デバッグルームからは行けない、通常のプレイでは見られないお部屋の紹介。 お部屋のデータ番号的に若い方から紹介していきます。 ここは前のデバッグルームから行けた誰もいない夢の泉の前の画面の次の番号のお部屋です。 どうやら使われていない博物館のようで、展示用のチリーが1体いるだけです。 敵キャラは同じ姿でも何種類かのパターンがあるものがゲーム内にも登場します。 ただ飛んでいくだけだったりカービィのほうにゆっくり向かってきたりと姿は同じでも違います。 で、博物館用のキャラも姿は同じだけど違う動きのキャラの一つということになります。 このチリーは博物館用のチリーで、左右に歩かず攻撃動作もせず、ぶつかってもダメージを受けません。 が、フリーズをコピーできる博物館はゲーム内に存在していないため、このタイプのチリーは没キャラです。 さらに「フリーズ」のコピーを表す絵がなくて空白になっています。 絵ができる前に作られた部屋ということか・・・?コピーの絵ができたらそこに収めればこの部屋は完成。 ・・・ということで、このような部屋を作っておいたということだろうか・・・。 だが、博物館のデータの中で一番最初の部屋がなぜにフリーズ? 最初にできたコピーはファイアだとなにかのインタビューで読んだ気がする・・・。 あともう少し気になる点が。 右はオレンジオーシャンの博物館です。ウィリーが置いてあります。 柱の色、壁の色は全く同じなんだけど台座の高さが違います。 いざ壁にコピーの絵を入れてみたらなんかゴチャっとしたから1段下げたのかも・・・? チリーの博物館の出口は、 オレンジオーシャンの「早撃ちカービィ」に繋がっています。 ・・・これはなぜなのか・・・? 元々この場所には博物館があったのか? でもオレンジオーシャンには既に一つあるし・・・。 すげえなんとなくな意見で激しく申し訳ないですが とりあえずここだっただけじゃないだろうか・・・? ここに出てくる番号が割り当てられていたけど 結局この部屋は博物館として使われなかっただけでは・・・。 全体の詳しい考察は後にするとして、次のお部屋にいってみましょう。 チリーの博物館の部屋の次の番号は、アイスとフリーズの博物館の部屋でした。 この部屋も使われていないし、さっきと同じように壁のコピーの絵がないです。 ペンギーがいる博物館もゲーム内には出てこないので展示用のペンギーも没キャラクターです。 左を向いたまま冷気を吐き出す動作を繰り返します。 攻撃するときの冷気を吐き出すのは結構長く口をあけていますが、この展示用ペンギーは少ししか口をあけません。 そして一番気になるのはチリーの展示位置ミスです。 なぜか右に1ブロック分ずれた位置に展示されており、今にも落ちそうです。 うーむ、これはなぜ・・・?アイスとフリーズがコピーできる博物館はほしい気もするけど・・・。 前のフリーズだけの博物館が使われていたとしたらこの組み合わせの博物館はなかっただろう・・・。 さっきと同じく展示物を置くための台座は高い位置にあります。 さらに、このカラーリングの博物館はゲーム内にはなかったはず。 この博物館の出口の扉は、アイスクリームアイランドの闘技場に繋がっています。 だがここの闘技場はすぐ左に正しい博物館がある。元々ここが博物館だったとは考えにくい・・・。 後でマップを作ったにしたとしても、割り当てられていた数値がここだったというだけじゃないだろうか・・・? さて、ペンギーとチリーが展示されている博物館の次の番号のお部屋です。 ツイスターが一人でいる博物館でした。右の画像は実際にゲーム内で使われている方の博物館。 バタービルディングの博物館と同じ配置ですが、やっぱりコピーを表す絵がありません。 この博物館の出口はグレープガーデンのマップの左上に繋がっていました。いきなり放り出されます。 元々グレープガーデンのどこかにこの部屋を使う予定だったのか・・・。 いや、そういうわけではないような・・・。そう思う理由は最後にまとめるので、とりあえず次の部屋に行ってみましょう。 ツイスターの部屋の次の番号はスパークとストーンの部屋でした。 右の画像は出口です。なんとヨーグルトヤードの博物館の真上から出てきます。 他の部屋と同じくやっぱりコピーの画像はなく、ストーンの展示位置がズレてます。 展示物は動かないので落ちることはないですがロッキーは今にも落ちそうです。 ストーンが展示されている博物館はヨーグルトヤードにありますが、スパークを展示している博物館はゲーム内にはありません。 なので、この展示用スパーキーは没キャラクターです。跳ねることも攻撃動作をすることもなく、手を上下させるだけの動きです。 さて、コレでひとまず没になった部屋のような感じの博物館的な部屋はおしまいです。 なぜ「没になった博物館の部屋」と言ってしまわないのかというと・・・。 これらの部屋の番号はさっきも言ったようにデバッグルームから行ける夢の泉の次に位置します。 そこから一つも空白がなくチリーだけがいた部屋からスパーキーとロッキーがいる部屋まで続いています。 間に実際にゲーム内で使われている博物館の部屋などが入っていることはありません。 