このページの内容は2016年3月に書き直されました。
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石で進化するポケモンは、レベルアップでは進化しない。 しかも石を使って進化させるときは、進化キャンセルはできない。 ･･･はずなのだが、石進化のポケモンがレベルアップで進化したという情報をいっぱい頂いていました。 月日は流れ、その謎のことを3ページに渡って説明していたページがありました。 ここでは改めてその手順と、ちゃんと検証した結果を説明いたします。  まず、石で進化をするポケモンを用意します。今回はイーブイで説明。
今にもレベルアップしそうなぐらいの経験値に調整しておきます。
そしてもう1匹、ガーディを用意しましょう。
レベルアップ間近なイーブイと、弱すぎないガーディがいれば準備OK。 何でもいいので戦闘に入ります。まずイーブイを出しましょう。
もしくは「がくしゅうそうち」を持った状態でガーディを出しても同じです。
今回はイーブイを出して、次にガーディに入れ替えました。
ガーディに交代したら相手のポケモンを倒します。 するとイーブイにも経験値が分け与えられます。
丁度よく、ガーディが場に出ている状態でレベルアップしました。すると･･･。 レベルアップ進化のように戦闘画面から進化が始まります。
イーブイはどうやっても3種の石でしか進化しないはず！
戦闘画面で進化することはありません。
本当に「･･････おや！？」です。ビックリです。 そしてサンダースへの進化が始まります。
だが、そうはさせない！！
･･･と、Bボタンを押すと進化キャンセルできます。
あ、危ないところだった･･･。 そしてまた旅は続き、今度はイーブイを出した後イワークを出しました。
そしてイワークが出ているときにまたイーブイがレベルアップ。
また始まるレベルアップ進化。
な、なぜだ！？なにがいけなかったというんだ･･･！！ 今度はシャワーズになりはじめます。
さっきはサンダースだったのに、なぜ？！
だが、そうはさせない！ストップ！意図せぬ進化！！
すかさずBボタンを押して進化キャンセルです。･･･ふう、2度もイーブイがレベルアップで進化しそうになりました。 Bボタンで進化キャンセルしてしまいましたが、なにもしなければちゃんと進化します。 1回目のサンダースになった戦闘では、場に最後に出ていたのはガーディでした。 2回目のシャワーズになった戦闘では、場に最後に出ていたのはイワークでした。 ではここでアイテムのコード表で各石アイテムのコード番号を見てみましょう。 次にポケモンのコード表その石のコードに対応したポケモンの番号を見ましょう。 と、思ったのですが表にしました。じゃあそれだけでいいじゃないか。
イーブイがサンダースになるのに必要な「かみなりのいし」はガーディと同じ番号。 シャワーズになるのに必要な「みずのいし」はイワークと同じ番号です。 なんと、これらの5種類のポケモンを出しているときに レベルアップしたポケモンが石進化のポケモンの場合、 進化が始まってしまうのです。しかも進化キャンセル可能。 ナッシーを出して戦闘が終わるときにピッピのレベルが上がればピクシーになってしまうし、 コダックを出して戦闘終了したときにクサイハナのレベルが上がればラフレシアになります。 ただし「20」の「けつばん」はまともに表示できるポケモンではないので実質不可能です。 「ほのおのいし」で進化するポケモンはこのバグで進化することは偶然ではまず起こりません。 バグ技で「20」の「けつばん」を手に入れて戦闘に出せば同じことはできなくないが･･･。 実用的ではありません･･･野生で出して捕まえたら別のポケモンになることもあるし･･･。 試しに「姿」は正常なポケモン、「中身」だけ「20」の「けつばん」にしたポケモンを 戦闘終了時に出してロコンをレベルアップさせてみましたが、ちゃんとキュウコンになりました。 石に対応するのは「中身」の値だけでいいようです。 このため、相手がコダックでこちらがメタモン、コダックに変身して戦闘終了、でも リーフの石で進化するポケモンがレベルアップすれば進化が始まります。 このバグができるのは赤緑青のみです。ピカチュウバージョンでは修正されています。 ･･･確かに、修正されていなかったらピカチュウがレベルアップでライチュウになってしまう･･･。 ピカチュウ以外のポケモンでも石なし進化は起こりませんでした。ピカ版の初期・後期どちらでも同じです。 この現象がちゃんと判明するまで紆余曲折ありました。その軌跡のページは一応残しておきます。 事件編、疑惑編、解決編に分かれていました。 （それらのページに書かれていることは検証してみたら間違っていると判明したものもあります。なのでこのページを書き直しました） にしてもどうしてこんなことが起こるのか･･･？バグにしても、不思議なバグです。海外版でも起こります。 初代では「つきのいし」は個数限定アイテムなので石の節約に使えるバグ技･･･！ ･･･と言いたい所ですが、「つきのいし」をバグで増やせばいい･･･。 進化後も危険なバグなどは一切残らないただの面白現象なので、気楽に試してみましょう。 ◆2022年7月3日追記◆ このバグ現象も解説動画を作りました。 画像とテキストだけではなく、実際のバトルでレベルが上がり、進化を始めるさまを 動画で見てみてください。 ところでその動画を作るに当たってもう一つ分かったことが。 まずヒトデマンをバトルに出し、「みずのいし」の数値のイワークに入れ替え、 野生のゴローンが「だいばくはつ」をしてイワークが死亡。 ゴローンが倒れてバトルが終わってヒトデマンに経験値が入りレベルが上がったけど、 イワークが場にいる状態だけど「ひんし」になっているせいかヒトデマンは進化しませんでした。 「場にいる状態でバトル終了」というのは本当に場にいなければならず、 倒れて画面外にいるときは自然進化の条件を満たせないようです。イワークよ安らかに。 ◆2022年7月4日追記◆ 動画のコメントで、saiさんからこんな完璧な情報を頂きました。 ポケモンのROMの解析によると、進化判定は @通信進化するか A石で進化するか Bレベルで進化するか の順番でチェックされるらしく、これはレベルアップ時でも石使用時でも @→A→Bの順番でそれぞれチェックします。 Aの石進化の判定は、最後に使用したアイテムを格納するメモリが、 ポケモンに対応する石かどうかで判定するのですが、このメモリが、 バトル時にポケモンの種類を格納するメモリと同じになってしまっているため、このようなことが起こるようです。 というわけで原因は、メモリの使いまわしのせいなようです。 なお通信進化は別のメモリを使っているので、無理やり通信交換中のフラグを立てない限りは、 レベルアップ時に進化は起こらなさそうです。 ほ、ほへ〜…すげ〜…。通信交換時に「通信進化するポケモンか」の判定を、 レベルアップ時に「進化レベルに到達したか」の判定を、 石使用時に「進化に必要な石か」の判定をそれぞれするのではなく、 レベルアップしてバトルが終了した際にその3つの判定をするのか…その方が効率がいいのか…！？ ゲームボーイという容量との戦いのハードでは、きっとそうするのが一番よかったのでしょう。 そして通信交換時のフラグを無理やり立てれば、ユンゲラーがフーディンに自然に進化することも可能…？ まだまだ可能性を感じられるところになんともしびれるし憧れます。情報どうもありがとうございました！！ |
2012年9月8日
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