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前回までのあらすじ。

「れいとうビーム」と「10まんボルト」の技マシンをもらうためにロケットゲームコーナーの床から 拾ったコインでスロットを打ち、2度のフリーズに見舞われながらもついに人生初の自力で 9999枚カンスト達成。

足早に景品交換所へ向かい、二つの技マシンとコインを交換して手持ちポケモンたちに技を覚えさせ パーティの強化を図る。…かと思いきや、気づけばポリゴンをもらっていたのだった。

アルキル「聞けば聞くほど意味が分からないわ…なにやってるのよ…」
ケミカ「あははは…す、スロットが楽しくて…このリールが止まる感覚、ちょっと重ためでイイよね…?」
アルキル「開発者の中にスロットに造詣の深い方がいるのかもしれないわね。 …って、結局心配した通りにスロットにハマっちゃってるんじゃないの。次はちゃんと技マシンと交換するのよ?」
ケミカ「は、はいっ!大丈夫です!これで勝ったらもうスロットはやめます!!」
アルキル「みんなそう言うのよね…」

また時計を見てからスタート。1000円で50枚のコインを何度か買えばよかったのに、 10000円で500枚を買ってしまったので軍資金は500枚。当たり台かをとっとと見極め、 ダメならとっとと退店、またしばらく打つ、7だけを狙う、これを繰り返していたらついに…。

ケミカ「1時間で、また9999枚になっちゃった…!!やったー!」
アルキル「この達成感がいけないのよね…でもこれで終わりよ、ハイ席立って。 技マシンと交換して、そしたらもうコインケースは没収」
ケミカ「あ〜、お母さん厳しい…」
アルキル「まったく、ケミカのお母さんも娘がスロットに入り浸りだなんて知ったら嘆くわよ! ほら、早く行くわよ。ちゃんと技マシンと交換するか後ろで見てますからね」
ケミカ「はあい……あっ、ストライクにも交換できるんだ…ミニリュウにも…ストライクが5500枚、 ミニリュウが2800枚だから、合計で8300枚…今ならどっちも交換できちゃう…」
アルキル「……。」
ケミカ「サファリで捕まえるのには運によってはすごく時間かかっちゃうし…」
アルキル「……。」
ケミカ「ろ、ロケット団のお店の景品にされているポケモンを救うっていう意味でも、ここは…!」
アルキル「………ケミカ?」
ケミカ「は、ハイ、技マシンと交換します……。」

こうして無事に「れいとうビーム」と「10まんボルト」の技マシンをGET。 だけど少しコインが残ったのでさらにもうちょっと増やして、アイテム二つも交換してみました。

フッソ「ケミカのスロットのターンがやっと終わったかあ〜…長かったな」
アルキル「まあ気持ちはわかるんだけどね…」
ビスマス「このあとはどこに向かうんでしょう?」
ランタン「キャーッ!!早く!早くケミカさんを背にのせて海を進みたいですわー!!」
アルキル「…うう、耳が…。それもいいけど「なみのり」を手に入れるまでには手順があるからね。 ここでロケット団アジトに行くか、タマムシジムに行くか…どうするかしら」
ルニット「トレーナーのレベルからすると、ロケット団アジトが先となるでしょうか」
セルゲイ「フッ…タマムシジムならば、灼熱の唯一王たる我の独壇場よ」
アルキル「だからセルゲイはまだイーブイなのよ…火なら私も吐けるし…」
ケミカ「みんな、お待たせ!」
フッソ「あれ、景品交換所から出てきた?何してたんだよ、技マシンの交換は終わったんだろ?」
アルキル「どうせまたスロットやってたんでしょ。好きなだけやってきなさいな」
ケミカ「も、もう本当におしまいにしたから!気になるアイテムがあって、それを交換してたの」
アルキル「それでも二つの技マシン手に入れた残りのコインでアイテムなら十分もらえたでしょ。 分かってるのよ、アイテム交換でコインがゼロにならないように、またスロットやる時のための軍資金を貯めてたことぐらい」
ケミカ「バレちゃってる…。で、でも、ホントにもう欲しいものはないから!」
ビスマス「なにを交換なさったんです?」
ケミカ「この「きいろビードロ」。「こんらん」を治すらしいから、いざというときに使おうかなって… それと、もう一つ」
アルキル「あら、欲しいアイテムは一つじゃなかったのね、それじゃあ残りのコインじゃ足りなかったでしょうけど…え、「もくたん」?」
ケミカ「うん、ファイアレッドって意外とポケモンに持たせる道具がタマムシに来るまでに あんまり手に入らなかったから、アルキルの炎技の威力を上げるのに持っててもらおうかなって」
アルキル「ま、嬉しい。ありがとうねケミカ」
セルゲイ「…我の分は?」
フッソ「灼熱の唯一王には補助アイテムなんていらんだろ?」
セルゲイ「……。」

はるか昔の、ルビサファ初プレイの時にやたら火山灰のところで走り回って手に入れたけど全然使わなかった、 ビードロというアイテムがあったので思わず交換してしまいました。 初代では「こんらん」をアイテムで治す手段がイマイチだったため、これは嬉しい…はず!

