前のページに引き続き、「ファイアーエムブレム紋章の謎」のデバッグメニューの話です。「へいしゅ」の次は「ぶき」ですがそこはちょっと飛ばして、さきに「ちけい」をさらっと説明。

00の「へいげん」から始まり、「みち」とか「もり」とか「かわ」とか、実際のマップに出てくるマス目の名前のものが最初は並んでいます。全部で164種類も項目があって見覚えがなくてもちょっと全部使われているか否かを調べるのは無理でしたが、項目名が結構面白いです。

例えば39の「よいおしろ」なんて分かりやすいのでしょう。よいお城です。 「マケドニアしろ」とか「カダインしろ」とか、国名+城という地形名が多いんだが、唐突に「よいおしろ」「わるいおしろ」なんていう端的な名称も登場します。

あと2Aの「しょぼいとりで」とか。しょぼい。本当にデバッグメニュー感があってステキです。

4Eは「さいしゅうめん」、51は「うごけん」動けんそうです。背景は真っ暗で、イベント戦闘用って感じです。その次は「うごけんまち」「うごけんがれき」と続くけど、それは普通の背景でした。

55は「かいふくゆか」。「紋章の謎」には回復する床ってのはなくて、外の「とりで」に重なっているときにターン開始時に回復、とか、「いのちのオーブ」を持っているときに回復、という程度で、あと回復するマスといえば「ぎょくざ」ぐらいのものです。

で、その「かいふくゆか」で戦闘をしてみると左の画像の場所に。「ぎょくざ」がこの背景かは忘れてしまいましたがゲームの中身的には「ぎょくざ」は「回復床」という扱いのようです。

あと57の「とびら」も戦闘画面にしてみると真っ暗。思えば「とびら」は前に立って開けることしかできないので重なって戦闘はできません。一応地形として存在はしているから項目はあるけど絵は作られなかったという感じか・・・?

5Aは「うごけんはし」、5Bは「うごけんやね」。「動けん橋」は橋の上、「動けん屋根」はさっきの「かいふくゆか」と同じ背景。他にも今まで言ったヤツの全部混ぜてある感じのネーミングばかりでした。

「うごやねわるしろ」とか。恐らく「動けん屋根悪いお城」の略でしょう。「かいふくオレルア」だったら「かいふくゆかオレルアン」という意味、という感じ。こんなに大量の地形を扱い、 絵も変えるべきものは変えて、隣接する可能性がある地形なら左右の絵の継ぎ目部分も自然になるように描くわけで・・・うおお、大変すぎてゾゾッとする。スゴイなあ・・・!

最後は「スターライト」や「マフー」の独特の背景が並んだ後、おしまい。使われていないのも結構ありそうです。

あと今回この「ちけい」の名前と絵を調べるために戦闘画面を幾度となく見ていたら、「室内」の戦闘時と「屋外」の戦闘時では攻撃音が違うことに気づきました。室内だと攻撃音にエコーがかかっています。こっ、細かい・・・!!

でもどう見ても室内なのにエコーがかかっていない地形もあったりその逆もあったりして、どういうときに使うはずだったんだろうか・・・と思う見覚えのない地形名もありました。

さてこのままの勢いで「なまえ」も行きましょう。戦闘に出すキャラの「なまえ」の項目です。

一つ目は誰がなんと言おうと我らがマルス・・・と思いきや項目名は「まるす」。な、なぜにひらがなッ・・・!?

他のキャラが全部ひらがなとかそんなことはありません。マルス以外は全員カタカナです。

最初の項目名を入れたとき「まるす」にして、二人目からはカタカナにしたってことなんだろうか?もちろん「まるす」を戦闘に出すと戦闘画面では「マルス」と表示されます。

シーダ、ジェイガン、カイン、アベル、ドーガ、ゴードン、と初期メンバーが続いたあと、なぜか07は「リカード」。なぜに。仲間になる順番というわけではなかったのか・・・?

リカードの次の08は「リフ」。別ページで紹介した、ファミコン版にはいた僧侶のおじいちゃん「リフ」の名前は8番目にありました。 なぜリカードの次なのか・・・全く分かりません。

リフの次は、サジマジバーツで、0Cは「カシム」、0Dは「オグマ」。ちゃんとストーリーで登場する順というか仲間になる順に大体並んでいます。

0Eは「ダロス」。海賊だったけど仲間になった、だけどスーファミ版では消えてしまった彼。

0Fは「ジュリアン」、10は「レナ」、11は「マリク」、12は「ナバール」、13は「ハーディン」、14は「ウルフ」。

まあまあ妥当な順番で並んでいたわけですが・・・。

15は「サガロ」・・・どちら様?もちろんデバッグメニューなのだから名前に誤字が生じていても何も問題はありません。 実際のゲームに登場するのはガロ」です。

16は「ロシェ」、17は「ビラク」、18は「バヌトゥ」。

19は「シーザー」。・・・お、惜しい。このデバッグメニューでキャラの名前を入れた方がそう覚えていたということなんだろうか・・・?

