マリカ | 「今日の議題は、モンスターボールについて。」 |
ケミカ | 「モンスターボール・・・うーん、コード番号4、200円で購入可能、10個買うと1つおまけでプレミアボールがついてくる・・・」 |
マリカ | 「・・・コード番号?まあその値段云々もそーなんだけどな、もっと詳しい設定の話だよ」 |
ケミカ | 「金銀だとどういうことになってるっけ?」 |
マリカ | 「金銀は「ぼんぐり」という木の実を割って中身を取り出し特殊な装置を埋め込むとポケモンが捕まえられるボールになるって、
ヒワダタウン辺りにいたお姉さんが言ってたけど・・・」 |
ケミカ | 「ぼんぐりの中身・・・って、何だろう?タネかな?」 |
マリカ | 「ぼんぐりを入れて振るだけでボンドリンクなんてのもできるし、果肉の部分じゃないのか・・・?」 |
ケミカ | 「ぼんぐりってハートゴールドだと見た感じ、まんまるのドングリみたいだよね。確かにボールっぽいかも。
ミカンみたいに柔らかいんじゃなくて、クルミみたいに硬いんだろうね」 |
マリカ | 「・・・ミカン?クルミ・・・?あ、ああ、食い物の方か」 |
ケミカ | 「え?あ、ああ、うん」 |
マリカ | 「で、そのお姉さんは「モンスターボールが売られるまでみんなぼんぐりを使ってポケモンを捕まえてた」って言ってたぞ」 |
ケミカ | 「なるほど・・・初代でボールを作っているのはシルフカンパニーっていう設定なんだけどね」 |
マリカ | 「ジョウトで流通してるボールも、シルフ製なんだろうな。ジョウトにそんなでかい会社ないし」 |
ケミカ | 「だね・・・ねえホウソ、プロトア」 |
ホウソ | 「ん?なんだよ?」 |
プロトア | 「なんスか?」 |
ケミカ | 「ホウソ、ちょっとボールに戻ってくれる?マリカもプロトアを戻して」 |
マリカ | 「いいけど。プロトア、戻れ」 |
プロトア | 「はいはい」 |
ケミカ | 「ホウソも戻って」 |
ホウソ | 「う、うん」 |
マリカ | 「戻したけど、どうしたんだよ?」 |
ケミカ | 「今ボールに戻した時、アニメみたいな赤いビームって出た?」 |
マリカ | 「ビーム?いいや?」 |
ケミカ | 「真ん中のボタンを押してボールを大きくしてからボールを使った?」 |
マリカ | 「ま、真ん中のボタンを押して大きく?そんなことならんが・・・」 |
ケミカ | 「だよね。ゲームではそんなこと起こらないからね」 |
マリカ | 「俺あんまアニメのこと知らねーんだけど・・・?」 |
ケミカ | 「ブラックホワイトプレイ日記でも言ったんだけどね。初代にはモンスターボールの起源の設定がちゃんとあるんだ」 |
マリカ | 「ふーん・・・どんなの?」 |
ケミカ | 「約100年前、ニシノモリ教授という人がオコリザルの力の研究中に、薬の量を間違えてオコリザルが弱ってしまった。
するとオコリザルは、ニシノモリ教授の眼鏡ケースに小さくなって吸い込まれ、穏やかになり眠り出した。というお話」 |
マリカ | 「・・・あれ、これってポケモン自体に「小さくなる力」があるってことか?」 |
ケミカ | 「そう、最初に入ったのは眼鏡ケースだからね。特殊な装置なんてのはなかったはず」 |
マリカ | 「しかもこの話だと、ポケモンは自分から眼鏡ケースに入ってったことになるな・・・」 |
ケミカ | 「ここからポケモンの力が研究されて、ボールが作られるようになったんだろうね」 |
マリカ | 「・・・なあ、ボールの中ってどうなってんだろ?」 |
ケミカ | 「何かで「狭いトランクに無理やり押し込められて海底へ沈められるような感覚」って聞いたことがあるけど」 |
マリカ | 「ざ、ざざざ残酷すぎる・・・!!もしそれがホントなら俺はもう二度とボール使わんぞ!?」 |
ケミカ | 「あはは・・・まあ4コマ本の話ね。じゃ、本人たちに聞いてみよっか。ホウソ、ゴメンねもう1回出てきてくれる?」 |
ホウソ | 「へいへい・・・あのう、俺もっとしゃべりたいんだけど・・・」 |
ケミカ | 「ゴメンゴメン、じゃあホウソにインタビュー。」 |
ホウソ | 「なに?」 |
ケミカ | 「モンスターボールの中ってどうなってるの?」 |
マリカ | 「せまっくるしくて暗いのか・・・?だからアニメのピカチュウもボールに入るのイヤなんだろ・・・?」 |
ケミカ | 「ピカ版のピカチュウもボールがイヤだって言ってたね。まあピカ版の設定はほぼアニメだけど・・・」 |
マリカ | 「正直に言ってくれ、ボールの中って・・・どーなってんだ?」 |
ホウソ | 「えー・・・いや、別に・・・?何も困らんし、苦しくも狭くもないぞ・・・?」 |
マリカ | 「そ、そうなのか?!おっ、おい、プロトア!!」 |
プロトア | 「わわっ!?な、なんスか旦那!?」 |
マリカ | 「5秒前の己の体の状態と感覚を30文字以内で答えよ!」 |
ホウソ | 「はい?」 |
プロトア | 「非常にリラックスでき、快適な状態。いつでも寝られそうな感覚。」 |
ホウソ | 「完答?!」 |
ケミカ | 「二人ともありがとー。というわけで、これが答えでした」 |
マリカ | 「え・・・じゃあ「快適な環境」ってこと・・・?」 |
ケミカ | 「そ。「ポケモンをボールに閉じ込めておくなんて!」と言われた時に公式が「ボールの環境は快適」って答えたんだよ」 |
マリカ | 「外と中だったら、どっちの方がいいんだ・・・?」 |
ホウソ | 「うーん?なあ、プロトアは?」 |
プロトア | 「そうッスねえ・・・別にどっちでも。ずっとボールの中に入っててもあっしはいいッスよ」 |
ホウソ | 「まあ・・・俺としてはケミカとなるべくいたいわけで・・・」 |
マリカ | 「そっか、どっちでもいーのか・・・じゃあ、結論は出たか・・・。」 |
ホウソ | 「・・・あのう、俺の意見は・・・。」 |
ケミカ | 「ボールをベルトにセット、1,2,3,4,5,6・・・と!」 |
マリカ | 「うん・・・連れて行けるポケモンは6匹までだ。・・・って、それだけの理由かよ!?」 |
ケミカ | 「ここはニビ側のおつきみやまの前のポケモンセンターなんだけど、ここにいる人が6匹の理由を言ってくれるんだ」 |
マリカ | 「べ、ベルトって・・・ボールをくっつけられるベルトは1種類しか売ってないのか?じゃあベルトがないトレーナーは?
