SHIDU NOTE -シヅノート-

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8ページ目に続き、 シヅノートは9ページ目。Lに怪しまれた時点で最終回が確定しているため、 そろそろ危なくなってきている今、ストーリー終焉の時は近かろう…。

5月22日、青山でミサちゃんに顔と名前を見られたシヅキラだったが、 警察(というかL)が第二のキラへ呼びかけるメッセージを放送したため、 「自分から情報が洩れるのではとキラが危惧しているかも」と第二のキラは心配し、 シヅキラの自宅に凸してきたのでした。

名前さえ割れれば住所までわかる謎の名簿が存在する世界なのでしょうがないね。

夜遅かったのでミサちゃんには何とか帰ってもらい、後日改めて二人きりで会うことに。 仕事が終わってからの時間なら…シヅキラの自宅はちょっと…と、思っていたらミサちゃんが 自宅に招いてくれたので家の中でキラと第二のキラとして話し合い中です。

ミサちゃんはキラを「絶対的な存在」としてくれているので、シヅキラがどんだけ低スペック野郎だとしても 好意を持ってくれています。シヅキラはLのことを超絶恐れており、少しでも怪しまれたらおしまいだと分かっています。 リンド・L・テイラーがLだと思っていますが、キラの裁きの基準からも、彼を殺すことは考えていません。 (すごい探偵、という認識しかない)

ミサちゃんはさくらテレビに何度もいろんなものを郵送しているため、そのたびに自分がキラだという証拠を送っているようなもの。 そんな子とコンタクトを取るなんて本当はとても良くないのですが、ミサちゃんからキラのことがバレてはまずすぎる、 死神やデスノートのことが公になったら本当にまずすぎます。

シヅキラはとにかく、何度も何度も言っているが、キラとして穏やかにやっていきたいのである。 しかもそのキラとしての裁きすら、少しでも身の危険を感じたら即行で中断するつもりでいるレベル。

それどころか、最近は数か月裁きを停止するのもアリかな、とさえ思ってきている。それだけ十分に期間を空けたあと、 また裁き始める。それにより数か月間の間は「キラはいなくなった」と思う人がいたとしても、 そのあとの裁きを見て「やはりキラはいた」となるだろう。

ぼくが車に轢かれて数か月入院するようなことがあった場合、数か月間本当に裁けなくなる。 普段から数か月間裁きに空白があった場合、ぼくがマジで動けなくて裁けないだけにしてもその間も 「キラはいる」と思ってもらえて、犯罪の抑制になるんじゃないだろうか。

そんな程度のことしか考えていないシヅキラですが、世の中を平和にしたいと思っているのは、そこはガチです。 色々考えているときにミサちゃんがこう言いました。「あなたの死神もミサに見せて」と。 初対面の時にミサちゃんのノートにシヅキラは触ったのでレムが見えていますが、 そういえばミサちゃんにはリュークが見えてないんだった。

だが、シヅキラはとにかくデスノートという証拠を押さえられるのが恐ろしいため、 デスノートは自室のノートがたくさん入っている引き出しの中の大きなノートにかぶせてしまっていて 外出の時に持ち出しません。

…あ、そういえば。と、カバンの中をあさって手帳を取り出す。昔からほとんど持っているだけと 化している手帳に、小さくたたんだデスノートの切れ端を入れているんだ。これをミサちゃんに触ってもらえばいいね。 ぼくがノートの切れ端を差し出し、ミサちゃんの手に触れさせるとぼくの背後にいるリュークがミサちゃんにも見えました。

「へえー、死神といってもレムとは全然タイプ違うね。名前だけは聞いてるよリューク、よろしくね」 とミサちゃんが挨拶。リュークも「はい、よろしく」と返事。

ミサちゃんは自分がジェラスという死神に救われたこと、自分に恋した状態で自分を助けたからその死神が死んだこと、 自分が持つノートがジェラスのものであることを知っています。ミサちゃんは「そうそう、 知ってる?死神が死ぬ方法」と、リュークもレムもいるのにとんでもないことを言いだします。

