SHIDU NOTE -シヅノート-

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前のページに続き、シヅノートの4ページ目、実質2ページ目。

ぼくはある日、デスノートを何とか拾い、なんやかんやあってキラとしてがんばることを決意。 犯罪が減り、できればなくなり、平和な世の中の訪れを願っている。そのためにキラるのが、 天才のライトくんではなく、凡才以下のシヅキくんだった場合はどのようなストーリー展開になるのだろうか?

粧裕(さゆ)という超絶可愛い妹がいるので既に人生勝ち組な凡人以下のキラ。 リュークと楽しくおしゃべりもしているけど、そこで粧裕ちゃん登場、宿題を教えてほしいんだって。 どれどれ?

「数学の二次関数でーす。」

はい、無理でーす。

でもパソコンを使えばわかることもあるかも。 二次関数が分からないったってどこが分からないのかが具体的に分かればなんとかできるのかもしれません。

キラとして大忙しのはずですが、妹は大事オブ大事なので「忙しいから父さんに聞いてくれ」とは言わずに そっちもがんばります。そして、両親には絶対にデスノートのことは言わないし、妹にも言いません。

ノートを触られたらリュークの姿が見えるようになってしまうので、基本的にはビニールにでも入れて…おきたいが、 それだと出し入れがメンドくなる未来が良く見えるので多分最初やっていたとしても段々やらなくなる。 ので、大きめのノートやスケッチブックに普段は挟んでおき、机が定位置になりそうです。

ぼくの机はもはや誰も触りません。部屋の掃除も絶対に自分でやるし、もう何年も家族に私物に 触られるということはないため、これからもないでしょう。ぼくの所持品に触ることなど 家族の誰も考えもしないはずです。だからデスノートは安心。

さて、リンド・L・テイラーのターン。しかしぼくはテレビを見ない、だから放送時にLを殺そうとしない、 Lはリンド・L・テイラーが時間差で死んだせいでキラは北海道の東部にいると推測を立てる、というのが シヅノートの始まりだった。

が、デスノートの効力を知り、犯罪者が確実にデスノートの効果によって心臓麻痺っていることを確かめるために テレビを見るようになっている…か?いや、ぼくならパソコンを使って確認しそうだな…。

あと、リンド・L・テイラーが「キラ…お前がやっていることは悪だ!!」と言ってきたとしても、 ぼくは「うーん…でも、世の中を平和にするって決めてキラになったし、自分の信念と行動を否定したらキラとしてやっていけないから、 キラは悪じゃないと思ってる」と言う。

でも、探偵のLは別に犯罪者じゃないので殺さない。キラを捕まえます、と言っているけど多分ぼくを捕まえられないだろうなと 考えてあんまり気にしない。神になる気はないので、悪だと言われても怒らない。ってかあんまそもそも怒らない。

まあ、そう考える人もいるよね、ぼくはキラとして信念があるからそこは相容れないよね、と思うのみ。 テレビ放送は終了。Lに北海道にいると思われるどころか、リンド・L・テイラーさんすら殺さないのでLは緊急放送しただけ。

物語的にできればLと絡みたいところだが、もし相対したら速攻で捕まりそう。ぼくは嘘が付けないので、 「私がLです」とか言われたら動揺しまくってヤバいと思う。

リンド・L・テイラー放送後、リュークに尋ねる。「デスノートって、今地球に他にもあるの?」と。 「デスノートの存在を知っている人って他にいるの?」と。他に知っている人がいなければ、 Lが自分にたどり着くことはないと考えるだろう。

リュークには「過去にデスノートが出回ったことはある」と教えてもらえるかも。 「デスノートの所有権を失ったらデスノートに関する記憶が無くなる」とも教えてもらえるかも。 でも肝心の「今地球上で誰かがデスノートを持ってるか」に関する回答は得られないかも。

…だとすると、自分が完全に安全ではないと考えるか…。Lにどのように見つかるかは凡人のシヅキラには想像がつかない。 世界が「キラという誰か」が存在していると考えているし、Lもその「人物」を捕まえようとしている以上、 その「誰か」を標的に捜査をしてくる…。

