リップブルー姫さまからベータ版ヨッシーアイランドの情報をいただきました。 OP、ボーナスゲームに続いて、ついに本編のゲームプレイの部分に突入だ…！
その前に、リップブルー姫さまが最初に教えてくださったベータ版ヨッシーアイランドの驚愕の製品版との違いを一つ。
こちらの動画様を見ると分かるが…なんと、タマゴをぶつけて壊したりヒップドロップで崩す土壁が、 普通に舌で食えている。え、ええええ！？もう、これだけで既にゲームの大いなる変更点であり、 これができるか否かでまたコースの形、ギミックも変わってくるレベルの事象だが…！？ そして今回お見せいただいたのがこちらの動画様。ベータ版ヨッシーアイランドの1-1と1-2のプレイ風景です。 もう、どこから話したらいいやらレベルで全然違う。 画面の絵は確かにヨッシーアイランドなのだが、ここまで違うか！こんなにも違ったのかプロトタイプ！！ 97年ベータ版ポケモン金銀も相当違いましたが、ヨッシーアイランドもヤヴァかった…きっと、 このようなゲームはいっぱいあるんだろうなあ…！！二つのステージのプレイ風景を見るだけで、 ヨッシーアイランドと同じ部分を指摘した方が手っ取り早いと思ってしまうほど製品版と違いすぎます。 それと、製品版で「足された」のではなくベータ版と「役割を変更された」ギミックも非常に多い。 そして、製品版でどうしてここはこうなんだろう？みたいな疑問も、没データの本来の使われどころも、色々と解決したのであった…。 
まずは…タマゴの挙動が全然違う。ヘイホーなどの敵を飲み込んでタマゴを生み出し、
それを投げる！というヨッシーアイランドの基本中の基本がもう違う。ポーズ画面にしないとヨッシーの残り人数やコインの所持数などは表示されなかったのが 常に画面下部にスペシャルフラワーの枚数など様々な情報が表示されていて、 スーパーマリオブラザーズ３のメーターのようなものもあります。 Aを押すとタマゴを構える…が、そのままAを押しっぱなしにしてメーターを溜め、 メーターが5になったらいつものようなカーソルの動きになりAを離せば全力でタマゴを投擲。 しかしメーターがたまる前に投げると山なりにタマゴは飛んでいき、全然遠くまで飛ばない。 近くにいる敵には自動でカーソルがロックされたり、ハテナ雲などにタマゴがぶつかってもタマゴが割れない。 タマゴを構えているときに後ろにキーを入れるとヨッシーは後ろを向く。カーソルをロックもでき、 その状態で後ろを向くと背後にカーソルがロックされ、前を向いているのに後ろにタマゴを投げることも可能。 投げたタマゴにカメラは結構ついていく。タマゴをぶつけるとその方向へ飛ぶ矢印がコース上にやたらとある。 タマゴを６つ持った状態でさらにタマゴを入手すると、画面外に溢れた分のタマゴが脱落するのではなく地面に落ちるのでまた拾える。 全ッ然違う。挙げていくとキリがない…！！ タマゴがいくらでも再利用できるのは便利だが、やはりすぐさまタマゴを投げたいときにはこの仕様はちょっと不便かもしれない。 Aを数秒押しっぱなしにしてからでないと、我々のよく知るあのスピード感溢れるタマゴ投げができないのである。 赤コインデリバリープロペラヘイホーが突然現れても、Aを押してすぐ離すだけではタマゴはヘイホーの下辺りを虚しく飛ぶだけだ…。 いわゆる「いけいけタイプ」の操作が元は普通だったということなのか…タマゴを投げるパワーのメーターの廃止、 タマゴを構えたら方向は変わらず後ずさる、「じっくりタイプ」の実装などなど、ヨッシーアイランドの爽快感と 操作性のよさを生む大事な仕様が追加されまくったんだな…タマゴの挙動一つで違いだらけ…。 
「スターのおまもり」の仕様も全然違う。そもそも「スターのおまもり」がない。
代わりに時計に足の生えたキャラが登場し、ヨッシーがダメージを受けたらヨッシーから大量の時計が流出。
吹き出た時計は拾うことはできず、右下に表示されているタイムが純粋に減るのみです。マリオはシャボン玉に入らず泣くこともなく、地面に着地。マリオが離れている間はヨッシーから時計が 一つずつ飛び出し（＝タイムが1ずつ減っていき）、0になるとムーチョが来てさらっていく…のはそうなんだが、 そこから救えるとかではなくタイムが0になるとその瞬間にヨッシーは死亡。 マリオが連れ去られるまでの時間を表わす「時計」という意味なんだろうけど、 0になったらヨッシーが即死するヨッシーの「ライフ」的な側面が強めです。 そして驚いたのは、マリオが地面にいるときの様子。コレ、没データ紹介のページで紹介した 没画像じゃないか…！！はいはいしているマリオの絵は、ヨッシーから離れてしまったときに使われるはずだったのか…！！ 1-1が「タマゴをつくってなげろ」、1-2が「きょだいワンワンちゅうい」というのが製品版で、 1-1は敵はまあまあいるけど落下死の危険はない平和な場所、1-2でワンワンが地面に穴を開けに来るのでちょっと 難易度UP、という感じでしたが、なんとベータ版では1-1が「ワンワンちゅうい コース」。 1-1からワンワンが大量に降ってくるって、難易度おかしくないか…！？ 
