エドネル「おい、みんな・・・こんな書置きがあったんだけど・・・」
フィライト「なんでしゅ?これはアルベルトの字でしゅね」
レキセ「なになに、「カセキ掘りマスターになるための修行に出ます。探さないで下さい」・・・だって」
イットリ「探さないで下さい、ですか・・・」
3人「探しに行くぞ!!」
イットリ「行くんですか・・・」

なんかどこかの湖に来いとか言われたはずですが、気づいたら「たんけんセット」で地下にいました。 9ヶ月前に色んな「タマ」を理由も分からず地面に埋めていたのです。 さて、どうなっているのかな?

地面がキラキラと光っている部分が連続している。ここら辺に埋めたんだろう・・・。 なんかめちゃめちゃデカくなってました。「あおタマ99」とか出てきた・・・。

それらのタマを大量に持って歩いていたら、地下に住んでいるのかおじさんと遭遇。 ポムじいさん?

ワイヤレス通信で使うと思しき「トラップ」を交換してもらい、試しに色々埋めてみました。

アルベルト「やったー、「つきのいし」を掘り出したぞ!お、あっちの壁も盛り上がってる」
イットリ「あの、皆さん・・・あそこにアルベルトさんが・・・」
エドネル「いた!!おーい、みんな!!こっちにいたぞ!!」
アルベルト「・・・!?い、今のはエドネルの声・・・!まずい、逃げないと!!」

フィライト「はー、はー・・・着ぐるみあっちい・・・」
レキセ「こおりタイプの私に地下の暑さはこたえるな・・・エドネル、どこだって?」
エドネル「走っていく音が聞こえた、ここを左に曲がったはずだ」
フィライト「よっしゃあ逃がさないでしゅよ!アルベルト、ストーリーを進めるでしゅ!!どわー!!
イットリ「フィライト!?」
エドネル「こ、これは落とし穴・・・!?あいつが仕掛けたトラップか・・・よし、気をつけて進むぞみんな」
レキセ「トラップとは厄介だな・・・イットリ、穴に落ちないように気をつけて」
イットリ「は、はい」
フィライト「まずボクを引き上げるでしゅよ!!」

アルベルト「ふー、危なかった。あー、カセキ掘りたのしー。むむ、ここに大きな反応が4つ・・・!」
エドネル「ハンマーの音がする・・・ここだな!!ギャー!あっちちちち!!死ぬ!!」
アルベルト「エドネル・・・!悪いけどぼくはカセキ掘りの楽しさに目覚めてしまったんだ。
カセキだけじゃない、プレートやカケラなどのアイテムも埋まってるんだよ!楽しすぎる!」
エドネル「だからって「ほのおトラップ」仕掛けるか!?せめて「ひのこトラップ」にしろよ・・・」

イットリ「エドネルの叫び声が・・・あ!エドネルが黒コゲになってる・・・」
レキセ「くさタイプにはキツいトラップだったな・・・安らかに眠るんだエドネル」
エドネル「死んでねーよ勝手に殺すな。アルベルトのヤツ、目の前で悠々とハートのウロコを掘り出して
ダウジングしながらそこを曲がって行った。早く追いかけるぞ・・・」
フィライト「ぶはっ、やっと抜け出せたでしゅよ・・・あれ、消し炭が転がってるでしゅ」
エドネル「うるせえお前はドロ団子だろ。早くアイツを正気に戻すんだ、行くぞ」

