バージョン別壁抜けアイテム一覧というページには、色別と出荷時期別でバグが可能か否かみたいなのが めっちゃざっくり書かれていて、「ヤマブキジムのバグ」というクリックもできなくて説明もない項目があります。 (後日追記⇒説明ページを作ったので、クリックできるようになりました) 「ヤマブキジムのトレーナーは勝っても負けても勝った事になり、ナツメに至っては 負けてからヤマブキジムに入ると入り口で勝利後のイベントが始まりバッジがもらえる」というモノ。 そのことをなんでページにしないのかというと1回したんだけど なんかそれだけでは収まらず話すタイミングを見失っていたため。いつものことです。 で、突然今日話すことにしました。分かりやすく「そらをとぶ」の順番から話をしよう。 初代の「そらをとぶ」は飛びたい場所にカーソルを移動するわけですが 好きな位置にカーソルを持っていけるわけではなく、上下ボタンで順番に選ぶことになっています。 「タマムシへ とぶ」のときに上を押そうとも、 下の「セキチク」が選ばれます。横キーは効きません。 で、そのカーソルの順番は・・・。 マサラ ⇒ トキワ ⇒ ニビ ⇒ ハナダ ⇒ シオン ⇒ クチバ ⇒ タマムシ ⇒ セキチク ⇒ グレン ⇒ セキエイ ⇒ ヤマブキ ⇒ マサラ となっています。 旅立ちの町マサラが最初、ストーリー上次に入るのはトキワ、最初のバッジがもらえるニビ、 次のバッジがもらえるハナダ。ちゃんと攻略順になっていますが、ハナダの次がなぜかシオンです。 本来ハナダからシオンに行くには先にクチバに行って「いあいぎり」を入手し、 またハナダに戻ってきてシオンに行き、地下通路を通ってタマムシに行かないといけません。 ハナダとクチバの間にシオンが入っているのはなぜなのか・・・。 ってか、やっぱ一番気になるのはポケモンリーグがあるセキエイのあとになんでヤマブキなのか。 「そらをとぶ」のカーソル順に旅をしたらエンディング後にヤマブキです。 なぜ本来のストーリー順に「そらをとぶ」のカーソルがローテーションしないのか・・・。 で、ここから先がこの話を何年も温めていた理由の話題になります。 「ゲームフリーク 遊びの世界標準を塗り替えるクリエイティブ集団」という本があり、 それには「ポケットモンスター」が「カプセルモンスター」という名前の企画だった頃の資料が いくつも掲載されているのです。さっき本屋さんのサイト見てみたら約1万円もの値がついてた。うおお。 ピカチュウとゲームボーイが描かれたカワイイ表紙の本です。 この本の資料の画像をいくつもフォルダにためていて、でも話題にするにはそれを見てもらわないといけない。 だが写真を直接掲載しても・・・うーん。どうしよう。文字だけで説明するか。いや、もうやめて歌でも歌うか。 という具合に後回しになり続けていたのでした。 そして話題にするために、苦肉の策として、自分で同じ図を描きました。 ポケモン捕獲画面や通信交換時のアニメの案、世界観のスケッチなど色んな資料が掲載されている中、開発中のマップ(もちろん直筆の)があります。 左の画像をクリックすると拡大して表示されます。本物をだいぶ忠実にトレスしました。直接掲載するのと変わらんな。 しかし最初も最初のマップだと思いますが今とほぼ同じです。 町の名前こそ書かれていませんが、道路の繋がりやスタート地点など、初代ポケモンと全く同じなのです。 文字を大きくしたり色分けしてありますが、情報量はホントこのままです。 大きく四角で囲われた数字のところは青、小さな四角は緑にしました。本物はモノクロです。 1がマサラ、2はトキワ、3はニビ。そう、この初期のマップと「そらをとぶ」のカーソルの順番が同じなのです。 そしてさっき気にしていた、ヤマブキが最後ということですがこのマップだとヤマブキシティのところが ナゾのTという文字で表されています。Tとはなんぞや・・・。 しかし他の「シティ」や「タウン」とつく場所が全て数字で表されているのに ヤマブキ「シティ」が数字じゃないのはおかしい。つまり元はヤマブキは町じゃなかったのかも。 じゃあ「T」ってなあに?自分は勝手に「TOWER」の「T」だと思いました。 理由は、ゲーム内に「ポケモンタワー」もあるし金銀に「ラジオとう」も「スズのとう」も「かねのとう」もあるし、 「マダツボミのとう」「タワーオブヘブン」「リュウラセンのとう」などポケモンは「塔」が好きっぽいから。 金銀だけでも塔だらけです。灯台まであるし・・・。 では「T」にはいつ行くのか?黄色い文字で書き入れた小さな数字は恐らく町よりもうちょっと細かいゲームの進む順番だと思います。 実際のポケモンとほとんど同じで、トキワの左からセキエイに行く道の数字が「12」。 1から順番に旅して2に戻ってきていよいよ最後の場所へ、という感じなので「T」は最終目的地ではなく途中で攻略する場所だったのでしょう。 だがこのマップだと「T」に通じる道路は「4-1」と書かれていて、ハナダシティの次に向かう場所ってコトになっています。 「4-2」は「T」とクチバシティ(6)を繋ぐ道路。「5-1」は「T」とタマムシ(7)の間です。 