またまたゲームの箱の裏の画面写真。今回はソウルソフトの一つである「グーニーズ」です。 いつプレイしても楽しいこの名作ゲーム、明快なシステム、軽快なアクション、 多彩な隠しアイテムとそれを取るか取らないかによって自分で決められる難易度。

幼少期の自分にさえ、2面まではプレイできました。3面はただの死に場所です。 死に場所へ向かうゲームだったのか…!!

さてそんな名作「グーニーズ」の箱の裏の画面写真はどんなものでしょうか?見てみましょう。

箱の裏に掲載されている画面写真はこの1枚だけ。 ステージ5のワンシーンのようです。

滝が流れ落ち、3種類の敵キャラクターが見事に映っています。 さらに牢屋に表示されているのは「鍵」。ステージクリアに必要なアイテムまで 1画面に収まっており、ゲームの魅力を伝えるのに十分な一枚といえます。素晴らしい。

というわけで自分も現地へ赴き、同じような場面の画面写真の 撮影に成功しました。先に感想を言うとムチャクチャ苦労しました。

左の足場にはチュー太(ネズミ)、マイキー(主人公)の右にはオクトパック(タコ)がいて、 滝が流れ落ちており、下からはマーボウ(魚)が飛び出している。 まず敵の種類を揃えなければならず、左の足場にはチュー太かオクトパックか ゴン太(黄色いネズミ⇒キツネ)のどれが出るかはランダム(白チュー太も出るかも)。

さらに、右の上から2段目に敵が出現してしまうと敵の出現数の上限に達してしまい マーボウが飛び出してこなくなる。

なので、まずは右の敵を殲滅、左にチュー太が出るまで倒し、次にオクトパックが 出るまで上段の敵を選別、最後にオクトパックの体当たりに耐えながらマーボウが飛び出してくるのを待つ。

しかもその瞬間、滝が流れ落ちていないといけないのです。水滴の位置も揃えたいところでしたが、 もうムリでした。マイキーの体力的にも撮影のラストチャンスでやっと1枚撮れたのです。

ところでステータスの表示や隠しアイテムのグラフィック、ステージの地形には 実際のゲームと箱の裏の画面写真では違いがないように見えます。お見事です。

改めて箱の裏の画面写真。取っているアイテムはほとんど、 リュックだけ取ってないのでもしかしたらハイパーシューズでステージ4を飛ばしたのかも…? しかし逆にリュックだけを取っていないということはデバッグモードを使っているわけではなさそうです。

それともこの画面写真を見たキッズに「ここに何かアイテムが入りそう…自分で探したい!」と 思ってもらうためにあえてその数値を書き換えてここまで来ていたとしたらなんて高度な画面写真なんだ…!!

ところで先ほども言いましたがこの場面を撮影するのは本当に大変で、 オクトパックが何度も何度もぶつかってくるので体力がどんどん削られていってしまいます。

ツタにつかまって待っていると今度は下から的確にマーボウが飛んでくるし、 ツタの上付近でオクトパックはウロウロするから上段に上るときに大抵はダメージを受けるし 上段の右側で待機していてもオクトパックを飛び越えられない天井の高さのせいで結局左端で待つ方がいいのです。

そうしてどんどん体力が削られていき、自分が撮影したときもLIFEは本当にギリギリになりました。 LIFEは狙ったのではなく敵の配置と滝のタイミングを待っていたら気づいたら死にかけていたのです。

そして箱の裏の画面写真のマイキーのステータスは…LIFEはあと一撃食らったら死ぬ状態。 しかも残り人数は0人。恐らくこの場面を 撮影した直後、マイキーは倒れてGAMEOVERとなったことでしょう…。

もちろんパチンコを撃ったり左にジャンプしてチュー太の左に着地して逃げることも まだできそうな場面ではありますが、なんにしてもゲーム的には大ピンチです。

…という、グーニーズの箱の裏の画面写真の話でした。 よく使われる画面写真とは1面とか、明らかにチートやデバッグモードを駆使したもの だったりする気がしますが、このゲームは撮影者様がまっとうにその場面までプレイしたことにより 辿り着いた絶妙なショット。ゲームの魅力満点なところも素晴らしいポイントです。

ただ、普通にプレイして(ステージ4をスキップしたとしても)ステージ5まで来た時のSCOREにしてはちょっと少ない気もするので、 もしかしたら既に1回GAMEOVERになっているかもしれない…い、いや、まさか。まさかな〜…。
2021年6月30日

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