おてがるビデオキャプチャ
なんとまあ…お買い物をしました。熱でもあるのか!?


「必要なもの」ということで、買い物を決断したのです…それは「コンポジットケーブルからパソコンに映像と音声を入力するケーブル」です。 俗に言う「キャプチャボード」の役割を果たしてくださるブツなんだけど、なんとコードだけでそれができるというのだから、 さらにそこまでお高いお品ではなかったので、一度カートに入れてから二週間ほど悩んでようやく購入。


それがこちら。パッケージにはめっちゃデカく「かんたん!ダビング」と書いてありますが、 箱の右上に書いてある「GV-USB2」というのが商品名です。 さらにパッケージにはDVDのディスクが大きく写っていますが、中に入っている商品は右上にいる黒いコードさんです。

ビデオテープをパソコンに取り込んでDVDに焼ける、というのがイチオシの機能のようですが、 これを使えばつまりゲームのビデオ入力端子をUSBに変換してパソコンにさせる、 ゲームの画面をパソコンに映せ、ゲームの音声をパソコンから流せるということです。

最近のゲーム機は知らないが、自分の所有するゲーム機は全てビデオ入力端子をテレビにさしてプレイするものなので このコードを使えばファミコンもスーファミもNintendo64もプレイステーション2もパソコンで録画が可能なのである!

ここまでカバーしてくれたら今録画できないのってゲームボーイカラー専用ソフトとゲームボーイアドバンスだけじゃないか? 本来はその二つは余裕だったんだがゲームキューブが壊れたからなあ…。


中身はこんな感じになっていました。コードさんとドライバのCD、取扱説明書(兼保証書)、これだけ。 CDをパソコンに入れてドライバだけインストールしてからコードをパソコンに接続したら勝手に使える状態になってくれました。


こちらは初つなぎの様子。プレイステーション2のコンポジットケーブルを接続してみました。 かつて実況プレイを録画するためにラジカセから音声を出すための音声端子変換ケーブルは 赤と白を挿すのにものすごく力が必要だったけど、このケーブルの接続は非常に丁度よく心地よい挿し具合です。 抜けそうでもないし、キツすぎることもない。


これはファミコンを接続してみた図。コードがコンパクトなのでパソコンの画面がテレビになっただけという感じです。

…さて、外部からのキャプチャで避けて通れないのが「遅延」に関する問題。 Amazonのレビューやインターネットで商品名で検索して使った人の感想を見てみたら「ラグがあって困った」 という意見が少なからずありました。

どんだけ酷いのだろうか…と、結構身構えながら餓狼MOWをプレイしてみました。 このゲームはカーソル移動音も決定音も小気味いいし格闘ゲームなのでレスポンス大事だし そもそもとにかくめちゃめちゃやりたかったしで初めて録画するのは餓狼MOWでキマリです。

結論から言うと…遅延は、なくはないです。存在はしている。きっと音ゲーとかだと困るんだろう。 だけどプレイしたのは格闘ゲームで、ゲームレベルは4で、無事にグラントを倒してカインも倒せてエンディングは見られました。 分かりづらい。

パソコンのスペックによるのかもしれない、そして自分はそこまで格闘ゲームガチ勢ではないので COMを倒せればそれでいい。相手が飛び上がったのが確認できたらそれでいい。 ものすごい人は弱パンチが入ったのを確認して超必殺技を発動させるのかもしれないが、 別にエンディングが見られればそれでいいので別に問題はありませんでした。

気にならない、というだけで存在はしています。おばあちゃん家のテレビでプレイしているときよりかは わずかに、少しだけ、カーソルの移動が遅いなあ、という感じ。


「星のカービィ夢の泉の物語」の「早撃ちカービィ」をやってみましたが、 遅延のないテレビだと10か11ぐらいだけどパソコンに画面を映した場合は19か20になりました。 つまり、「早撃ちカービィ」のカウントの9ぐらい分の遅延が生じているということです。

じゃあ…0.15秒ぐらいか。思ったより少ないけど、0.1秒の違いはきっと格闘ゲーム上級者様とか 音ゲーの神プレイヤーからすると違和感があるのかもしれない。ヘボプレイヤーはあまり気になりませんでした。 だってこのビデオキャプチャケーブルを購入したのは、「ユーディーのアトリエ」をプレイするためだし…。 (ボタンを押すタイミングのシビアさなど全くないRPGにはプレイの支障が微塵もない)

画質の方は、そんなウルトラ画質ゲームをプレイするわけでもない自分にとっては問題がなさ過ぎました。


パソコンに取り込んで撮影した画面がこちら。つまりはこういう画質ということです。 別に、テレビでプレイしているときのような感じ。

大きな声では言えないが、実はそのケーブルよりも安いのが関連商品として自動で紹介されていてそれも見てみました。 だがそっちは画面がにじんだり色がなくなったりと不具合が起こっている事例が多く、ああ、安いのってよくないこともあるんだ と今更ながらに気づいたのでした。

定価は6000円ぐらいのものらしいんだけど、3000円ほどでした。自分が買ったときは送料無料で、 Amazonギフト券も使ったら2300円ぐらいになって、調べに調べてから買うことにしたので 何か酷くてももういいや!!という意気込みでいて、それで使ってみたら…結構イイじゃないか、 となったので珍しく「買い物」をした、ということを話してみたくなったのでした。

64やゲームキューブなどのコンポジットケーブルでテレビに接続するゲーム機の映像と音声ならなんでもパソコンに取り込める、 付属しているソフトで画面は映し出せるし録画もできます。ただ、自分は使い慣れたソフトで録画します。

遅延は、自分の環境で0.15秒ほど。まだ遅延対策はしてないのでもっとよくなるかこれが限界かは分かりません。 ただ、分配器を使って映像を別で見れば遅延なしの実況プレイはできるそうです。 でも自分は「ユーディーのアトリエ」をプレイするために導入しただけなので問題ないです。

そんなビデオキャプチャ用ケーブル「GV-USB2」を紹介してみたりしたのであった… もしいつか買おうかな、と思ったらこちらからどぞ。


遅延のことに焦点を当てちゃったけど本来このケーブル+ソフトは「ビデオ入力した映像と音声をパソコンに取り込む」ためのもの、 つまりビデオテープなどの劣化しそうなものをデジタルに保存するためのものなので遅延はもっとあっても困らないものです。 逆に、ゲーム実況のために作られたわけじゃないのに餓狼MOWがクリアできるぐらいの遅延で、ぼくにとってはありがたかったのでした。

…しかし、買い物を普段しないのに珍しく自分の意思で選んで買って使って検証して、はしゃぎすぎなんだよ…。 丁度パソコンでPS2をつないでRPGやりたかったんだよね、という方にはオススメです。
2020年1月17日

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