◆執事ローリエと「ケミカ」について◆

◆目次に戻る◆

みらくるケミカルの主人公のケミカと、時と空とテラメリタのローリエは、 本編では同一人物かは明言されていません。なので「本編ではあくまで同一人物かは不明」です。

…が、設定として置いている絵とか、ケミカがしゃべるときにローリエについて言及している箇所がなくはないので、 このページでは「ローリエは別世界から来たケミカという仮定」で説明をします。

ケミカはポケモン4コマ漫画「みらくるケミカル」の主人公であり、 「初代ポケモン」の主人公ポジションのマサラタウンから旅立ってポケモンリーグで殿堂入りした人物です。

ローリエ以外にもケミカは「ポケモン不思議のダンジョン青の救助隊」の世界では ピカチュウの姿で存在しているし、 「ポケットモンスターファイアレッド」では女の子として存在しています。 女の子ケミカがいる世界には男の子の通常ケミカは存在しません。

で、ここからが割と本題。

みらケミ本編でも二つの世界が存在しており、一つは「ケミカの父が亡くなり、ケミカがポケモントレーナーをやめた世界」。 もう一つは「ケミカの父の死を食い止め、ケミカがポケモントレーナーとして在り続ける世界」です。

ローリエは前者の「ポケモントレーナーをやめた方のケミカ」です。 つまり、このページを書いた時点では4コマ漫画に登場していない方の未来の世界のケミカです。

ミラクル・サイクルの社長になったケミカは手持ちポケモンをすべて逃がしてポケモントレーナーをやめ、 ある日会社の工場の一つを視察に行った際に工場見学をしていた少女を事故からかばい、その世界から消滅。

巻き込まれれば明らかに死亡するような事故だったため、その世界ではケミカは死んだ扱いとなりました。 (ただしマリカなど一部の人たちはケミカの死を認めなかった。死体がないため)ケミカがかばった少女は無事でした。

(さらにちなみに、みらケミ本編には出てきていない話だが父が病死してケミカがポケモントレーナーをやめたのは 自分が社長にならなければ弟のマリカが担ぎ上げられるだろうと考えたため。 マリカの為になろうと、自分が夢を諦める事にしました。なぜ自分に相談しなかったのかとマリカにはあとで怒られた)

ケミカが死を覚悟して少女をかばった瞬間、ケミカは別の世界に引き込まれてローズマリーの目の前へ。 そのあとの展開は時と空とテラメリタの本編で起こった通りです。

前の世界から持ってきていた唯一の所持品である金色のバッヂ(本編での記述は「バッジ」)にローズマリーは自分の時と空の力を分け与えたため それらの力で作られているマグノリアをローリエは分解(本編での表現は「破壊」)することができるようになりました。

時の流れがおかしい(基本止まっているし、戻ることもある)「アッシュさまのお屋敷」の中で 長い間過ごしていたため時間の感覚がなくなり何十年、何百年ローズマリーに仕えているかは ローリエにはわからなくなっていました。

フィル(アシュリィ)が死なずに地上に落ちたためローズマリーからフィルの双子のアッシュを託されて 育てることになったが、ローズマリーの元から逃れられずローズマリーの意のままに生きることが 決まっているアッシュを、せめて自分は大切に育てて何でも言うことを聞いてあげようと考えました。 (そのせいでアッシュは一度も叱られることがなく、他の人間に会うまではあんな性格というか素行になってしまっていた)

至高の間(フィルとローズマリーが戦った部屋)から逃げ出したローリエが取った行動は本編の通り。 元の世界に戻ったエンディングと、時と空とテラメリタの世界でローリエとして存在し続けるエンディングの 二つに分岐します。

元の世界に戻った方では工場の事故があった日から3年が経過しており、 ミラクル・サイクルの社長には別の人が就任していたため(マリカはケミカの意思を尊重して誰に何を言われようとも父の跡は継がなかった) 会社の相談役になりつつも「やはり自分には仲間がいないとだめだ」と考えてかつての仲間たちを探して呼び戻すことに。 (ただしカラカラのルビジウムだけはいなくなってしまっていたため、シオンタウンに会いに、謝りに行った)

かつての手持ちポケモンたちと(一部は時間がかかったものの)和解し、鍛えていたら強くなっちゃって 戦いを挑まれたり大会に招待されたりするも、自分が異世界で見聞きしたことを物語として執筆しつつ各地を冒険することはなく定住。 たまに帰ってくるマリカのお土産話を楽しみに待つのでした。



以上がみらケミと時と空とテラメリタのそれぞれの本編だけでは分かりづらい部分のさらっとしたひとまずの説明。

ローリエはみらくるケミカルの本編に登場していない方の、いわゆる「未来から来たライチュウ編」の「未来世界のケミカ」なので ポケモントレーナーの現役から退いて数年が経過しているため裏技・バグ技への興味を失っているし 本編のケミカより成長して少し大人びており「青年」の姿になっているのはそのため、という補足でした。

2023年07月15日


◆目次に戻る◆






inserted by FC2 system