スーパーマリオサンシャイン攻略の目次ページを作るに当たって 没テキスト紹介ページの項目を内容と一致させることにしたので ここは前のページから独立したページ、元は1ページ目の後半部分でした。

というわけで、ゲームの攻略に関係しそうなテキストの紹介。改行位置が微妙に分からないので適宜改行したり区切ったりしています。

「あ! ヒゲだるまのひと… えきって どこ? センセイが マイゴになったら まず そこに いきなさいって」

「ねえ だるまさん おねがい! じぶんで あるくからさあ ラウニーを えきまで つれてって」


という、「ラウニー」という恐らく少年っぽい人物のセリフ。 どんな姿だったかは不明ですが、彼はいわゆるマリオシリーズの「没キャラクター」です。

そんなラウニーはどこかで迷子になっている様子。やはり「えき」つまり「駅」という場所がゲーム内では重要施設であり、 そこに彼を連れていくというイベントがあったようです。しかもマリオは「ヒゲだるま」呼ばわりです。

連れてって、と言われたら「はい」と「いいえ」の選択肢が出て、それに対する返答のテキストもちゃんとありました。

「だるまさん いいひと! がんばって ついてくよ だるまさんも みすてないでね!  そうだ これ つかっていいよ でも あとで かえしてね スカウトの おやくそく!」

「よのなか そんなに あまくないって ほんとだね… センセイが いってた。」


この「センセイ」という人物がどんな人か、セリフも全くないので分からないですが 「スカウトのお約束」という辺りそれの先生なのかもしれません。さらに「これ使っていいよ」とラウニー少年から渡されるものとは…?

「背面ノズル(仮)を お借りしました!! あとで返す おやくそく!」

というシステムメッセージと思われるものがあり、なんとマリオが背負っているポンプのノズルを少年からもらう、という攻略手順だったようです。 「背面ノズル(仮)」という正式決定ではない感じの名称ですが、この「背面ノズル」を使って駅までの道を進み、 ラウニーを駅まで連れていくというイベントだったのでしょう。

ラウニーは「頑張ってついていく」と言っていたので、マリオに自動でついてきたのかもしれません。 普通、駅までの道なんて平坦であってほしいですが恐らくラウニーが通れるようにあらかじめ障害物を取り除いたり、 もしかしたら敵の攻撃から守ったりしながら進む必要があったのかも。

「どうやって もどったのかって? ??? よく わかんない  まあ そんなこともあるよね きを とりなおして えき まで しゅっぱーつ!!」

「こわかった… ひとりぼっちは イヤだよ ねえ えき はまだ?」


という、ラウニーとはぐれてしまったときと思われるセリフもありました。 完全に見失ったりマリオが別マップに行ってしまったり、マリオだけ穴みたいなのに落ちたりしたときは、 ラウニーはスタート地点にいつの間にか戻っていたのでしょう。

「怖かった…一人ぼっちはイヤだよ」という方のセリフはまた何か特殊なタイプの出来事があって マリオとはぐれ、合流したときっぽい感じです。

「ここ ここ! そうそう ここだよ だるまさん! がんばったねえ おたがい。  そうだ ラウニーのノズル ずっとつかって いいよ スカウトの おやくそく!」

これが、何の駅か分からないのが残念ですが目的地である駅に着いたときのラウニーのセリフのようです。 そして、ラウニーのノズルつまり「背面ノズル(仮)」はずっと使っていいと言われ、 ラウニーを駅に連れていった後に正式にマリオのポンプのバリエーションの一つとなったっぽいです。

恐らくラウニーを連れていく駅というのは「背面ノズル(仮)」を使わないと行けない場所であり、 ラウニーからノズルだけもらってマリオ一人で駅に行って次の駅、つまり次のステージに行ってしまうことが できないように最初は「お借りしました」という設定になっているのでしょう。

「背面ノズル(仮)を いただきました!! これから 何度もつかえます  ただし ダメージをうけると 壊れちゃいます。」

こんなシステムメッセージも。なんということでしょう。 ノズルはダメージを受けると壊れたようです。な、なぜそんな設定に…?!

マリオにダメージがあればそれでノズルが壊れるのか、それともノズルだけにダメージが行くような攻撃があったのか…?

「あれ? はいめんノズル(かり)は? はい! もう なくさないでね スカウトの おやくそく!」

「あ ヒゲだるまの ひと ラウニーのノズル つかってる? かけっこ しながら はいめんノズル(かり)つかうと びゅん! って はやくなるよ やって みた?」


ラウニーを駅まで連れていくイベントをクリアした後にラウニーに話しかけた時と思われるセリフ。 ノズルが壊れていたらまたくれたようです。なぜ少年がノズルを無限に持っているのか?

でも実際のゲームでは「オヤ・マーサイエンス社」が作ったポンプ、 そのノズルは何の説明もなくステージ上に無限沸き状態で放置されている上に アンロックされていないとノズルの箱は置かれているけど「マボロシ」が見えているだけなので使えない という理解に苦しむ設定で設置されているため、普通にプレイしているときはすごく違和感がありました。

少年が無限にノズルをくれる設定というのが腑に落ちるというわけではありませんが、元からそういうフシギ設定だったからこそ ステージのギミック、シャインまでの道を考えなければいけないけど その上でノズルを自由に切り替えられたら困る、だからステージ上に特に理由なく放置しておく ということになってしまった、となるならばすごく納得です。大変そうだ…。

さらに「かけっこしながら」つまり「走りながら」、「背面ノズル(仮)」を使うと「びゅん!って速くなる」という効果から、 背面に水を噴射すると思われるその仮名称から、「背面ノズル」は後の「ターボノズル」なんだと思います。

しかしターボノズルは水出しっぱなしで早く走れるというのは確かにそうなんだけど 別に「走りながら」である必要はない(というか勝手に走る)し、早く走れる(+水上でもスピードUP、ジャンプ力(幅)もUP) というのがその効果であり、「背面ノズル(仮)」を使わないと駅までは行けない構造になっていただろうから、 絶対に「やってみた」後ということになるため「やってみた?」と言われるのはおかしい。

これらのことから、もしかしたら「背面ノズル(仮)」にはターボノズルと同じ早く走れる効果に加えて 他にも別の効果があったんじゃないだろうか…とも思います。

ラウニーが後ろからついてきている状態でターボノズルを使ったらマリオだけすっ飛んでいってしまうし、 後ろにいるラウニーはみずびたシティです。そういうところも合わせて「仮」っぽい感じなのかも。



製品版と違いすぎてオラワクワクしてきたので、次のページに続きます。

2022年3月21日


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