ウディタで「ピクチャの角度を180度変える(逆さまにして表示する)と歪んでしまう」という現象が起こり、 角度以外のパラメータは何も変えていない、元の画像を逆さまにした状態のファイルを表示するなら 歪みは起こらない、ウディタの問題だとしたらどうしようもないけどほかに原因があったら 直したいぞどうしましょ、ということをここ数日間考えたり放置したり考えたりしていました。

何となく、原因が分かった。恐らく…パソコンのせいっぽい。えっ?

ウディタを閉じたら同じフォルダに「Config.exe」というファイルを発見。 それを開いてみると「グラフィック表示モード」という項目に 「3Dモード」と「ソフトウェアモード」というものがある。ウディタを初めて起動したとき、 このコンフィグというのは開いたがデフォルトでいいだろうと特にいじらずにいました。

だが「3Dモード」の説明が「たいてい高速で処理可能だが、 環境によっては正しく表示されない場合がある。」となっている。 「ソフトウェアモード」の説明は「処理速度は遅いが、 安定して表示される。表示が怪しい場合はこちらにしてください」とある。

「正しく表示されない」…?「表示が怪しい」…??なにが?どのように?? これだけでは分かりません。だがデフォルトが「3Dモード」だったので、 試しに「ソフトウェアモード」にしてみました。

歪みが直った。ゆがみはかせは われにかえった!

え、え〜と…つまり…ピクチャを逆さまに表示する場合「正しく表示されない」 モードなのか。プレイヤーの環境によるのかもしれないが、とにかく製作者の環境では ピクチャが歪む。困ったもんだ。

ワンボーの攻撃の弾である剣が歪むからこの仕様というか現象に気が付いたわけだけど、 とりあえずワンボーの攻撃はまともに見えるように少し横に伸ばして対処していました。 だが、3Dモードで歪まない環境の人がそれを見たらただ剣が不格好に横に伸びているだけに なるということだ。

ソフトウェアモードでプレイしてもらい、自分もその環境で開発するというのも手だが、 ただでさえモンスターを倒すと塵になり大量に分割されたピクチャが ぶわあーっと舞い上がるというような演出を作る際に処理落ちとの戦いをして ギリギリのラインで均衡を保っているような状態だというのに、 「処理速度は遅い」というようなモードにするのはもっともっと大変なことになる。

というわけでここは大人しく、ピクチャを逆さまにして表示するということは 歪んでいるのが明らかになるような場面では行わないこととし、 大人しく逆さまの画像も用意することにしたのでした。

いや元からそうすればよかったじゃん、となるかもしれないがまずは 原因の究明、対処方法の有無を模索、そしてそもそも論だったのねと 理解するというプロセスが大事なのだ…たぶん。

そして、ある意味自分の環境が歪んで表示されるというのは僥倖でもあった。 自分の環境がクリアに何もかも綺麗に表示されてしまっていては、 デバッグしてもらったりプレイしてもらったりしているときに「画像が歪む」と 報告を受けてもこっちでは確認できぬという事態になるところであり、 自分の環境こそが最低の環境というのがある意味理想だ。

というわけで、処理落ちしやすいというソフトウェアモードで開発し、 プレイしてもらう…というのは現実的ではないので、高速だという3Dモードを 前提に作っていくことにすることにしたのでした。この先まだ何が起こるかは分からないが…!!
2021年6月16日


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