次に「T」に戻ってから「5-2」を通ってシオンタウン(5)に行くってことになってます。 ・・・だがその順に進むと4、6、7、5の順に町に行くことにならないか? そしてやったらと「T」に何度も入ることになってます。何度も入らないとクリアできない施設か!? (数字は「町に入る順」ではなく「町を完全に攻略して次に進めるようになる順」かもしれない。 道路の数字も4-2は通れるけどクチバ(6)には入れないって事かも) だとしたらトキワシティのジムは最初に行く場所だった可能性も・・・!? 実際はトキワジムが最後なのでトキワに戻ってきますが、 それはトキワの左にセキエイへの道があるということを完全忘却するトレーナーに対する配慮だったのかも・・・。 まあ黄文字のとおりに進めばグレン⇒マサラに帰ってきて、 トキワにも来るかもしれないがその頃には「そらをとぶ」的なものが使えるだろうし・・・。 黄字で一番大きな数字は、実際の道路の一番大きな数字のハナダシティの上の24、25番道路と位置が同じです。 実際にはストーリーの途中でハナダシティにきたときに絶対に立ち寄らないといけない場所ですが、 元はセキエイ高原に行った後にしか入れない場所だったということでしょう・・・。 ハナダのクリア後の要素といえば「ハナダの洞窟」ですが、 もしや「みさきのこや」がある場所が元は「ハナダの洞窟」だったとか?! なんか「みさきのこや」に入るときにだけ 屋根の上の地形が見えるんですが、ご覧ください。 なんか建物の上がちょっと雑ですよね(大層失礼)。 この上は「山」や「洞窟」みたいなのが広がっているっぽいし、 もしかしてこの家は上のクリア後に行ける場所に入るためのゲート的なものだったのかもしれない・・・!? ホント適当な推理なので鵜呑みにしないで下さい。 ただ、開発段階のマップではハナダシティの上の ゴールデンボールブリッジの先はクリア後に来る場所の数字が振られているという事実がある。 ついでに金銀の「みさきのこや」の裏を見てみましたが何事もなかったかのように修正されてました。 付近の地形はほぼ変わっていないのにわざわざここだけ綺麗になってます。 でもそこにハナダの洞窟みたいな洞窟があったら「オツキミやま」とそこまで近くなくて ポケモンのレベル差がそこまで不自然じゃなかったかも・・・。 あんなに近くにある二つの洞窟で生態系があんなに違うのはなぜなのか。 もしや・・・ハナダの洞窟の前にいるお兄さんが、外に出ようとする凶暴なポケモンを全て食い止めていた・・・!? あのお兄さんは洞窟に入れてくれない意地悪な人ではなく、町の平和を守っていた可能性が出てきました。 ありがとう、お兄さん!! ◆2017年8月9日追記◆ まっしろぷーどるさんから、こんな情報を頂きました。 すっごいどうでもいい情報なんですが、ネタになるかと思ったのでいちおう。 没データの欄にあったひらがなカタカナ問答の「オツキミやま」の部分ですが、 公式ガイドブックで見てみると、全体マップ・攻略ページ・索引のどこの部分も 「おつきみ山・おつきみ山の洞窟」という表記でした。ちなみにイワヤマトンネルはどこもカタカナ表記。 その他ふたご島がふたご山になってたり、ハナダ港なんて記述もあったりします。 もしも「みさきのこや」の先があったら港になってたのかもしれませんね。 情報どうもありがとうございます。どうでもよくなどありません。ありがとうございます。 「おつきみやま」の表記については開発段階のマップの話のページにも追記して話をさせてもらいました。 しかし「ふたご山」と「ハナダ港」・・・ゲーム的に初耳ワードです。 確かに「ふたごじま」はゲームを買ったときについてきた紙のマップを見てみると、 どう見ても二つの山だから「山」と表記されるのも納得の一品です。 そして「ハナダ港」というゲーム内には登場しない名称・・・「みさきのこや」の先の途切れた道・・・。 ハナダシティ自体はタウンマップでは海に面していないので、 もし港があるならばご指摘の通り、「みさきのこや」の先の右側になるはず。 だがそこからはゲーム内のどの町にも到着しなさそう・・・シオンタウン? クチバシティの港に行くなんて非常に遠いから不自然だ。 それとももしかして、道路の番号が一番最後だということと 「ハナダのどうくつ」があることから考えてED後にいけるマップ? 凶暴なポケモンたっぷりの洞窟が町の中にあるのはやっぱり不自然な気がしてしまうので、 クリア後に船でどこかに行く、クリア後のお楽しみ「ハナダのどうくつ」に行けるとかだったら自然かもしれない? ファイアレッドでは「たんじょうのしま」へは船でしか行けませんが、 船でどこかに行く構想が赤緑の頃にもあったという名残が「ハナダ港」と「みさきのこや」の右の地形、 そしてその辺りの道路の番号が一番最後ということなのかもしれません。 サント・アンヌ号には乗ってどこかに行くことはできないから実質ただの建物だしな・・・。 興味深い情報ありがとうございました!! ―追記部分終了。 長くなってしまったので後半戦に続きます。ますます勝手な想像率が高まるのでご注意。 |