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よし、やっと検証ができたぞ!ぼくがしたのは大した検証ではなかったけれども!!情報が全てなんだけれども!! missing340さんから、マリオ3の開発段階のマップへの情報を頂いたのです。

「ファミコンゲームの主役たち ゲームソフトの制作と流通」という本の、 スーパーマリオブラザーズ3の開発中のマップの画像の情報をくださったのである!! これは、全力で紹介させていただくしか、ないッ・・・!!


こちらのmissing340さんのツイートの画像をご覧ください。宝の山ですね・・・。

この「ファミコンゲームの主役たち : ゲームソフトの制作と流通」という本は、 1989年にPHP研究所から出版された児童向け書籍「社会科はこばれてくるしくみシリーズ」の1冊で 現在は非常に希少で流通はほぼしておらず図書館でしか見られないほどの貴重な本です。

これはものすごい資料なんだぜ・・・。

画像をガン見させてもらいましたが、実際のマリオ3と微妙に違う部分もある。 明らかに違う部分もある。これは明らかに、開発中のゲーム画面・・・!

しっぽマリオが空を飛んでいて、パタメットがいっぱいいるステージがあるのにビックリです。 空には実際のマリオ3には使われていないサイズの楕円の形の雲が浮かんでおり、 5-6にしか出ないパタメットが左に向かって大量に飛んでいます。

キノコやフラワーが背景に来るのはコースの画面上半分以上という法則があるので、 その場所は少なくとも画面の上半分以上、かなり高い場所ということになります。

しっぽマリオでないと来られないのか、パタメットを乗り継いでいれば普通に来られるのか、 パタメットから落ちてしまったら死しかないのか、この画面だけでは分かりませんが、 海外版の箱の裏以外にもパタメットが映っている幻のコースがあったとは・・・!

難しいギミックということで、パタメットはドンドン削られていってしまったのだろうか・・・。 「WORLD」と書かれる場所が「MARIO」になっている古いバージョンの頃の画面のようですが、 そのバージョンだとカードが2色で描画されるようです(キノコの白い部分がない)。

2-1の中盤、ファイアスネークがいる場所の画像もよーく見てみました。 「WORLD」の表記なので、製品版とほぼ同じバージョンの画面写真のようです。 よーくよく見てみたけど違いは見つかりませんでした。

・・・ただ、この写真を撮影しようと思うとちょっと面倒かも。

実際のマリオ3で同じ場所に来てみました。ここのコインの初期配置はこんな感じです。 開発中のゲーム画面では、この4枚のコインのうち左の1枚だけが取ってある状態になっています。
この空間には右からしか入れません。 左側からはこの空間には来られないので、マリオは右からやってきたはずです。

右からやってきて右2枚のコインを取らないように気をつけて1マスの隙間から慣性ナシで着地して から左の1枚を取る、のような右の2枚に手をつけずに左の1枚を取るというアクションが必要です。

勢いよく右から走ってきてブロックを足場にして左側に行こうとしてもマリオの判定の関係で ブロックに乗ったときにブロックの左右にあるコインを取ってしまうので左の1枚だけ取るというのは 多分できないんじゃないか・・・?何度やっても無理でした。

ならばやはり右から静かに下りてきて左の1枚だけを取らないとああいう画面にはならない。 でもそうだとしたらファイアスネークを左の柱の中段に誘導するのが大変で・・・同じ写真を取るのは難しいです。

スーパーマリオ状態だからしっぽで飛んできたってわけじゃないだろうし、 一度しっぽで入って左上を壊してダメージを受けてキノコを取って左から入ってきた・・・ と考えようとしたが左上のブロックは壊れてないし・・・。この写真撮るのほんと難しい・・・。

もう一つアップロードしてくださったのでこちらもご覧ください。コクッパのモートンと戦っているところも興味深い。 モートンということはワールド2のボス戦ですが、「MARIO」表記なので昔のゲーム画面のようです。 というわけで実際のゲーム画面と大分違います。

これが実際のワールド2のボス、モートン戦の様子。 まずモートンの色が違う。これは印刷の関係ではないだろう・・・! モートンは灰色のはずですが、開発中だと緑色です。

デザインが大きく変更されているわけではないようだが、 緑色だとクッパと似すぎだから変えられたのか・・・? まさか他のコクッパの色も同じようなカラーリングだったりして・・・。

それと地形も全然違い、開発段階だと地形が結構マリオに有利。 さらに背景も違って開発段階だと窓が二つある・・・。

さらにさらに、実際のゲーム画面の方だと真面目にプレイしましたが、 飛行船は強制スクロールなので誰がプレイしても大体同じぐらいのプレイ時間になるはずです。 自分は上の画像を撮影するためにプレイして、残りは211ぐらいとなりました。

しかし、開発中の画面だと残り時間がたったの53しかない。 強制スクロール面で150以上の差が出るということはないだろう・・・。 土管の前で150以上待ったとか、モートン戦で150経過したという事もないだろう・・・。 ということは、開発中は飛行船のマップが違ったのか強制スクロールではなかったのか、 設定されていたタイムがもっと短かったか、ということなのかもしれません。

さらにさらにさらに、魔法の杖から出てくるビームの輪の数が違う。 実際のゲームだと3つですが、開発中だと4つも出てきています。 魔法の杖の長さも短いような気がする・・・。杖が独立しているようには見えないような気もする・・・。

マリオとコクッパが横に並んだ上にビームの輪があんまり連なっているとスプライトがめっちゃ欠けるので、 そういった意味でも変更する必要があったのかもしれません。

さらに、ゲーム画面ではないが初代スーパーマリオブラザーズのクッションの写真も・・・! 椅子にくっつけるタイプのようです。こんなグッズもあったのか・・・。 ちっちゃい頃こういう勉強机関係のものはなかったが、なぜか手が回転して泳ぐマリオの人形を持っていた。 お風呂で背泳ぎさせたりして遊んだものだ・・・なんでアレ買ってもらったんだっけ・・・。

と、最後に思い出話に花が咲いてしまいましたが「スーパーマリオブラザーズ3」の、 開発中の画面写真の紹介でした。情報を下さったmissing340さん、本当にありがとうございました!!

パタメット先生、よかったね!!

2018年7月1日


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