2022年2月のラジオPart.62022年2月のラジオPart.8の 2回に渡ってスーパーマリオサンシャインの没テキストについて紹介したわけですが、 やっぱりページでもちゃんとご紹介。ラジオではストーリーが分かるように並び変えたり 誤字っぽいのは修正してありますが、ここでは文字なので好きに説明しまくってしまいます。やるぞ〜。(←楽しそうです)

というわけで、ラジオの内容と重複するものもありますがまずはシステムメッセージっぽいもの。

「このデータはこわれています。 データの内容をけしてうわがきしますか?」セーブしようとしたらデータが壊れている… ということがあるんだろうか?そういったときに表示されるもののようです。 つまりそういう事態になれば表示されるんだろうけど、多くのプレイヤーは見ることがないメッセージだろう…。

「スロットAのメモリーカードは内容がこわれているので初期化が必要です。初期化しますか?」 これもそういうことになれば見られるのかもしれないが、ウルトラレアメッセージではありそう。 メモリーカードの中身全体が壊れているということなのか、他のゲームのデータも全部消されてしまうということか…?! お、恐ろしい…見たくはないメッセージです。

「スロットAのメモリーカードは海外向けなので初期化が必要です。初期化しますか?」 これもまあ海外版にフォーマットされたメモリーカードを差せば普通に見られそうですが、 やはりレアメッセージでもあります。

「初期化するとメモリーカード内の全ファイルがきえます。よろしいですか?」 フォーマットされるときの確認メッセージ。あんまマリオサンシャイン関係ない気もする。

「スロットAのメモリーカードはこわれているので使用できません。」 メモリーカードのデータが壊れているのではなく、メモリーカード自体が壊れている…?! このメッセージだけなぜか「A」が大文字です。

「スロットAにささっているものはこのゲームでは使用できません。」 一体何がささっているんだ…!

「ファイルをつくるのに失敗した可能性があります。」 もう一度作成してくれないのか!?失敗した可能性があるということは、成功した可能性もあるのか!?

「初期化に失敗した可能性があります。」 そ、そんな…!しかし諦めてはいけない!失敗していない方の可能性に賭けるしかないッ…!!

「すべてのシャインを ゲット!」 これは没テキストですね。幻のテキストです。

…と、ちょっぴりフザけましたがこれらはセーブの時に表示されるメッセージの中で 「普通にプレイ」していたら見られないものです。そして次はなぜかこれだけ独立して存在していたシステムメッセージっぽいもの。

「ジャンプちゅう に B おすと ヒップアタック が できます。 スゴイ!」…という、ヒップドロップの説明のメッセージですが色々と未使用感が出ています。 まず「ヒップドロップ」ではなく「ヒップアタック」という名前になっている。 なんかベータ版ヨッシーアイランドでも同じ名称で呼ばれていたような気が…?

そもそもスーパーマリオサンシャインでのヒップドロップはジャンプ中にBではなくジャンプ中にLボタンで出すもの。 まさかジャンプ中に「ピーチボンバー」のように横に尻を突き出して飛ぶという 「ヒップアタック」という名の全く違う攻撃だったりするのだろうか…!!

「Bおすと」と「を」が入っていない感じがするし、やたら空白が入っているところも未使用感です。
ドルピックタウン駅
リコハーバー駅
ビアンコヒルズ入り口
マンマビーチ駅
シレナビーチ駅
ホテル デルフィーノ前
ピンナパーコ駅
ホテル ラクリマ前
マーレビレッジ港
モンテビレッジ駅
エルトロック駅
軍艦島(仮)港
炎の神殿(仮)前
灯台島(仮)港
コロナマウンテン入り口
という、謎の「駅の名前」が連なっている没テキストも発見。 「駅」さえつかなければ実際のスーパーマリオサンシャインのステージ名と同じものが多いですが、 「ピンナパーク」が「ピンナパーコ」になっていたり「ホテル ラクリマ」という未登場のホテル名、 「エルトロック」という未登場の地名も見られます。

「軍艦島」、「炎の神殿」、「灯台島」の3つには「仮」がつけられていて名前が変更される可能性があったんだろうという感じが出ていますが、 逆に言うとそれ以外は割と確定していたということです。

製品版での攻略順と比べてみると、ドルピックタウンが最初なのは同じだけど ビアンコヒルズとリコハーバーが逆になっています。元はリコハーバーの方が先に行けるようになる場所だったのか…?

「ホテルデルフィーノ」は製品版ではステージ「シレナビーチ」の中にある建物でしたが 元は「ホテルデルフィーノ」は独立したステージだったのかもしれません。 まあ全然雰囲気が違うから、まとめられちゃってる感は製品版からひしひしと出てます。

普通にプレイしていた時も思っていました。 なんでホテルが地面の中から出てくるねん、と…。 元は別のステージだったと考えればシレナビーチの攻略具合と無関係で存在できるわけで、 きっと無理やりな理由で地面にホテルが沈んだりもしていなかったことでしょう。

シレナビーチの前にピンナパークに製品版では行くことになりますが、 元はシレナビーチ、ホテルデルフィーノよりも後だった上に名前が違う。 「ピンナパーコ」の「パーコ」はイタリア語で「公園」という意味なので 「ピンナパーク」と同じようなステージだったのかも。

しかしシレナビーチ駅、ホテルデルフィーノ前は連番なので、 ピンナパーコ駅、ホテルラクリマ前と並んでいることから ピンナパーコの近くにホテルラクリマがあったのかもしれません。

最後がコロナマウンテンなので、そこがラストステージだったということは変わっていなさそうです。 「エルトロック」については、たーつーさんから「エルト」はアイスランド語で「火」の意味があるらしい ということも教えていただきました。どうもありがとうございます!

エルトロック駅の次が軍艦島…という名前がそのまま 使われるわけではなさそうにしてもそういうイメージのステージ、 次に炎の神殿といういかにも燃えてそう、そして難易度が高そうな場所、 コロナマウンテンの直前には灯台島というイメージの港… 実際のコロナマウンテンは燃え盛っているので、ポンプ、そして水で対処しそうな ステージが連なっているのはとても納得です。
Dolpic Town
Ricco harbor
Bianco hills
Mamma beach
Sirena beach
Hotel delfino
Pina parco
Hotel Lacrima
Mare village
Monte village
Erto rock
Warship island
Fire shrine
ex map
Corona mountain
Scale map
Test map 1
Test map 2
という、駅名のアルファベット表記+αの文字列も発見。 こちらには「炎の神殿」の後に「仮」はないようで、 「灯台島」は「ex map」つまり「エキストラマップ」のような名称になっています。

また、「ステージの名前」が羅列してある文字列の中からは 「マーレのむら」というステージ名も見つかりました。 実際に登場する「マーレ」がつくステージ名は「マーレのいりえ」だけですが、 駅名の文字列にも「Mare village」というのがあるし「マーレのむら」というステージも 元はあったのかもしれません。

思えばマップでちゃんとマーレ族の説明があるのになぜかピンナパークにちらほらいたり、 「マーレのいりえ」という住みにくそうな場所に何人かいる程度のマーレ族。 元は「モンテのむら」のような集落が存在していたとなれば非常に納得です。



一旦ここで一区切り、次のページでは ゲームのシステムに関係しそうなテキストが登場です。

2022年2月27日


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