リツキ「いやー、出ないな」
チオ「おくりびやまの頂上に何日間滞在する気だい・・・」
リツキ「ここにしか出ないんだぞチリーンは!出るまで俺は粘り続ける!!」
チオ「もう諦めなって・・・ストーリーを進めようよ・・・」

リアルに一週間以上滞在。しっかしチリーン出ないな!!
こんなに一匹のポケモンを求めて歩き続けたことってないかもしれない!

初代のラッキーですらこんなに粘った記憶はないぞ・・・。
金銀では・・・初プレイではスイクンを追いかけたりしたっけ・・・?でもこんなに出ないことはなかったよ・・・。

おかげでプラスルのエノールとマイナンのエナミンのレベルが40に。
そ、育ちすぎだ・・・。

そしてあれから100年の時が過ぎた。

リツキ「・・・!?あ、あ、ああああのシルエットは・・・!?」
チオ「うわあああ!!で、で、出た!!チリーン!!」
リツキ「ほ、本当にいるのか存在すら疑い始めた瞬間に出てきた・・・!!どどどどうしよう!?」
チオ「落ち着け!とにかくとりあえず落ち着くんだ!」
リツキ「そ、そ、そうだな!この一匹を逃したらまた地獄の一週間が待ってるぞ!!」
チオ「ひええ!そうか!!落ち着いてまずは素数を数えよう!!」
リツキ「わ、わ、わ、わわわ分かった!えーと」
二人「1、3、5、7、9・・・」
アパタイト「・・・それ素数か?」

なんと、ついについにカゲボウズでもなくヨマワルでもないポケモンが登場!
本当に驚きましたがチリーンが出ました!

えらいこっちゃです。いざ捕まえるとなると、みんな強くなりすぎていて倒してしまう!
状態異常にできる技も、エナミンとエノールが覚えていたでんじはは忘れさせてしまっているし・・・!

リツキ「ど、どうしよう!どうやって捕まえればいいんだ!?」
チオ「はー・・・はー・・・とにかく、Aボタンを押さなければ戦闘は進まないから大丈夫だ・・・」
リツキ「Aボタンって。とりあえずアパタイト!」
アパタイト「・・・んだよ?」
チオ「アパタイトはこの前ビブラーバになったんだっけね」
リツキ「いいか、チリーンに「りゅうのいぶき」だ。殺すなよ。できればまひさせろ」
アパタイト「はあ?殺すなとか言われても知らねえし・・・」
リツキ「絶対に殺したらあかん!!殺さん程度にいてもうたれ!!」
アパタイト「目が怖えしなんかよく分かんねーよ・・・」

アパタイトのりゅうのいぶきで体力が半分以下になったものの、まひしませんでした。

リツキ「げげげ!!まひしなかった!!」
アパタイト「俺のせいじゃねえからな・・・」
リツキ「ど、どうしようどうしよう・・・あああ!チリーンがとっしんしてきた!」
アパタイト「げふっ!」
リツキ「ひえええ!!チリーンに反動でダメージが!ダメージがあああ!!」
アパタイト「俺のダメージも心配しろ。」

大変です。チリーンは「とっしん」を覚えていました。
このままボールを毎ターン投げ続ければいいと思いましたが、反動ダメージで勝手に死んでしまう!

リツキ「い、いかん、頭の血管が切れそうになってきた・・・・・・あの、もしもし」
チオ「こらこらなにを電話してるんだ」
ケミカ「もしもし?」
リツキ「かっ・・・カカカケケカケミカミさん!!」
ケミカ「なんかわかんないけど落ち着いて・・・もしかしてリツキ?どうしたの?」
リツキ「えっとですね、チリーンを捕まえようとしておりましてですね!!」
ケミカ「チリーン?・・・あー、内部データ的には一番最後に位置するあのポケモンだね」
リツキ「・・・内部データ?あ、それで、捕まえたいんですけど反動ダメージで勝手に死にそうで・・・!」
ケミカ「状態異常にできるポケモンはいないの?」
リツキ「りゅうのいぶきでまひさせようと思ったらしなくて・・・!もうダメージ与えられないんです!」
ケミカ「あちゃ〜・・・まひがダメか・・・眠らせられるのなんていないかな?攻撃もできなくなるからいいと思うんだけど」
リツキ「眠り・・・?眠り・・・ああ!!おるわ!!おるやんけー!!」
ケミカ「・・・??」
リツキ「あ、ありがとうございましたケミカさん!眠ります!眠りますよ!!それじゃあ!!」
ケミカ「あー・・・え?う、うん、よかったね、そ・・・・・・切れちゃった」

