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いよいよポケモンリーグ四天王の4人目というかチャンピオンというか、 とにかくワタルに挑みます。PPは回復する手段がないがHPはまあまあ回復した…いざ尋常に勝負!!

ケミカ「ワタルの1匹目はギャラドスだろうから、セルゲイお願い!「10まんボルト」のPP、まだあるよね…?!」
セルゲイ「安心めされよ、まだ十(とお)の残りがある。「みず・ひこう」の相手など恐るるに足らず!!」
ケミカ「さすが4倍弱点、一撃だね…!でもワタルが出してきた2匹目はハクリューか…よし、ここはプクリンのビスマス!」
ビスマス「はっ、はい!「れいとうビーム」ですね!!」
ケミカ「うん、ハクリューのHPを半分ぐらい削れたね…ハクリューは「りゅうのいかり」か…!」
フッソ「HPが高いビスマスなら問題はなさそうだな」
ケミカ「そうだね…ただ、ファイアレッドの「りゅうのいかり」って…」
フッソ「なに?」
ケミカ「なんか、ぐっとこらえた後に血を吐いてるみたいに見えて怖いんだよね…」
フッソ「見えねーけど…」

炎のようなエフェクトなのかもしれないが、微妙にどろっとした赤い液体に見えてコワイ。 ビスマスの「れいとうビーム」2回でハクリューは倒せた…と思ったら、3匹目もハクリューでした。

ケミカ「ハクリューの「でんじは」でビスマスが「まひ」しちゃった…」
ビスマス「次も「れいとうビーム」でいいですか?」
ケミカ「う〜ん…半分以上削れたから次で倒せそうだけど…「まひ」で痺れるのが怖いし、 ここは一旦「ねむる」で全回復しようか」
ビスマス「分かりました…!」
ケミカ「すかさず「ポケモンのふえ」!おはようビスマス!!」
ビスマス「はっ!おはようございます!!」
フッソ「健康に悪そうだな…。

ハクリューが出してきたのは「げきりん」で、耐えつつ「ねむる」で回復しつつ、とやっていたら 相手の「こんらん」の自傷ダメージも含めてビスマスで2匹のハクリューを倒すことができました。 だが、次に出てきたのは…。

ケミカ「次はプテラ…と、思ったらレベル60のカイリュー…!!」
アルキル「さすがにレベル差が大きいわね…誰でいくの?」
ケミカ「「こおり」が4倍弱点だし、「れいとうビーム」が一度でも入れば大きなアドバンテージになりそうだけど… まずHPを回復しないといけないし「ねむる」だと素早さで負けてたら回復前に倒されちゃうから「すごいキズぐすり」で回復しておこうかな」
アルキル「カイリューは「つばさでうつ」ね。さすがにタイプ一致の物理技、ビスマスのHPは半分近く削れちゃうわ…」
ケミカ「どうしよう、「ねむる」じゃ回復が追い付かない…次の「つばさでうつ」を耐えて、 「れいとうビーム」が当たれば…!」

…と、思ったがカイリューは「げきりん」をしてきたのでビスマスは耐えられず倒れてしまいました。 うーむ…次は誰を出すか…。

ケミカ「カイリューの技は何だろう…ビスマスに対して「つばさをうつ」と 「げきりん」をしてきたしワタルだから「はかいこうせん」は覚えさせてそうかな…」
アルキル「私の「かえんほうしゃ」は半減されちゃうし、セルゲイの「10まんボルト」も 決め手には欠けそうね…ルニットも「つばさでうつ」をされたらキツそうだし…誰を出すの?」
ケミカ「ここは…フッソ!頑張って!!」
フッソ「お、俺!?分かった、俺がダメージ受けてる間にビスマスを全回復させる気だろ!」
ケミカ「ううん、フッソならカイリューを何とかできるはず!ちゃんとフッソも回復させるから、 「コスモパワー」を詰んで詰んで詰みまくって!」
フッソ字が違うぞ〜…。」

フッソが「コスモパワー」、カイリューは「しんぴのまもり」、フッソが「コスモパワー」、カイリューは「つばさでうつ」。 そうやって「コスモパワー」を最大まで積み、あとは「かいりき」や「サイコキネシス」でなんとか削る。

…が、あと一撃で倒せるという場面でことごとく「かいふくのくすり」を使われてしまい、 ついに「つばさでうつ」が急所に当たってフッソも倒されてしまいました。さすがにカイリューは強い…!!