し、知らんけど、別に知りたくもないぞ。だがミサちゃんはぼくに自分にノートがレムから渡された経緯までを 話してくれました。そのあと、キラであるぼくを探すためだけにレムと死神の目の取引をしたのか… ぼくが低スペック&イケメンに非ずでガッカリだったかもしれないが、どんな残念野郎であろうとも キラに会いたかった、その目的は達せられたんだから…い、いいんだよな…。

しっかし、このあとミサちゃんにどうしてもらえばいいんだろう。前のページでも言ったが、死神の目で見てもらいたい 人なんていない。ミサちゃんが送ったものが警察に押収されている今、ミサちゃんと会うのは本当に危険。 キラとしての裁きを手伝ってもらうのもいいんだが、裁きの基準を細かく詳しく理解してもらうのは難しいかも…?

でも、ミサちゃんには指示だけはしておいた方がいいか。また暴走して怪しまれる行動をとられたら危なすぎる。 警察による「キラに近づかないように」というメッセージの後、ぱったりと第二のキラからのアクションが 途絶えたら…警察は、そしてLはどう考えるだろう…?

1.警察の説得に応じ、キラの情報は渡しにこないものの自分がしたことを後悔してキラとしての活動を終えた

2.キラと接触し、「キラに会う」という目的が達せられたのでキラを探すためのメッセージを送る必要がなくなった

3.キラと接触し、「もう何もするな」と命じられた

4.キラと接触し、キラに殺された

う、うぅ〜ん…。4だと思わないでくれ〜…。

1の場合、あんだけのことをやりまくってまでキラと会いたいと思っていた第二のキラが、 あの警察のメッセージによって心が動くとは思えない。Lもそう考えるだろう…。

2の場合、「(青山で)キラを見つけました。ご協力ありがとうございました」などとやらんでいい報告を した第二のキラなのだから、「キラに会えました」という報告もしそうなもの。いやさすがにそれはないか。 でも、第二のキラの行動からして「何も動きがなくなった」のは不自然と思われそう。

3の場合、ありそうって考えるかなあ…?

4の場合、これが一番アリって思われてそうか。Lは第二のキラに「キラと会っても利用されるだけ、殺されるだけ」と 警告をしていた。もちろんシヅキラにそんな気はないのだが、Lは第二のキラの行動は 考え抜かれた作戦というよりかは感情に任せて動いている節があると感じているだろうから つまり「キラにとって邪魔な存在、あらゆる意味で脅威となる存在」としてキラが消したと考えるか。

もしくは、シヅキラのキラ活動の内容から裁かないと判断されるか?でも第二のキラはシヅキラと違って 犯罪者ではない人も殺しているので、キラから見て第二のキラが裁きの対象となったと判断したとも…?

これらのことから何らかのアクションを起こした方がいいっぽいが、凡人以下のシヅキラにはいい案なんて浮かばない。 ビデオメッセージも、ネットを介して送った方がまだ証拠は残りにくい…だろうけど、 急に今までと違う送り方をしたらやっぱキラと接触したとバレそうで…。

ぼくがうむむむと考え込んでいると、レムが釘をさしてきた。 「この娘を殺すようなことをすれば、私のノートにお前の名前を書いてお前を殺す」と。 そんなこと考えてすらないです。でもそんなこと言ってくるってことはレム的にも ミサちゃんがぼくにとってちょっとまずい存在であると感じてるってことかな…。

というわけで、ここでシヅキラの懐柔作戦がスタート。リュークといっぱい会話をしてきて 死神界で過去にあったこと、死神界の現在とかノートのルールとか、いろんなことを教えてもらっていました。 レムにもいっぱい会話をしてお友達になる作戦です。勘違いでレムに殺されたらかなわん。

レムは死神界からミサちゃんを見ていて、少し情が移ったとも教えてくれた。 「ミサちゃんが幸せなことがレムにとっては大事」ということが分かりました。

レムからも、死神界のことをいろいろ尋ねるシヅキラ。 ミサちゃんは無条件で可愛いのでレムが守ってあげたくなる気持ちはよく分かりますが、 シヅキラのダメっぷりと明るさと笑顔でなんとか好感を持ってもらいたい。 「良い人間」と思ってほしい。キラだけど。

