帰省中、餓狼MOWやマリーのアトリエをプレイしたんだが最後にやったのは「サイキックフォース」でした。
このゲームは…確か自分で買ったんだがなんと一度もクリアすることなく数分だけ遊んでおばあちゃんにあげたという
トンでもねえことが起こっているソフトだ。そもそもなんでわざわざ買った…?
自作作業BGM動画「ゲーム名曲120選」で「ソニア」というキャラのステージ曲がイイ曲だったから入れて、
それでその曲を聴きたかった…のか?
あと「エミリオ」っていう少年…青年?のキャラがいて、そのキャラのセリフを言ったことがある。
確か「キャラクターボイス博物館」に二言三言ほど置いていた記憶もあるが…遥かなる遠き記憶だ…。
まあとにかくその悠久の時を放置されていたゲームを、ちょっとプレイしてみようかなと思ったのであった。
サイキックフォース、一体どんなゲームなんだ?確か格ゲーだと思うんだが…。
パッケージにはなかなか個性的な髪型の主人公らしき青年が、髪の白い人と戦っているところが描かれている。
うむ、格闘ゲームには主人公とライバルというのは必要だ。切磋琢磨し、お互いの技を磨くために必要な存在であろう。
しっかし、ストーリーが分からん。そして操作方法も分からん。分からんままとりあえずゲームスタートしてみよう。
「ストーリーモード」にすればストーリーも途中で分かるだろう。「サイキックフォース」の言葉の意味も。
プレイするときに考えていたストーリーはこんなのだった。
「サイキックフォース」。それは、古代より伝わる伝説の宝石。
その存在はごく一部の者にしか伝えられておらず、その宝石の恐るべき力を悪用されないために
サイキックフォースを守ることを宿命付けられた一族にのみその在り処とその力を解放するための術は受け継がれていっていたのだった。
そして…サイキックフォースが眠るといわれる町に、選ばれし若者たちが結集した。
全ては、サイキックフォースを守るはずの者のこの言葉によるものだった。
我はサイキックフォースを司る者なり。我の元へ辿り着けた者、我に勝利した者にサイキックフォースを授けよう。
来るがいい、我が城へ…8人の選ばれし者たちよ!
なぜ選ばれたのかはよく分からない、招待状を受け取った8人は今ここに集った。
ある者は、未知の秘宝サイキックフォースの力を得るために。ある者は、サイキックフォースの真実を解き明かすために。
ある者は、サイキックフォースの守護者に会うために――それぞれの思いを胸に秘め、戦いの火蓋は切られた…!!
イミわかんねえ。
ってか主人公の名前もパッケージにいるライバルもラスボスもサイキックフォースという言葉の意味も戦う理由も何も分からん。
分からないんだけど、とりあえず主人公っぽい人で戦ってみようじゃないか。
最初にカーソルが合っている人が主人公、と格闘ゲームでは相場が決まっている。
えーと、やっぱりこのパッケージにいる非常に髪型が個性的な人が主人公のようだ。その髪は何なんだ。凶器か。
名前は…うっわアルファベット表記だ…読めねえ…「バーン」、だろうか…?他のキャラも読めん…。
だが炎で戦うっぽいし、それなら「バーン」という名前も納得か。
換石の術をかけたらその髪もちょっとは短くなるだろうか。よし、行くぜ!バーンくんでプレイだ!!
未知なる宝、サイキックフォースを求めて!そういやキャラ選択画面にタイトル画面にいる髪の白い人がいなかった。
ライバルじゃないのか?プレイヤーキャラじゃないのか?ライバルだけど隠しキャラか?分からん。
そして知らないキャラと知らない会話を少しずつしながら戦っていく。途中で「ノア」という名前が出てきた。
なるほど、そいつが悪の親玉の名前だな。ノアさんが、サイキックフォースをエサに強者をおびき寄せたというわけか…。
唯一名前を知ってるキャラ「ソニア」さんが登場。強え。この人はどうやら雷で戦うらしい。
遠くからグラックリングビームみたいなので引き寄せられて、めっちゃコンボくらって壁にぶつけられて身動き取れないうちにまたボコられる。
…よし、そろそろ説明書を読もう。(あるんかい)
えー…必殺技のコマンドは、波動コマンドのようなものではなく「→←→+○」のような方向キーを前や後ろに入れるものが多い。
しかもこれは向いている方向は関係がないようで、「↑↓↑+○」でも同じ技が出るらしい。
…というか、まずは戦闘画面のことを説明すべきだった。
キャラクターさんたちは正方形に区切られた範囲を舞空術で縦横無尽に飛び回れて、
気弾をボタン一つでいくらでも敵の方向へ放てます。
みなさん何かしらの属性を持った超能力が使えるようです。主人公のバーンくんは炎、ソニアさんは電気…という感じ。
もしかしてキャラが「サイキック」なのか?サイキックフォースは伝説の秘宝の名前じゃないのか!?
