◆手書きアニメMADの解説◆


アニメの詳細ページはこちらにありますが、 そのページを書いたのやアニメ動画を作ったのが本編が完結する前どころか まだ第三章も始まっていない頃でありどう考えもそんなの作っている場合じゃなかったはずなのに 根性を出して1か月ほどで完成させてしまったのがコレ。


どう考えてもこのアニメを作った情熱は本編の執筆に注ぐべきだったわけですが、 2021年に無事に時と空とテラメリタの本編も完結したので そのアニメの個々のシーンの解説をしてみることにしました。

第三章が始まっていない時点でのストーリーの進行度はまだ「事件編」ぐらいであり、 フィルがたまに豹変するのはなぜ、体に激痛が走るのはなぜ、フィルがローリエやメイプルたちと 出会った場所はどこだったのか、シャープはどこへ行ったのか、まだな〜んも分かってない頃でした。 ホントにアニメ作ってる場合じゃない…。

結局、本編は7章に及び、しかも章を追うごとに1ページごとの文字数は増えていく一方であり 第二章の完結時点でストーリーの10％ぐらいしか明かされていなかった、 そんな状態でした（ただし本編未登場のキャラの絵はいくつかあったはず）。

さて、攻略ページのように前置きが長くなってしまってきたのでそろそろ解説開始です。 というか本編が完結しているのでつまりは「答え合わせ」のようなものです。 当然ながら、時と空とテラメリタの最終回までのネタバレ全開です。まだ読んでいない方はご注意。


まずアッシュと逆さまのフィルが手を伸ばす最初のシーン。 「とりあえず作ってみよう」、動かしたらどうなるのかなと思いながら描き始めたところであり まだこの頃はフィルとアッシュが双子であるという設定は明かされていなかった （一目瞭然だが）のでまず対比させるためにこの二人を最初にしました。

終盤で入れ替わった二人ですが、アニメ内では終始アッシュの中身はアッシュ、フィルの中身はフィルです。


レンが持っているのはこの時点ではまだ本編に出てきていなかった氷の刃「凍結の牙」です。 というかそもそもレンがまだ出てきていなかった…。


アニメ制作時の解説ページでレックが「もっとストーリーが進んでたら正しい剣が持てた」と言っていたのは、 ベルがローズマリーから授かった剣を最後の最後でレックが持つことになっていたため。 でもこのアニメで持っているこの剣はそこらで買える剣。多分600Gぐらいです。


フィルが横に歩くシーン。元のアニメがどうだったか忘却しているが、それとは多分全く違う背景のはず。 空の上にある石畳の上を歩いているのは最後の戦いの場が空にある国だったため。 第二章の時点ではアイテールのアの字もローズマリーのロの字も出てきていなかった…。


なんだか怖いカリンの顔のアップ。第三章でカリンがバルカローレの皇帝を呪い殺そうとするシーンがあるから ちょっと怖い演出になっていました。


背景が水色というか水の中っぽいのは、ヴァイオレットとお魚が深く関係していたからでした。 この背景のイメージは海の底。ヴィオちゃんは泳いで海の底まで余裕で行けました。


フィルが持っている刀についてもまだ本編では描写がなかった気がする…？ 名前が明かされたのは終盤、カイパパがフィルの為に作らせた「真紅」という忍び刀。 元のアニメが二刀流だったので2本持たせましたが、「真紅」は1本しかないです。


唐突に挟まれる星白蛇のワンシーン。フレイがバイエルを外に連れ出すところですが、 時と空とテラメリタのアニメなのに星白蛇のシーンが挟まれることに一体何の意味が…？という感じだったはず。

右にいるのは500年後にクレールの手によってフィルになった人であり、 左にいるのは同じく500年後にセレスになった人物。セピア色にしようかと思ったけど それだとなんかバレバレ臭がするのでやめてイミフ唐突感をあえて出してしまいました。


地下洞窟に住んでいた頃のランとコルミシャーク…なんだが、まだこの頃にはコルミシャークは絵しかなく ランは存在すら明かされていなかったので見た感じは色がなんか違うけどレンかな？ という感じだったかも。

ランはローズマリーから解放されて地底湖の近くでしばらくコルミシャークと暮らし、 そのあとダイアンサスの塔に連れていかれました。…という設定がこの頃からちゃんとあったと思うんだが不安…。


セレス唯一の登場シーンであり、そもそもよく見ないとセレスかどうかも分かりにくいシーン。 ボロボロに燃えていたセレスがフィルが抱きしめて元に戻っているのは、 サイトのコンテンツにいくつか存在している最終回の後の半分隠しパートの フィルとセレスの会話シーンがあるからでした。

「時と空とテラメリタ」のテーマはフィルとカイの親子愛、そしてフィルとレックの成長の物語…と思いきや、 実は裏主人公はセレスでありずーっと引きずっていた罪悪感から解放されてエンディングを迎えることになっていました。


最後はアリアとシャープが踊りに踊りまくって終了。 シャープは男らしくなる宣言をしたわけですが、ダンスではしっかりアリアにエスコートされてしまっている辺り ちゃんと男らしくなれるかは甚だ疑問です。

それと二人が踊っている場所が花だらけでたまに花びらが舞うのも フィルとアッシュが戦う部屋が花だらけだということが決まっていたので これの元アニメをトレス元に選ばせてもらった理由の一つです。



以上、時と空とテラメリタ2期OPのシーンごとの解説でした。 見た感じ…第三章以降で明かされた部分との食い違いはなかったと思うんだが大丈夫だろうか… 本編でベルは大事なポジションのキャラだったんだけど登場しないのは出せるシーンがなかったからです。うぉいうぉい。

2022年4月24日


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