そしてスパーキーとロッキーがいる部屋の次の番号から実際に使われている博物館が、 これまた一つも空白なくレベル1からレベル6までのが順序良く入っています。 その次の番号はそれぞれのレベルのワープスター発着場が綺麗に入っているのです・・・。 普通、没データだったら、例えば夢の泉の部屋の次に実際に使われている博物館が来て、 レベル1から6までのが入っていて、レベル7で使われるはずだったっぽい部屋があり、 その次の番号はワープスター発着場・・・という感じになるはずじゃないか・・・? で、レベル7に博物館があるならこの部屋が使われるはずだったんだね、 みたいな感じになるはずです。なんでこの没になった部屋は前にあるの!? だから使われるはずだった部屋というわけではないと思います。 レイアウトを見るためとりあえず作っただけとか・・・このままコピーの絵を背景に入れて ゲーム内でそのまま使う予定の部屋だったわけじゃないと思う。違うかなあ・・・。 さらにもう一つ、そう思う理由が。 これらの使われていない博物館の部屋、BGMが全部ボス戦の曲です。 デバッグルームから行ける部屋のほとんどがボス戦のBGMでしたが、 博物館的部屋のBGMは博物館のピコピコ曲ではなくてボス戦の曲なのです。 とりあえず部屋も作り、BGMもとりあえず設定しただけの部屋だと思います。 もしかしたらこのゲーム、BGMを設定する前は全部ボス戦の曲だったのかもしれません。 さて、普通のアクション面がこのあと続いているんですが、その中に使われていないマップがあります。 これらは真に使われていない部屋と言っていいでしょう・・・。 中ボスラッシュタワー。それはレインボーリゾートのステージ2に存在する、中ボスたちとひたすら戦い続ける塔。 その塔の名は、今さっき、命名された。 中ボスラッシュタワーは、7体のボスと連続で戦うところです。 塔の真ん中には隠し扉があり、そこから入ると強化版中ボスとの連戦になります。 通常版の第1戦目はポピーブロスシニアなのですが、強化版の1戦目はゴリラとなっています。 ですが、データの番号的にポピーブロスシニアの強化版と戦う部屋もあるっぽい。 なんでまた「っぽい」という曖昧なことを言うかというと、 部屋はあるんだけど最初から扉が開いているからですね・・・。 これが通常版のポピーブロスシニアの部屋。部屋の色は全く同じですが、ポピーブロスシニアの色は強化色です。 通常版は7連戦ですが、強化版は4連戦となっています。通常版の2戦目はMr.チクタクですが・・・。 強化版ポピーブロスシニアの部屋の扉に入ると塔を上るマップになり、 その次の扉に入るとやっぱり強化版のMr.チクタクの部屋でした。右の画像が通常版です。 通常版のMr.チクタクの部屋では最初から扉が開いているという致命的なミスがありますが、 なんと強化版では扉がありません。なんでじゃあああ!! もしかしたら倒しても扉が出現しないんじゃ・・・と心配になりましたが、 倒したらちゃんと扉は出ました。よかった・・・。 元々全部の中ボスラッシュタワーの部屋には扉はある状態で作られていて、 いざゲーム内で使おうというときに扉を消していったということだろうか。 そして使われる通常版Mr.チクタクの部屋だけ消し忘れたということだろうか・・・? さて、強化版Mr.チクタクの部屋の扉に入るとやっぱりちゃんと塔を上るマップになりました。 次の扉は、通常版の3戦目と同じくMr.フロスティでした。 右の画像が通常版のMr.フロスティの部屋です。違いは色と扉の有無だけ。 この次の扉はゲーム内で使われている強化版ボスラッシュの1戦目、ゴリラの部屋でした。 というわけで強化版のポピーブロスシニア、Mr.チクタク、Mr.フロスティと戦う部屋と それぞれの部屋の扉から出た塔を上るマップ3つは使われていない部屋です。真の没データです。 塔の外の画面は縦に大きな画面を登っているわけではなく実は別々のマップです。 外見は全部同じで扉の行き先だけが違いますが、塔を上ると次に入るであろう扉が見えます。 でもその見えているだけの次の扉は、機能していません。背景と同じです。 同じレイアウトのマップを使っていて、出現位置から唯一入れる扉の行き先だけ変えて使われているようです。 中ボスラッシュタワーはポピーブロスシニア、Mr.チクタク、Mr.フロスティ、ゴリラ、 ローリングタートル、バグジー、ファイアーライオンの順番に戦う場所です。 強化版は最初の3つがなくて4連戦となっていますが、ちゃんと部屋は作られていたということでした。 ってかグランドホイールは最初からハブられていたのか・・・。 恐らく最初にこれらの部屋が作られたときは全部次の部屋への扉があって、 ゲームで使われるときに扉は消えて中ボスを倒したら出現するようにした。 だが、Mr.チクタクの部屋だけ消し忘れてしまって現在に至っている。 そして使われないことになった部屋の扉は消さずに残っている。 ・・・ということならスッキリするんだけど、強化版Mr.チクタクの扉が正しく消えているのがなぜなのか。 もしかして通常版中ボスラッシュで強化版Mr.