タマムシマンションで「おちゃ」をもらい、それを真面目な警備員に渡して通れるようになる、 というのはファイアレッドの数少ない覚えていた攻略法で、無事にヤマブキシティは開通。 「エスパーおやじ」の家で「サイコキネシス」の技マシンをもらいました。

さらにタマムシデパートで「はかいこうせん」と「ひみつのちから」の技マシンを売っていたのでそれも購入。 「れいとうビーム」をプリンのビスマス、「はかいこうせん」をギャラドスのランタン、 「サイコキネシス」をピッピのフッソに覚えてもらって手持ちポケモンの攻撃のタイプを強化です。

ケミカ「あとはアルキルがリザードンに進化したら 「そらをとぶ」を覚えてもらえば「ひこう」タイプもバリエーションに含まれて、 死角が少なくなるんじゃないかな」
アルキル「ランタンが「はかいこうせん」を覚えるのはだいぶ先でしょうから、 デパートで買える技マシンなら先に覚えさせちゃうのはいいかもしれないわね」
ケミカ「うん、ランタンなら「はかいこうせん」を早いうちから使いこなせるんじゃないかなと思って」
フッソ「俺は特攻が高いから、サイコキネシスってわけか」
ケミカ「どくタイプのポケモンは今後結構出てくると思うの、その時はフッソにお任せするからね」
フッソ「よっしゃ、任せとけ」
ケミカ「よし、それじゃあ次は…タマムシジムへ向かいます!セルゲイ、暗い顔してないで! 今からいっぱいセルゲイに戦ってもらうからね!」
セルゲイ「!!…フッ…草木も残らぬほど焼き尽くしてくれようぞ」
アルキル「どーやんのよ…「でんこうせっか」しか攻撃技ないのに…

イーブイのセルゲイを先頭にし、技を増やすために「ひみつのちから」を覚えてもらいました。 使ったことがない技だけど、「場所に応じて追加効果が変わる」らしい。 タマムシジムの中は自然豊かだから、どんな効果になるんだろうか。

というわけでナゾノクサのルニットの「いあいぎり」を使ってタマムシジム内へ。 「ミニスカート」や「おとなのおねえさん」などのトレーナーが、マダツボミやウツドン、フシギソウなどを出してきます。

セルゲイがマダツボミの「しびれごな」で「まひ」してしまったが、1回「まひなおし」で治したものの 次のウツドンにまた「しびれごな」を使われてしまったので、いっそ治さないで戦うことに決定。

まず「ひみつのちから」を使い、半分以上ダメージを与えたところで「ひみつのちから」の追加効果で相手がまあまあ「まひ」する。 そこで「でんこうせっか」で先制攻撃をすれば「まひ」状態でも2ターンで相手を倒せます。

HPが減ったら「いいキズぐすり」を使って、だけど一度もポケモンセンターに行かずに エリカ以外のトレーナーをセルゲイ1匹で倒しきれてしまいそう…!

しかしここで「ひみつのちから」のPPが切れてしまった…こうなったら、 いずれ覚えさせようと思っていた「めざめるパワー」の技マシンを使って「すなかけ」を忘れさせ、 「めざめるパワー」を覚えさせることにしました。タイプが分かんないけど、攻撃の足しにはなるだろう!

ケミカ「PPがなくなっちゃったから、「めざめるパワー」も覚えてもらおっかな。 スゴイよセルゲイ、1匹でみんな倒しちゃうなんて!レベルも上がったね」
セルゲイ「我にかかれば造作もないことよ…」
ケミカ「じゃあ、マダツボミに「めざめるパワー」を使ってみて! 「ほのお」や「こおり」だったら効果抜群で、タイプ的にも嬉しいんだけど…!」

セルゲイは めざめるパワーを つかった!
こうかは いまひとつの ようだ

ケミカ「え!くさ・どく相手に半減って…何タイプなんだろう…!?
フッソ「どう考えてもタイプ判別は今じゃねーだろ…」
セルゲイ「相手へのダメージがミリとは…不覚なり…!」
アルキル「セルゲイ、1匹でよくここまでガンバったわね。あとはフッソが全部倒してくれるそうよ」
フッソ「俺!?」

最後の一般トレーナーの最後の1匹だけはフッソで倒し、 そしていよいよジムリーダーのエリカとのバトルです。

1匹目はウツボット…だが、フッソの「サイコキネシス」で二撃。 2匹目のモンジャラはギャラドスのランタンを出し、「りゅうのいかり」と「たいあたり」で二撃。 3匹目のラフレシアはフッソの「サイコキネシス」で1回目は特防ダウンを引き、 エリカがラフレシアを回復させ、「ギガドレイン」を使ってきたが三撃で倒せました。

ケミカ「なんとか勝てた…!」
アルキル「私が出なくても大丈夫だったわね」
ビスマス「私も「れいとうビーム」が効果抜群だったのですが…」
ケミカ「あははゴメン…エリカが3匹しか持ってないってこと、忘れてて…」
アルキル「もらえる技マシンは「メガドレイン」じゃなくて「ギガドレイン」なのね。 どうする、ナゾノクサのルニットに覚えてもらう?」
ケミカ「うーん、ギガドレインってPPが絶望的に低いからなあ… ルニットは「ねむりごな」と「つきのひかり」と「いあいぎり」で十分なんだよね」
アルキル「けどルニットのタイプ一致攻撃技が「すいとる」しかないのはちょっとねえ。ね、ルニット」
ルニット「私の育成は、ケミカ様に全てお任せいたしますので…私に異論はございませんわ」
ケミカ「えっとね、ルニットには「はなびらのまい」を覚えてもらってから一気に進化してもらおうと思ってるんだ…けど…」
アルキル「なるほど…私が「にほんばれ」を覚えられたらそこからルニットに交代して、 ルニットの特性「ようりょくそ」で素早さが上がった状態で溜め無し「ソーラービーム」を撃ってもらう… なんてのも考えたんだけど、それもあ」
ケミカ「それ!いいね!!」
アルキル「目を閉じてるのに目がキラキラね…お気に召したようなら、良かったわよ…。」

次回、セルゲイが進化で劇的ビフォーアフター!お楽しみに!!

セルゲイ「フッ…ついに我が真の灼熱の唯一王の姿となる時が来る…!」
フッソ「言いにくいんだけどな…多分、来ねーと思うんだよな…。」

2022年09月26日


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