◆おかえり ピカチュウ◆



「おつかいにいこう!」のイベントの次の日に、オーキド博士から通信が入ります。
そして「トキワのもり いりぐち」に向かいます。

かつてピカチュウに焼き払ってもらった
謎の植物を隔てた場所にボールがあり、
それを拾って渡してくれます。

ボールを受け取ると
おしゃべりサインが出るので
「ありがとう」と声をかけます。

するとオーキド博士は
「ピカチュウは一人前に育った」と言い・・・。

あろうことか、
「ピカチュウを野生に返せ」
などと言います。

リアルタイムで遊んでいた
少年少女たちは大丈夫だったでしょうか。

ピカチュウは森で仲間たちと
一緒に暮らすのが幸せなんだそうです。

そしてピカチュウに「さようなら」、森にお帰りと何度も言わなければいけません。

トキワの森の奥には
仲間のピカチュウがいっぱいいます。

「さようなら」と言うと
ピカチュウは嫌がり首を振りますが、
何度も言うとこちらを振り返りながら
森の奥に帰っていきます。

で、悲しみに暮れるプレイヤーの気持ちをヨソに容赦なくスタッフロールが流れ出します。

 

ピカチュウの歌に合わせた「ピッピカチュウ」という曲と共にエンディングです。
ゲーム内に出てきたポケモンが出てきて、右にはスタッフ様の名前。

「ピカチュウ こけまちゅう」とか「ピカチュウ あわてまちゅう」とか、
上にピカチュウの状態が書かれます。

最後に「ピカチュウ かえりまちゅう」と「ピカチュウ げんきでちゅう」と出て終了。

一人でトボトボと帰宅する主人公。

一緒に遊んだ庭を見回しますが、
ピカチュウの姿はもうありません。

ついでに、畑の野菜もプランターの花も
なぜかありません。

扉に向かって歩き出すと・・・。

突然、背後から電撃を食らいます。
黒コゲになりつつも振り返ってみると・・・!

なんとそこにはピカチュウの姿が!

ピカチュウは森にいる仲間よりも
主人公と一緒にいることを
選んでくれたのです。

これで今までどおりの
ピカチュウとの生活が続きます。



これで「ピカチュウげんきでちゅう」のストーリーはおしまいです。
しかし、このゲームの目的は「ピカチュウと友達になること」です。

エンディングはただの一つの通過点であり、エンディング後もゲームはまだまだ続きます。
ピカチュウと仲良くなってからの、真のプレイはここから始まるともいえます。

おかえり、ピカチュウ! 帰ってきてくれてありがとう!



2015年5月6日


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ところで、オーキド博士はピカチュウにさようならを言わせまくった後
ピカチュウが家に帰ってきてから一切ノーコメントを貫きます。

「なるほど、ピカチュウは森で仲間と暮らすよりキミと一緒にいるほうが幸せなんじゃな」とか、
「森に帰してもキミのところに帰ってくるかを最後に試したんじゃよ」とか、
そういった説明もフォローも一切ありません。

・・・なんか、そういうところが足りないゲームな気もします。

しょっちゅうもう帰れとか口を出してくる割にはトゲピー孵化イベントについて何も言わないし、
何のために主人公をストーキングしているのか、オーキド博士が謎キャラになっています。

まあこの頃はポケモン金銀もないからオーキド博士ぐらいしかレクチャーキャラがいなかったんだろうが・・・。
このエンディングイベントは「とりあえず一区切り」として入れられたイベントなのかなという感じです。

じゃないとピカチュウが家に帰ってきたことに対してノーコメントなのはおかしい。

エンディング後も今までどおり「もう遅いから家に帰れ」とかストーキングする前に、
「主人公とピカチュウが一緒にいること」に対して一つコメントがないのはおかしいよ!

もちろんピカチュウと仲良くなるのが目的なので試行錯誤するのを楽しむものなのですが、
強いて挙げるならそういうところが惜しい感じ。

もしも「ピカチュウげんきでちゅう」のリメイクがなされることがあれば、
そういうところも増えていたらなと思います。

本編だと孫の名前すら忘れるほどのおボケぶりなので、
まさかピカチュウにさようならと言えと言ったことを忘れている可能性が・・・!?

なんにしても、エンディングイベント後もピカチュウと一緒に遊びまわりましょう。
「ピカチュウと いしんでんしん」よりも先の関係になり、いつまでもピカチュウと仲良く過ごしましょう。



・・・えっ、学校?
いいよ、ピカチュウがいるから・・・。


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