チクタクの部屋の方を使う予定だったとか・・・? いや、まさかな・・・だとしたら扉の移動先がおかしいし・・・。 その没になったお部屋は連続して存在し、 そのあともずーっと50部屋ほど通常のアクション面が続きます。 このスイッチがある部屋が通常面の最後の部屋。スイッチがあるけど特に特殊でもないし、 最終レベルのレインボーリゾートもないし、作られた順に入っているというわけではなさそう・・・? ホント、どういう順に作ってるんですか・・・。誰に聞いてるんだ・・・。 さて、これで通常面は全部おしまいなんですが、その次に入っている謎の部屋がコレ。 なんじゃココは。博物館の前に連続して入っていた、博物館モドキの部屋たちと同じ高さの台座。 そして同じボス戦のBGM。 同じようにコピーの絵もないし、なんか展示物が宙に浮いています。サーキブルがおかしなところにいるのです。 2コマでピコピコ動いているだけです。この閉じている絵と顔を上げている絵の2コマではなく、なぜかカッター投げと閉じている絵の2コマです。 展示用サーキブルはゲーム内に出てこないから没キャラクター・・・と言いたいところなんですが、 これはそうじゃありません。グラフィックがおかしいだけなんだと思います。 (没キャラとしてデータ内に展示用サーキブルは存在していますが動きが違う) なぜそうかと言うと・・・。 吸い込んでコピーしてみるとニードルになるためです。 もう、なんなんだコレ・・・。 なのでこの部屋はもう何かがそもそもおかしくて、 博物館モドキをコピペして作られて何かやろうと思ったけど結局やらなくて 敵グラフィックもおかしい部屋がデータとして残っただけなんじゃなかろうか・・・?? 没キャラとしてこれまたデータ内には展示用スパイニーも存在していますが、 このサーキブルの動きの周期がそのスパイニーに似ています。 これはスパイニーが正しく表示されていなくてサーキブルになっているだけなんだと思います。 しかし位置のおかしさはどうしたものか・・・。 右側に展示しているんだとしたら位置が左すぎるし、謎だらけの部屋です。 通常アクション面の直後にある、通常プレイには出てこない謎の部屋。 ちなみに出口はこんなところです。バタービルディングの早撃ちカービィの扉。 ・・・でもやっぱりコレは適当に設定したものを結局変える必要がなかったのでそのままでたまたまここだというだけじゃないかなあ・・・。 バタービルディングの博物館がココで、ニードルをコピーする部屋にする予定だったというワケじゃないと思います。 だってだとしたらこれだけ美しく並んでいる部屋のデータたちなんだし、 博物館を入れようとするならばレベル1の博物館のソードの部屋の一つ前は使われていない領域なんだからそこにすりゃいいわけで・・・。 そのサーキブルなスパイニーがいる謎の博物館モドキの次の数値の部屋が、闘技場モドキのこのお部屋です。 一見普通の闘技場に見えるのですが、まずやっぱりBGMがボス戦のものです。 もう一つは、ゲーム内の闘技場には出ないMr.フロスティが敵ということ。 あとは、背景の観客が動かないということ。 ガヤガヤ動いているはずが、この絵のままです。 さらにマキシムトマトが出ません。 倒したらちゃんと左の扉は開きますが、トマトが落ちてこないのです。 あと闘技場で敵を倒したらBGMが止まって歓声が聞こえますが、倒してもBGMは続行のままです。 で、この次の部屋は通常使われている闘技場。・・・というわけではなく、なぜかデバッグルームから行ける中ボスラッシュです。 (バグジーと戦うお部屋) だから、この部屋は闘技場のデータが並んでいるうちの一つであり、 Mr.フロスティと戦う部屋があるけど使われていないというわけではなさそうです。 ただし出口は闘技場です。 グレープガーデンのバグジーと戦う闘技場の出口に扉が繋がっていました。偶然なのか何なのか・・・。 もう全然わかんないです。どういう順番で作ったのか。 この闘技場モドキは闘技場のグラフィックテストか?! ・・・以上、これでゲーム内に存在しているけど出てこないお部屋は終了です。 使おうと思って作ったけど結局使わなかったお部屋は中ボスラッシュタワーの最初の3戦、 ポピーブロスシニアとMr.チクタク、Mr.フロスティの部屋の3つとそれに繋がる塔のマップだけだと思います。 それ以外のモドキ系の部屋たちは全部BGMが同じで実際に使われている部屋たちよりも番号が若かったり それらは連続しているのに数値があまりにはなれたところにポツンと一つだけ存在していたりと謎だらけ。 なのでこのページのタイトルは「没になった部屋」ではなく「使われなかった部屋」という名前になってます。 正しくは「通常プレイでは見られない部屋」です。使う予定すらなかっただろう・・・。 アクション面で使われていないお部屋が一つもないところを見ると、 やっぱりとても考えられてから、計画を練ってからデータを入れられているんだろうと思います。 星のカービィ夢の泉の物語は、データの領域を無駄なくいっぱい使った、ステキなソフトなのでした・・・。 もうコレで、完。でいいです。完。 |