◆アクティブ連鎖の極意◆



アクティブ連鎖はとても大事なんだけどとても説明しづらいのが困ったものです。 個々のパターンを知っておくことは大切ですが、このページでは「アクティブ連鎖を制するための極意」を 思いつく限り箇条書きにして説明していきます。

アクティブ連鎖のパターン集を見た上でお読みください。



◆極意其の壱・開始地点はある程度下の方にすべし

なるべく下の方から開始すると上から落ちてくるパネルが多い=連鎖になるチャンスが多いので、 上の方よりかは下の方から始める方が連鎖が長く繋がる確率が上がります。

例えばこれは、上から3段目から連鎖を始めようとした場合。

上に乗っているパネルは2段分しかないため、それらのパネルを連鎖に使ってしまうと もう上からパネルが落ちてこない=連鎖がそこで途切れてしまいます。

こちらは上の動画と同じ配置だけど上から3段目ではなく上から9段目から連鎖を始めた場合。 上から落ちてきてくれるパネルが豊富なので連鎖ができる段が多いし、 もし自力で繋げられないという場合でも上の方で勝手に連鎖が続くこともあります。

そういうときはその場所まで行ってそこから連鎖を継続できることすらあります。 消えているパネルの上にパネルがなくなるまで連鎖ができるので運動量も少なくてすむし、 連鎖の開始地点は下の方にした方がいい感じです。

…ただし、あまり最下段はオススメしません。最下段は全てが上から落ちてくるため 「挟んで消すタイプ(下に一つあって上から二つ落ちてきて連鎖、というようなパターン)」を 狙えなくなるためです。「下の方」にしておくと柔軟に対応できると思います。



◆極意其の弐・横消しを常に狙うべし

必要なパネル、動かすべきパネルは状況によって全く違い、 目標地点も動かすために必要なカーソルを移動する距離も何もかもケースバイケースです。 そのために何が大切かというと、「パネルを動かしていられる時間を長くする」ということです。

1回消えるごとにそんなに長く時間はかけていられません。できることなら次の、その次の準備も 常にしておきたいところです。次の次に必要なパネルが遠くにあるのなら、早めに近づけておきたいもの。 それなのに、今消えているパネルにかかりっきりでは間に合わなくなってしまいます。

その「パネルを動かせる時間」を長くできるのがこの横消し⇒横消しの順番なのです。

画像のように横で揃え、それと同じ段に二つ、一段上に一つ。もしくは横で揃え、同じ段に一つ、上の段に二つ。 この状況さえ作っておけば、あとは手を加えなくてもその場所で待っていなくても勝手にパネルは消えて 勝手にパネルは落ちて勝手に連鎖します。それだけ、次の連鎖の準備に早く取り掛かれるということです。

例えば消えたパネルの間に割り込ませる「インタラプト型」などは 前のパネルが全て消え終えてから動かして連鎖させるものなので、つまりは前のパネルが全部消えるまで その次の連鎖の準備ができないということになります。

タイミングを図る必要もない、横消しを選べる状況のときは常に横消しの準備をしていくようにしましょう。



◆極意其の参・難易度の高い型は狙うべからず

アクティブ連鎖の型を紹介しまくっておきながら難易度が高いやつはやるなとは何事だと思われるかもしれませんが、 アクティブ連鎖に必要なのはスピード、そして「安定性」です。長く続けるためには変則的なことはなるべく行わず、 安定して続けることこそが大事なのです。

例えばこんな状況の場合。紫を縦で消したので、 上から緑が一つ落ちてきそうです。

下には丁度良く緑が存在しています。しかしこのままでは下に落ちるだけで連鎖にはなりません。 この緑を消すためにはどうすればいいでしょうか。

一つはキャッチ型を狙い、 下の緑を上から落ちてくる緑を受け止めるために左に動かすという方法。

しかし、キャッチ型は難易度が高めです。あまり狙うべき型ではありません。 上達すれば難しいヤツだってやればいいんじゃないかと思いそうになりますが、 難易度が高い=成功するタイミングが短い、受付時間がシビアという意味です。

