珍しくゲームがほぼ関係ない、集合体恐怖症(トライポフォビア)の話。 このページには画像は存在していないのでトライポフォビアの方も安心してご覧いただけます。 |
Twitterのトレンドで「集合体」という言葉があったものだからそれについても語ったし、 その言葉で検索をかけたらそーゆー画像が出てくるので要注意だよなあ、と思っている。 今までは思っていなかった。自覚がなかったのである。 ぼくって集合体恐怖症なんだね。いやマジで気づいてなかった。ここ最近でやっと自覚した。 OneShot実況プレイで「集合体が苦手なのかな」というコメントを頂いたこともあったけど、 そのときはまだ自覚してませんでした。あの四角形が本能的に見ていられないというだけだと思っていた。 さらに時をさかのぼると、何年も前のことだけど夜の高速道路の助手席にいるとき。 ぼくはあんまり目がよくないです。近視もそうなんだけど「乱視」もある。その自覚もなく生きていた。 その高速道路を走っている夜、ふと前の車のブレーキランプに意識を向けた。その車が近づいてきた。 すると、ブレーキランプの形が変わったのである。というか大量にあったランプが一つになったのである。 また車が遠ざかった。すると、ブレーキランプが増えた。ぶわっ、と周りにいくつもランプが出現した。 また車が近づいた。ブレーキランプが一つに。 高速道路なんだから、車は一つじゃない。あちこちにいる。夜だから車のライトが、ライトだけが大量に見える。 そのライトが全て、増殖している。ぼくの視界は、 超大量のランプで埋め尽くされてしまったのである。 それに気づいた。その瞬間ぼくは悲鳴を上げて顔を覆った。ぼくの目はランプを増やしてしまう。 なんだか分からないがそれを見ているとものすごい恐怖が襲う。直視できない。気づくまでは平気だったんだけど、 自分の乱視のせいでランプが増えているとわかったらもうとても見られなくなってしまった。 …のだが、このときも「集合体恐怖症」という言葉は知らなかったし、 ただただ「ランプがいっぱいある光景」が気持ち悪かったな、と思うだけだった。そんだけ。 だけどたまにそういう写真を見てぞぞっとすることはある。あるけど、意識はしてない。 よく見るといっぱいいる写真とか。見るとぞぞぞっとする。だけど、それはそうだ、と思って特に気にしない。 なぜならばこの拒否反応は人類共通だと思っていたからである。 いや、みんなムリでしょ?この大量のアレが平気な人なんていないでしょ。こういうのは気持ち悪いものでしょ。 よくないあの虫がなんか気持ち悪いと思う、あれと同じ反応でしょ。ごくたまに平気な人がいるかもしれないけれども。 …だが、ラジオのご感想を頂いたらなんか平気だという方がおられた。身近にも平気だという人がいた。 「しづきちゃん苦手だよねそういうの〜」と言われた。え、あれ?人類共通の…あれ? というわけで、半分怖いもの見たさだけど「集合体恐怖症」で検索してみた。 気持ち悪いサンゴの画像だって見てやろうじゃないか。蓮だってドンと来いだよ。 するとWikipedia様のページを発見。トライポフォビア というタイトルのようだが、それが正式名称で日本では「集合体恐怖症」と呼ばれているということのようだ。へー。 さあ、今まで「集合体恐怖症」というものがあるということを知らなかったが、存在を教えてもらった今、 これがどのような症状があるものなのか、人類共通の反応ではないのか、学ぼうじゃないか!!ウィキペディア先生よろしくお願いしますッ!! するとページ序盤にありがたい言葉が。このページには、集合体の写真は一切掲載されていない。と。 素晴らしいご配慮。いや、結構覚悟してました。まあYahoo!で検索した時点でタマゴさんとかの写真が右に出てふぎゃっとなってはいるんだけれども…。 えー、「概要」の部分には…“「精神障害の診断と統計マニュアル」において、認知されてはいない。”