◆ベータ版赤緑のアイテム名◆



また別バージョンのアイテム名の話をしてしまおう…。 没になったアイテムその1のページで「プリズムコート」やら「まるいたま」やら、 赤緑になかったアイテム名の話をしましたがそれよりも後なのか先なのか…多分後っぽいんだけど断定はできないです。

これはぼかしているとかじゃなくてホントに分からんのです。 その理由も記述しつつ、まあ「そういうアイテムもあった時代があったそうな」ぐらいにご覧下さい。

まず前に話した「まるいたま」があったバージョンを「パターンA」とします。そしてこのページはパターンBです。

というわけで、アイテム番号01は今も昔もずっと「マスターボール」…のはずですが、 「パワーエサ」という謎のアイテム名が番号01に。 なんかパックマなんとかにそんな名前の物体が存在していたような気がするのだが…。

アイテム番号01ということはすなわち最初に作られたアイテムということだ。エサだからポケモンに与えるものだろうが、 実際のポケモンで使われるエサは相対しているポケモンに与えるもの。でもいわゆる「敵」として登場している ポケモンに「パワー」がつくもの与えたら味方が大ピンチだろうから、きっと「パワーエサ」は 自分のポケモンに食べさせるものだったに違いない…と、思います。

そしてその次、アイテム番号02は「ねむりこな」というこれまた謎アイテム。 「ねむりごな」ではなく「ねむりこな」です。カタカナかどうかは分かりません。 まさか後に技名になったと思しき「ねむりごな」が元は主人公が持ち、使う、アイテムだったとは…! 対戦中のポケモンを状態異常にさせるアイテムは赤緑はおろか金銀にもありません。

「パワーエサ」は後に「プラスパワー」になったのかもしれないと考えられますが、 パターンBの時代には既に「プラスパワー」は存在している…まさか「パワーエサ」を使ったポケモンは、 相手のポケモンを…た、食べ……

最初は主人公もバトルに直接参加するカタチだったとのことだが (これは開発者様が仰っていたのでウワサではなくホントのこと)、 その主人公のバトルにおける比重が大きかった頃のアイテムということなのか…!?

で、ここでちょっと謎なのだがパターンAでは「サファリボール」だったアイテム番号08が 「???」という名称になっておりまだ名前がなかったようなのである…「マスターボール」があった時代に 「サファリボール」があったのに、「パワーエサ」の時代に「サファリボール」の領域の名前がないとは…。 なので時系列が分からないのです。パターンAは完璧なアイテム名のリストだったわけではないのだが…。

次は赤緑では「ポケモンずかん」、パターンAでは「かいじゅうずかん」だったアイテム番号09、 パターンBでは「ポケモンファイル」というアイテム名です。 「ずかん」では最初から書いてあるイメージだが、「ファイル」なら書き足されて増えていくイメージが強め…か?!

パターンAでは「えさ」や「いし」だった部分はパターンBでは「???」になっていました。 つまりまだ「バッジ」の説明をしてくれるおじさんはいなかった時代ということ?

さてパターンAでは「しんきろうのもと」だったアイテムはパターンBでは 「ゴーリキーハンド」というこれまた聞いたことのないアイテム名。 ゴーリキーの手のごとき力を秘めたアイテムってことだよな。まさかそのものズバリなわけがないよな…!!

パターンBでも後に「?????」になった波乗りアイテムは「ラプラス」という名前になっており、 この「ゴーリキーハンド」はもしかしたら秘伝技をポケモンに使ってもらってマップを攻略、 という時代ではなく「岩を押して進むためのアイテム」として「かいりき」の代わりに存在していたアイテムだったりするのだろうか…。

でも確かに実際「かいりき」を使って岩を押すのは絵的には主人公であり、 ポケモンの力を借りて岩を押しているというよりもパワーアップアイテムを主人公が使っているので 主人公が岩を押していると思った方が自然な気もします。

ゴーリキーの番号は29(16進数表記)なのでラプラスほどまではいかないにしてもまあまあ初期のポケモンなので アイテム名、そして「かいりき」の象徴として使われるのは納得の人選です。

さて次はパターンAでは「プリズムコート」だったアイテムはパターンBでは 「ひでんのしょ」というアイテム名です。 別のウワサのページで少し言いましたが、アイテムとしてちゃんとデータもあったようです。

「ひでんのしょ」でポケモンは技を覚えるはずだった…特に「いあいぎり」なんていかにも秘伝の技っぽくて、 それを教わるのはなんともカッコイイ。その「居合斬り」で木を切って進んでいく…冒険のロマン溢れる演出です。

…そのアイテムを踏まえるとなぜ豪華客船の船長が居合の達人なのかと思えてくる不思議。 元々「ひでんのしょ」というアイテムがあったのならば「サント・アンヌごう」の船長から「ひでんマシン01」を もらうという攻略手順ではなかっただろう…。元は本当にただの船酔いオヤジ(ライバル談)だったのか…?!

初期の攻略手順はハナダ⇒シオンだったのが、ハナダ⇒クチバ⇒シオンになった、そのクチバに先に行かなければいけない 理由として「いあいぎり」を「サント・アンヌごう」で入手するためということになった、 その際に「ひでんのしょ」というシステムは没になったのかもしれません。

ということは初期は「みさきのこや」で「ふねのチケット」をもらうというストーリーでもなかっただろうし、 道路の番号順的にハナダシティの北はもっと後に行く場所で…うわ、ややこし…。 「秘伝技」の開放により進めるようになっていくマップ作成、考えるだけで目が回ります。製作者様はホントスゴイ…。

パターンAでは3Aはアイテム名がありませんでしたが、パターンBでは「クリティカッター」が入っていました。 その次、3BもパターンAは空白でしたがパターンBでは「パチンコだま」 という少々アウト気味なアイテム名が。それは…どうなんだ…!?