ミサちゃんにまたビデオを送ってもらうのは非常に危険だと思うんだが…最後のビデオメッセージを送ってもらおうか…。

「キラに名乗り出るのはやめます。警察の方、ご忠告ありがとうございました」 というようなメッセージを本家デスノートのミサちゃんはライトくんから言われて送ったわけだが、 凡人でもさすがに態度が変わりすぎというのは分かります。

あれだけ入念に複数の局を利用してキラであることを見せつけ、キラからのアクションが無ければ 暗号を送ってまで何とかしてキラに会おうとしていたのが、あの警察からのメッセージで 突然心が動いて「キラに名乗り出るのはやめます」というのは不自然だろう…。

ましてや、キラだから知っていることだが彼女は自分の寿命を半分にしてまで行っていた、 キラに何としても会いたい作戦だったのだ…。

というわけで、送ってもらうメッセージは次のようにしよう。

「警察の方、ご忠告ありがとうございました。しかし私はキラさんに会うことを あきらめることができません。あとは自分一人で何とかしてみようと思います。 ですが、どうしようもなくなった時はまたさくらテレビには協力してもらおうと思っています。 日本の皆さん、お騒がせいたしました」

…で、いいかな。これがな〜…「キラを見つけることができました。 テレビ局の皆さん、警察の皆さん、ありがとうございました」っていうメッセージが 送られてしまう前だったらな〜…!!サイコーだったんだけどな〜…!

第二のキラは「キラを見つけた」とまで言っていて、それでも会えなかったのなら次は会うための手立てを考えるはず。 見つけたのにまだ会えてないってのはおかしーよな…これで判明するのは、これが第二のキラからのものだと 信じてもらえた場合は、キラは第二のキラを殺してないってこと…かな。

メリットねぇ〜…。送らない方がいい〜…。 ホント、「キラを見つけた」さえなければ…青山にキラがいたということもLに知られなかったものを…。 第二のキラも裁かれたと思ってもらえるように、無言を貫くのがいいとは思うんだけど…う〜ん…。

そのメッセージを送るのもゆっくりでいいよ、と伝える。送り方も教える。 ミサちゃんはシヅキラに好意を持ってくれているので「また会いたい」とも言ってくれた。 普通なら大喜びする案件だが、マジで会うのは危険なんだって。

ミサちゃんとやり取りするときはこのアプリを使おうと思うんだ、と 秘匿性の高いメッセージアプリの、ぼくのIDを教えて、犯罪者裁きはぼくがやるからね、 ミサちゃんはノートを絶対に見つからないように気を付けて、と念を押し、とりあえずシヅキラは帰宅。

必要なら裁きをし、リュークにレムについても教えてもらう。いっぱいいっぱい会話します。 さ、もう遅いし寝ようかな。そういやリュークってデスノートをいつも所持しているのが見えるし、 レムも自分のを持ってるからぼくを殺すと言ったんだろうしミサちゃんが持ってるのは ジェラスっていう死神のだって分かったけど、ぼくが持ってるデスノートは誰のなんだろう?

と、尋ねるとぼくが持っているノートは死神界で拾った、別のヤツのだと言われました。 (シドウのもの、と分かっていたかは8巻とかのシドウ登場シーンみたけど分からなかった。 ノートを探しに来たシドウに「ノート返して」と言われて「やっぱりそれ(その話)か」と言っていたけど 「誰のものか分からなかった落とし物」を自分のものにしており、死神が自分のところへ来たのなら ノートの落とし主なんだろうと察した感じっぽい?)

ジェラスと違って、その死神って死神界にいるのかな?と尋ねると、それは分からないけど ジェラスが死んだときに砂みたいになって死んだって言ってたから、死神が死んでノートが残ったというより ただ落ちてたって感じだった、と言われた。

なるほどね…。

2024年3月28日


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