃった?」
ランタン「……。」
ケミカ「大丈夫だよ、ランタン。言ってみて。私のために言わないことにしてくれたのにごめんね。 ランタンが気にしてることならちゃんと謝りたいし。どんなショックなことを言われても私は平気だから」
ランタン「ケミカさんが、そこまでおっしゃるのなら…分かりましたわ…!」
ケミカ「うん…なあに?」
ランタン「ポケモンリーグの最終戦…ライバル戦で、皆さん活躍なさいましたね」
ケミカ「そうだね、ビスマスもセルゲイも、フッソも……えっ?」
ランタン「私…出してもらっていませんわ」
ケミカ「そういえば…!ランタンが活躍できる場面はあったのに、出してなかった…ランタンも、戦いたかったよね…ああ、ごめん…!!」
ランタン「いえ、そうじゃなく。」
ケミカ「…へ?」
ランタン「私を出さなかった場合…リーグの途中で私がフッソさんからお預かりした、「もちもの」の効果も得られないってことですわ」
ケミカ「え……あ!あああ!!「おまもりこばん」の効果がーッ!!あああああーッ!!」
アルキル「ウソでしょ、ランタンの声よりうるさいなんて…」






最終回じゃないぞよ。もうちっとだけ続くんじゃ。

2022年11月29日


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