ケミカ「アルキル、お願いします〜…!」
アルキル「はいはい…どうするの、「やけど」狙いで「かえんほうしゃ」にしておく?」
ケミカ「はい〜…ああ、「やけど」しない…!」
アルキル「カイリューは「げきりん」ね…ここは「そらをとぶ」でカイリューが「こんらん」するまでの ターンを稼ぎましょうか」
ケミカ「や、やった、2回の「そらをとぶ」で倒せた…!「かいふくのくすり」を使う回数が切れたんだね!やったー!!」
アルキル「私もかなりHPが削られちゃったけど…最後の1匹は必然的にプテラになるわね。どうするの?」
ケミカ「いわ・ひこうタイプ…うーん、セルゲイの「10まんボルト」一撃で倒せるかな…?」

セルゲイの先制攻撃で「10まんボルト」を撃つも耐えられてしまい、プテラは「げんしのちから」。 セルゲイへのダメージは意外にも少なかったがなんと全能力UPを引かれてしまった。

また「かいふくのくすり」を使われてしまい、「とくぼう」が上昇したプテラを「10まんボルト」では倒せず。 返しの技は「はかいこうせん」で、セルゲイも倒されてしまいました。さすがレベル58のプテラ、強し。

セルゲイ「む、無念…」
ケミカ「あ、ありがとセルゲイ…どうしよう、ビスマスもフッソも倒されちゃってるから… アルキル先生、お願いします…
アルキルいつから先生になったのかしら…?そう悲観したものでもないわよ、 プテラのHPは残り6分の1ってところじゃない。もう回復もしてこないでしょうから、私の一撃で決めればいいだけよ」
ケミカ「そ、そっか…プテラの全能力が上がってるって焦ってたけど、 ファイアレッドなら「はかいこうせん」で倒された後もちゃんと反動があるんだよね! この1ターンは確実に攻撃ができるんだ…!!」
アルキル「そう、命中95のメタルクローを当てれば勝ちってことよ!」

アルキルの技は「かえんほうしゃ」、「きりさく」、「そらをとぶ」のどれもプテラに半減、と 思っていたんだが「メタルクロー」があった…!忘れさせなくてよかったよかった…。

プテラを倒してアルキルのレベルが54に上がり「りゅうのいかり」を覚えられたが、 覚えさせずに今のままいくことにしました。手持ちが3体も倒されてしまう激闘だったが、 ライバルの手持ちポケモンのレベルはもっと高いんだろう…結構マジで勝てるのか心配です。

ライバルの部屋に入ると自動で歩いていき、自動でライバルの前に立ったら自動で話しかけるイベントが始まり。

エレメ「よおーッ!ケミカ!ケミカも来たか!」
ケミカ「エレメ…!」
エレメ「はッはッ嬉しいぜ!ライバルのお前が弱いと張り合いがないからな!」
ケミカ「あ、あの…」
エレメ「俺は図鑑を集めながら完璧なポケモンをさが……なに?セリフの途中なんだけど」
ケミカ「戦う前に、エレメに聞きたいことがあって…!」
エレメ「…聞きたいこと?」
ケミカ「これをハッキリさせておかないと、エレメとのバトルに集中できないから… こんな戦う直前で、申し訳ないんだけど…」
エレメ「な…なんだよ、手加減なんてしないからな」
ケミカ「殿堂入りの部屋の前にこの立派なチャンピオンの部屋があるってことは、 元はここでワタルと戦ったの?それだと部屋が一つ余るから…エレメがポケモンリーグに来た時点でも やっぱり4人の四天王とチャンピオンがいて、全ての部屋が埋まってたの? 私が知らない没トレーナーが存在してるの?エレメはその人と戦ったの?! 考えれば考えるほど怖くて…!!」
エレメ「それの何が怖いんだよ…俺が戦ったのはカンナ、シバ、キクコ、ワタルの 四天王で、ワタルがチャンピオンを兼ねてたよ。この部屋はただの殿堂入りの部屋までの通路」
ケミカ「つ、通路?」
エレメ「ケミカ!この意味が分かるか?」
ケミカ「……え、えっと…」
エレメ「…分かった!教えてやる!新チャンピオンはとりあえずこの部屋で、って! ワタルの部屋よりかなり狭いこの空間に!適当に配置されたってことなんだよ!!」
ケミカ「セリフ違くない!?」

いよいよライバル戦、絶望的なレベル差を跳ね除け、勝利することはできるのか。 回復は予算内に収まるのか。以下、次号。

2022年11月29日


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