ミミィ
「ねえねえキティちゃん」
キティ
「なに?」
ミミィ
「私が急に話しかけるんだから、もう少し警戒してよ」
キティ
「・・・・・・なんだって?」
キティ
「ミミィに警戒してどうするの、たまにヘンだけど私の可愛い妹でしょうが」
ミミィ
「わーい、キティちゃん大好き!」
キティ
「よしよし。今日は普通だね、いつもこうだといいんだけど・・・」
ミミィ
「でね、ほらほら、2014年のカレンダーをもらったの」
キティ
「あー、もう2014年かあ。それで、どんなカレンダー?」
ミミィ
「なんとサンリオのカレンダーだよ!しかもハローキティの!」
キティ
「えっ!それはスゴイのもらっちゃったね、見せて見せて!」
キティ
「・・・・・・。」
ミミィ
「ねえ、これって
魔女
じゃない?」
キティ
「・・・・・・。」
ミミィ
「ねえ、これって魔女じゃない?」
キティ
「・・・・・・・・・・・・。」
ミミィ
「見た感じ何の魔女かな。ローラースケートの魔女?それとも南国の魔女かな」
キティ
「ま、魔女じゃないって・・・」
ミミィ
「キティちゃん、絶望しちゃったのか。何を願ったの?」
キティ
「契約もしてないって・・・」
キティ
「ほら、下の方見てよ「マリスカル」ってあるでしょ」
ミミィ
「え、イヌカレー?」
キティ
「どんな耳してんの。
ハビエル・マリスカル
さんっていうデザイナーとハローキティのコラボのカレンダーなんだって」
ミミィ
「へえ・・・こんな感じの作風の人なんだ・・・」
キティ
「そうみたいだね。独特で面白いじゃない」
ミミィ
「すごい、この絵なんて間接がない上に手足がすごく長いよ」
キティ
「そ・・・そうだね」
ミミィ
「こっちは古代エジプトみたいなメイクしてる!キティちゃんの面影はもはや輪郭だけだよ!」
キティ
「・・・・・・。」
ミミィ
「さすが、やっぱり有名なキティちゃんは私とは違うんだね・・・すごく似合ってる。この上なく」
キティ
「ありがとう、でも
なんか素直に喜べないなあ・・・」
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ミミィ
「・・・やっぱ魔女じゃない?」
キティ
「魔女じゃない!!」
(このカレンダーは家に飾って一年間大切に活用します)
2014年1月6日
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