初代でも金銀でも、バッジが8つないとチャンピオンロードには入れません。 しかしバッジの有無のチェックは初代だと1つずつ順番になっていて、個数によってはチャンピオンロード寸前まで入れて強いポケモンと遭遇したりアイテムを拾えたりします。 一方金銀ではバッジのチェックは一括で行われ、一つでも欠けていれば通れない、途中まで進める場所もないという感じです。 金銀はジョウト⇒カントーという順番にしか絶対に進むことができず、つまりはカントーに足を踏み入れるときは絶対にバッジは8つ持っている状態となります。 7つでカントーに入ることはできず、9個目のバッジは絶対にカントーのバッジ。 だが、今は文明の利器がぼくらの味方です。さあレッツ検証。 ここは26番道路の先にある、「ポケモンリーグ受付ゲート」です。 カントーに比べると随分簡略化されたバッジチェック体制。ゲートの向かいにある椅子みたいなのは壁扱いで、絶対にこのお兄さんの前を通らされます。 かつて初代でも試したことがありましたが、一度呼び止められてからバッジがあることを確認されると、それ以降はバッジが足りなくても呼び止められることはなくなります。 金銀でも同じく、一度通れたら二度と呼び止められることはありません。でもバッジが足りない時に話しかけると戻されます。処理は初代と同じなのかもしれません。 というわけで、バッジが足りないと怒られてしまいます。 「あなたはまだジョウトのバッジを全て持ってませんね!決まりですから通すわけにはいきません!」 キマリだから通してくれません。 今度はバッジを8つ持った状態。 「おおーッ!それはジョウトの8つのバッジ!どうぞお通りください!」と言われて通してくれます。 この頃はバッジはケースに入れずに服につけているのかな?バッジだしね。16個もつけてたら重そうだが・・・。 ところで、バッジ画面を見てみましょう。 あれれ。4つしか持っていません。 おかしいぞ!なぜゲートを通してくれたのか・・・!? レポート画面を見てみましょう。「持っているバッジ」が「8個」です。 そう、今持っているのは、ウィングバッジ、インセクトバッジ、レギュラーバッジ、ファントムバッジに加えて、カントーの4つのバッジだったのです。 足して、8つです。 だがさっき言われた言葉を思い出してみましょう。 「おおーッ!それは ジョウトの 8つのバッジ!」 バッジは確かに8つ持っています。でもジョウトとカントーの混成チームです。このチェック係のお兄さんはどうしてしまったのでしょうか・・・。あなたの仕事じゃないですか・・・。 考えられる可能性は以下のとおり。 1.お兄さんも人間なので、ミスってしまった 2.ここを通れる処理は「ジョウトのバッジ8つ」ではなく「もっているバッジ8つ」となっている。チャンピオンロードに来る時点でカントーのバッジを手に入れることはできないためこれで問題ない 3.職場のブラックさに嫌気が差しておりお兄さんのやる気がなくて、もうチェックも何もかもテキトーだった 4.お兄さんの目が悪く、見れば「なんか8つのバッジが見える」状態だったので、思わずテンションがあがり「おおーッ!」と言ってしまった 5.そんなことより野球しようぜ! この5つのどれかでしょう・・・。悩みますが、3かな? むしろジョウトのバッジを一つも持っていなくても、「おおーッ!それはジョウトのバッジ!」と言われます。 バッジがあるかどうかの判断はしているようなので、もしかしたらお兄さんはバッジの違いを知らないだけかもしれません。 「ここを通る人が、種類の違う8つのバッジをつけてたら通してあげるのですよ。それがあなたの仕事。わかりましたね」 「うん!ぼく、ちゃんとおしごとがんばる!!」 ここからは余談。 一度お兄さんのチェックをクリアすれば上から話しかけられます。 普通はバッジが減ることは絶対にありえないので、上から話しかけられても「おおーッ」と感動されるだけです。 しかし、上から話しかけたときにバッジが足りないと・・・。 やっぱり1歩下に移動させられてしまいます。 そして結果的にカウンターの上に立ちます。 あ、あの、違うんですお兄さん!