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ギャラドスのランタンがあまりに技に恵まれていないことに気が付いたので、 サイクリングロードを駆け下りていた途中ですが、「めざめるパワー」の技マシンを工面することになりました。

シリコン「…んで、またニャーが呼ばれたですニャ?」
ケミカ「お願いシリコン〜…頑張って「ものひろい」で「めざめるパワー」の技マシン拾ってきて!」
シリコン「そう簡単にピンポイントで拾えるものでもないですニャ。 バトル後に拾える確率は10%、しかも「めざめるパワー」を拾える確率は5%。狭き門なんですニャ」
ケミカ「そっかあ…前に拾ってこられたのはすごい偶然だったんだね…」
シリコン「…諦めるのはまだ早いですニャ。この確率を上げる方法があるんですニャ…!」
ケミカ「えっ、そうなの!どうすればいいの、できることならなんでもするよ!!」
シリコン「いい心がけですニャ…まず、ニャーにマグロのお刺身を用意するですニャ」
ケミカ「お刺身…?それでいいの?それぐらいなら…」
アルキル「簡単に騙されるわね…ウソよウソ、ほらニャース、 私がバトルはこなしとくからとっとと技マシン探してらっしゃい」
シリコン「ちょっとぐらいご褒美あったっていーですニャ!?酷いですニャ!!」

サイクリングロードの草むらを走り回り、ドードー、オニスズメ、ラッタなどを倒してはニャースのシリコンが 「ものひろい」でアイテムを拾ってきていないか確認。

だが、サイクリングロードは勝手に下向きに高速で移動してしまうためメニューを開くのもままならない。 初代ではAボタンでもBボタンでも自転車が停止したんだが、ファイアレッドではAボタンでは止まらないというのもまた 地味にやりにくい…!

ケミカ「あわわ、勝手に坂を降りちゃう…! ちょっ、メニューが、開きたいのにっ…!わっ!野生のオニドリル!!」
アルキル「ここはオニドリルも出るのねえ…私が倒してもいいけど、どうする?」
ケミカ「どうせだから捕まえようか…!アルキルにはHPを削ってもらって、 ラフレシアのルニットの「ねむりごな」で眠らせてからボールを投げ…あああああ〜…!!」
アルキル「わかっ…ちょっ、ケミカ!?ブレーキ掛けなさいブレーキを!!」

何とかオニドリルも捕獲。うーん、モンスターボールの残り個数が10になってしまった。 シオンタウンに立ち寄ったときにフレンドリィショップで買い足そうとしたんだが、 スーパーボールしか売ってなかったので買わなかったのだった…大丈夫だろうか。

シリコン「拾ったですニャー」
ケミカ「あ、ありがとう!えっと…「カゴのみ」ね。しまっておこう」
セルゲイ「我が灼熱の雷撃により鳥は一撃…拾得も捗ろうというもの」
ケミカ灼熱の…??えっと、でもセルゲイが先頭だとラッタに先制攻撃されない限りは ダメージ受けずに倒せちゃうからスムーズでイイね。ありがとうセルゲイ」
セルゲイ「フッ…我には造作もないことよ」
シリコン「ん、また拾ったですニャ」
ケミカ「「チーゴのみ」だね。うーん、技マシンが拾える確率はやっぱ低いか〜…」
シリコン「こんなのも落ちてたですニャ」
ケミカ「えっ…ポイントアップ…!?」

なんとポイントアップまで拾ってくれました。これはPPが低すぎるギャラドスのランタンの「はかいこうせん」に使うべきか…? さらに拾える確率が1%の「カイスのみ」も拾ってきてくれた…すげえ。 しかし、「わざマシン10(めざめるパワー)」がなかなか来ない…そりゃそうか…!

