料理ビギナー、餃子の皮を作ってみるの巻。
先日のハンバーガーのバンズもそうだが、実はハンバーガーはとてもよく作っていて
中身はもう何も見ずとも間違えずに作れるようになっていたのでそれじゃあバンズを
作ってコストダウンを図る+いつも食パンで作るからちゃんとハンバーガーの形にしたいという想いがありました。
で、餃子もよく作るしそろそろミスることもなくなってきたので、皮を手作りしてコストダウンを図ることにしました。
20枚入りの餃子の皮、あれを今後は買わなくて済むとなったらいいコストダウンですね。
皮を作り始める…前に、まずは餃子の餡を作る。白菜を完膚なきまでに刻んで塩をまぶし、白ネギとニラは刻んでボウルに入れておく。
ボウルの方にはひき肉や調味料も入れまくり、白菜から水が出るのを待つ。
ところで、白菜を絞るのはなにかいい方法ってないのか。ライフハックしようぜ。えーと…簡単に野菜を絞る方法、で検索…。
なになに、ポリ袋に入れて絞って、袋の下を小さく切って水を出せばいい?
袋はキッチンペーパーと違ってやぶれにくいので雑巾絞りのように遠慮なく絞れる?
そ、そうか…そうなのか?ぼくは割とどういうわけか握力は幼き時代からあってな…大丈夫か?
だがとにかく時短の為に実践あるのみ。ポリ袋の中に白菜を入れて、もぎょもぎょしてみる。
おお、袋の中にお水がたくさん。野菜から水が出ているようだ。なるほど、水を切るというよりも
水を絞り出す作業を袋の中でやる感じか!楽しいぞもぎょもぎょ!!
さて、一通りもぎょったので袋の中の水を出そう。袋の端を小さく切るんだよな。
野菜の1ピースよりも小さな穴にすれば、水しか出ないだろう。ちょきん。
そして、穴に向かって絞るとうまくいくらしい。えーと、乳絞りの要領か。上から穴に向かって、もぎょぎょ。
…もぎょ?なんか袋が広範囲にわたって破れているもぎょ!!
縦にぴーっと、裂けている。え、これどうすんの!?この部分を上にして、穴に向かって絞って…絞れてるかこれ?!
さらに穴が開いた。流し台に、水がぽたぽた落ちる音と別で野菜がボトボト落ちる音もする。だめやん!!
雑巾絞りしたら、真空パックみたいになる…みたいな写真があったのでそんな理想を夢見たんだが、もうだめだ。
無理だ。それは夢だった。真空パック並みに絞ろうとすると、裂けた個所から野菜が溢れ出てきてしまうだろう。
だましだまし追加で水を出した後、もうボウルへ投入だ!!
袋を裏返し、残った野菜もボウルに入るように誘導。ボウルにどさっと落とした白菜をもう一度絞ろうとしてみるが、
まあまあ…か?少しだけ絞れるが、手に野菜がいっぱいついていて水と一緒に流しに落ちてしまいそうでイヤンなので
もう野菜絞りの刻は終幕。これでよしよしおしまい!
イカン、破れた袋と野菜と水の処置で時間がかかり過ぎている。この手でそのまま餡を練れ!
粘りが出るまで握りまくる。オラオラ。こんなもんじゃろう。餡をひとまず冷蔵庫へ。
さて、いよいよ皮を作ろう。家にいっぱいある強力粉を消費したいので、強力粉のレシピを探す。これにしよう。
強力粉100グラム、塩小さじ4分の1をボウルの中に入れてまぜまぜ。もっと大きいボウルに入れるべきだった。
お気に入りのボウルは餡に使ってしまっており、もう一段階小さいのにしてしまったのだが、もう一段階デカい方を使うべきだった。
お湯60tを入れる。ポットにお湯あるかな。あったあった、じゃあこれを計量カップに入れて…50刻みの目盛しかない
計量カップしかないから、60tというのはちょい勘になるから心配。もっと細かい目盛の計量カップを100円均一で探すか?