でも、Lさん緊急放送の後にデスノートの使用をやめた場合、 世間の人たちは「あの放送後、キラの裁きが止まった」と認識する。 「キラはLに捕まることが怖いんだ、裁くよりも怖いんだ」と思われる。

ぼくとしては臆病者だと思われるのは全く問題ないし実際そうだからLにどう思われても構わないんだけど、 困るのは世間のキラへの見方。「得体の知れない存在が、犯罪者を裁いている」と思ってもらい、 犯罪を抑制したいところなのに「ビビって裁かなくなる程度のヤツなのか」と思われたら、平和が遠のいてしまう。

…それはキラとしては困るので、L放送後も変わらず裁きは続けないといけない。 Lとしては挑発したけど反応はなかった、犯罪者の裁きは変わらない、となると 「捕まらない自信があり、こちらを無視してキラは行動している…これは明らかな挑発」と判断されそう。違うのに。

Lは次なる策を打ち、キラを特定しようとするだろう…緊急放送できるような人物なのだから、 報道にも影響を与えることができそう。例えばぼくが偶然行った先で見たニュースで報道された凶悪犯を裁いたとして、 その報道もLが順番に地域別にもっともっと細かく報道していたとしたら…。

…んー、リュークが書いたデスノートのルールに「名前のあとに人間界単位で 40秒以内に死因を書くとその通りになる。」と、「死因を書くと更に 6分40秒の詳しい死の状況を記載する時間が与えられる。」ってあるけど、 名前を書いた後に詳しい死の状況として「5時間後に死亡」とか書いてもいいの?とリュークに尋ねそう。

リュークくんとはお友達になっていると思いたいので「時間指定ができる」、 「デスノートで操れる死の時間は人間界単位で23日以内」というルールを教えてもらえたとする。

Lも正義を掲げる以上、キラへ囮となる人物を泳がせて殺させようとは…しないと考える(実際は似たようなことしてたが)。 つまり、報道される殺人犯は皆本物である。よって、放送の時間を地域によってばらつかせられたとしても、 シヅキラは全ての裁きにおいて死の時間を「00時00分」と指定する。

日時は1日後や3日後かそれ以上か、日付はランダムにし、「時間」を全部同じにしておく。この裁きがキラによるものと認知されたら 犯罪者は「今日の日付が変わるとき、自分は死ぬかもしれない」と考える。世間では「0時0分を裁きの時間」などと 呼び始めそう。考えすぎか。厨二過ぎか。

全部の裁きにおいて「詳しい死の状況」で「私はキラの裁きを受けた」みたいなことを叫んでもらおうかとも思ったが、 全員分それ書くの大変そう。もはや「0時0分 私はキラの裁きを受けて死ぬ、と叫んでから心臓麻痺」って書いた スタンプとかを作ってデスノートに押した方が効率がいい、みたいな案すら浮かびそう。

そして、そんなスタンプを作ったら証拠品が増えるだけなのでやめとこう、となる。 証拠品は、デスノート1冊だけで手いっぱいである。

デスノートを外に持ち出すこともしなさそう。裁きは家の自室でのみ。 あんまり時間をかけたくもない(なるべく普通の生活を送りたい)ので、 書く内容は「〇〇(←人名) 〇月〇日 0時0分 死亡」とだけ。「心臓麻痺」って画数が多いから書くのは非効率的。 日付は今夜〜23日後までのランダム。ウディタとかでランダムにその範囲の数字を生成するプログラムでも作るかもしれません。

自分はアホなのでランダムの感覚すらなく、4日後、15日後、18日後、2日後、とか今も適当に4つのランダム数字を思い浮かべたけど 100回目にしてまだ13日後が一度も出てきてなくて、22日後が15回も出てきているなんていうこともあるかも。 ランダムにした方がいいものは、とにかくランダムが大事です。推理もできないようにしたいところです。

リンド・L・テイラー放送でまずリンド・L・テイラーが殺され、次にLが「だが、Lという私は実在する。 さあ!私を殺してみろ!」と挑発、ライトくんはLの顔も名前も知らないので殺せない。 Lに「殺せない人間もいる…いいヒントをもらった」と、察されてしまう。 「なぜあの時、キラは私を殺せなかったか?私が犯罪者ではないから? …そんなわけはない」みたいなことも言っていた。