ところでサイクリングロードはあまりにメニューが開きにくいので、 ニャースのシリコンが「ものひろい」できたかを確認するのはバトル中だったりします。 どうもブレーキをかけるために咄嗟にAボタンを押してしまうので、すぐ次のエンカウントが発生してしまうのである…。

そしてその時、悲劇は起きた。

ケミカ「あっ…!シリコン、「わざマシン10」を拾ってくれたんだ! ありがとうー!!やったー!!」
シリコン「無事に10%と5%の壁を突破できたみたいですニャ。 今はバトル中だから、バトル後にフィールド上で渡してやるですニャ」
ケミカ「うん!アルキル、ドードーは倒しちゃって」
アルキル「はいはい…「きりさく」でいいかしらね」
ケミカ「OKです!長かったな〜…でも、なかなか、メニューが開けない…!」
アルキル「落ち着いて、まずは草むらから出た方がいいんじゃない?」
ケミカ「そうだね…よし、タイミングよく、STARTボタン!……あり?」
シリコン「どうしたですニャ?早くメニューを開いて「ポケモン」を選ぶですニャ」
アルキル「あ〜…これは…」
ケミカ「BGMが消えちゃった…メニューを開いてないのにボタンを押さなくても勝手に 坂を降りない…ということは…」
シリコン「ニャ!?フリーズしてるですニャーッ!!」

フリーズは突然に。頑張ってSTARTボタンを押したのがいけなかったのか?! ソフトにも触れてないし、ゲーム機をぶつけてもいないし、激しく連打もしてないんだが… 突然無音になり、動かなくなってしまいました。せ、せ、せっかく「わざマシン10」を拾ってもらったのに…!?

ケミカ「ああ…またかぁ…何がいけないんだろう…」
アルキル「ゲームボーイアドバンスじゃなくてDSでのプレイに切り替えたのにダメだったわね… せっかく目的が達成できそうだったんだけど…」
ケミカ「せっかく、シリコンがたくさん拾ってくれたし、 ランタンやセルゲイのレベルも上がったのに…」
アルキル「……えっ、まさか」
ケミカ「セーブしてない〜…」
アルキル「あーあ…」

全部消えた。またか…!!しばらく凍り付いた画面を見ていたが好転するわけがないので潔くDSの電源を切り、 善は急げでリスタートです。いっそ「せってい」で戦闘アニメは「みない」にしてバトルのスピードアップ。 セルゲイがとにかく一撃で草むらの鳥ポケモンたちを倒しまくって試行回数を稼ぎます。

ケミカ「よし、効率は良くなってると思う! もうすでにシリコンが木の実を4つ拾ってきてくれてるし、この調子なら…!」
シリコン「ひい、はあ…目まぐるしいですニャ〜…」
フッソ「セルゲイのPPがなくなったから、次は俺が野生のポケモンと戦うな。 シリコン頑張れよ、お前がどれだけ拾ってくるかにこの冒険はかかっている」
シリコンニャーにそんニャ重責負わされても…技が弱くても、 レベルを上げて物理で殴ったらいいんじゃニャいの…」
ケミカ「フッソ、オニドリルにサイコキネシスで!よし、倒せたね!シリコン、拾えた?!」
シリコン「はへ〜…自転車に追いつくのも一苦労だっちゅうに…はい、ナナシのみ…」
ケミカ「うん、ありがとう!引き続きよろしく!!」
シリコン「ニャんちゅーブラックですニャ…!!」

坂道でも安全にメニューを開く方法を見つけました。草むらの下にトレーナーがいるんだけど、 その人と戦っておいてその人と軸を合わせた状態で草むらを駆け上がり、自動で駆け降り、 エンカウントし、バトルが終わったら十字キーを触らずに自動で駆け降りてトレーナーに衝突して止まり、 STARTボタンを押す。トレーナーを壁扱いするという画期的な方法です。

フリーズすることもなく、セルゲイのPPとフッソのPPが尽きて、野生のポケモンを倒す役がアルキルに回ってきた、そのとき…!