アルベルト「おおお、げんきのかけらが埋まってた・・・あ、これはまさか・・・」
レキセ「いたぞ!アルベルト、目を覚ますんだ!!」
アルベルト「ついに見つけた、「たてのカセキ」・・・!!やったぞ!」
エドネル「アルベルト、お前の旅の目的を忘れたのか!?俺たちポケモンを見捨てる気なのかよ!」
アルベルト「・・・みんな、どうしてぼくの邪魔ばかりするの?地下は素晴らしいよ、ここには何でもある。
貴重なアイテムもたくさん埋まってる、トレーナーと戦わなくてもお金稼ぎはできるよ。
石もカセキも頑張ればいくらでも手に入る・・・ぼくはもうずっと地下にいても構わない・・・」
フィライト「バカなこと言うんじゃないでしゅ!!」
アルベルト「!!」
フィライト「地下はあくまでもオマケ要素!ここで手に入るアイテムは全て地上で使うんでしゅよ!
お金稼いで何に使う!?手に入れたアイテムは何に使う!?ポケモンのために使うんでしゅ!!
地下は補足的なもの、地上の世界こそが全てなんでしゅ!目を覚ますでしゅよ主人公!!」
アルベルト「フィライト・・・」
フィライト「分かってくれたでしゅか・・・」
レキセ「・・・そうだ、アルベルト。我々はキミの命令に従うが、キミが大切なことを忘れてしまったら
それを思い出させるのもまた我々の役目なんだ。地上に戻ろう」
エドネル「行こうぜアルベルト。その掘り出したカセキをいつか復元させるんだろ!」
アルベルト「みんな・・・」
全員「・・・・・・。」
アルベルト「ごめんね」
全員「は!?」
アルベルト「地下に作った秘密基地の模様替えしないと。じゃあね〜」
エドネル「コイツにもはや声は届かないのか・・・!?おい、待て!!」
アルベルト「あ、みんなそこから動くと危ないよ。大量に埋まってるから」
レキセ「ま、前に進めない・・・?!動きが逆になるぞ?!」
イットリ「キャー!煙で前が見えない・・・!!」
エドネル「あっちちち!またかよ!!」
フィライト「木の葉と花びらが大量に・・・ん、なんでしゅかこの音?ゴゴゴゴって」
アルベルト「誰かが「らくせきトラップ」踏んだみたいだね。じゃ」
全員「ギャー!!」

アルベルト「ぼくだけの空間〜、このぬいぐるみは右に置こうかなあ」
ジェイダ「・・・あのう」
アルベルト「テーブルは壁につけようかな。よいしょっと」
ジェイダ「アルベルトさん・・・」
アルベルト「お花はどこに飾ろ・・・ん?あれ、ジェイダ?どうやって秘密基地に?入り口は埋めておいたんだけど」
ジェイダ「一緒に入ってきたんだけど気づいてなかったんですね・・・俺、影薄いキャラやだな・・・」
アルベルト「フィライトたちに言われて来たの?悪いけどぼく、しばらく地下にこもるから。
「たてのカセキ」は見つけたけど、もっともっとカセキ掘りたいんだ」
ジェイダ「・・・それは悪いことじゃないです。でも、ナナカマド博士から頼まれたこと忘れないで下さい。
「ギンガ団」って奴らがシンオウ地方で何かを企んでいるじゃないですか。
ここは、アルベルトさんの出番なんですよ。あなたにしかできないことなんです」
アルベルト「そんなこと言われても・・・タマを掘り出しに行かないといけないし」
ジェイダ「秘密基地の外で、皆さん倒れてるんですよ。心が痛まないんですか」
アルベルト「ジェイダもぼくの邪魔するの?えーと、何かトラップは・・・」
ジェイダ「ムダです、秘密基地の中にトラップは置けません」
アルベルト「もようがえグッズをもらってきたいの、そのためにはタマを掘らないと。わーい、頑張るぞ〜」
ジェイダ「・・・の」
アルベルト「邪魔されないようにトラップいっぱいもらわないと。ん?なんて?」
ジェイダ「とっとと目ぇ覚ましやがれこのクズがッ!!」
アルベルト「ええええええ?!そういうキャラ!?」

レキセ「なんか、壁の中から怒号と電撃の音が・・・」

アルベルト「・・・あれ、ここはハクタイシティ?ぼくは今までどこで何を?」
エドネル「何があったんだアルベルト・・・俺以上にコゲてんだけど・・・」
レキセ「たんけんセットは隠しておこう・・・アルベルト、我々はリッシ湖に行くミッションを受けている」
アルベルト「リッシ湖・・・?」
イットリ「そうです、大きな爆発音が図書館から聞こえたじゃないですか!」
アルベルト「そ、そうだ!早くリッシ湖に行かないと!」
フィライト「やっと目を覚ましたみたいでしゅね・・・やれやれ」
アルベルト「じゃあみんなボールに入って・・・ん、ボール?・・・玉?・・・タマ・・・」
フィライト「1、2の、ポカン!!さあよそ見しない!行くでしゅよ!!」
アルベルト「いててて・・・なんか思い出しそうだったんだけどなー・・・」
フィライト「(まだ何かしら洗脳されやすいんでしゅね・・・)」

地下通路のカセキ堀りのやりすぎには気をつけましょう。 「たてのカセキ」を6個も掘り出してしまった。

そんなにあってどうするのか・・・。タテトプス6匹もいらんぞ・・・。

2016年4月2日


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