なんとなく、サイキックはサイキックであること自体がなんかヤヴァめな世界で…みたいな感じがありそう。
「星をみるひと」のようなストーリーだろうか…!サイキックフォースは伝説の秘宝の名前じゃないのか!!最初からそれは分かってただろ。
素早く飛び回るにはボタン二つを押しながら方向キー。おお、これで素早く動いて敵の攻撃を避けられる。
さらに強い技を放つコマンドも分かったから少し戦えるようになり、今まではファイアボールをポコポコ投げるだけだったのが
ちょっと格闘ゲームっぽい駆け引きができるようになってきました。何をしていたの?
そうこうやっていたら緑の帽子でピンクの髪の女の子が登場。どうやらバーンくんと知り合いらしいが、
何も言わずに戦え!みたいなことを言われて戦うことに。ウェンディちゃんというお名前らしい。待ってくれウェンディ!俺はお前と戦いたくはない…!!
という心持で戦っていたんだが、その子との戦いに勝利すると綺麗な一枚絵が表示されました。
ウェンディちゃんを抱きかかえているバーンくん。ウェンディちゃんは息も絶え絶え。
姉の行方を知るため…だったか、仕方なくバーンくんに戦いを挑んだらしい。
そして…なんか、彼女は力尽きたように見えたが、もしかして…し、死んだ?え?ウェンディちゃん、大丈夫??
そんな…主人公よ、死ぬまでやらんでもいいんじゃないか…?
だが綺麗な一枚絵が出てきたのでこれでおしまいなのか。何て哀しいエンドだ…ウェンディちゃんを倒しておしまい……かと思いきや、
フツーに次のステージが始まった。終わってなかった。途中に綺麗な一枚絵か…斬新だ!
他にも何名か戦ったが、まあまあ倒せる。「オプション」とかは開いてないけど、
デフォルトの難易度のはず。「ノーマル」辺りだろう。それでもちょこちょこ動いて大きめのファイアボールを投げてれば勝てます。
そしてちょっと長いデモがあり、ようやくパッケージにいる白い髪の人が登場!なんか偉そうな立場の人って感じ!
「キース」というお名前の人らしい。目を覚ませ!みたいなこともバーンくんが言っていたような。
そうだ、目を覚ませキース!サイキックフォースの力はあまりに危険すぎる!あれは、軽々しく人間が扱っていいものじゃないんだ!!
と、戦っているとなんか一発で倒せたぞ。よっしゃー。そしてついに、ラスボスであるノアさんが登場というわけだな。
…あれ?また綺麗な一枚絵が出てきた。バーンくんがキースさんを抱きかかえてる。また死ぬんじゃ…!?
どうやら二人はご友人だったようで、なんか道を踏み違えたキースさんをバーンくんが止めに来たらしい。
キースさんは「ぼくは、君にぼくを止めてほしかったのかもしれない…」みたいなことを言って、恐らくお亡くなりに。
死ぬなキース!!みたいなことを言っていたような気がするが、死ぬまでやらんでもいいんじゃないか…!?
それとも、それがサイキック同士の戦いの決まりなのか!?死ぬまで殴らんでもいいんじゃないか!?
こうして…バーンくんのストーリーは終わったようだ。さらっと流したが、途中で戦った名前は読めなかったけど
眼鏡かけて時を止めて剣をあちこちから投げてくる人がめっちゃ強くてその人相手にコンティニューを10回近くしました。
その次のキースさんは一発で勝てて拍子抜けしたのだった…。
さて、どういうストーリーだったのかな。先に読め。
んー…あんまり詳しくは書いてない。バーンくんとキースさんは親友で、キースさんはサイキックを集めた組織「ノア」の偉い人で、
元は虐げられていたサイキックの希望だったようなんだがやがて「サイキックによる世界征服」が目的になってきたからバーンくんが止めに来た、みたいな…?
あ、説明書の最後のページにキースさんのコマンドも書いてある。一度倒したからプレイヤーキャラとして使えるようになったかな?
カッコイイ人だから使ってみたいな。それとも隠しコマンドが必要なのかな?どれどれ?
えー…「全てのキャラクターで難易度「HARD」以上でクリアすると使えるようになる」。うむ、ムリだな。
こうして、一夜限りのサイキックフォースは終了したのだった。伝説の秘宝、サイキックフォースは静かに再び眠りについた。
バーンは、友を救えなかったことを悔やみ、キースに代わって自らがサイキックフォースの番人となることを決めた。彼は今日も、挑戦者たちを待ち続けている…。
ってか、ノアって人じゃなかったんか…。
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