お湯を粉に入れて、お箸で混ぜる。お箸で混ぜるというレシピだからお箸で混ぜよう。菜箸を取り出してオラオラ。
まあ固まったら手でさらに固めて、練って、一つの塊にする。オラオラオラ。なんか微妙にゴツゴツしているのが気になる。
ハンバーガーのバンズも、レシピ動画と違ってゴツゴツして滑らかにならなかったのが気になっていた。
もしかして、この強力粉がだめなのか?後ろにお母様が通りかかった。「強力粉のせいなのかな、ごつごつしてる」と言ったら
「上手に練れるようになるわよ」とのこと。そうにゃのか…?
生地を2等分し、ラップをかけて30分休ませる。まあ…大丈夫だろう。ちょっと時間がないのでこのままいこう。
どうせ伸ばしたりなんだりするのに手間取り過ぎて30分ぐらいすぐに過ぎるから、結果的にそれだけ寝かすことになろう。
2等分したうちの半分を10等分し、たっぷりの打ち粉をして丸く伸ばす。打ち粉はコーンスターチを使うらしい。
ん〜…薄力粉でいこう。のばしたらすぐ包み、フライパンに並べるから打ち粉すらしなくていい気がする。
一応薄力粉をトントンしておき、麺棒を取り出す。
伸ばす。伸びた生地が麺棒にくっつく。麺棒にしっかり打ち粉をする。なるほど、打ち粉って伸ばしたり切ったりした
断面に粉をつけてくっつくのを防ぐのね…料理ビギナーはまた一つ学んだ。さらに伸ばす。餃子の皮なのだから、丸く伸ばそう。
丸く。丸く…。
四角い…。
なぜか四角くなってしまった。でもまあ、普段見る市販の餃子の皮のような質感と厚さだ。もう包んでみよう。
周囲に水を塗り、餡を盛る。包んでみる…こんなもんか…?そういや生地がゴツゴツするよう、と思っていたが
麺棒で伸ばしたらすごく滑らかだ。強力粉のせいではないのか…。
そうやって、スケッパーで切った生地を麺棒で伸ばす⇒餡を包む⇒フライパンに置く、という作業を繰り返す。
めっちゃ時間かかる。いろんな伸ばし方を編み出しては試すが、正解が分からん。
よく、短い麺棒で手際よく伸ばしてはそのまま水もつけずに餡を包むみたいな工程を見るが、あいにく短い麺棒など
所持していないため、パン生地さえ伸ばせそうなロング麺棒を使っているのである。
いや、ツールのせいだけではないか。後半はまあまあスピードが上がったかもしれないが、
ちょっとこればかりは市販の皮を買った方がいいのではと思ってしまった。時はマネーなりである。
慣れれば市販の餃子の皮の代金ぐらいの価値の時間で作業が進むのだろうか…?
ともあれ、フライパンを熱して焼きに入る。底面に焼き色がついたらお湯を入れて蒸し焼きに。
その間にツールどもを洗浄。皿を用意。ぼくは餃子はポン酢で食べる。ラー油も食卓へ。餃子が焼けた。
皿の上にひっくり返して…ホイッ!!
相変わらず映えないが、早く食べたいので左手に蓋を持った状態で2秒で撮影。こんな見た目だが…割とおいしかった。
おおっ?悪くないじゃないか…。
皮は市販品の味と遜色ない。むしろ小麦粉と塩以外使っていないので、いろいろと絶対に安心。
お母様も褒めてくださった。悪くないじゃないか…!
だが前述のとおり、時間がかかりすぎる。台所にどれだけ立っていたやら。
餡を作る際の野菜絞り袋破れ事件、手作り皮を1つずつ伸ばしては包むのに時間かかる事件。
まあ、市販の皮を使うときも遅いんだけれども…。
というわけで、味的には成功。効率とコスパ面は微妙という結果に落ち着いたのでした。
何度も作っていれば上手になり、スピードも上がる…か?強力粉はまだまだあるので、チャレンジはしてみようと思います。
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