これは体が勝手に動いて乗ってしまっただけで・・・! 慌てて話しかけると・・・。 バッジが足りないと、また怒られてしまいました。 こんな高いところから話しかけるなんてお行儀も悪い・・・!すみませんお兄さん、すぐに降ります! そしてお兄さんの頭の上へ。 う、うわあああ!!ごめんなさい!!これは、本当に違うんです、体が勝手に・・・!! ちなみに当然ですが、パソコンみたいなのを調べても無反応でした。 出られなくなりました。 上下左右、歩こうとしても壁扱い。脱出不可能です。おかしなことをしたために、バッジチェック係の補佐になってしまうとは・・・。 そしてお察しの通り、もう一度話しかけたらまた下に移動。 再びカウンターの上に立たされてしまいます。この状態ならば上にも下にも歩けるので、カウンターから脱出できます。ほっ。 このお兄さんは自分で方向転換しないので、一度下を向いたらこちらから話しかけない限り下を向いたままです。 という、余計な検証までつきましたが金銀におけるバッジチェックのお話でした。 ゲートを通れる条件は「ジョウトのバッジ8つ所持」ではなく、ただ「バッジ8つ」。バッジを持っていないときに「1マス下に移動させられる」のは、話しかける方向が上下左右どれでも同じ(左の黒い空間からでも下に1歩下がる)。 もしかしたらハートゴールドもバッジチェックはただ「8つ所持」だったりして・・・。 ◆2015年10月30日追記◆ 初代ではお兄さんに乗ってしまうことあったっけ・・・と思ったので、バッジ連続チェックゾーンに来てみました。 最初のグレーバッジの人は金銀の人のセリフと同じで、ブルーバッジ以降の人はなんか威厳ある口調です。 この人の目の前の2マスを通ろうとしたときだけバッジチェックされて持ってないと1マス下に戻されます。横から話しかけたときもバッジがなければ1マス下に戻されます。 今度はお行儀悪く像の上から話しかけてみました。 しかもグレーバッジを持っていない状態で。やはりキマリだから通さないとのことですが・・・。 金銀だと1マス下に強制移動するときは、壁でも人でも上に乗ってしまいました。 でも初代のこの場合、お兄さんにぶつかるだけです。上に乗りません。金銀とはちょっと違う処理だったのか・・・! ブルーバッジ以降のお兄さんも同様です。 上から話しかけたときにそのバッジを持っていないと、1マス下に戻される=お兄さんと衝突です。 初代はバグらせて遊んでいるとバッジがなくなってしまうことは大いにありうるので、なくはない光景です。 ところでグレーバッジのお兄さんとブルーバッジ以降のお兄さんはいるマップが違うわけですが、なんだかちょっとだけ挙動も違いました。 グレーバッジのお兄さんが主人公を呼び止めるのは目の前の2マスのみ。しかしブルーバッジ以降のお兄さんはお兄さんがいる横一直線全部で呼び止められます。画面外でも、お兄さんに重なってもチェックされます。 一度チェックをくぐり抜けた後は例えそのあとバッジが減ってもブルーバッジ以降のお兄さんはもう話しかけてくることはなくなります。こっちから話しかけたときは1歩戻されます。 グレーバッジのお兄さんは一度チェックを通ってからバッジが減って話しかけるとやっぱり戻されます。でも1回戻されてからグレーバッジがある状態で通ろうとすると、またチェックのため話しかけられます。 (・・・分かりにくいな。ブルーバッジ以降のお兄さんは一度でもパスするともう二度と話しかけてこないんだが、グレーバッジのお兄さんだけはこっちから話しかけて1歩戻された後はまた話しかけてくるようになるってことです) まとめると、初代のグレーバッジのお兄さんと金銀のバッジチェックのお兄さんの口調が同じ。初代でバッジが足りず戻される時は人がいたらぶつかるだけだが、金銀では障害物を気にせず1歩下に移動する。 初代のグレーバッジの人とブルーバッジ以降の人の処理はちょっと違う。ということでした。うむ、まったくしょーもなかった。 ◆後日追記◆ うるるさんが、ハートゴールドなどの他のソフトではバッジチェックはどのようになっているかを見事に検証してくださったので、こちらのページに掲載させてもらいました、ありがとうございます!! |