赤緑で3Bは「コイン」というアイテムになっており、ゲーム中には登場しません。(ただし説明書にはアイテムとして載ってる) ただ「コインケース」という所持しているコインの枚数を見られるアイテムが存在するのみです。 とにかく「コイン」は元々「パチンコだま」だったわけで、じゃあ「ロケット・ゲームコーナー」は スロットマシンで遊ぶものじゃなかったということなのか…?

それともプレイヤーはスロットというミニゲームで実際に遊べるというわけではなく、 ロケット団が経営する「パチンコ屋」がストーリー上存在しているというだけだったのか?

そもそもコインもパチンコ玉も99個しか所持できないのはおかしいわけで、 これを使ってゲームをプレイして増やして景品GET、というために「アイテム名」になっているわけではないんじゃないのか。

未使用番号のアイテムは使うことが想定されていないので使うだけで トンでも現象が起きたりフリーズしたりというのがお約束ですが、「コイン」は使っても暇人が語るのみ。 フリーズしたりはしないのです。

もしかしたら「パチンコだま(コイン)」は、イベントアイテムだったんじゃないだろうか…。 このサイトの勝手な見解なので信じないようにお気をつけ下さい。イベントアイテムなら 個数表示いらないしな…。

なんにしても、「コイン」は元々「パチンコだま」というアイテムだったというのは確かな感じです。 さすがは「大人の遊び場」…。

さて次はパターンAでは空欄だった3Fが…「フジのてがみ」という 究極の謎アイテムです。何が書かれていたんだぁッ…!!

「フジろうじん」周りの話はゲーム内ではちらほらしか分かりません。 グレンの「ポケモンラボ」にラボの創始者として「フジはかせ」の写真が飾られている、 後にミュウツーを作り出しミュウを逃がした人の名前が「フジ」だと判明、 つまり「ポケモンやしき」の日記を書いたのは「フジろうじん」。 アニメ「ポケットモンスター」の映画「ミュウツーの逆襲」でもその設定は生かされているっぽいけど あくまでゲームの話だしゲームありきの映画のストーリーだったろうからあんま考えないでおきます。

ポケモンタワーにいて「フジろうじん」と大人の話し合いをしていたロケット団員は、 「フジろうじん」が「アジトに来るなり」ポケモンを大事にしろとうるさかったと言っている。 つまり「フジろうじん」はロケット団アジトの場所を知っているということである…。

実際のゲームでは「ポケモンを大事にしている優しいおじいちゃん。「ポケモンのふえ」をくれる」、 「ロケット団に絡まれているので助けてあげる」、「ポケモンラボの創始者なの?」ぐらいの ストーリーへの絡み具合ですが、「フジのてがみ」なんていうアイテムがあったということは もっともっとストーリーへ深く関わっていそうだ…何が書かれていたんだあああぁッ…!!

ちなみに「フジのてがみ」の3Fは後に「ふねのチケット」になっています。 つまり「サント・アンヌごう」に乗ることがストーリー上必須になったとき「フジのてがみ」は没になったということ。 ハナダ⇒シオンが攻略ルートだった時代のアイテムだったということだ…誰に渡す手紙だったんや…サカキかシルフのチーフか…!?

…以上、とりあえずパターンAになかったアイテムや気になったのをピックアップしてみました。 「サファリボール」がパターンBでも「サファリボール」だったらパターンA⇒パターンBという 時系列だといえそうなんだが…一度「サファリゾーン」の存在やシステムが見直されたんだろうか…?

ちなみにパターンAになかった「きんのいれば」はパターンBでは存在しており、 園長の「いれば」がロケット団に盗まれた、というのはあったっぽいです。 きっとこの頃はまだ「シルフのチーフ」は後の「トレジャーハウス」となった小屋で隠れていたのでしょう…。

最後に、アイテム名を調べながら書いていたリストをそのまんまのっけてしまいます。メモ書きだったんだけど 忘れちゃいけない部分を青で塗ってからこのページを書き始めたので特筆しようと思ったところは青くなっています。 左がパターンA、一番右が実際の赤緑のアイテム名です。


44のスペシャルアップ以降のアイテムはパターンBでは見つけられませんでした。 「サイコソーダ」はまだ「あついおしるこ」ですが進化の石は食べ物じゃなくなっています。

15〜1Cは丁度「グレーバッジ」〜「グリーンバッジ」だけの隙間があいていますが、 「えさ」や「いし」の時代があったのなら17〜1Cにも別のアイテムが入っていたはず。 「オレンジバッジ」〜「グリーンバッジ」は使っても暇人の言葉ですが、何のための領域だったのか…。

あと「パワーエサ」の仕様変更に伴うものなのかは分かりませんが、パターンBと赤緑では ディフェンダー、スピーダー、プラスパワーの番号がそれぞれズレています。名前もそのまま、効果も恐らくそのままだろうが なぜシフトする必要があったのか…!?

とりあえずパターンBで新たに見つけたアイテムは、「パワーエサ」「ねむりこな」「ポケモンファイル」「ゴーリキーハンド」「ひでんのしょ」「パチンコだま」「フジのてがみ」…辺りです。

な、なにが…書いてあったん…だ……ガクッ

2020年6月6日


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