「Dr.MARIO」が出来上がる寸前という感じのプロトタイプがもう一つだけ存在しているようです。 もうほとんど完成品のDr.MARIOと同じなんですが、完成する直前に何が変わったかだけを紹介。 左が完成品のDr.MARIOで、右がプロトタイプのDr.MARIOです。タイトル画面はもうほとんど同じです。 BGMも同じで、放っておくとデモ画面が始まるところも全く同じ。ただ、マリオのグラフィックがちょっと違います。 さてこれがメニュー画面なのですがもう完全にDr.MARIOと一致しています。 BGMも全く同じ、Virusと違って「SICK LEVEL」ではなくなっています。 曲名もちゃんと決まったらしく、この画面はもう完全に完成品と同じです。 左が完成品、右がプロトタイプ。ご覧下さい、ゲーム画面も同じです・・・! タイトルが「Dr.MARIO」になったので、ロゴもVirusからDr.マリオになっています。 全部同じだ!・・・と言いたいところですが、マリオのグラフィックがVirusの頃と同じ画像のようです。プロトタイプはロン毛に見えます。 それ以外は完全に同じか・・・!と、思ったのですがもう一つ違うところを発見。 こまかーい話なのですが、黄色のウィルスのアニメーションの1コマが違います。 この画像の、左が完成品、右がプロトタイプの黄色ウィルスです。 口を一文字に結んでいるか、口を開いたままかの違いがあるようです。・・・って数ドットの違いですが・・・。 Virusの時も黄色のウィルスだけグラフィックが違ったし、赤青に比べて黄は紆余曲折あったようです。 レベル5置きに訪れるご褒美画面もちゃんとあります。 BGMも全く同じでした。 レベル20をHIでクリアしたときのUFOも同じ。 本やスプレー缶が飛んでいくのも同じです。もうほぼ完成だ。 2Pモードでの攻撃パターンやクリアしたときのBGM、 色んなことを調べてみましたがDr.MARIOと全部一緒でした。 LOWでレベル20をクリアしたときの画面もBGMも同じ。 マリオの2種類のグラフィックを描き変えて、 黄色のウィルスの2コマ目を変え、そこだけを変更して完成したようです。 画像データをチラと見てみましたが、 マリオや黄ウィルス以外の画像は全く同じでした。 ナゾのスノーマンの没グラフィックも同じ。 さらに、ナゾの球体も発見。 完成版Dr.MARIOにもありましたが、コレは一体何なのだろう・・・。 位置的にご褒美画面で飛んでいく物体の一つだろうか? サッカーボール・・・?なんか、気色悪い宇宙生物に見えるんだが・・・。(ボコボコしてるし・・・) というわけでなんか没画像も最後に見つけてしまいましたが、「Dr.MARIO」という素晴らしい名作が完成するまでの軌跡を追ってみました。 ファミコンは「ゴルフ」「テニス」などそのものズバリなタイトルが多かったので「Virus」という直球タイトルだったのかも。 でも最初からマリオはいたし、作っていくにつれて「ドクターマリオ」という名前になったようです。 色んなグラフィックがどんどん変わっていきましたが、カプセルの操作感だけは最初からほとんど変わりませんでした。 ある意味最初から完成していたゲームだったのかもしれません。 |