1-2で見つかるのがこちらの謎の果実。木になっているスイカと同じ効果のようですが、
見た目がフシギなファンタジーフルーツとなっています。現実世界のもの⇒ファンタジー
という変更はベータ版⇒製品版でよくあることな気がするけど、まさかの逆バージョン。この1-2の背景も、製品版にはなかった雰囲気。色鉛筆で描かれているみたいなタッチで素敵です。 
ポーズ画面はポーズ画面に移行するのではなく、画面中央に「SELECT」と書かれて
ヨッシーや敵キャラが全部消えてアイテムを選べるようになる＋メダルが表示されるという状態に。ボーナスゲームで消費されるメダルは、100コインで1枚もらえるようです。 そしてまた、アイテムのラインナップが意味不明…。「タイム+10」や「+50」は「スターのおまもり」の原形だとして、 まさかの青スイッチやカメックの魔法が見えます。 青スイッチは点線ブロックや点線コインを実体化してくれる、製品版の赤スイッチっぽい効果のようですが、 カメックの魔法らしきものはまったくの不明です。見た感じ、泡のようなものに魔法が入っているが…！？ 
そしてゴールの図。まあ、製品版と似ている、ような…？スペシャルフラワーを取ったらその分
ルーレットにフラワーが足されていくところは同じ。だがフラワーに当たっても１UPするだけ。ま、まあ、ボーナスゲームが始まってそれがスロットで何も当たらなければ0UPだし、 あろうことかルーレットで一文無し（残機が１）になることもなくはないから、 １UPを確実にもらえたほうがイイ…のか？！ 
そしてゴール後のスコア換算画面。スターポイントではなく「タイムポイント」だが、最大30点なのは同じ。
フラワーポイントは名前も同じだが5個ではなく4個らしい。一つ10点なのは同じ。
そして赤コイン…ではなく、謎の「BEAT POINT」というポイント。20ではなく30あるらしい。さらに謎なのが「MISS POINT」というもの。そこに数値が入るとその分スコアから引かれてしまうようだが、 ヨッシーがドンだけダメージを受けてもそのコースで死んでも増えないので仕様変更されて この画面は変わってない、まさに開発中という状態なのかも。 …しかし、タイムポイントを30にするのも大変（自動で10まで回復すらしない）だし、 敵の配置は製品版に比べてかなりシビアだし、「ダメージを一度でも受けたら100点にならない」などという 鬼畜仕様だとしたら…パーフェクトは諦めてしまいそう…。本当に、ナイス難易度調整です…よかった。 
タマゴを投げることだけでなく生産についても大幅に違い、ヘイホーを口に含んで下キーを入れてもタマゴが作れない。
1-1の「タマゴをつくってなげろ」が不可能です。敵を食べてタマゴにすることが不可能というだけで
タマゴの補給はかなりあちこちで行えるしタマゴは画面外に吹っ飛ばしてしまわなければリサイクル可能なので
タマゴ切れで困ることはあまりない…のか？ヘイホーは踏むと色に応じたタマゴに変身するので、実質食べてタマゴにしているのと同じです。 風船のためのこの画像のポンプは本来、タマゴを下から噴出させるものだったのか…！ 
1-1からデブホーがいるのにもビックリ。限られたコースにしかいないし、デブホーからできたタマゴは
他のコースに持ち越せないので結構レアなイメージがあったのだが…。それと冒頭で話した土壁を食べられるという仕様だが、舌を出せばもちろん食べられるし、 横からぶつかるだけで勝手に舌を出して食べるのでちょっと通るのに時間がかかるだけのただの壁状態です。 下からなら頭突きで、横なら食える、下ならヒップドロップで壊せる。 ヒップドロップができないほど狭い区画にあったらいよいよ邪魔、みたいな使われ方をする…とか？ ともあれ、その一つの仕様変更だけでもコースのあちこちを変えないといけないし、あらゆる仕様変更は全てが英断だけど 労力はハンパなさそうです。 あとはヨッシーの大事なアクション「ふんばりジャンプ」も連続で出せないという 脅威の鬼畜仕様…いや、確かに便利すぎてウマくやればずっと浮いていられるんだけど、 やはり連続で出せるようにしてもらえたのは非常にありがたかった…！ あと、地上でジャンプをしてからじゃないと「ふんばりジャンプ」はできないようだ…マジか…。 （例えば段差から「落ちた」ときは出せない） あとは…スイカのタネでコインが取れないとか、タマゴがないとA押すと舌が出るので空振りできないとか、敵を倒すとなんかポイントが加算されているとか、 マリオが穴に落ちたらタイムが残っていてもミスになるとか、マップからボーナスゲームができるのはメダルがあるときだけとか、 もう大量の特筆すべき点があるんだけどとりあえず今はここまで…！ もはや別ゲーといっても過言ではないほど、違いが多すぎる…！！リップブルー姫さま、情報どうもありがとうございました！！ |
2020年9月13日
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