「かいパンやろう」とか「ビキニのおねえさん」は?!」 |
ケミカ | 「・・・ま、まあまあ。ベルトを使わなくてもボールは持ち運べるでしょ。」 |
マリカ | 「じゃあなんで6匹までなんだよ?」 |
ケミカ | 「それはベルトにセットできるボールが6個までだからでしょ。」 |
マリカ | 「じゃあベルトを使えないトレーナーはどうやってボールを持ち運ぶんだよ?」 |
ケミカ | 「ベルトを使わなくてもボールは持ち運べるでしょ。」 |
マリカ | 「じゃあなんで6匹までなんだよ?」 |
ケミカ | 「それはベルトにセットできるボールが6個までだからでしょ。」 |
マリカ | 「じゃあベルトを使えないトレーナーはどうやってボールを持ち運ぶんだよ?」 |
ケミカ | 「ベルトを使わなくてもボールは持ち運べるでしょ。」 |
マリカ | 「じゃあなんで6匹までなんだよ?」 |
ケミカ | 「それはベルトにセットできるボールが6個までだからでしょ。」 |
マリカ | 「じゃあベルトを使えないトレーナーはどうやってボールを持ち運ぶんだよ?」 |
ケミカ | 「ベルトを使わなくてもボールは持ち運べるでしょ。」 |
マリカ | 「じゃあなんで6匹までなんだよ?」 |
ケミカ | 「それはベルトにセットできるボールが6個までだからでしょ。」 |
マリカ | 「じゃあベルトを使えないトレーナーはどうやってボールを持ち運ぶんだよ?」 |
ホウソ | 「ムダな会話で行数を増やすなーっ!!」 |
ケミカ | 「よし、とりあえずこんな感じかな。ミュウツーの逆襲でミュウツーが使ったボールは、ポケモンの意志に関係なく閉じ込めるボールってことね」 |
ホウソ | 「うん、あのボールには捕まりたくなかったけど入っちゃったし、出ようと思っても出られなかったな・・・」 |
マリカ | 「あのさ、でも・・・モンスターボールって言っても、色々あるだろ?例えばムーンボールとか、ヘビーボールとか・・・あれは何が違うんだよ?」 |
ホウソ | 「た、確かに、月の石で進化するポケモンだけ捕まりやすいのはなんでだ・・・?」 |
ケミカ | 「え・・・ええと・・・「月の石で進化するポケモンにとって快適な環境のボール」ってことじゃない?」 |
ホウソ | 「おお、なるほど。」 |
マリカ | 「じゃあルアーボールは水棲のポケモンにとって快適・・・ふむふむ。」 |
ケミカ | 「そうそう。じゃあ、そろそろお開きに・・・」 |
マリカ | 「でもさ、スーパーボールとモンスターボールはどう違うんだ?マスターボールはポケモンの意思に反して捕まえるボールってこと?」 |
ホウソ | 「あ・・・」 |
ケミカ | 「え、ええと?モンスターボール以上に「ここにいたい!」と一瞬で思わせるボールなんじゃないかな!」 |
マリカ | 「なる・・・。え、じゃあタイマーボールは?」 |
ケミカ | 「うう・・・長く戦い続けたポケモンが「ここに収まりたいものだ・・・」と思ってしまうボール・・・?」 |
ホウソ | 「・・・なんか苦しくなってきてるぞ・・・」 |
マリカ | 「それじゃネストボールに入ってたポケモンがレベルが上がったら、そのボールに入りたがらなくなるんじゃん?」 |
ケミカ | 「あはは・・・うん、そうかもね・・・」 |
マリカ | 「じゃあリピートボールは?もはやこれは相手のポケモンには何も分からんハナシだぞ?」 |
ケミカ | 「え、あ、あ・・・そ、その・・・ゲームの仕様・・・。」 |
ホウソ | 「結局はそれか・・・。」 |