だが、シヅキラは凡人ゆえに新世界の神となろうとはしておらず、犯罪のない世界になったら嬉しいね、程度にしか思っていない。 自分が悪だと断定されるのは別に構わないので、Lにお前は悪だ!とか言われても別に気にしません。 とにかく、捕まるのだけはよろしくない(キラとして活動できないと犯罪急増の未来が訪れる)のでそれだけに気を付けて行動します。

リュークのご機嫌を取るために、買い物のたびにリンゴ1個を買ってくるようになっても、リンゴというものは体にいいものだし 1日1個食べる人だっているだろうから、ぼくがリンゴを毎日買うようになった、それはキラが活動を始めたときから… などと結び付けられないだろう。とにかくぼくは「何も変わらない」ように心がける。

となると、Lはまだ「キラという存在が人間である、一人である、殺せない人間もいる」ということは知らないだろう。 過去に重大な犯罪を犯しつつも逃げおおせている者こそキラは裁きたいだろうが、キラも人間なのでそれは無理。 「キラは人ならざる者」と、世間やLには思ってもらいたいところだが…そうすれば、極論「人間」に疑いが向かなくなる…。

そのために、軽犯罪者を操って重大な犯罪者にし(第三者が死ぬ行動はとらせられないので、殺人罪にはできない)、その者を裁く…いや、 キラが神秘的な上位の存在と思われるためには犯罪者でない者、報道はおろか警察が追いさえしていない者の犯罪を見咎め、 裁くという行動がとれる、というところを見せるのがいい。

でもそれって、一般人を巻き込む上に犠牲にするってことだ。さすがのキラでもそれはやらん。 冤罪だって怖いから必要最低限に裁いているというのに、キラが人間だと思わせないがためだけに誰かを犠牲にするとかあり得ん。 この策はダメです。

実際の日本でも報道される、シヅノートの裁きの基準に到達する事件ってそんなにないからそもそもシヅノートの話が破綻している気もするが、 あくまでこれは「架空の世界」のお話、フィクションであり、「デスノートの世界」です。デスノートの世界ぐらいの犯罪率なのです。 シヅキラはそんな治安の悪い世界に生きています。ってことにしないと話が続きません。

日本の警察からキラの捜査を依頼された最終兵器Lは、何としてもキラを捕まえようとしているはず。だからこそ、 リンド・L・テイラー放送までしたのです。

しかしシヅキラはとんだチキン野郎だったため、挑発に乗らず、そもそもテレビすら見ていなかった可能性すらある人物。 Lはどのようにこの凡人以下のキラを捕まえるのだろうか?天才が考えることが分からん…。

シヅキラは1日に数人の名前を、もしくは何も書かない日があるぐらい普通に生活。リュークと色々話す。 死神界のこともいっぱい聞きます。こんな死神もいた、とか教えてくれることでしょう。コミュニケーションをいっぱい取ります。 ただし、家族には絶対に気取られないようにだけは気をつけます。こういうのは、一人でやるのが一番。

そんなある日、テレビ局に「キラからのもの」とされるビデオが届きます。今時ビデオ…?とも思うが、どうだろう。 安全なのはファイルに付与されるあらゆる情報を削除しまくった動画データが入ったSDカード辺りが現実的か? 海砂ちゃん、そこまでやってくれるだろうか。至極心配。

捕まる心配はないね、この広い日本からぼくにたどり着くのはまず無理だね、と安心していたシヅキラの耳に入ってきたのは、 「さくらTVでキラから送られてきたビデオってのが放送されたらしい」という言葉。ぼくはTVを見ないし、 家族も「さくらTV」のチャンネルに合わせている可能性は低い。YouTubeかHuluかNetflix見てそう。

だからリアルタイムで見ることはないと思うが、大事件なので各局が直後もしくは後日特集を組んで報道することだろう。 ぼくはそれを見て知ることになるでしょう。

安全だと思っていたシヅキラを突如襲った、「第二のキラ」によるアプローチ。さあ…どうなる!まだ続くのか!! 別にもう終わってもいいんだぞ!!

2024年3月22日


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