先日、「スペランカー実況プレイ」を公開したんだけど、 それでようやくスペランカーのデータをちゃんと見てみようかなと思ったのでした。 エレベータから降りようとしたら死、 ロープから地面に飛び移ろうとして死、爆弾を置いて離れてもその距離が足りずに死、 はしゃいで坂道でジャンプしたら死、ととにかく死にまくる冒険者、スペランカー。 クソゲーかというとそうじゃないと個人的には思うが、確かにいささか死に過ぎの感はあります。 そんなスペランカーの画像データを見てみたら、見覚えのない画像がいくつかありました。 断片的なので使われているのを排除したり並び的にこうじゃないかみたいな感じで見つけてみたのがこちら。 バランスを崩しているような体勢のスペランカー。 踏ん張れ!!転んだら死ぬぞ!!むしろ転びそうなことによるショック死とかしそうです。 こんな絵はゲーム内で表示されなかったはず。 地面の出っ張りにぶつかると反対側に飛んでしまうスペランカーだが、 この画像の体勢でおっとっと、と後退すれば自然だろうか?何かにぶつかったときだとしたらリアクションする前に死んでそうだし…。 逆さまになっているコウモリさんの画像らしきものも発見。 しかし足部分と顔部分が離れた場所にあり、しかも左右対称じゃないので反転させてくっつけられず、 画像の右側は発見できなかったという非常に中途半端なモノになってしまった。 でも明らかにコウモリさんの画像のところに逆さま状態の足があり、逆さま状態の顔の二つのパーツは存在していたので、 逆さま状態の絵が使われないことが決まってから別の絵で上書きされてしまったのかもしれません。 コウモリさんは常に羽ばたいて何かを落としながらスペランカーを邪魔する存在で、 一般のコウモリのように逆さまになって休むシーンはありません。元は逆さまで休んでおり、 スペランカーが近づいたらバサバサ、という動きをする予定だったのだろうか? 次は落下中で帽子が取れているスペランカー。そんな距離を落ちたら死ぬぞ!! なんかこの顔だけ見ていると「ミシシッピー殺人事件」の誰かに見えてきます。 アーケード版「スペランカー」ではもっとたくましいおじさんがもっと激しい冒険を繰り広げていますが、 アーケードスペランカーおじさんを眺めていると謎が少し解けました。 これがアーケードスペランカー(略して「アケランカー」)が 高いところから落ちているところのシーン。一致している。帽子が取れているところが一致しています。 アケランカーはファミランカーと違って高いところから落ちても即死ということはなく、 身体的にはちょっと目を回す程度です。しかしファミランカーに落下中の画像があるということは、 元はそこまでの虚弱体質ではなく落下中は帽子が取れて着地したらちょいダメージ、ぐらいのシステムになるかもしれなかったということか…?! さらにこんなスッテンしている画像も発見。 背中なんか打ちつけたら死ぬんじゃないか!?時間切れで死ぬときは帽子を顔の上にのせるので おめめパッチリ状態で倒れることはありません。 アケランカーの挙動をじっとこちらの動画様などで見ていたら、 似たような体勢で転ぶシーンを発見!ジャンプで壁にぶつかって転んだときにこのポーズをとりました。 念のため、ファミランカーで壁に向かってジャンプをしてみましたがやはり背中から転ぶようなことは起こらず。 もし転んでいたら死んでいただろうから、さらに死因が増えるところでした。危ない危ない。 最後に、こんなポーズも発見。横を向き、手をちょいっと出している。 足もちょっと不安定な感じで、恐らく階段やロープを昇降しているところと思われます。手を離すなんて危ない。死ぬぞ。 これもアケランカーに似たようなポーズを発見しました。 ロープから別の場所へ飛び移ろうとしたときに手を出して体勢を変える、そのときの画像が元かもしれません。 ということは、ファミランカーもロープを持っているときに横キーを押したらこのポーズをとるはずだったのか? 実際のファミコン版ではそんな余裕は一切なく、飛び移ろうとして死ぬわけだが…。 このほか、アルファベットが全て用意されていたけどもしかしたら使われていない文字があるかもしれません。 ちょろっと画像データを見てみてみつけられたのは色んなポーズのスペランカーと逆さまになったコウモリさんでした。 死ぬときですらリアクションなどほぼとらず、大抵は直立不動で死ぬスペランカーだったが、 元はもっと色んなポーズをとる予定だったのかもしれない、というかちょっとゲーム性が違う予定ですらあったのかもしれない…? |