◆ファイアーエムブレム暗黒竜と光の剣 プレイ日記◆

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ファイアーエムブレム暗黒竜と光の剣、ついに最終章でメディウスを倒したので 玉座を制圧…しに行く前に、唐突にエンディングが始まったところです。

「紋章の謎」だと制圧するまでは自分たちは好きに動けた+生き残っている敵は無力化(動かない) ということになったと思うんだが、どっちがいいんだろう。 確かにメディウス倒したらすべておしまいだもんな…エンディングが流れたって別に構わんわな…。

さて、マルスとシーダとニーナがしゃべっている。内容は紋章の謎とそこまで変わらない感じがする。 シーダがいるかいないかでエンディングの会話が変わりそう、そしてその変化も紋章の謎と同じなんじゃないだろうか?

アルファベット表記のユニット名が下から上に向かって流れる。セプテントリオンみたいな感じ。 というか映画のエンディングっぽいということなんだろうか…(映画を見ないのでそこはよくわからぬ)。

マルス、ジェイガン、シーダ、オグマ、ニーナ、ジュリアン、レナが1列で表示され、 カイン、アベル、ドーガ、ゴードンらそれ以外のキャラが2列で表示されている。 ラスト付近で、チェイニー、マリア、リンダ、チキ、ミネルバがまた1列で表示され、 最後にエリス、ガトーが1列で表示されて終了。

1列で表示されるユニットは重要な位置づけということなんだろうか… ニーナだけは戦うユニットではないけど名前がある。

紋章の謎でエリスとフラグが立つマリクは 暗黒竜と光の剣ではどうなんだろうと思っていたら「エリスへの思いを胸に抱きながら、再びカダインへ旅立っていった」 という後日談だったからこの時点でそういうストーリーではあったのか。だけどマリクは2列表示の中にいる。 ジュリアンとレナが1列表示にいるのは納得だが…。

あと敵キャラの重要ポジションのカミュやミシェイルの名前はなかった。 最後に「Fin」と出て、おしまい。おおー…これが大人気シリーズ、ファイアーエムブレムの 記念すべき第一作であったか…!

もちろん一章ずつ真面目にプレイしていったんだけど、プレイ日記はすごくさらっと書くつもりで (なんたって紋章の謎をクリアしたことがあるので)FC版とSFC版で違うところをピックアップしながら 数ページ、いや1ページで終わっちゃうかな?という認識でいました。

…が、いざ没データ検証などではなく真面目にクリアを目指してプレイしてみるとまあ 違う違う。紋章の謎とは全く違う。プレイ感が全く違う。もう、別ゲーです。 そして納得することが本当に、非常に多かった…!

紋章の謎と暗黒竜と光の剣、どちらがいいかと問われたら別物過ぎるのでどちらがいいとかそういうのはない。 システムは違うけど、それも含めてどちらがいい、というのはない。紋章の謎での変更は、 リメイク+続編というソフトだから、必要だったからなされたものであり暗黒竜と光の剣では不要なものだった。

例えば、自キャラが動かせる範囲、敵の移動可能範囲が視覚的に分からないのは初見ではちょっと驚いた。 紋章の謎ではキャラを掴むと移動可能範囲のマスが色が変わって表示されます。 ついでに、聖戦の系譜では移動可能範囲+攻撃範囲まで表示されます。

さらにさらにいくと、自分が次にプレイしたのは蒼炎の軌跡なのでそれになっちゃうけど 多分それより前にありそうだけどとりあえず、敵の攻撃可能範囲をマップ上に 残したままにしておくことすらできるようになりました。

最新作ではさらにもっと何かが足されていることでしょう。

…が!自分が最新ハードもファミコンも愛している人間だからというだけではなく! キャラの移動可能範囲が視覚的に分からなくても、問題はなかった。むしろそれでいい。 それぐらいのシンプルさ、すごくいい。

敵味方問わず、ユニットのステータスを見れば移動力は表示されます。 そして味方の移動可能範囲はキャラを掴んで移動させるマスを選ぶ際に それ以上カーソルが動かなければそこまでしか動けないんだということは分かります。