100%成功する人ならばキャッチ型を狙ってもいいのかもしれませんが、 とりあえず自分にはムリです。

というわけで、キャッチ型よりもこのインタラプト型の方が成功するタイミングが圧倒的に長いので ここは落ちてくる緑の下に赤を割り込ませるパターンを狙った方がいいです。

もちろん、インタラプト型よりも難易度が低く安定した型を狙える場合は そちらを優先すべきです。

筆者は「アクティブ連鎖が上手」=「安定して連鎖が続けられる」ということだと思っています。 難しい型を華麗に決められるとそれはそれで嬉しく爽快ではありますが、 あえてそちらを狙って失敗した場合連鎖が途切れるリスクを背負うよりは、 安定して続けられる型を狙っていく方がいいハズです。



◆極意其の四・同時消しよりも連鎖すべし

状況によるものですが、パネルがあと6個しかない、そういうときに6個消しで消えてしまってはそこで連鎖終了です。 しかしその6個消しになりそうな状況をあえて崩し、3個消しにできたならば、さらにさっき消えなかった3個が 次の連鎖で消えたならば、1連鎖長く出来たことになります。

例え4個消しであっても、片手間に崩せるのであれば一つを引き離して3個消しにした方がいいです。 そうすればフィールドに存在するパネルが一つ増えることになり、連鎖が長くなるチャンスになるからです。

さらに、普段は3個消しをしているものなので「割り込ませるタイミング」や「引っこ抜くタイミング」などは 3個消し主体でまず体が覚えるものです。しかし4個消しになるだけでタイミングがやや遅れることになり ひいては連鎖の失敗に繋がることさえあります。

つまり、同時消しはアクティブ連鎖中はあまり嬉しくないものなのです。 崩して3個消しにできる状況ならば積極的に同時消しではなく3個消しに変えていきましょう。



◆極意其の伍・ファンファーレが鳴るまで諦めるべからず

もうダメだ、連鎖が終わってしまう、というときも最後の最後まで足掻きをやめてはいけません。 そこから意外にも連鎖が繋がるというのはよくあることだからです。

また、非常に難易度が高くタイミングがとりづらくまず成功しないような型であっても、 狙えるのならば、狙えるのがそれしかないのであれば、それを狙うべきです。 難易度が高い型を狙うべきときは、他にもう何も狙えない、最後の最後なのです。

あるいは、全然関係のないところを消すのも有効です。その前の場所が偶然にも勝手に連鎖した場合、 それよりも前にその全然関係ないところを消していた場合、時間差連鎖扱いとなりそこも連鎖中になるためです。

3個消しはできるけど連鎖に割り込ませられそうもないときでさえもやはり諦めてはいけません。 最後の連鎖が起こる瞬間に3個消しを別の場所でしたとしても、 真にタイミングが合えば同時消しになるのです。

それによってスコアは少し上がるし、その自分の手で消した場所からさらに連鎖が繋がることさえあります。 もうないや、と手を止めるのではなく確率は低くともできることを最後までやるべきです。

連鎖が終了するときは全ての種類のパネルが2個以下ずつになったときだけと心得ましょう。 (もちろんVSモードで「おじゃまパネル」が降ってきてフィールドが埋まったら消せるパネルがなくなって 即死するような状況では「おじゃまパネル」を消すための3個は残しておくべきです)
また、連鎖が終わるときも場をならして高低差をなくしておき、次のアクティブ連鎖をスムーズに始めるために備え、 せり上げるためのLボタンorRボタンは連鎖が終わる前から押しておきましょう。



…と、色々長々と言いましたが、大事なのは「安定して長く続けること」です。 さまざまな型を知ることは選択肢を広げることと視野を広げることに役立ちますが、 まずは簡単な型のみを狙い、それが狙えないときに難易度の高いものを選び、連鎖が終わる瞬間まで諦めない。これぞアクティブ連鎖の極意です。

…たぶん。
2019年11月15日


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