とある。 なぬな!?恐怖症に数えられていないの!?どういうことなの!? だが次の行に、しかし、実際に数千人規模の人が、蜂の巣や蟻の巣、蓮の実などの小さな穴の集合体に対して、恐怖・嫌悪感を抱くことを訴えているという。 と、ある。お、おう。よかった。「そんな症状は気のせいだ」とか言われてるのかと心配したが、そんなことはないようだ。 数千人規模の人が。ぼくもその中の一人なんだな。すうせん…あれ? 少なくね? あれ?!人類共通じゃない!?やっぱり人類共通じゃないのか!? 慌てて今回教えてもらった「iPnone 集合体恐怖症」で検索してみる。ぎゃっ、画像検索の結果が! なるほど… と、思ったら「iPhone20とかはこうなってるんじゃないか」みたいな画像が作られているようで、 スマホの背面一面がカメラになっている写真が大量に。ギャーッ!! …はあ、はあ、さすがにこれは…気色悪いぞ!なんちゅー画像を作ってくれとんじゃ! そんなにカメラがあったらどこを持つんだよ!!大体技術が進歩するだろうから、 レンズがたくさんあることがいいことなのだとしても、そんなデカイレンズのままのわけがないだろう…。 …ん?細かいレンズ?…が、たくさん?あると?ギャーッ!!(自滅) というか…いくつかのニュース記事(世間のことは分からんが同じ文章のページがいくつもあった)によると、 集合体恐怖症の人は16%ほどいるらしい。え、少なくね?ページによってはその数値すら「予備軍」らしい… ということはもっと少ないって事?あれ?? 人類共通じゃないの? そうか…そうだったのか…この集合体を見るとゾゾゾの症状は、人類共通じゃなかったのか! iPnoneの話題が出るまで、Twitterのトレンドで知るまで、いろんなことに気づいていなかった。 まず、集合体を見るとゾゾゾとする症状を「集合体恐怖症」(トライポフォビア)という。 これは人類共通のリアクションではなく一部の人にのみ起こるものであり、しかもその症状が出る人は16%ほどといわれる。 そしてぼくはまさにその症状が出る人間であり、今までの集合体を見てゾゾゾ、自分の乱視のせいで自分で集合体を作り出してゾゾゾとしていたのは、 ぼくが集合体恐怖症だからだった。 …ただ、さらに調べて知ったのは、一口に「集合体恐怖症」といっても色んな症状があるということ。 集合体を見たら…リバースしてしまう人、気絶してしまう人さえいるらしい。それは…大変だ。 だから、面白がってそういう人たちにそういう画像をお見せするのはよろしくないんだな。 ちなみにぼくは、ゾゾゾとする、鳥肌が立って直視できなくて「ぎゃーっ!!」というリアクションを取る程度で、 吐き気がするとか気分が悪くなるとかそういうことはないです。 集合体を見てギャーとはなるけど、ただなるだけ。見るたびに新鮮に鳥肌が立てられるけど、直視はできないけど、ぼくにとって集合体は無害です。 なので、ゲームに出てくればギャーギャー言うけどそんだけ。写真を見たらゾゾゾとするけどそんだけ。 だから見たらギャーでゾゾゾだけど見ても平気です。 最近のリアクションからして「ホントに平気なのか?」と思われそうですが、そういう方向では平気なのです。ちょっと説明が難しい。 ただ、ぼく以外の、ダメな人にそういうのを見せたらいけません。そこは思いやりを。 いやー…まさか、人類共通のリアクションではなかったとは。ぼくは集合体恐怖症だったとは。 そもそもそういう症状の名称があるとは。もっと大変な人もおられるとは。 あの日の大量のランプ、空を見上げれば大量にある満月も見ていられないし、電子顕微鏡の映像が見られないのは 大量に穴が開いているからだったんだ。このたびは、色んな謎が解けたのでした。 …あー、ワートがダメだったのもそれか…!(ワート=「ゼルダの伝説ムジュラの仮面」の「グレートベイの神殿」に出てくる目玉に泡だらけのボス) |