敵の移動範囲についても、移動コストが1である草原や床、ちょっとかかる森や山、崖…みたいなのは すごく数えやすいし「多くの敵の攻撃範囲内に味方を動かさない」ということが自然と行えるので 逆に味方を丁寧に動かすことができていい感じ。

出撃人数を選べない+初期配置位置を変えられないのも、早く出撃できていいじゃないですか。 あと驚いたのは何だろう…キャラ間のアイテムの受け渡しが「わたす」ことしかできないけど、 それもシンプルでいいじゃないですか。ゲーム性が紋章の謎と違いまくってすごくよかった。

未プレイ者の方の為に説明をすると、紋章の謎ではユニット間のアイテムの受け渡しは自由に行えました。 カイン、マルス、シーダの順に並ぶようにマルスが移動してきて、 マルスが「てつのつるぎ」をシーダに渡し、シーダから「きずぐすり」を受け取る、 さらにカインにマルスがシーダから受け取った「きずぐすり」を渡す、なんてことができました。

が、暗黒竜と光の剣ではカイン、マルス、シーダの順に並ぶようにマルスが移動してきて、 マルスが「てつのつるぎ」をシーダに渡したらもうそこでおしまいです。 シーダからアイテムは受け取れない、カインに渡すこともできない。マルスがシーダにアイテムを渡したらそれでおしまいです。

アイテムのやり取りは一方向。しかも、敵に攻撃してからアイテムを味方に渡すなんてこともできないため、 アイテムを渡すユニットはそのターンは敵に攻撃を仕掛けることは不可能です。 どんどん戦ってどんどん進んでいく場合、アイテムは必然的に使い込んでいくことになります。

あと「輸送隊」なんてものも存在せず、マルスが輸送隊にアイテムを送りながら買い物をする…なんてこともできません。 それと出撃前にユニット同士のアイテムのやり取りなんてのもない。戦士たちに休息はないのです。

「あずかりじょ」というところがマップに存在していて、そこに自分が持っているアイテムを預け、 誰かが預けたアイテムでもなんでも引き出すことが可能。ドロップアイテムを持ちきれなかった場合は 「あずかりじょ」に送られます。どのクラスのユニットも持てるアイテムは4個までです。

それも、例えば「てつのつるぎ」を2本、「きずぐすり」を2個持っているときに敵が「ぎんのつるぎ」を 落とした場合、持ちきれません。そうなるとドロップアイテムを「あずかりじょ」に送るかを選べますが、 もう一つの選択肢は「アイテムを捨てる」のみです。

つまり、2つずつ所持している「てつのつるぎ」か「きずぐすり」のうち1つを捨てて「ぎんのつるぎ」を所持するか、 「ぎんのつるぎ」を「あずかりじょ」に送るか、の2択となり、「きずぐすり」を「あずかりじょ」に送って 「ぎんのつるぎ」を手に入れるということは不可なのです。

でも、この潔さがとてもいい感じだった。最初は戸惑ったし、アイテムは常に2種以上持って出撃したかったから 常にどのユニットもアイテムがいっぱいであっぷあっぷしてしまっていたけど あれこれ使いたいわけじゃないな、と気づいてアイテム欄に空きを作って運用するようになりました。

ゲーム序盤は「てつのつるぎ」、「キルソード」、「てやり」、「きずぐすり」を持たせておいて 普段は「てつのつるぎ」で戦い、いざというときはキルソードで攻撃しにいく、 反撃を受けたくない攻撃をする際のために「てやり」を持っておき、 一応「きずぐすり」を持っていれば安心か…みたいなことをしていました。

だけどそうやってしっかり戦うユニットはまあまああるドロップアイテムを手に入れることになる。 紋章の謎と違ってどのユニットがどんなドロップアイテムを持っているかは表示されていないため、 倒したら急に手に入り、そしてアイテムがあふれて「あずかりじょ」に送り、 でも早く進むためには「あずかりじょ」を利用するのに1ターン使うのは得策ではなく、 手に入れたアイテムはどんどん使っていった方がいいし1ターン出遅れるとそのマップでは戦いに参加できない、なんてこともままある。