よく考えたら、ねむり状態にできるポケモンが手持ちにいました。
が、ひんし状態だったのでげんきのかけらで復活させました。

リツキ「起きろベルトレーレッツウェイクアップ!!頑張れ!」
エノール「俺たちも応援してるぜ!!」
エナミン「頑張れベルトレー!ファイト!一発!!」
リツキ「みんな応援してるぞ!さあ起き上がれベルトレー!」
ベルトレー「・・・ん?あ、リツキさま!おはようのハグを!」
リツキ「寄るな!!それ以上寄るなよ。いいか、俺たちは今重要な局面にいるんだ。」
ベルトレー「重要?あら、皆さんお揃いで。何が起きました?」
リツキ「見ろ、あっちにポケモンがいるだろ。あいつを・・・」
ベルトレー「なるほど、お任せください!とおっ!」
リツキ「空高く飛び上がるな!!倒すんじゃない!捕まえるんだよ!!」
ベルトレー「あ、そーなんですか。教えてくださって感謝のハグを」
リツキ「ハグもいらん。さあ「うたう」だ!あいつを眠らせろ!」
ベルトレー「ndiyo!!」
リツキ「よし行け!・・・って、どこの言語でなんて言ったんだ!?」

ベルトレーの「うたう」を2回やってようやく眠ったチリーン。
さあ、あとはボールを投げればいいだけ・・・!!

リツキ「ゆけモンスターボール!!出てきちゃったよ!やっぱりね!!」
チオ「・・・・・・。」
リツキ「でも大丈夫、まだあと30個ある!スーパーボールも10個ある!ハイパーボールも5個ある!!」
チオ「あのさ、リツキ」
リツキ「とうっ!あ、また出てきた・・・なんだよ?」
チオ「チリーンにあと数回「とっしん」させてHPを極限まで減らせばよかったんじゃないのかい?」
リツキ「!!」
チオ「反動のダメージなんて小刻みだし、こちらの攻撃よりずっと安全だと思うんだけど」
リツキ「ゆけ!ハイパーボール!!」
チオ「さっさと捕まえようとしないでよ。」

ハイパーボール2回、モンスターボール8回、スーパーボール5回投げてようやく捕まりました。
1200×2+200×8+600×5=7000円もかかったぞ。

リツキ「つ、捕まった・・・!捕まえられたぞひゃっほーい!!」
チオ「おお!やったじゃないか!一週間粘った甲斐があったねえ・・・!!」
エノール「俺の応援のおかげだな!」
エナミン「ぼくもエノールの応援を応援したよ!」
アパタイト「俺が殺さなかったからだろ。感謝しろよ」
ベルトレー「私の歌声のおかげですよねえ?どう考えてもそうでしょう〜」
リツキ「みんなのおかげだよ。ありがとな。ケミカさんにもあとでお礼の電話しよ」
ウレア「・・・あのう」
全員「!!」
ウレア「俺だけ、戦闘に参加させてくれなかったのはどうしてですか・・・?」
リツキ「ややっ、あの、ウレアがなみのりやったらチリーンは死んじゃうだろ?状態異常にできる技もなかったし・・・」
ウレア「俺、リツキさんの役に立ちたくて、努力してるのに・・・なんで、なんで俺をもっと頼ってくれないんですか・・・」
リツキ「あああ、落ち着けウレア!今日何回落ち着けって言ってんだ・・・頼りにしてるって!ほんと!ほんとだから!!」
ウレア「嘘です・・・いっつも戦闘に出るのは他のポケモンだし、リツキさんは、チオばっかり可愛がってるじゃないですか・・・」
リツキ「みんな大事だって!チオのことも大事だけど、ウレアのことだって大切に思ってるんだって!
・・・あ、ほら、この前ウレアのために作ったお手製ポロック食べて、ほら機嫌直せよ」
ウレア「・・・またそうやってごまかす・・・・・・もぐもぐ・・・あの、これリツキさんは好きな味なんですか?」
リツキ「ん?甘くておいしいだろ?」
ウレア「いえ・・・すっごく渋いんですけど・・・・・・あ、あれ?」
リツキ「なにっ!?ああっ、ウレアがこんなことに!!」
チオ「次回、ポケモンルビーサファイアプレイ日記「こんいろポロックの奇跡!」お楽しみに!!」
リツキ「いや〜、ウレアはどうなったのかな!?来週が楽しみだなあ!」
ウレア「100%の人が分かってると思うんですけど・・・」


2012年10月7日
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