「さてと、じゃあ博士ちょっとお話があるんですけどね」
「むむ?どういうことだアルカリ君!」
「何がですか博士」
「わしは次の新しい発明に取り掛かっていたんだ!忙しいんだ!」
「はあ」
「話している場合ではない!忙しいんだ!」
「いやいやよく博士も仰ってるじゃないですか、原点に戻るのも重要だと」
「まあ言うが・・・」
「だから、ちょっと今までの発明品を持ってきました」
「うをっ!すごい量だな・・・」

「いつも千秋さんと椎那さんに使ってもらってばかりだったので、たまにはぼくらもやりましょう」
「ではまず・・・これか」
「何でBBLSKYSMILEDなんですか。」

「だってーだってこれ使ってなかったじゃないか!」
「使ってなかったですけど・・・じゃあどうやって使うんですかこれ?」
「まだ数種類しかないんだがな・・・このボタンを押すわけだポチリラと」
「変な音・・・」

「BBLSKYSMILED効果発動!」
「・・・なんかポッキーが出てきましたけど?これで何をするんですか・・・」
「ふふふ、これはだな・・・」
「ええっ?!すごく痛くないですか?!」
「どっ、どんな使い方をする気だ?!」

「ちゃうちゃう!ポッキーゲームってあるだろうが!」
「あ!ああ、なんだ・・・そうか、よかったホッとしました〜」
「大丈夫か君は・・・」
「え、コレ博士とやるんですか?」
「いやどういう風に使うんだと言われただけだからな、使っただけだぞ」
「ならば頂きっ!!」(ポッキーを奪取)
「甘ぁいっ!!」(俊敏に避ける)


「ふふふ、さすがはわしが助手に見込んだ人間だ・・・」
「博士もそのお歳でなかなかやりますね・・・」
「ではここでわしの発明品でアタックだ!行けアウェイくん、サンダーモード!!」
「つたにとも枕!!」

「「怖っ!!」」

「随分と懐かしい物を出したな・・・」
「ぼくもこの枕のこと忘れてましたよ」
「今のうちに整理しておくか、ええと最初に山びこドールか・・・」
「よし山びこドール、「博士のハーゲハーゲ」はい言ってごらん〜」
「変な言葉を教えるな!そもそもわしはハゲとらんぞ!」

「次に出たのは、メガキルポイズンですね」
「確か名前は出とらんな、どんな巨大生物も3秒で死に至らしめる即効毒薬だ」
「そーゆーの作るとマッドサイテイティストって言われますよ」
「たわけたまえ最低とはなんだ!」

「でもコレって確か、レプリカを渡しただけでしたっけ?」
「レプリカというか、試作品だな。」
「じゃあこの本物とどう違うんですか?」
「飲んで死ぬまでに30秒だ」
「大して変わらんがな」

「しかし水で薄めると効果は弱まる。ヨワマールとかいうポケモンいなかったか?」
「メガキルポイズンって名前長いですよね」
「無視かたわけたまえ」
「略します?」
「むむむ・・・わしはあまり略語は好きではないのだが・・・最近の若いモンは・・・」
「言いやすいじゃないですかBBLSKYSMILEDだって略語でしょ」
「そういやそうだな」
「じゃ、略してメガポンで」
「かわいーなそれ・・・」

「そして次にメガトリモチか。これはなかなかの作品だろう!」
「そうですかね」
「もっと褒めたわけたまわんか!!」
「そのセリフ、バリエーションあるんですね・・・」
「食べてもおいしいんだぞ。」
「それ使用済みですよ」
「ごほほっ!」

「え、ええと・・・そしてつたにとも枕か・・・」
「これもなんで作ったんですか?」
「スッキリ起きるためのグッズを作るのがマイブームだったのだよ」
「・・・これでどうやってスッキリ起きるんですか」

「そして次がコールドホットメーカーだな。」
「略してコルホメーカー。これはなかなかよい作品でしたね」
「ははははもっと褒めたわけたまえはははは!!」
「褒める気が突如失せました」
「な、なぜだ!」

「で、メンゴロイド。不気味だなあ・・・」
「・・・まあ少しはな」
「(・・・自覚あったんだ)」
すみません・・・」

「「ひえっ?!」」

「殴ってないのに謝られたぞ・・・」
「そして次がバレイション。で、ナレイションに改造しちゃったんですよね」
「いや、ポテチが食べたかったから元に戻した」
「・・・安直だなあ」
「というわけでうすしおを作れバレイションよ!ポチリーヌ!」
「犬の名前みたいですよ」

「んまいんまい。やはりうすしおだな」
「コンソメの方がいいのに・・・で、次は大阪魂ツッコミ君ですね」
「このロボットの開発はかなりの紆余曲折試行錯誤があったのだ・・・」
「そうなんですか?割と早くできたじゃないですか」
「いや、隠しボイスのわしの声がな」
「そここだわらなくていいです。」


「そしてキドアイ・ラークか。」
「博士、薬まで作っちゃうんですか・・・」
「ああ、完成までに腹筋が壊れるかと思ったぞ」
「自分で試してたんですか。」

「で、ゴーゴーモールくんだな。これも土木建設業者から注文が来てなあ」
「そんな仕事まで請け負うんですか。政府直属の研究所でしょここは?」
「まあ小遣い稼ぎだがな」
「へえ・・・」
「じゃ、これで全部だな今のところ公開した発明品は」
「そうですね」

「・・・・・・ん?」
「何か忘れてません?」
「わしもそんな気がする・・・なんだったっけ・・・」

お兄ちゃん・・・
「「?!」」
お兄ちゃんのことを一番よく分かってるのは私なの!!」
「や、ヤンデレロボットのヤンちゃん!!」
「アルカリくん、早くあれを止めたまえ!」
「無理ですよ博士が止めてくださいよ!」
「わしには無理だうわあああヤンちゃんよその包丁をはなっ・・・」
お兄ちゃんは私だけ見てればいいの、それが最高の幸せなんだから・・・!」

「「たーすけてー!!」」


「はあ、はあ・・・危なかった・・・」
「丁度いいところでバッテリーが切れたな・・・」
「疲れましたよまったく・・・よっこらせ」
「あ、わしの崇高なる発明品の上に乗るんじゃない!」
「だって山びこドール椅子みたいじゃないですか」
「博士のハーゲハーゲ」
「たわけたまえこのポンコツがあああ!!」
「お、落ち着いてください博士っ!」


(2009年4月28日)











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