所持品に余裕を持たせたら本当に楽しくプレイができました。プレイしていて紋章の謎と特に違うなと 個人的に感じたのは操作感やシステムではなく、アイテムの運用でした。

いつでもマルスに隣接すれば輸送隊からアイテムを受け取れるのも便利だけど、 「あずかりじょ」というものが一応あり、だけどユニットが持っているアイテムで事足りるし 必要があれば武器は自分で必要なものを買いに行く、これだけで十分で困るシーンはありませんでした。

それでも「あずかりじょ」には一応買って使わず預けておいた「ぎんのつるぎ」だの「キルソード」だの、 「てやり」だの「トロン」だので最終章は多少溢れていました。本当に困ることはないです。

で、原作をプレイしてみてすごくなるほどー、と思った点が二つ。 一つは竜石について。紋章の謎では「栄えていた竜族は種としての寿命が来て子孫が残せなくなり、 自我を失い「けもの」になる者が出始めたので竜族の長老らは竜としての本性を竜石に封じて人間の姿を とることを勧めた、それに反発した者は「けもの」となり暴走したり飼いならされることとなった」 というようなことがガトーとかチェイニーから語られて明かされた気がします。そんな感じだった。

大事なのは「竜石」というのはその竜族の本性を封じた石であり、それがないと元の姿に戻れないということ。 事実、最初に仲間になる竜族であるバヌトゥは大事な竜石をなくしたので変身できないと言っているし 「かりゅうせき」がなければバヌトゥは火竜に変身することはできずずっとただのおじいちゃんです。

…が、紋章の謎ではバヌトゥは「かりゅう石」しか使えないけど使用回数が決まっていて それがなくなったら変身できなくなるし、最初の石が壊れても別で入手した「かりゅうせき」を 使って火竜に変身できるしチキは「しんりゅう石」以外の竜石すべてを使えるしで オンリーワン感は皆無でした。

暗黒竜と光の剣では「かりゅうせき」も「しんりゅうせき」も1つずつしか登場しないし、 竜石を売っている店なんてものはない。石を捨てたら本当に竜の姿にはなれない。 竜石について、その設定通りのシステムだったんだなと非常に感心しました。

もしそのシステムのまま、「自分の竜石」を持っているもの、という設定のままであれば (チキは「かりゅうせき」は使えるにしても)紋章の謎でチェイニーが 「ガトーも自分の竜石を捨てたから二度と竜にはなれない」と言うけど 「いや神竜族ならここに石あるし変身できるっしょ?」と思われずに済んだんじゃないかと思います。

原作の設定のまま、原作のシステムのままであればチェイニーもガトーも店で売っている石を使うことは当然できないわけで、 「自分の竜石を捨てた」のであればもう二度と竜に変身できないというのはすごく納得です。

もう一つ、すごくなるほどー、と思った点。それはマルスとファルシオンがめちゃめちゃ強いというところです。

紋章の謎では、マルスは強く育つようにすれば(「ほしのオーブ」を使う、ドーピングをする、など) 強く育てることは可能だけどやはりクラスチェンジできるユニットに比べたらレベルアップの 機会も少ないし、主人公ではあるけれど弱くなってしまうこともあるユニットでした。

そしてファルシオンもドラゴンに特効ではあるものの威力はたったの10で重さは10もある。 対するメリクルソードは威力20で重さは4という最強の剣。どう考えてもファルシオンは最強の剣ではなかった。 ただ「強さ」だけで見ると、ファルシオンはメディウスと戦うときにだけ持っておくべきものであり マルスに普段持たせておくのはメリクルソードの方が良いまでありました。

だが、暗黒竜と光の剣ではファルシオンは最強オブ最強。まさに最後に手にするに相応しい強さ。 しかもマルスしか攻撃で使うことはできないため、マルスの最強感がさらにUP。 道具として使えばHP全回復、さらに近接攻撃を完全に封じる。つ、強すぎるッ…!!