実際のゲームに登場するのは「シーザ」です。

そして1Aは「ラデイ」。こ、細かい・・・だが一応、実際のゲームと違う表記なので・・・。

今まで「バヌトウ」とか「ジエイガン」とかではなく小さい文字はちゃんと小さかったのですが「ラディ」が「ラデイ」になっています。カミュはカミユでもいい、という公式様の見解があるし、何より何のキャラのことなのかさえ分かればいいデバッグメニューなので気にしなくてOKです。えっ、元から気にしてなかった?

1Bは「ミディア」、1Cは「カチュア」、1Dは「マリア」、1Eは「ミネルバ」、1Fは「リンダ」、20は「ジョルジュ」、21は「トムス」、22は「ミシェラン」、23は「トーマス」、24は「ボア」、 25は「アラン」、26は「サムソン」。牢獄にいた人たちの中が連なっているのにミディアだけ妙に前の方にいるのがちょっと不思議。

27は「ベック」。ファミコン版にいた、いなくなってしまった男の一人です。28は「チェイニー」、29は「ウェンデル」、2Aは「エスト」、2Bは「アストリア」、2Cは「マチス」。

2Dは「ロジャー」。ファミコン版ではシーダ教に入信した彼ですが、紋章の謎ではなぜかいなくなってしまっています。ついでに2Eは「ジェイク」です。

2Fは「パオラ」、30は「チキ」、31は「ロレンス」、32は「エリス」、33は「ガトー」、34は「ガザック」、35はファミコン版にも名前のデータが内部にあるだけの謎の人「ワイラー」。紋章の謎では出る予定だったということなのか・・・!?でも第二部のボスの名前にも使われることはなかったのであった・・・。

ガトーの後はボスや敵兵の名前が続きます。ファミコン版にしかいなかった「オーダイン」さんや「ギガッシュ」さんの名前も全部あります。誤字もなさそうです。ちなみに戦闘画面だと「カミユ」ですが、このデバッグメニューだと「カミュ」でした。

この名前をだーっと見て調べて書き出していたメモの中に後で話そうと思っていたやつがあったから一応。

53の「カシミアへい」というのは見覚えがなかったので一応。あと58の「てき」というそのものズバリの名前も発見。

5Aの「しろきしだん」は戦闘画面にしてみると「てんまきしだん」になりました。「天馬騎士団」の元の名前なのかも。あと5Dの「テーベマージ」は戦闘画面だと「ダークマージ」になりました。

つまり、デバッグメニューの「ダークマージ」は「やみしさい」となり、「テーベマージ」は「ダークマージ」になっている。ややこしい!

60は「にせガーネフ」。あのガーネフって名前のヤツがいっぱいいるマップに出てくるけど「ファルシオン」持ってるのが本物だと一目瞭然なアレ。

「にせガーネフ」を戦闘画面で見ると「ガーネフ」になるので、デバッグ用の仮のお名前という感じでしょう。「にせガーネフ」の次は第二部に登場する仲間の名前が続きます。なぜか一番最初が「セシル」。ロディでもルークでもないのか・・・。

第一部の名前は、仲間⇒ボス という順でしたが、第二部の名前は仲間もボスも登場順に入り混じっています。第一部は仲間の名前の羅列が終了したらボスの名前の羅列、第二部はセシルやライアン、ウォレンの後にルーメルとかリュッケとかが入っています。

第二部で没になったキャラの名前はないかな、と思ってみていましたが「ワイラー」的な人はいませんでした。 そんな中、78は「かぜのぶぞく」という聞いたことのない名前が。

戦闘画面にしてみたら「すなのぶぞく」になりました。「すなのぶぞく」は元々「かぜのぶぞく」という名前だったのかも。

ラストを飾る実際のゲームと違う「なまえ」は、79の「かょうせんし」。・・・ん?どう発音するのだ・・・?

火曜?歌謡?通う?・・・デバッグメニューならではの誤字っぽいヤツで、実際は「きょうせんし」です。デバッグなんて何を表しているのかさえ分かればイイので問題はありません。ただ初めて見たときは「!?」となりました。

以上、デバッグメニューの「なまえ」で表示される実際のゲームと違う名前やゲームに出てこない名前のテキストの紹介でした。また長くなってしまったのでいったんここで終了。次は最後のページ、アイテム名の説明です。

2018年12月12日
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