シリコン「ニャー!あったですニャ!拾ったですニャ!「わざマシン10」ですニャー!!」
ケミカ「や、やった…!!ありがとうシリコン!と、とりあえずシリコンから技マシンを受け取って、 坂道じゃないところまで行こう」
シリコン「へー、拾った拾ったですニャ…レベル13のニャースをこき使いすぎですニャ…」
ケミカ「改めて、ありがとうね!これでランタンの技ガチャが引けるよ…!」
シリコン「ガチャのためって言われると虚しさが…」
ケミカ「でも、約束通り!功労者のシリコンにはマグロをどうぞ〜」
シリコン「ニャーッ!!…ふニャ〜…五臓六腑にマグロが染み渡るですニャ…マグロニャんてこの世界にあるの?」
ケミカ「私もちょっと食べていいかな。お父さんに言ったら送ってくれたんだ。大間のマグロ、産地直送だって」
シリコン「どういうルートで来たんですニャこれ…」

無事に再び「わざマシン10」を入手。だが本題はここから。ランタンに覚えさせて、物理タイプだったら当たり、 特殊タイプだったらハズレ、なにかと被った特殊タイプだったら大ハズレです。

ケミカ「シリコンが頑張ってくれたことだし、あとはガチャで当たりが出れば万々歳…!」
アルキル「どうかしらね。何タイプだったら嬉しいかしら」
ケミカ「やっぱり一番は「ひこう」だけど、パーティにない「かくとう」もアツいかな…! ランタンが苦手な「でんき」に有効な「じめん」もいいな…でも、「どく」でもいいし、「ゴースト」…ううん、 「むし」でも「ノーマル」でも!ランタン、「めざめるパワー」を覚えて!」
ランタン「かしこまりましたわー!目覚めよ!私の!パワ――――ッ!!
アルキル「ハイパーボイスを覚えたのかしら…」
ケミカ「じゃあ、まずは…「かくとう」か調べるために、ラッタに向かって撃ってみて!」
ランタン「かしこまり!等倍ですわね!!」
ケミカ「残念、「かくとう」じゃなかったか…それに「ゴースト」の線も消えるね」
アルキル「ポッポが出てきたわよ、撃ってみたら」
ランタン「了解!目覚める!パワーッ!!」
ケミカ「効果抜群…!ポッポに効果抜群ってことは…ええと…」
アルキル「ノーマルとの関係は無視していいから、純粋に「ひこう」に効果抜群、と考えていいわね。 だとすると「こおり」、「いわ」、「でんき」のどれかだわ」
ケミカ「物理のタイプは「いわ」だけ…どうやって調べようか…」
アルキル「ケミカ…今のダメージを見たわよね?実は分かってるんでしょ?
ケミカ「うぐっ…う、ううん、まだ断定はできない!「ボロのつりざお」を使って コイキングを釣って…ランタン、「めざめるパワー」!」
ランタン「そろそろタイプを絞る!目覚める!パワー!!」
ケミカ「ああああ…。」
アルキル「はい、効果はいまひとつ…。「いわ」⇒「みず」は等倍だから「いわ」の線はナシ。 「でんき」ならコイキングに効果抜群のはずだから、残る一つは…」
ケミカ「こ、こおり…?!すごく微妙…!!」

ガチャ、爆死。

特殊タイプだった…まあ「みず」や「ドラゴン」よりかはマシか…すでに覚えている「かみつく」と同じ「あく」、 アルキルと丸かぶりな「ほのお」よりかは、初代では強いタイプである「こおり」は、まだかなりマシか…!?

本当は物理のタイプがほしかったが、こればかりは仕方ない…!「たつまき」を忘れさせて覚えた「めざめるパワー」ですが、 確定させるために大人しくレポートを書くことにしました。これで現在、ランタンがとても高い「こうげき」を生かせる技が 「はかいこうせん」のみです。「りゅうのいかり」は「なみのり」で上書き予定だけど もっといい技が来たら「かみつく」を消すかな…!

ランタン「(がぶがぶ)」
アルキル「ちょっと!?ケミカの頭に噛みついて何してるの?!」
ランタン「へひははんひ はほはえはひはほほ〜」
アルキル「何言ってんのか分かんないわ…なんなのよ、暴走でもしたのかと思ったじゃないの…」
ケミカ「ランタンの「かみつく」が、全然痛くないな〜って。 ギャラドスに全力で噛みつかれてみた!みたいなパフォーマンス、どうかな?」
アルキル「どこで披露する気よ…やめときなさい、小さい子が真似するわ…」

次回、ようやくサイクリングロードを駆け下りる!ようやく!駆け下りる!!

2022年10月18日


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