マムクートと魔導書の近接攻撃は封じられないんだけど、 それ以外の剣・斧・槍の近接攻撃はマルスには通りません。 「やみのオーブ」のように、攻撃を完全に封じて絶対にダメージを受けないのです。

これにより、マルスは敵の真ん中に置いておいても攻撃をしてきた敵の攻撃を封じて一方的に葬り去り、 自ターンでファルシオンを使って全回復…なんてことが可能なのです。強靭・無敵・最強。

…だが、紋章の謎ではファルシオンは大きく弱体化。そしてファルシオンを使える唯一のユニットである マルスも相対的に弱体化しました。これはなぜか。ゲーム終盤の主人公による無双、最高ではないか。

これは恐らく、ファルシオンを手にした後の戦いは暗黒竜と光の剣では最終盤だけれども 紋章の謎では中盤だからなのではと思います。 そしてストーリー上必要だったからなのではないかと感じました。

というのも、紋章の謎ではマルスは第一部の暗黒戦争編でアカネイアを開放し、祖国を奪還し、 地竜族の王メディウスを封印したがそれはすべて仲間たちがいたからこそ成し遂げられたものであった。

マルスの仲間たちにはタリスの王女、オレルアンの王族、マケドニアの王女、カダインの最高司祭の娘…などなど、 マルスの祖国アリティアの者以外にも様々な国の重要な立場の人が存在していました。

第二部の英雄戦争編ではさらなる戦乱へと発展していくわけですが、 かつての仲間の一人でありカレー屋を営むオレルアンの王弟ハーディンは ニーナ姫に請われてアカネイア皇帝となりマルスと敵対をします。

その際にカレー屋はこのような発言をしています。

「貴様など、俺の協力がなければとっくの昔に死んでいた」

自分は紋章の謎の初プレイ時はハーディン及びオレルアンの騎士たちを一人も、一度も使わなかったため、 おまえは何を言っているんだ状態でしたが、このハーディンの発言は マルスがメディウスを打ち倒したのは仲間たちの協力があってこその偉業であったという前提があるといえるでしょう。

普通にプレイをしていたら、マルスはそこそこの強さであり終章では強く育った仲間たちと共に 強敵たちを倒していき、ついにメディウスが待つ玉座への道が開かれていよいよ ファルシオンを持ったマルスがメディウスを倒し、世界に平和が…という流れとなりそうです。

しかし、もしも暗黒竜と光の剣の時と同じようにファルシオンが手が付けられないほどの最強の剣であり、 それを振るえる唯一のユニットであるマルスは必然的に最強になってしまうため、 「貴様など、俺の協力がなければとっくの昔に死んでいた」などと言われても 「いや、別にハーディンがいなくてもぼくは死ななかったし、協力も全く必要なかったよ?」 というやり取りに発展してしまいかねません。

紋章の謎で暗黒戦争以降の物語が描かれるからこそ、ファルシオン及びマルスの弱体化が 成されていたんだ、ということに本当に、非常に納得したのでした。なるほどー、と強く思ったポイントでした。

FC版とSFC版、どちらがいいかというのは個人的には全く優劣がありません。 でも、紋章の謎しかプレイしたことがない人は暗黒竜と光の剣もぜひともプレイすべきだと思います。 紋章の謎の第一部「暗黒戦争編」をプレイしたから…という理由でプレイしないのは非常にもったいないです。

暗黒竜と光の剣はそれだけで一つの作品として見事な流れをもって完結しているし、 紋章の謎とは全くの別物です。単純にリメイク時に削除されたマップというものもあるけれど それだけではなく、削除されたマップで仲間になるはずだったユニットが別のマップで 登場することになっているため、紋章の謎で続投したマップも攻略手順が異なります。

ターン数を無駄にせずにサクサクプレイすることを心がけると本当に面白いです。 アイテム整理もままならないまま次のマップに進むのが楽しいです。 それでも攻略できるバランス調整がとても心地よいゲームでした。

このページを書いている現在、NintendoSwitchOnlineでプレイが可能なので 紋章の謎はプレイしたから別にいいや、と思っている人はレッツプレイ。 ファルシオンを持ったマルスで、最強の伝説を築き上げるのです!(←パラガスの声で)

2023年08月15日


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